よくあるある

Ete

文字の大きさ
上 下
144 / 361

お先にどうぞ

しおりを挟む
今月もまた振り込みの時期が来た。

キャッシュコーナーに行き、後ろに誰もいないことを確認。

カバンからゴソゴソと財布と通帳を取り出す。

まずは入金が一件あったのでそれを先に実行。

さて、いよいよ振り込み。

…って時に限って後ろに男性が来た‼︎

手元には通帳を持っている。

記帳か?

後ろに居られると、気になって仕方ない。

考えあぐねて

「あのぉ~、振り込みでちょっと時間がかかるので、よかったらお先にどうぞ」と

譲ってみた。

「振り込みってそんなに時間がかかるの?時間かかるかなぁ。自分は記帳だけど。そんなに時間がかかるかなぁ」

男性はそう繰り返しながらキャッシュコーナーの前へ。

「私は確認したいから時間がかかるのよ‼︎』

…と心で怒りながら順番を待った。

すれ違い様にまた「そんなに時間がかかるかなぁ~?」って言われた。

って何回言えば気が済むんだ⁉︎

そこはありがとうでいいんだよ‼︎



口には出さずに笑顔で見送る。

今回も無事振り込みが終わった。

やだなぁもー。

数日後、お正月特番の「ドリフ」があって

その中にキャッシュコーナーのコントがあった。

なかなか順番が回って来なくてイライラした客が、風船割ったり、パイを投げつけたり。

笑いながら見ていたが、ふとあの時のおじさんが思い出された。

もしもあそこにパイがあったら

「遅くて悪かったなぁ‼︎」とぶつけていたかもしれない。

うん。

絶対やってたな(笑)
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...