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準決勝第一試合6
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「…『風よ、我が敵を撃て』」
初伝魔術、ウィンド・ショックの詠唱だ。それを聞き、ローエングリンは残念そうに眉を下げた。
――それは二回戦で見切ったよ。
とでも言いたげな表情だ。とはいえ、直撃すればローエングリンとてただではすまないのも確か。発動の瞬間を見極めるため、ルカの掌に意識を集中させる。
「『ウィンド・ショック』」
詠唱が終了し、魔術が発動する。その直前…ルカは、己の掌を自身の背中側へと移動させた。
「あァ?」
ローエングリンが怪訝そうな表情を浮かべる。その瞬間、魔術が発動した。少年の掌から溢れ出た魔力は突風を巻き起こし…彼自身の背中を撃った。
――ドン。
という衝撃音。と共に、ルカの体はローエングリン目掛けて飛翔した。
初伝魔術、ウィンド・ショックの詠唱だ。それを聞き、ローエングリンは残念そうに眉を下げた。
――それは二回戦で見切ったよ。
とでも言いたげな表情だ。とはいえ、直撃すればローエングリンとてただではすまないのも確か。発動の瞬間を見極めるため、ルカの掌に意識を集中させる。
「『ウィンド・ショック』」
詠唱が終了し、魔術が発動する。その直前…ルカは、己の掌を自身の背中側へと移動させた。
「あァ?」
ローエングリンが怪訝そうな表情を浮かべる。その瞬間、魔術が発動した。少年の掌から溢れ出た魔力は突風を巻き起こし…彼自身の背中を撃った。
――ドン。
という衝撃音。と共に、ルカの体はローエングリン目掛けて飛翔した。
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