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僕は愛しい人の傍に居たい。
愛して下さい。
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アリッストの告白にマナはとてつもない幸福に満たされるもののとあることが頭を過らせてしまった。
「告白してくれて凄く…凄く嬉しいです。…でも、もしも僕があなたの言葉を受け入れてしまったら…妹さんはどうなってしまうんですか?女神の妹さんに会いたいでしょ?」
心配をするマナにアリッストは優しく微笑んでから言い放ったのだ。
「そりゃあ、金を払ってでも会いたいけどよ。…妹は一度死んで今はロボットだ。しかも金を取らないと会えないだなんて。…そんなのおかしい。俺はそれを認めない。」
「でも!会えるんだったら!」
「…妹とは俺やお前…マナが死んだら会いに行こうぜ?…本当の妹に。」
優しく笑って言い放つアリッストにマナが見惚れてしまえば、突然、声が聞こえてきた。
『…やっと言ってくれた。お兄ちゃん。』
「「えっ…?」」
視界が暗くなったかと思えばアリッストとマナは美しい女性の前に居た。煌びやかな姿をした見目麗しい金色と黒髪の髪を持った虎の獣人…アリッストは彼女の姿を見て驚く。
「!!!アリス?…なんでだ?お前はロボットに…?」
アリスと呼ばれた女性は驚いている兄のアリッストとマナに微笑んだ。
『私は今、あなたたちの意識の中で語り掛けてるの。…ちゃんとルゥーダ君にお礼言うんだよ?…鎌を掛けてくれって言って承諾してくれたんだから。』
「鎌を掛けたって…なんでそんなことを?」
問い掛けるマナにアリスは彼に申し訳なさそうな顔をしてこのように答えた。
『あなたは私と一回会ってはいるのだけれど覚えてないよね?…ごめんなさい。あなたを天国へ逝かせなかったのも…私の責任だから。…お兄ちゃんを見てくれる人だと、そう預言をしてしまったから。』
「…預言?」
『うん…。お兄ちゃんをいつまでも思ってくれていて、愛してくれる人を…私はロボットになった意識データの中で探していたの。…だって、お兄ちゃんには生きて欲しかったから。』
「…アリス。」
言葉が出ないと言った様子のアリッストにアリスは優しげに語り掛ける。
『でも、私の予言は当たったみたい!…2人とも!私に手をかざして?』
「???なんだよ。急に…。俺はお前ともっと」
『いいから手をかざして!」
アリスの急かすような声にアリッストとマナは疑問に思いながら手をかざせば彼女は呪文を唱えた。
『彼らの生末を、”悠久”な未来を。2人を分かつことの無い紋章を…示せ。』
アリスが言葉を終えればマナとアリッストの手から枝が生えたかと思えば腕を伝って首元までいき…首筋に薔薇の入れ墨が施された。驚く2人にアリスは笑って手を振った。
『じゃあ2人とも!今度は冥界にて!…お兄ちゃんに会えて嬉しかったよ。…私のことなんて忘れるくらい、マナヨシ君とずっと居てね?』
すると2人の意識が切れて気が付けば社宅に居たのだ。…連理を表す入れ墨を施されて。
薔薇園にて1人の少女が目を覚ました。その傍らに居るのは執事ともう1人の獣人。
「…これでいいのです?…ルゥーダ?」
ジゼルが今にも泣きだしそうなルゥーダに声を掛ければ彼は涙ぐんでいた。その様子をハーメルンは見届けて言い放つ。
「アリッストも罪な男だ。お嬢様に迷惑を掛けさせてマナにも大変な思いをさせて…あなたのような美しい人を泣かせて。」
ルゥーダにハンカチを渡してから彼の頭を擦れば今度はジゼルも彼の元へ行き…戸惑った声を出す。
「ハーメルン…。私もおかしいのです。意識データを女神に乗り写したからなのか…目から水が零れるのです。…マナの幸せを願って…だから私も…協力をしたのに…です。」
