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お葬式 何て忙しいイベント!
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『お葬式は人生の最後を飾る一大イベントである!』
と、
今回 ほんっと~に!心の底から思った。
細かい打ち合わせ。
時間刻みのスケジュール。
どこのタイミングで泣けばいいのか分からないぐらいみっちり!
毎日誰かが亡くなっているんだろうけど
故人を送った人たちも
故人を送るお手伝いをする人達も
よくやってるなぁと感心してしまった。
朝8時ごろ。
静かだった実家はまるでお祭りのように賑やかだった。
ご遺体を静かに眠らせて…何て無理無理。
「うるさい!」といきなり起きてくるんじゃないかと思うぐらい賑やかしい。
リビングの電話はひっきりなしに鳴りまくっている。
母はご飯を食べ食べ対応に追われ 箸が全く進まない。
簡素に対応すればいいのに、丁寧に喋るもんだから時間もかかる。
しかも、昨日の今日で、通夜や葬儀が決まるわけがないのに、
「いつですか?」「どこですか?」との問い合わせがひっきりなし。
切っても切ってもポロロ ポロロとコールが鳴り止まない。
悔やみを言うついでに、興味本位に事故の原因やら何やら聞いてくる人も多々あった。
その都度見えない相手に何度も会釈を繰り返す母。
結果
《父を電話担当に任命‼︎》
父はお口が上手くないので
「よう分かりません」と電話を切っていた(笑)
そして近所や親戚、集落の人や区長さんと次々に来客あり。
ピンポン!ピンポン!
ドアホンが鳴り響く。
おはようございます!」
「朝からすみませんね」
「大変でしたね」
「びっくりしました」
「お顔を拝ませて頂きたくて…」
玄関に出てはお辞儀して部屋に案内。
お茶を出して説明中に次の人。
お見送りしてまたお辞儀の繰り返し。
忙し過ぎる!
お茶が間に合わない!
結果!
《母を来客担当に任命‼︎》
思う存分、残念話をして頂いた。
義姉はと言うと
昨夜から一睡もせず、明らかに脱水状態という感じで衰退していた。
「そう言えばトイレも行っていない」と言う重症さ。
胃が食べ物を受け付けず、食べると吐いてしまうため、水分だけ少量ずつ摂るようにさせた。
職場や友人からの電話も次々入っているようで、そのたびに泣いていた。
私は葬儀の準備のため、しっかりと腹ごしらえ。
多分 私の出番が来る。
寺との打ち合わせは夫に頼み、息子には茶菓などの買い物を依頼。
あとは葬儀屋を待つばかり!
そんな中
兄は何事もなかったように眠っていた。
昨日 病院で死化粧をして頂いたおかげもあって、いつもとそう変わりなく見える。
痛かっただろうな。
睡眠不足だろうから しっかり寝なさい。
でも次々人が来るから寝れないか(笑)
部屋の中は、お線香の匂いや煙がが立ち込めていて、近くにいるだけで髪や衣服に香りがうつった。
9時過ぎ頃、葬儀社の方が到着。
若くてイケメン。
ガタイ良く、声が凛々しい。
この人が担当⁉︎
歳をとった人を想像していたのでちょっと嬉しい。
(失言失礼します)
なんて呑気な事を言っていられたのは、この時までだった。
そもそも、私はただの妹であって、喪主でも母でも妻でもない。
同居もしてないし、嫁に行った立場だ。
それを偉そうに仕切るだなどと…いいの???
でも、両親、義姉は正直頭が回っていない状態。
私がやらなきゃ誰がやる‼︎
ご飯も食べたし、さぁ!かかって来なさい‼︎
ハァハァハァ…
すっごく大変だった…(滝汗)
通夜の時間、場所、方法 (まぁ自宅ですね)
お寺は何時に来られるの?(18時ごろかな)
スタンド花はどうしますか?(希望者聞いておきます)
枕花要りますよ?(用意お願いします)
湯灌はいつ頃?(今日の午後でも)
香典返しは何を何個用意しますか?(無難なやつで。300ぐらい?)
