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花人の謎
【閑話休題】不幸ヤンキー、”狼”の想いを綴る。【中編】
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―黒のミニワンピースにフリルが付いたエプロン、そしてガーターベルトに黒のニーハイを履いているフリルカチューシャを装着した赤髪の青年。…不良青年こと彼岸花 幸は哉太のいやらしげな視線と共に軽蔑の目線を向けるのだ。
「おい、どういうことだよ。…なんで俺がこんな―」
「メイドがご主人様に歯向かっちゃいけないでしょ~。…ねぇ、花ちゃん?」
「ひぃあっ……」
敏感な耳元で囁けば、幸は顔を赤くしてベッドに倒れ込んでしまう。そんな青年に哉太は彼の手を引き、起き上がらせた。そして挨拶の代わりの軽いキスをするのだ。
―――チュッ。
「あぅっ…うぅ…」
「さぁ~て、どこから躾けようかな~? 見習いメイドの花ちゃんは?」
再びわざと耳元で囁くと幸は目を鋭く威嚇し嬌声するように唇を噛むのだ。…しかしそのような対抗など主人の哉太には通用しない。
「ダメじゃん~、唇噛んじゃ~? 血が出ちゃって躾をする時に不快な味がするから…」
―2度とさせないようにしなくちゃね?
すると今度は舌を出して大きく幸の真紅の唇を舐め上げたのだ。すると観念したようにメイドの幸は甲高い声を上げてしまう。
「あぅっ…! …あっ、ちが…くて…、あの…」
変な声が出てしまった幸は羞恥で目を伏せてしまった。その姿はまるで躾を覚えようとするが失敗をしてしまったワンコのようで、その可愛さに哉太は微笑する。…主人の赤い瞳で鏡のように美しく映るものだからか、幸は自身の醜態をじっくりと自分にも、哉太にも見届けられて気がして頬を紅潮させてしまったようだ。そんな彼は躾のキスで感じてしまう無垢でウブなメイドへ軽やかに笑うのだ。
「これぐらいでメイドが感じちゃ…ダメでしょ?」
「感じて…ねぇし…」
「あは。相変わらず主人に対して教育がなっていないけれど…でも今の声、気に入ったよ。だからそのおかげで俺も元気になっちゃった」
「…元気?」
訳も分からぬという様子のメイドに哉太は彼の手を繋いだのだ。また突如とした行動に驚くメイドの幸に主人の哉太は恥ずかしさの様子の無い声で発した。
「ほら…触ってよ?」
繋いだ手から哉太は自身の張りつめた局部を布越しに触れされば幸は顔をさらに赤くさせた。
「な…なんでだよ、これ…は…!」
「え~、自分がしておきながらなにを言うのかな~?」
「してねぇよ、バカ! 離せ変態!!」
怒張している様子の哉太自身に、メイドの幸は無理やりにでも離そうとする。だが哉太はそれを許さないのだ。
「なんで触らせるんだよ、この、変態…!」
「主人に対して教育が本当になっていないよね~。主人を満足させない限り、花ちゃんの給料を払わないけれど?」
「うぅ…」
その言葉で幸は主人を悦ばせるように確かめるように触っていく。その行為に哉太はさらに怒張して大きく膨らんでいく。すると幸は興味本位からかある言葉を呟くのだ。
「どんなものか見てみたい。…あんたの」
哉太は彼の発言に酷く驚いたのだ。
「おい、どういうことだよ。…なんで俺がこんな―」
「メイドがご主人様に歯向かっちゃいけないでしょ~。…ねぇ、花ちゃん?」
「ひぃあっ……」
敏感な耳元で囁けば、幸は顔を赤くしてベッドに倒れ込んでしまう。そんな青年に哉太は彼の手を引き、起き上がらせた。そして挨拶の代わりの軽いキスをするのだ。
―――チュッ。
「あぅっ…うぅ…」
「さぁ~て、どこから躾けようかな~? 見習いメイドの花ちゃんは?」
再びわざと耳元で囁くと幸は目を鋭く威嚇し嬌声するように唇を噛むのだ。…しかしそのような対抗など主人の哉太には通用しない。
「ダメじゃん~、唇噛んじゃ~? 血が出ちゃって躾をする時に不快な味がするから…」
―2度とさせないようにしなくちゃね?
すると今度は舌を出して大きく幸の真紅の唇を舐め上げたのだ。すると観念したようにメイドの幸は甲高い声を上げてしまう。
「あぅっ…! …あっ、ちが…くて…、あの…」
変な声が出てしまった幸は羞恥で目を伏せてしまった。その姿はまるで躾を覚えようとするが失敗をしてしまったワンコのようで、その可愛さに哉太は微笑する。…主人の赤い瞳で鏡のように美しく映るものだからか、幸は自身の醜態をじっくりと自分にも、哉太にも見届けられて気がして頬を紅潮させてしまったようだ。そんな彼は躾のキスで感じてしまう無垢でウブなメイドへ軽やかに笑うのだ。
「これぐらいでメイドが感じちゃ…ダメでしょ?」
「感じて…ねぇし…」
「あは。相変わらず主人に対して教育がなっていないけれど…でも今の声、気に入ったよ。だからそのおかげで俺も元気になっちゃった」
「…元気?」
訳も分からぬという様子のメイドに哉太は彼の手を繋いだのだ。また突如とした行動に驚くメイドの幸に主人の哉太は恥ずかしさの様子の無い声で発した。
「ほら…触ってよ?」
繋いだ手から哉太は自身の張りつめた局部を布越しに触れされば幸は顔をさらに赤くさせた。
「な…なんでだよ、これ…は…!」
「え~、自分がしておきながらなにを言うのかな~?」
「してねぇよ、バカ! 離せ変態!!」
怒張している様子の哉太自身に、メイドの幸は無理やりにでも離そうとする。だが哉太はそれを許さないのだ。
「なんで触らせるんだよ、この、変態…!」
「主人に対して教育が本当になっていないよね~。主人を満足させない限り、花ちゃんの給料を払わないけれど?」
「うぅ…」
その言葉で幸は主人を悦ばせるように確かめるように触っていく。その行為に哉太はさらに怒張して大きく膨らんでいく。すると幸は興味本位からかある言葉を呟くのだ。
「どんなものか見てみたい。…あんたの」
哉太は彼の発言に酷く驚いたのだ。
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