小さな少女が自身の感情に戸惑えばハーメルンは驚きと共に彼女の頭を優しく撫でるのであった。
首元に薔薇の刻印を彫刻された2人…マナとアリッストは先ほどの光景が本当かさえ分からないでいた。夢であったかもしれないが分かったことは1つだけ。
「バカクズ。…お前、”悠久”ってどういう意味か分かっているか?」
「分かっていますよ。…永遠って意味ですよね?」
「2人とも守れるか心配だな。…まぁ俺は守れる」
「アリッストさんの方が守れないか心配ですよ。」
「うるさい。」
「…っふふ。」
他愛の無いやりとりをして2人は深いキスをする。深い深いキスをしてマナは言ったのだ。
「あなたと共に生きます。…永遠に。」
マナは初めて生きる価値を見出したのであった。
月の光だけが照らされる室内にて青年は涙を零しながら獣人に抱き着き、獣人は自身を挿入して腰を揺らしながらはかなげな青年を犯すのだ。
-グチュ…。ヌチュゥ…。グプゥ…。
「あぁぅっ!!!…また、イっちゃう。」
「またイクのかよ?…早いな。お前は…。」
そう言いながらわざと耳元で囁くアリッストにマナはキスをせがむ。すると彼はマナの大きな涙を舌ですくい上げてから深いキスをした。淫らな音を立ててキスをしてドロドロに甘やかされるマナもお返しにとアリッストの耳元で囁く。
「僕…天国に今いるみたいです。…でも、恋人としてだったら…言ってくれますよね?」
「???何をだ。」
するとマナが小さく呟けばアリッストは少し顔を赤く染めて言った。
「お前を…愛してる。…って、だったらお前も言えよ!俺だけじゃなくて!」
「顔赤くしてるアリッストさん…可愛い。」
「うっせぇ!ほら!…お前も。」
可愛らしくなったアリッストにマナは微笑んでから宣言するのだ。
「僕も愛してます。…この気持ちは変わらない。…ずっと。」
2人の首元に描かれた薔薇が枯れるまで、生き続けるまで、2人は共に過ごすであろう。…悠久を共にする恋人として。
~Fin~
「告白してくれて凄く…凄く嬉しいです。…でも、もしも僕があなたの言葉を受け入れてしまったら…妹さんはどうなってしまうんですか?女神の妹さんに会いたいでしょ?」
心配をするマナにアリッストは優しく微笑んでから言い放ったのだ。
「そりゃあ、金を払ってでも会いたいけどよ。…妹は一度死んで今はロボットだ。しかも金を取らないと会えないだなんて。…そんなのおかしい。俺はそれを認めない。」
「でも!会えるんだったら!」
「…妹とは俺やお前…マナが死んだら会いに行こうぜ?…本当の妹に。」
優しく笑って言い放つアリッストにマナが見惚れてしまえば、突然、声が聞こえてきた。
『…やっと言ってくれた。お兄ちゃん。』
「「えっ…?」」
視界が暗くなったかと思えばアリッストとマナは美しい女性の前に居た。煌びやかな姿をした見目麗しい金色と黒髪の髪を持った虎の獣人…アリッストは彼女の姿を見て驚く。
「!!!アリス?…なんでだ?お前はロボットに…?」
アリスと呼ばれた女性は驚いている兄のアリッストとマナに微笑んだ。
『私は今、あなたたちの意識の中で語り掛けてるの。…ちゃんとルゥーダ君にお礼言うんだよ?…鎌を掛けてくれって言って承諾してくれたんだから。』
「鎌を掛けたって…なんでそんなことを?」
問い掛けるマナにアリスは彼に申し訳なさそうな顔をしてこのように答えた。
『あなたは私と一回会ってはいるのだけれど覚えてないよね?…ごめんなさい。あなたを天国へ逝かせなかったのも…私の責任だから。…お兄ちゃんを見てくれる人だと、そう預言をしてしまったから。』
「…預言?」
『うん…。お兄ちゃんをいつまでも思ってくれていて、愛してくれる人を…私はロボットになった意識データの中で探していたの。…だって、お兄ちゃんには生きて欲しかったから。』
