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第二章 オーバーヒールの代償
第二十五話 ラッキースケベに制裁を
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校舎に囲まれた中庭、その戦況はカオスに包まれていた。
死神と形容できる姿で登場したマリオン先輩、オーバー:ツーに到達したファイアーバード。回復をするため少々後方に陣取っているユイナとカトレア先輩。
四肢を広げて仰向けに倒れている俺、そんな俺の顔面にエレナが飛んできて視界をジャック。スカートを履いたエレナが大胆にも俺の顔に跨がっているため、俺の両目には彼女のパンツがありありと映っている。
「ビューティフォー……」俺はスカートの中、感嘆符を一つ呟く。
興奮、というよりも崇拝。この世に生を受け、初めて享受する花園の素晴らしさ。未だ誰にも踏破されていないクレバス。人類で初めてという甘美な響きが俺を更なる深みへと誘う。
しかしその感動も一瞬にして過去のこと。この景色には重大な副作用があり、その存在から逃げられぬという現実。
「だけどなぁ、さて、どうやって説明したものか」
またしても呟く。今度はため息に近い言葉。
不慮の事故や、不可抗力……。しかし今のエレナにそんな言葉は通用しない。理不尽な暴力に沈められるのがオチ、運命、逃れられない。ゆえに天国でも考えているのだ、この難問を。
「意識は……あるのよね?」
エレナの声と共に新鮮な空気に包まれる。
視界が開けた。オーバー:ワンは健在で、世界はモノクロ。すなわち俺を覗き込んでいるエレナにも色がないわけだが、彼女の額に表れている筋の名を青筋と言うらしい。
「ア・ス・ト?」
スタッカート気味に俺の名を確認するエレナ。怒りのボルテージは二度目の初対面の時の比ではない。圧倒的な殺意。
ゆえに俺も慎重な言葉選びをしなければならない。
「これはこれはエレナさん、今日も美しい。この美しさに当てられて、さっきの事も頭から吹っ飛びましたよ」
「じゃあ記憶と一緒に頭も吹っ飛ばしましょう?」
「いやいやエレナさん、冗談キツイですって。俺、そうなったら死体になっちゃいますよ」
「未婚の娘を辱めた挙句、そのことを水に流す方が冗談みたいな話でしょ? ほら、責任とって腹を切りなさい?」
「いやぁ、そこまでしなくたって──」
ズドンとエレナは剣を振り下ろす。俺はその一撃をギロチンと形容できるほど見えていた。横に転がって回避。俺はその勢いで立ち上がり、周囲を見渡す。
「ちーたんに手を出したのはキミかぁ?」
マリオン先輩が俺を襲撃。空から降って来る動作に加えて上から鎌を振り下ろす。しかしこれは体の軸を横にズラすだけの回避で難なく対応。追撃も来ない。
そのまま彼女から距離を取るためワンステップ。その着地の瞬間に違和感。俺の右手側から異音が聞こえる。
──ギィャァァァァ!
ファイアーバードが口を開いて待機していた。すでに炎がチラつく口内。発射まで秒読み、俺も対抗して右腕を構える。
「ファイア!」
そのまま吐き出されたブレスと火球の衝突。俺は風圧に任せて後方へ下がる。吹き荒れる突風が砂埃を形成し、視界不良のためしばしの休戦。その後埃が晴れた時点で状況を飲み込んだ。
「敵の敵は味方ってやつ? それにしたって戦力差がありすぎるよね」
敵の分布は分かりやすい。マリオン先輩が左、ファイアーバードが中央、エレナが右。完全に全員が結託し、パーソナルスペースが友人の領域にまで狭まっていた。
エレナにいたってはファイアーバードを撫でている。
「そこの鳥やるじゃない! 私の配下に加えてやるわ!」
──クルルル
ファイアーバードは全長二階建ての建物ほど。しかしエレナに頭を撫でられている。それすなわち頭を下げているわけで、奴は完全にペットの風格だった。
「エレナちゃん、この子ちーたんって言うんですよ。ほら、呼ばれると尻尾をフリフリって、可愛いでしょ?」
「ふふっ、可愛いわね。しかもこのモフモフ……」
なぜファイアーバードに自我が戻っているのか。おそらくはエレナの攻撃によってオーバー:ワンに弱体化されたから。じゃあ何でそんな事になったのか。それはアイツの攻撃を俺が相殺したから。
因果が絡まり首を絞めてくる。
「はっ! そんなことしてる場合じゃないわ! あの変態を殺さなきゃお嫁に行けない!」
エレナは急に舵をとって方向転換した。船の先端、彼女の人差し指が俺に向いている。
「そうです! ちーたんを傷つけた奴がいるんでした!」
──グルギャャォ!
ギランッと二人と一匹の視線が突き刺さる。
「俺が何をしたって言うんだよ……」
俺の呟きは儚く空へ消えてゆく。
「アスト、ドンマイ」
「アストさん、私たちは味方ですよ!」
そういえば味方はいた。俺の背後にはヒーラーの味方。かつてのゾンビアタックをするのなら一人の方が都合がいいし、むしろ好機なのか?
「いやいや、何を血迷ってるんだよ俺は」
またしても独り言、空の彼方へ消えてゆく。
「だいたい、俺への攻撃はエレナ達に返さ……れる……わけで。あれ?」
なんで俺がオーバー:ワンになってんだ?
マリオン先輩のヒール中毒の件から、ヒールも五人に返されるって分かった。なら今回のオーバー:ワンだって、五人のうち誰かがなっていないとおかしい。
しかし事実、俺がオーバー:ワンになっている。
「……どういう法則があるんだ? はっ!」
思い返してみるともう一つ不可解なことが。いや、当時は気にもとめなかったこと。
新入生テストの時にあった『ユイナの回復』。そのヒールは負傷したエレナに対して行ったが、キチンとエレナにヒールの効果が出た。
──つまり?