取り急ぎ何個持ってきましょうか?(100個ほどでいいかな)
葉書の文面どうします?(ごく普通で)
何枚刷っておきますか?(ん~?やっぱり300~400かなぁ)
出棺はいつ頃?(こっちが聞きたい)
告別式の時間、場所はどこで?(やっぱ家ですかね~?)
バスは出しますか?(お願いします)
喪主誰?(父でしょう?)
七日法事のお膳は金額いくらで何個用意?(おーい母さんや)
お持ち帰りのパンや砂糖はどうします?(かーさーん)
案内板はどこに出しますか?(適当によろしく)
駐車場は…(近くの公園でいいです)
などなどなどなどなどなど‼︎
パーーーン‼︎(頭の中が弾ける音)
私も頭が回りません~(汗)
打ち合わせとか好きだけど、実際どこまで私が勝手に決めていいのか分からないからすごく疲れる!
しかも項目多い‼︎
そして
残すはこの3点まで行き着いた!
①霊柩車の種類
②お棺のサイズ
③骨壺
①の霊柩車!
この頃の霊柩車は大抵、金 銀 銅の飾りが付いた宮型タイプが標準。
でも若いお兄には似合わないなぁ…。
(考え中)
…ここはやっぱりカッコよく洋車でしょう!
『センチュリーにしよう!センチュリーで決定!』
当時この辺では見かけなかった。
だから目立ちたがり屋のお兄には合ってるよね。
金額?
見ない 見ない。
②のお棺のサイズ
サイズなんてあったんだ⁉︎
写真と金額の入ったカタログ付き。
お兄は比較的体格も良く身長もあった。
むしろデカい部類。
いや正確には太いか。
悩んでいると
「故人様は私ぐらいですかね?そうすると…これぐらいの大きさがいいかもしれません」
葬儀担当のイケメンが言う。
このガタイのいいイケメンがこのサイズのお棺に入ると…
ほうほう…このぐらいが適当なのか。
「大き過ぎると詰め物がいるし、小さ過ぎるとご遺体が入らない。丁度いいのはこれぐらい…でも入るかな…ギリギリか…」
…独り言か?そこ独り言なのか?
「んじゃこれで」
担当者が入ると思われるサイズに決定‼︎
(これでいいのか?汗)
③骨壺…
骨壺といえば、テレビでもよく見るあの白いヤツ。
それしかないでしょう?と思ったら
骨壺にも立派なカタログが存在していた。
「だいたい皆さんこれですね」
担当者が勧めたのは白い骨壺。
金額もお手頃。
「そうですよね。それでいいと思います」と私。
あーこれで物は決まったわ!
解放される!休憩だ休憩!
と思っっていたら、そこへ義姉がヒョロヒョロとやってきた。
「ね、骨壺これにしたよ?」
私は軽く声をかけた。
義姉はカタログをジーーーっと見つめていたが
突然
「こっちがいいです」
「は?」
義姉が指したのは、濃い青で花の模様が入った骨壺だった。
「こっ…これがいいの?」
驚きで言葉が詰まる。
「はい。お兄さんは青が好きだったので。こっちがいいです」
「白でよくない?」言い返す私。
「いえ、やっぱりこれで。これがいいです。だって…だって青がいいもん…(泣)」
引かない義姉。
だって…
だってこれ…
【…万円って書いてあるんですけどぉ~⁉︎】
マジか…
そこからしばらく押し問答が続いたのは言うまでもない。
途中でそれに気がついた母が乱入してきて
「もう!これが良いって言うんだけん。好きなようにさせてあげなさい」
結論を下した。
「でも骨壺だよ?」
続けて話そうとする私の言葉を遮って
「お前は関係ないでしょ‼︎」
ってここまでさせといて今そこで言う⁉︎
結果
青い骨壺になりました。
だが…
まさかこの骨壺が
後々思いもよらない展開になることは
この時 まだ誰も知らない。
と、
今回 ほんっと~に!心の底から思った。
細かい打ち合わせ。
時間刻みのスケジュール。
どこのタイミングで泣けばいいのか分からないぐらいみっちり!
