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花人の謎
【閑話休題】不幸ヤンキー、”狼”の想いを綴る。【後編】
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どういう訳なのかは知らぬが幸が哉太自身に興味を持った様子だ。そういえば幸はメイドとしての業務は完璧ではあるが、その射抜くような鋭い視線と不幸を振りまくような言動と行動でなかなか職に付けないとオーナーが言っていた気がする。まだ青年であるいうのに苦労をしているから雇った…という訳では無いものの、毛並みが赤く面白そうな青年になんとなく愉快さを感じて雇ったのは自分である。
―自分の上手くいく過ぎている世界に、不幸というスパイスを入れたくなった…という贅沢な考えに至った自分がそこに居た。だから、賭けに出たのだ。…この青年に自分自身を噛みちぎられて不幸になるか、彼が自分に従順であるかどうかを。哉太はどちらを取っても面白そうな人生になるなと考えてしまうほど余裕なのだ。
「ふ~ん、じゃあ俺を可愛がってくれるよね。…花ちゃん?」
「…下手だけどな。ご主人様?」
顔を赤くしレザーパンツを脱がそうとしてくる幸に、哉太は股を広げて自分も協力をする。ビキニから出てきたのは黒く照らされて汁がだらだらと流れ込んでいる哉太自身であった。そんな哉太の様子に幸は臆することもなく、哉太自身に息をふぅと吹きかけては確かめるように触っていくのだ。そして口を開けようとして…哉太が静止させた。
「こら、…ご主人様に無断で食べようとしちゃダメでしょ?」
「なんだよ、もう…」
「…ちゃんと言わないとね、…幸?」
「言うの…か、なにを―」
主人の哉太に幸はその意味を考えて顔を紅潮させる。すると意味が分かった幸は恥ずかしそうだが、食べたくて仕方がないような欲に溺れた表情でお願いをするのだ。
「ご主人…様。俺に…ごはん、食べさせて…下さい」
可愛らしく懇願するように言われてしまえば、誰だって承諾してしまうに決まっている。哉太はそんなことを思いながら大きく頷き…そして幸がごはんを、いや、哉太自身を食べようと口に運んだ。―
「あ~やばい、…妄想したらイッちゃった…。ティッシュ、っと!」
自身の果てしない妄想力のおかげで自慰を催した哉太は慌ててティッシュを取りに行く。そして虚しくもさっさと出してリビングへ向かおうとした…その時であった。
「哉太さん~。もう夕飯できた―」
「…えっ?」
なんと幸がノックもせずに入って来たのである。さすがにパソコンを見ながらオナニーをしているのを見てしまえば誰だって臆するものだが…幸は違った。彼は驚いたものの少し悲しげな顔をして呟いたのだ。
「…やっぱり女が良いのかよ。俺じゃ、ダメ…か?」
悲哀を満ちた顔をする幸と状況が汲み取り切れていない哉太の両者。だから哉太はふて腐れ表情を見せる幸へ尋ねるのだ。
「えっと…花ちゃん、なにが?」
「…俺じゃ力不足か?」
「いやだからどういう?」
すると幸は勘違いをしてデレ発言をするのである。
「…哉太さんが俺以外でそういうのするのは、……嫌」
―――ズッキュゥゥン!!!
伏せた目をしているがデレ度マックスの幸の発言に哉太はノックアウト。自身の息子を放り出し幸に抱き着けば耳元で囁くのだ。
「誰が幸は力不足だって言ったの。…俺、幸でオナってたのに?」
「…おれ?」
「そう。…でも俺の息子がかなりやばいから、幸も手伝ってよ。…お願い?」
幸に自身の局部を触れさせれば幸は顔を真っ赤にする。しかし軽く頷いてから手を添えるのだ。
「いい…よ。俺、がんばる…から」
「期待しているよ…幸?」
「…うん」
そして2人は夕飯を放り出し、互いのカラダを頂くのであった。…幼い心は息を吐いて分かっているように、テレビを観て気を紛らわしていたらしい。
―自分の上手くいく過ぎている世界に、不幸というスパイスを入れたくなった…という贅沢な考えに至った自分がそこに居た。だから、賭けに出たのだ。…この青年に自分自身を噛みちぎられて不幸になるか、彼が自分に従順であるかどうかを。哉太はどちらを取っても面白そうな人生になるなと考えてしまうほど余裕なのだ。
「ふ~ん、じゃあ俺を可愛がってくれるよね。…花ちゃん?」
「…下手だけどな。ご主人様?」
顔を赤くしレザーパンツを脱がそうとしてくる幸に、哉太は股を広げて自分も協力をする。ビキニから出てきたのは黒く照らされて汁がだらだらと流れ込んでいる哉太自身であった。そんな哉太の様子に幸は臆することもなく、哉太自身に息をふぅと吹きかけては確かめるように触っていくのだ。そして口を開けようとして…哉太が静止させた。
「こら、…ご主人様に無断で食べようとしちゃダメでしょ?」
「なんだよ、もう…」
「…ちゃんと言わないとね、…幸?」
「言うの…か、なにを―」
主人の哉太に幸はその意味を考えて顔を紅潮させる。すると意味が分かった幸は恥ずかしそうだが、食べたくて仕方がないような欲に溺れた表情でお願いをするのだ。
「ご主人…様。俺に…ごはん、食べさせて…下さい」
可愛らしく懇願するように言われてしまえば、誰だって承諾してしまうに決まっている。哉太はそんなことを思いながら大きく頷き…そして幸がごはんを、いや、哉太自身を食べようと口に運んだ。―
「あ~やばい、…妄想したらイッちゃった…。ティッシュ、っと!」
自身の果てしない妄想力のおかげで自慰を催した哉太は慌ててティッシュを取りに行く。そして虚しくもさっさと出してリビングへ向かおうとした…その時であった。
「哉太さん~。もう夕飯できた―」
「…えっ?」
なんと幸がノックもせずに入って来たのである。さすがにパソコンを見ながらオナニーをしているのを見てしまえば誰だって臆するものだが…幸は違った。彼は驚いたものの少し悲しげな顔をして呟いたのだ。
「…やっぱり女が良いのかよ。俺じゃ、ダメ…か?」
悲哀を満ちた顔をする幸と状況が汲み取り切れていない哉太の両者。だから哉太はふて腐れ表情を見せる幸へ尋ねるのだ。
「えっと…花ちゃん、なにが?」
「…俺じゃ力不足か?」
「いやだからどういう?」
すると幸は勘違いをしてデレ発言をするのである。
「…哉太さんが俺以外でそういうのするのは、……嫌」
―――ズッキュゥゥン!!!
伏せた目をしているがデレ度マックスの幸の発言に哉太はノックアウト。自身の息子を放り出し幸に抱き着けば耳元で囁くのだ。
「誰が幸は力不足だって言ったの。…俺、幸でオナってたのに?」
「…おれ?」
「そう。…でも俺の息子がかなりやばいから、幸も手伝ってよ。…お願い?」
幸に自身の局部を触れさせれば幸は顔を真っ赤にする。しかし軽く頷いてから手を添えるのだ。
「いい…よ。俺、がんばる…から」
「期待しているよ…幸?」
「…うん」
そして2人は夕飯を放り出し、互いのカラダを頂くのであった。…幼い心は息を吐いて分かっているように、テレビを観て気を紛らわしていたらしい。
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