乙女ゲームの中での飯日記

離月 あき

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いざ!魔法を使ってみよう!

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「魔法を使ってみようかな…」
緑の魔法なら、どっかの花畑とかで使えるはずだ。
私はちょっと興奮しながらエリアに話しかけた。
「近くにお花畑ってあるのかしら?緑の魔法を使いたいのだけれど…。」
「…花壇ならできるのではないですか?」
…確かに。そうかもね。お花畑だと広すぎるからちょっと範囲がわからなくなるよね。
少し落ち込んだけれど花壇で魔法を思い切り使おうと思った。
花壇なら庭にあるはずだが庭が大きすぎるのでどこにあるのかは分からない。
…そこは女の勘よ!
「では行きましょう!花壇のところへ!」
私は即座に庭へ走った。
花壇のところへ早く行きたかったのだがエリアに止められてしまった。
お行儀が良くないらしい。
…せめて!自由にさせてー!!
その思いを必死に声を出さず飲み込んだ。
自分でも良く頑張ったと思う。
「花壇!大きいですね!」
「えぇそうですね…。」
早速魔法を使ってみる。
えーと想像でしょ?だから…しおれた花を元気にする的な感じかな…?
その思いを込めて手をしおれた花に当て魔力を流す様に力を入れて想像をしてみた。
…多分元気になったんだよね?
私はずっと閉じていた目を開かせると元気な花どころではなく元気にはなったのだが大きくなってしまった。
随分と魔力を込めてしまったのだろうか。
後ろに控えているエリアは呆れている。
「あ、やっぱり、ダメですか…?」
「これは…確定のお説教ですね…。」
エリアは、はぁ…とため息を吐く。
…すみませんでした!!!
心の中で土下座をした。

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