毎日誰かが亡くなっているんだろうけど
故人を送った人たちも
故人を送るお手伝いをする人達も
よくやってるなぁと感心してしまった。
朝8時ごろ。
静かだった実家はまるでお祭りのように賑やかだった。
ご遺体を静かに眠らせて…何て無理無理。
「うるさい!」といきなり起きてくるんじゃないかと思うぐらい賑やかしい。
リビングの電話はひっきりなしに鳴りまくっている。
母はご飯を食べ食べ対応に追われ 箸が全く進まない。
簡素に対応すればいいのに、丁寧に喋るもんだから時間もかかる。
しかも、昨日の今日で、通夜や葬儀が決まるわけがないのに、
「いつですか?」「どこですか?」との問い合わせがひっきりなし。
切っても切ってもポロロ ポロロとコールが鳴り止まない。
悔やみを言うついでに、興味本位に事故の原因やら何やら聞いてくる人も多々あった。
その都度見えない相手に何度も会釈を繰り返す母。
結果
《父を電話担当に任命‼︎》
父はお口が上手くないので
「よう分かりません」と電話を切っていた(笑)
そして近所や親戚、集落の人や区長さんと次々に来客あり。
ピンポン!ピンポン!
ドアホンが鳴り響く。
おはようございます!」
「朝からすみませんね」
「大変でしたね」
「びっくりしました」
「お顔を拝ませて頂きたくて…」
玄関に出てはお辞儀して部屋に案内。
お茶を出して説明中に次の人。
お見送りしてまたお辞儀の繰り返し。
忙し過ぎる!
お茶が間に合わない!
結果!
《母を来客担当に任命‼︎》
思う存分、残念話をして頂いた。
義姉はと言うと
昨夜から一睡もせず、明らかに脱水状態という感じで衰退していた。
「そう言えばトイレも行っていない」と言う重症さ。
胃が食べ物を受け付けず、食べると吐いてしまうため、水分だけ少量ずつ摂るようにさせた。
職場や友人からの電話も次々入っているようで、そのたびに泣いていた。
私は葬儀の準備のため、しっかりと腹ごしらえ。
多分 私の出番が来る。
寺との打ち合わせは夫に頼み、息子には茶菓などの買い物を依頼。
あとは葬儀屋を待つばかり!
そんな中
兄は何事もなかったように眠っていた。
昨日 病院で死化粧をして頂いたおかげもあって、いつもとそう変わりなく見える。
痛かっただろうな。
睡眠不足だろうから しっかり寝なさい。
でも次々人が来るから寝れないか(笑)
部屋の中は、お線香の匂いや煙がが立ち込めていて、近くにいるだけで髪や衣服に香りがうつった。
9時過ぎ頃、葬儀社の方が到着。
若くてイケメン。
ガタイ良く、声が凛々しい。
この人が担当⁉︎
歳をとった人を想像していたのでちょっと嬉しい。
(失言失礼します)
なんて呑気な事を言っていられたのは、この時までだった。
そもそも、私はただの妹であって、喪主でも母でも妻でもない。
同居もしてないし、嫁に行った立場だ。
それを偉そうに仕切るだなどと…いいの???
でも、両親、義姉は正直頭が回っていない状態。
私がやらなきゃ誰がやる‼︎
ご飯も食べたし、さぁ!かかって来なさい‼︎
ハァハァハァ…
すっごく大変だった…(滝汗)
通夜の時間、場所、方法 (まぁ自宅ですね)
お寺は何時に来られるの?(18時ごろかな)
スタンド花はどうしますか?(希望者聞いておきます)
枕花要りますよ?(用意お願いします)
湯灌はいつ頃?(今日の午後でも)
香典返しは何を何個用意しますか?(無難なやつで。300ぐらい?)