ユイナのヒールは通常の挙動、マリオン先輩のヒールは制約に従っていた。
どちらかが間違いでどちらかが正しい。しかし現段階、サンプルが少なすぎる故、安易な憶測や仮説も立てづらい。
「しゃーねぇなぁ、とりあえずやってみっか!」
死神と形容できる姿で登場したマリオン先輩、オーバー:ツーに到達したファイアーバード。回復をするため少々後方に陣取っているユイナとカトレア先輩。
四肢を広げて仰向けに倒れている俺、そんな俺の顔面にエレナが飛んできて視界をジャック。スカートを履いたエレナが大胆にも俺の顔に跨がっているため、俺の両目には彼女のパンツがありありと映っている。
「ビューティフォー……」俺はスカートの中、感嘆符を一つ呟く。
興奮、というよりも崇拝。この世に生を受け、初めて享受する花園の素晴らしさ。未だ誰にも踏破されていないクレバス。人類で初めてという甘美な響きが俺を更なる深みへと誘う。
しかしその感動も一瞬にして過去のこと。この景色には重大な副作用があり、その存在から逃げられぬという現実。
「だけどなぁ、さて、どうやって説明したものか」
またしても呟く。今度はため息に近い言葉。
不慮の事故や、不可抗力……。しかし今のエレナにそんな言葉は通用しない。理不尽な暴力に沈められるのがオチ、運命、逃れられない。ゆえに天国でも考えているのだ、この難問を。
「意識は……あるのよね?」
エレナの声と共に新鮮な空気に包まれる。
視界が開けた。オーバー:ワンは健在で、世界はモノクロ。すなわち俺を覗き込んでいるエレナにも色がないわけだが、彼女の額に表れている筋の名を青筋と言うらしい。
「ア・ス・ト?」
スタッカート気味に俺の名を確認するエレナ。怒りのボルテージは二度目の初対面の時の比ではない。圧倒的な殺意。
ゆえに俺も慎重な言葉選びをしなければならない。
「これはこれはエレナさん、今日も美しい。この美しさに当てられて、さっきの事も頭から吹っ飛びましたよ」
「じゃあ記憶と一緒に頭も吹っ飛ばしましょう?」
「いやいやエレナさん、冗談キツイですって。俺、そうなったら死体になっちゃいますよ」
「未婚の娘を辱めた挙句、そのことを水に流す方が冗談みたいな話でしょ? ほら、責任とって腹を切りなさい?」
「いやぁ、そこまでしなくたって──」
ズドンとエレナは剣を振り下ろす。俺はその一撃をギロチンと形容できるほど見えていた。横に転がって回避。俺はその勢いで立ち上がり、周囲を見渡す。
「ちーたんに手を出したのはキミかぁ?」
マリオン先輩が俺を襲撃。空から降って来る動作に加えて上から鎌を振り下ろす。しかしこれは体の軸を横にズラすだけの回避で難なく対応。追撃も来ない。
そのまま彼女から距離を取るためワンステップ。その着地の瞬間に違和感。俺の右手側から異音が聞こえる。
──ギィャァァァァ!
ファイアーバードが口を開いて待機していた。すでに炎がチラつく口内。発射まで秒読み、俺も対抗して右腕を構える。
「ファイア!」
そのまま吐き出されたブレスと火球の衝突。俺は風圧に任せて後方へ下がる。吹き荒れる突風が砂埃を形成し、視界不良のためしばしの休戦。その後埃が晴れた時点で状況を飲み込んだ。
「敵の敵は味方ってやつ? それにしたって戦力差がありすぎるよね」
敵の分布は分かりやすい。マリオン先輩が左、ファイアーバードが中央、エレナが右。完全に全員が結託し、パーソナルスペースが友人の領域にまで狭まっていた。
エレナにいたってはファイアーバードを撫でている。
「そこの鳥やるじゃない! 私の配下に加えてやるわ!」
──クルルル
ファイアーバードは全長二階建ての建物ほど。しかしエレナに頭を撫でられている。それすなわち頭を下げているわけで、奴は完全にペットの風格だった。
「エレナちゃん、この子ちーたんって言うんですよ。ほら、呼ばれると尻尾をフリフリって、可愛いでしょ?」
「ふふっ、可愛いわね。しかもこのモフモフ……」
なぜファイアーバードに自我が戻っているのか。おそらくはエレナの攻撃によってオーバー:ワンに弱体化されたから。じゃあ何でそんな事になったのか。それはアイツの攻撃を俺が相殺したから。
因果が絡まり首を絞めてくる。
「はっ! そんなことしてる場合じゃないわ! あの変態を殺さなきゃお嫁に行けない!」
エレナは急に舵をとって方向転換した。船の先端、彼女の人差し指が俺に向いている。
「そうです! ちーたんを傷つけた奴がいるんでした!」
──グルギャャォ!
ギランッと二人と一匹の視線が突き刺さる。
「俺が何をしたって言うんだよ……」
俺の呟きは儚く空へ消えてゆく。
「アスト、ドンマイ」
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そういえば味方はいた。俺の背後にはヒーラーの味方。かつてのゾンビアタックをするのなら一人の方が都合がいいし、むしろ好機なのか?
「いやいや、何を血迷ってるんだよ俺は」
またしても独り言、空の彼方へ消えてゆく。
「だいたい、俺への攻撃はエレナ達に返さ……れる……わけで。あれ?」
なんで俺がオーバー:ワンになってんだ?
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──つまり?
ユイナのヒールは通常の挙動、マリオン先輩のヒールは制約に従っていた。
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