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追跡9
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いくつかの分かれ道に差し掛かりつつ、ルカ達は迷宮の奥へ奥へと潜っていく。すでにかなり深い階層に来たはずだが、未だ魔物との戦闘は行われていない。その理由は――、
「また魔物が倒された跡だね…」
アレクシアのその言葉通り、前方には何者かによって倒された魔物の残骸が見えた。おそらくゴーレム系の魔物だったのだろうが、核が破壊されてただの石の塊となっている。
「先行しているレオンゼーレ叔父上達が倒したものだろうか。その割には、アルトゥース流の剣技を使った様子は見られないが…」
「となると…レイミアさんが魔術で倒したのかもしれませんね…」
レイミア。かの老魔術師は、ルカ達に対して秘伝の魔術を行使した。この程度のゴーレムを倒すなど訳はないだろう。だが、違和感があった。
(本当に、レイミアさんが倒したものなんだろうか。それとも――)
分からない事は多い。だが、進むしかない。そして迷宮の最奥は…おそらくもうすぐだ。
「また魔物が倒された跡だね…」
アレクシアのその言葉通り、前方には何者かによって倒された魔物の残骸が見えた。おそらくゴーレム系の魔物だったのだろうが、核が破壊されてただの石の塊となっている。
「先行しているレオンゼーレ叔父上達が倒したものだろうか。その割には、アルトゥース流の剣技を使った様子は見られないが…」
「となると…レイミアさんが魔術で倒したのかもしれませんね…」
レイミア。かの老魔術師は、ルカ達に対して秘伝の魔術を行使した。この程度のゴーレムを倒すなど訳はないだろう。だが、違和感があった。
(本当に、レイミアさんが倒したものなんだろうか。それとも――)
分からない事は多い。だが、進むしかない。そして迷宮の最奥は…おそらくもうすぐだ。
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