よくあるある

修学旅行

むかーし昔。
私が中学生だった時のこと。

毎年春になると、3年生は修学旅行へ出かける。

行き先は京阪神がメイン。

組ごとに分かれて3泊4日、全てバスで移動する。

楽しいかどうかは、とにかくバスガイドにかかっていた。

「どうか若い人でであってくれ‼︎」とみんな必死で願う。

それはなぜか？

歴代の先輩達から、若いガイドさんの方が、話をする時のウケや冗談が通じると聞いていたからだ。

校庭にバスが入ってくる。

バスの正面には番号が付いているので、自分の乗るバスが分かる。

ガイドさんが降りて来た瞬間！

「ああああああああああ！」
「きゃぁあああああああ！」
「えぇええええええええ？」

と意味不明な叫びを発する生徒たち。

笑顔で迎えてくれたと勘違いするバスガイドさん。

皆さん、満面の笑みでしたね…。

まだ出発もしていないのに、もう旅が終わった感満載の生徒たち。


今だから言える。

ガイドさん！大変申し訳ありませんでした(汗)