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最終章 故に世界はゼロ点を望む
第五十一話 親しき中にも瓦解あり
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「二人共、楽しくなっちゃうのは分かるけど、ここは図書室だから静かにね?」私はシーッとジェスチャーをして二人を注意する。
「すっ、すみませんイザベル先輩!」
「ティファニー、他の所行こうか……」
私が注意した途端に、彼らは図書室を出て行ってしまう。
そんなこんなで、私がいつも利用する図書室は閑散としている。
しかし、それに反比例するかの如く湧き出す、いい感じの男女とカップル。別に憎たらしいとかは思わないけど、私の前でイチャつくのは如何なものかと。
「はぁ、私も彼氏欲しいなぁ……」私は今日も呟くのだった。
イザベル・ウィンター、彼氏いない歴イコール年齢。
学園に入学してできた女友達よりも、読んできた本の数の方が多い女。
「このままじゃ私、一生彼氏なんて……」
バーン!!
私が悲しき妄想に浸っていたところ、背後の扉が勢いよく開いた。私が驚いて振り向くと、そこにはオリヴィアちゃんが。
「イザベルせんぱーい!! 緊急事態です!!」彼女は珍しく焦っていた。
オリヴィアちゃんは男子を背負っていて、彼女の様子からも、彼が事態の原因と考えてよさそうかな。
「オリヴィアちゃんどうしたの?」私はオリヴィアちゃんに急いで駆け寄る。「それに、後ろの男の子って……」
私は彼に見覚えがあった。たしかつい先日、ドラゴンと戦った際にいた男子。彼はオリヴィアちゃんの背中で、気持ちよさそうに寝息を立てている。
「この子はアスト君です! 彼、私の薬を飲んじゃって。しかも! その薬はよりにもよって無色透明!」
「無色透明?」何か、良くない薬なのだろうか。
私はオリヴィアちゃんの薬については詳しく知らない。
「詳しい説明は後です! とにかく彼を隔離してください!」
オリヴィアちゃんは物凄い剣幕で言い放つ。私は『アスト』という名前に既視感を覚えつつも、隔離する場所を提案した。
「分かったわ。とりあえず資料室に行きましょう」私は図書室の奥を指差して言った。「私、鍵持ってくるから。オリヴィアちゃんは先に行ってて」
「はい!」
オリヴィアちゃんはいい返事をして、資料室のドアまで走っていった。
対する私はカウンターへ。「たしか、このあたりに……あった!」私はカウンターを後にして、資料室へと急ぐ。
──キィィ
資料室は狭くて、壁にびっしり置かれている本棚、部屋の中央に机と椅子が二脚といった構造。そして今は放課後のため、舞っている埃がオレンジ色の光に照らされてしまっている。
「ところでオリヴィアちゃん、アストくんの飲んだ薬って? 」
私は、対面の椅子に座って寝ているアストくんを見ながら質問をした。
「前、ドラゴンと戦いましたよね。その時に、アスト君も今みたいに羽が生えててましたよね?」
オリヴィアちゃんは、睡眠中のアストくんを支えている。
「ええ、覚えてるわ」
「で、私は龍の鱗で作ったわけですよ。とびきりの薬を」
「????」私はオリヴィアちゃんの話に繋がりを見出せずにいた。
「帰りのテレポートする直前、私は森に入っていきました。そこで私は、アスト君が落とした鱗を回収しました」
「えっと、もしかしてその鱗を使ったの?」
「はい!」
オリヴィアちゃんの衝撃的な告白を聞き、私の中には雷が舞い降りる。私は恥ずかしながらも、オリヴィアちゃんに教えなければならなかった。
あまり、人様に言うようなことではないけど……。
「おっ、オリヴィアちゃん。龍の鱗はね、その、古来から……」
「媚薬に使われてたんですよねー! いやぁ、私もつい昨日知りました!」にこやかに、純粋な瞳を輝かせてオリヴィアちゃんは言った。
「そうよ、びっ、媚薬に使われてたのよ」ああ、顔から火が出そう……。
昔からドラゴンは厄災としての側面が強かった。しかし人々は、鱗に関してだけ受け入れており、薬などによく利用していたらしい。
嘘か誠かは分からないが、『ドラゴンは回復学の始祖である』とその本には記載されていた。
「イザベル先輩? でもそれって、官能小説の設定ですよね? 私もよく調べたんですけど、あの本以外に情報が無くて……」