「…アリス。」
言葉が出ないと言った様子のアリッストにアリスは優しげに語り掛ける。
『でも、私の予言は当たったみたい!…2人とも!私に手をかざして?』
「???なんだよ。急に…。俺はお前ともっと」
『いいから手をかざして!」
アリスの急かすような声にアリッストとマナは疑問に思いながら手をかざせば彼女は呪文を唱えた。
『彼らの生末を、”悠久”な未来を。2人を分かつことの無い紋章を…示せ。』
アリスが言葉を終えればマナとアリッストの手から枝が生えたかと思えば腕を伝って首元までいき…首筋に薔薇の入れ墨が施された。驚く2人にアリスは笑って手を振った。
『じゃあ2人とも!今度は冥界にて!…お兄ちゃんに会えて嬉しかったよ。…私のことなんて忘れるくらい、マナヨシ君とずっと居てね?』
すると2人の意識が切れて気が付けば社宅に居たのだ。…連理を表す入れ墨を施されて。
薔薇園にて1人の少女が目を覚ました。その傍らに居るのは執事ともう1人の獣人。
「…これでいいのです?…ルゥーダ?」
ジゼルが今にも泣きだしそうなルゥーダに声を掛ければ彼は涙ぐんでいた。その様子をハーメルンは見届けて言い放つ。
「アリッストも罪な男だ。お嬢様に迷惑を掛けさせてマナにも大変な思いをさせて…あなたのような美しい人を泣かせて。」
ルゥーダにハンカチを渡してから彼の頭を擦れば今度はジゼルも彼の元へ行き…戸惑った声を出す。
「ハーメルン…。私もおかしいのです。意識データを女神に乗り写したからなのか…目から水が零れるのです。…マナの幸せを願って…だから私も…協力をしたのに…です。」
小さな少女が自身の感情に戸惑えばハーメルンは驚きと共に彼女の頭を優しく撫でるのであった。
首元に薔薇の刻印を彫刻された2人…マナとアリッストは先ほどの光景が本当かさえ分からないでいた。夢であったかもしれないが分かったことは1つだけ。
「バカクズ。…お前、”悠久”ってどういう意味か分かっているか?」
「分かっていますよ。…永遠って意味ですよね?」
「2人とも守れるか心配だな。…まぁ俺は守れる」
「アリッストさんの方が守れないか心配ですよ。」
「うるさい。」
「…っふふ。」
他愛の無いやりとりをして2人は深いキスをする。深い深いキスをしてマナは言ったのだ。
「あなたと共に生きます。…永遠に。」
マナは初めて生きる価値を見出したのであった。
月の光だけが照らされる室内にて青年は涙を零しながら獣人に抱き着き、獣人は自身を挿入して腰を揺らしながらはかなげな青年を犯すのだ。
-グチュ…。ヌチュゥ…。グプゥ…。
「あぁぅっ!!!…また、イっちゃう。」
「またイクのかよ?…早いな。お前は…。」
そう言いながらわざと耳元で囁くアリッストにマナはキスをせがむ。すると彼はマナの大きな涙を舌ですくい上げてから深いキスをした。淫らな音を立ててキスをしてドロドロに甘やかされるマナもお返しにとアリッストの耳元で囁く。
「僕…天国に今いるみたいです。…でも、恋人としてだったら…言ってくれますよね?」
「???何をだ。」
するとマナが小さく呟けばアリッストは少し顔を赤く染めて言った。
「お前を…愛してる。…って、だったらお前も言えよ!俺だけじゃなくて!」
「顔赤くしてるアリッストさん…可愛い。」
「うっせぇ!ほら!…お前も。」
可愛らしくなったアリッストにマナは微笑んでから宣言するのだ。
「僕も愛してます。…この気持ちは変わらない。…ずっと。」
2人の首元に描かれた薔薇が枯れるまで、生き続けるまで、2人は共に過ごすであろう。…悠久を共にする恋人として。
~Fin~
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