取り急ぎ何個持ってきましょうか?(100個ほどでいいかな)
葉書の文面どうします?(ごく普通で)
何枚刷っておきますか?(ん~?やっぱり300~400かなぁ)
出棺はいつ頃?(こっちが聞きたい)
告別式の時間、場所はどこで?(やっぱ家ですかね~?)
バスは出しますか?(お願いします)
喪主誰?(父でしょう?)
七日法事のお膳は金額いくらで何個用意?(おーい母さんや)
お持ち帰りのパンや砂糖はどうします?(かーさーん)
案内板はどこに出しますか?(適当によろしく)
駐車場は…(近くの公園でいいです)
などなどなどなどなどなど‼︎
パーーーン‼︎(頭の中が弾ける音)
私も頭が回りません~(汗)
打ち合わせとか好きだけど、実際どこまで私が勝手に決めていいのか分からないからすごく疲れる!
しかも項目多い‼︎
そして
残すはこの3点まで行き着いた!
①霊柩車の種類
②お棺のサイズ
③骨壺
①の霊柩車!
この頃の霊柩車は大抵、金 銀 銅の飾りが付いた宮型タイプが標準。
でも若いお兄には似合わないなぁ…。
(考え中)
…ここはやっぱりカッコよく洋車でしょう!
『センチュリーにしよう!センチュリーで決定!』
当時この辺では見かけなかった。
だから目立ちたがり屋のお兄には合ってるよね。
金額?
見ない 見ない。
②のお棺のサイズ
サイズなんてあったんだ⁉︎
写真と金額の入ったカタログ付き。
お兄は比較的体格も良く身長もあった。
むしろデカい部類。
いや正確には太いか。
悩んでいると
「故人様は私ぐらいですかね?そうすると…これぐらいの大きさがいいかもしれません」
葬儀担当のイケメンが言う。
このガタイのいいイケメンがこのサイズのお棺に入ると…
ほうほう…このぐらいが適当なのか。
「大き過ぎると詰め物がいるし、小さ過ぎるとご遺体が入らない。丁度いいのはこれぐらい…でも入るかな…ギリギリか…」
…独り言か?そこ独り言なのか?
「んじゃこれで」
担当者が入ると思われるサイズに決定‼︎
(これでいいのか?汗)
③骨壺…
骨壺といえば、テレビでもよく見るあの白いヤツ。
それしかないでしょう?と思ったら
骨壺にも立派なカタログが存在していた。
「だいたい皆さんこれですね」
担当者が勧めたのは白い骨壺。
金額もお手頃。
「そうですよね。それでいいと思います」と私。
あーこれで物は決まったわ!
解放される!休憩だ休憩!
と思っっていたら、そこへ義姉がヒョロヒョロとやってきた。
「ね、骨壺これにしたよ?」
私は軽く声をかけた。
義姉はカタログをジーーーっと見つめていたが
突然
「こっちがいいです」
「は?」
義姉が指したのは、濃い青で花の模様が入った骨壺だった。
「こっ…これがいいの?」
驚きで言葉が詰まる。
「はい。お兄さんは青が好きだったので。こっちがいいです」
「白でよくない?」言い返す私。
「いえ、やっぱりこれで。これがいいです。だって…だって青がいいもん…(泣)」
引かない義姉。
だって…
だってこれ…
【…万円って書いてあるんですけどぉ~⁉︎】
マジか…
そこからしばらく押し問答が続いたのは言うまでもない。
途中でそれに気がついた母が乱入してきて
「もう!これが良いって言うんだけん。好きなようにさせてあげなさい」
結論を下した。
「でも骨壺だよ?」
続けて話そうとする私の言葉を遮って
「お前は関係ないでしょ‼︎」
ってここまでさせといて今そこで言う⁉︎
結果
青い骨壺になりました。
だが…
まさかこの骨壺が
後々思いもよらない展開になることは
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