「あっ、あの本だけの!?」私は耳を疑った。
ノンフィクションと侮るなかれ、しっかりとソースは確認するように。私は密かに、心の中でメモをとる。
「どうしたんです? あれ? もしかして、本当に媚薬になると思ったんですかー?」オリヴィアちゃんは私を嘲笑するかの如くニヤニヤしている。
「そっ、そんなことは……」
「イザベル先輩って…意外とムッツリ?」
「あれはちょっと、勉強のために……」
私は俯くことしかできない。原因は、オリヴィアちゃんの科学者とはかけ離れた言葉責め。
「あっ、イザベル先輩、アスト君が起きそうですよ?」
「えっ? 待って、まだ心の準備が──」
アスト・ユージニア。もし、オリヴィアちゃんの薬が媚薬だったら、私達は襲われてしまうのだろうか。
あの逞しい腕で組み伏せられ、あの大きな胸板に抱かれ。そして、私の一番大事なトコロを、私の初めてを……。
「んんっ、ふわぁー」アストくんは大きな欠伸して、背筋を伸ばす。
「…‥ゴクリ」私は片唾を飲んで見守る。
「アスト君、どう? ムラムラする?」
「ちょっと、なに聞いて……「いいんですよ、いざとなったら逃げましょう」
私の言葉にオリヴィアちゃんは被せて言う。どうやら彼女、薬の効果が気になって仕方がないらしい。
「ええ? 突然なに聞くんすか!?」
「いいからいいから。とりあえず、体の変化を教えて?」
彼、私が見た感じ、背中の羽以外は普通だと思う。顔色も、声色も、呼吸も平常と大差ない。
「体の変化って言っても。──アイス! ……特に何かあるわけでも」
「アスト君? 今、なに飛ばしたの?」そう言って、オリヴィアちゃんは私の方を見る「イザベル先輩、何か見えました?」
「見えてないわ、何かあったの?」
「そうならいいんですが……」
「──アイス! 別に、俺はなにもしてませんよ?」
アストくんがそう言ったのち、この部屋が少し暗くなる。それに、なんだか肌寒いような……。
「お二人共、今日は予定とかあるんですか?」
「私は別にないよー? 強いて言うなら、アスト君の変化を記録するくらいかな?」
「私も予定はないわね」
「ならよかったです。これから、長くなりますからね……」
アストくんはゆっくり、まるで、怖い話のオチに差し掛かる様なテンションで言う。私は寒さを感じてしまい、部屋の外に出ようとする。
そう、出ようと……。
「ねぇ、オリヴィアちゃん。イタズラは良くないよ?」私は唯一の出入り口に立って言う。
「イタズラって、なんのことですか? 私、なにもしてませんけど……」
オリヴィアちゃんも出入り口にやってきた。くだんの扉の前、私達は絶望する。
「どう言うこと? ドアノブに触れないわよ?」
私がドアノブに触ろうとすれば、その直前に『何か』に触れる。そう、冷たい何かに。
「イザベル先輩、氷ですよ。このドアノブに氷がついてるんですよ」
オリヴィアちゃんの震える理由は寒さから? それとも恐怖から?
「二人とも、いい声で鳴きそうですよね……」
背後からアストくんが近づいてくる音。狭い部屋だし、追いつこうと思えばすぐに追いつける。しかし彼はゆっくりと近づく。
「──ヒート! ──ファイア! イザベル先輩! 全然溶けません!」
オリヴィアちゃんが幾ら魔法を放っても、ドアノブの氷は一切溶けない。それならば、と私は窓に目をやる。
「ウソ……」私は絶句した。
アストくんが近づいて来るその背後、この部屋にある窓にも氷が貼られている。正に八方塞がり、袋のファイアーバード。
「俺、襲うのは初めてなんですよ……」
ポンと私の両肩にアストくんの手。
──捕まっちゃった
「すみませーん。返却に来たんですけど……」
斜陽注がれる放課後の図書室。女子生徒は返却のため、カウンターに本を置いた。本来ならここで、イザベル先輩が笑顔で手続きをしてくれる。
しかしそこには誰もおらず、カウンターの上には、鍵の入った箱が放置されている。
一つだけ、資料室の鍵がない。
「そこにいるのかな?」女子生徒は資料室に歩みを進める。
──ガタッ
カウンターから音がした。女子生徒は音に反応して振り返る。
「あれ? 本がなくなってる?」
女子生徒は不思議に思ってカウンターに戻る。するとカウンターの上には置き手紙が。
「なんだ、イザベル先輩、いたんですね」
置き手紙を読んだ女子生徒は、そのまま図書室を後にした。
──バンバン!!
資料室の扉は叩かれる。
──だれかぁ!
扉の向こうから、イザベルとオリヴィアの助けを呼ぶ声。
しかし、次第にその声も艶やかに響くようになった。
「すっ、すみませんイザベル先輩!」
「ティファニー、他の所行こうか……」
私が注意した途端に、彼らは図書室を出て行ってしまう。
そんなこんなで、私がいつも利用する図書室は閑散としている。
しかし、それに反比例するかの如く湧き出す、いい感じの男女とカップル。別に憎たらしいとかは思わないけど、私の前でイチャつくのは如何なものかと。
「はぁ、私も彼氏欲しいなぁ……」私は今日も呟くのだった。
イザベル・ウィンター、彼氏いない歴イコール年齢。
学園に入学してできた女友達よりも、読んできた本の数の方が多い女。
「このままじゃ私、一生彼氏なんて……」
バーン!!
私が悲しき妄想に浸っていたところ、背後の扉が勢いよく開いた。私が驚いて振り向くと、そこにはオリヴィアちゃんが。
「イザベルせんぱーい!! 緊急事態です!!」彼女は珍しく焦っていた。
オリヴィアちゃんは男子を背負っていて、彼女の様子からも、彼が事態の原因と考えてよさそうかな。
「オリヴィアちゃんどうしたの?」私はオリヴィアちゃんに急いで駆け寄る。「それに、後ろの男の子って……」
私は彼に見覚えがあった。たしかつい先日、ドラゴンと戦った際にいた男子。彼はオリヴィアちゃんの背中で、気持ちよさそうに寝息を立てている。
「この子はアスト君です! 彼、私の薬を飲んじゃって。しかも! その薬はよりにもよって無色透明!」
「無色透明?」何か、良くない薬なのだろうか。
私はオリヴィアちゃんの薬については詳しく知らない。
「詳しい説明は後です! とにかく彼を隔離してください!」
オリヴィアちゃんは物凄い剣幕で言い放つ。私は『アスト』という名前に既視感を覚えつつも、隔離する場所を提案した。
「分かったわ。とりあえず資料室に行きましょう」私は図書室の奥を指差して言った。「私、鍵持ってくるから。オリヴィアちゃんは先に行ってて」
「はい!」
オリヴィアちゃんはいい返事をして、資料室のドアまで走っていった。
対する私はカウンターへ。「たしか、このあたりに……あった!」私はカウンターを後にして、資料室へと急ぐ。
──キィィ
資料室は狭くて、壁にびっしり置かれている本棚、部屋の中央に机と椅子が二脚といった構造。そして今は放課後のため、舞っている埃がオレンジ色の光に照らされてしまっている。
「ところでオリヴィアちゃん、アストくんの飲んだ薬って? 」
私は、対面の椅子に座って寝ているアストくんを見ながら質問をした。
「前、ドラゴンと戦いましたよね。その時に、アスト君も今みたいに羽が生えててましたよね?」
オリヴィアちゃんは、睡眠中のアストくんを支えている。
「ええ、覚えてるわ」
「で、私は龍の鱗で作ったわけですよ。とびきりの薬を」
「????」私はオリヴィアちゃんの話に繋がりを見出せずにいた。
「帰りのテレポートする直前、私は森に入っていきました。そこで私は、アスト君が落とした鱗を回収しました」
「えっと、もしかしてその鱗を使ったの?」
「はい!」
オリヴィアちゃんの衝撃的な告白を聞き、私の中には雷が舞い降りる。私は恥ずかしながらも、オリヴィアちゃんに教えなければならなかった。
あまり、人様に言うようなことではないけど……。
「おっ、オリヴィアちゃん。龍の鱗はね、その、古来から……」
「媚薬に使われてたんですよねー! いやぁ、私もつい昨日知りました!」にこやかに、純粋な瞳を輝かせてオリヴィアちゃんは言った。
「そうよ、びっ、媚薬に使われてたのよ」ああ、顔から火が出そう……。
昔からドラゴンは厄災としての側面が強かった。しかし人々は、鱗に関してだけ受け入れており、薬などによく利用していたらしい。
嘘か誠かは分からないが、『ドラゴンは回復学の始祖である』とその本には記載されていた。
「イザベル先輩? でもそれって、官能小説の設定ですよね? 私もよく調べたんですけど、あの本以外に情報が無くて……」
「あっ、あの本だけの!?」私は耳を疑った。
ノンフィクションと侮るなかれ、しっかりとソースは確認するように。私は密かに、心の中でメモをとる。
「どうしたんです? あれ? もしかして、本当に媚薬になると思ったんですかー?」オリヴィアちゃんは私を嘲笑するかの如くニヤニヤしている。
「そっ、そんなことは……」
「イザベル先輩って…意外とムッツリ?」
「あれはちょっと、勉強のために……」
私は俯くことしかできない。原因は、オリヴィアちゃんの科学者とはかけ離れた言葉責め。
「あっ、イザベル先輩、アスト君が起きそうですよ?」
「えっ? 待って、まだ心の準備が──」
アスト・ユージニア。もし、オリヴィアちゃんの薬が媚薬だったら、私達は襲われてしまうのだろうか。
あの逞しい腕で組み伏せられ、あの大きな胸板に抱かれ。そして、私の一番大事なトコロを、私の初めてを……。
「んんっ、ふわぁー」アストくんは大きな欠伸して、背筋を伸ばす。
「…‥ゴクリ」私は片唾を飲んで見守る。
「アスト君、どう? ムラムラする?」
「ちょっと、なに聞いて……「いいんですよ、いざとなったら逃げましょう」
私の言葉にオリヴィアちゃんは被せて言う。どうやら彼女、薬の効果が気になって仕方がないらしい。
「ええ? 突然なに聞くんすか!?」
「いいからいいから。とりあえず、体の変化を教えて?」
彼、私が見た感じ、背中の羽以外は普通だと思う。顔色も、声色も、呼吸も平常と大差ない。
「体の変化って言っても。──アイス! ……特に何かあるわけでも」
「アスト君? 今、なに飛ばしたの?」そう言って、オリヴィアちゃんは私の方を見る「イザベル先輩、何か見えました?」
「見えてないわ、何かあったの?」
「そうならいいんですが……」
「──アイス! 別に、俺はなにもしてませんよ?」
アストくんがそう言ったのち、この部屋が少し暗くなる。それに、なんだか肌寒いような……。
「お二人共、今日は予定とかあるんですか?」
「私は別にないよー? 強いて言うなら、アスト君の変化を記録するくらいかな?」
「私も予定はないわね」
「ならよかったです。これから、長くなりますからね……」
アストくんはゆっくり、まるで、怖い話のオチに差し掛かる様なテンションで言う。私は寒さを感じてしまい、部屋の外に出ようとする。
そう、出ようと……。
「ねぇ、オリヴィアちゃん。イタズラは良くないよ?」私は唯一の出入り口に立って言う。
「イタズラって、なんのことですか? 私、なにもしてませんけど……」
オリヴィアちゃんも出入り口にやってきた。くだんの扉の前、私達は絶望する。
「どう言うこと? ドアノブに触れないわよ?」
私がドアノブに触ろうとすれば、その直前に『何か』に触れる。そう、冷たい何かに。
「イザベル先輩、氷ですよ。このドアノブに氷がついてるんですよ」
オリヴィアちゃんの震える理由は寒さから? それとも恐怖から?
「二人とも、いい声で鳴きそうですよね……」
背後からアストくんが近づいてくる音。狭い部屋だし、追いつこうと思えばすぐに追いつける。しかし彼はゆっくりと近づく。
「──ヒート! ──ファイア! イザベル先輩! 全然溶けません!」
オリヴィアちゃんが幾ら魔法を放っても、ドアノブの氷は一切溶けない。それならば、と私は窓に目をやる。
「ウソ……」私は絶句した。
アストくんが近づいて来るその背後、この部屋にある窓にも氷が貼られている。正に八方塞がり、袋のファイアーバード。
「俺、襲うのは初めてなんですよ……」
ポンと私の両肩にアストくんの手。
──捕まっちゃった
「すみませーん。返却に来たんですけど……」
斜陽注がれる放課後の図書室。女子生徒は返却のため、カウンターに本を置いた。本来ならここで、イザベル先輩が笑顔で手続きをしてくれる。
しかしそこには誰もおらず、カウンターの上には、鍵の入った箱が放置されている。
一つだけ、資料室の鍵がない。
「そこにいるのかな?」女子生徒は資料室に歩みを進める。
──ガタッ
カウンターから音がした。女子生徒は音に反応して振り返る。
「あれ? 本がなくなってる?」
女子生徒は不思議に思ってカウンターに戻る。するとカウンターの上には置き手紙が。
「なんだ、イザベル先輩、いたんですね」
置き手紙を読んだ女子生徒は、そのまま図書室を後にした。
──バンバン!!
資料室の扉は叩かれる。
──だれかぁ!
扉の向こうから、イザベルとオリヴィアの助けを呼ぶ声。
しかし、次第にその声も艶やかに響くようになった。
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