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僕の生きている意味。

振り返りたくない。【3】

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服の上からのキスであるにも関わらずアリッストのざらついた舌に愛撫されマナは甘い吐息を漏らせば彼はTシャツをたくし上げる。現れる色白な肌に軽くキスをしてからアリッストは言葉を漏らす。

「お前はさ?…今は俺の飼い主で?その前は専属飼育員だったんだぞ?…なのになんだ?…その人たらしは?」

「あぅっ…。そんなの…知りませんよ。」


「お前が知らなくても俺が気になるんだ。…バカクズのくせに、マナのくせに生意気だ。」

「ひぃあぅっ!!?」

パンツ越しに局部を触られて変な声を上げてしまうマナは薔薇に囲まれた世界で愛しい人…獣に犯されている自分に興奮してしまう。そんな彼は甘い声を漏らしながらアリッストに求める。

「アリッスト…さんに、妬かれて嬉しい…です。僕のこと考えてくれて。」

「バカ。考えてねぇよ。…ただ気になっただけだ。それだけだ。」

「ふふっ。それでも嬉しいです。」

勃ち上がっているマナ自身に愛撫をしてから後ろを指で解していけば甘い声が部屋に伝わる。本当は声を抑えようと我慢をしているマナではあるがここはマジックミラーかつ防音室。だから中からは見れても外からは見えないし声も伝わらない。しかし、誰かが来るかもしれないという興奮という名の恐怖に狩られマナはなんとか声を抑えようと手で口を押える。そんなマナが可愛らしかったのか指の本数を増やし声を出させようと画策するアリッストは同時に言葉責めをする。

「他の獣人が来るかもしれないな~?…お前のその貧相な身体と声で。」

「恥ずかしいですっ…。見られたくない…。」

「嘘コケ。本当は見られたくてしょうがない、アバズレなくせに?」

「ひどいです…。うぅっ…。」

気持ちよさと言葉により涙を流すマナの大きな瞳をベロリと舐め取りふき取る。それでも流れる涙に構わず指を抜いて太い肉棒をゆっくりと挿入する。

「うぅあっ…!!!くる…しい。くる…しいです。」

チンぐり返しの状態で声を上げるマナにアリッストは吐息を漏らして責め立てる。

「嘘だな。…本当は欲しがってたくせに。」

(否定するだろうけどな。まあ面白れぇ反応するだろうから期待しておくか。)

ゆっくりしたストロークで腰を振ればマナは少し苦しそうな、でもどこか満足そうな顔をしていた。

「あは…。ばれてたんだ。」

「???」

腰を振るのを止めるアリッストにマナは物欲しそうな顔をして顔を見るのだ。

「僕を求めて下さい。…アリッストさんにズコバコされてイジメられるの…僕、好きだから。」

マナの衝撃かつ変態発言にも関わらずアリッストはマナの憂いを見せた色気のある表情に顔を赤く染めた。

「!!!てめぇ。」

おっきくなったアリッストにマナは嬉しそうな表情を見せれば彼は腰を盛大に振ってマナを気絶させたという。


-僕の周りだけ血だらけだ。あっ。包丁がある。…僕じゃない!!!僕は濡れ衣だ!!!
…殺したのは父さんなのに。
でも信じてくれないよね。…だって僕は、ただの道具だから。-
そして青年は血だらけのまま飛び降りた。


目覚めるとマナはベットで眠っていたようだ。だがアリッストの姿は無い。

「あっ!!!というか!仕事に戻らないと!!!」

痛む腰を抑え身支度を整えて扉を開ければ…人が、いや頭に耳が付いてるから恐らく獣人だ。タキシードを着た灰色の髪をオールバックにして黒縁メガネをかけた品の良さそうな獣人。尻尾も長くふさふさしている様子がうかがえる。アリッストに匹敵するほどの美麗な男性にマナは鼓動を鳴らせば彼は顔を近づけてきた。

「…あなたがアリッストを購入した人間。興味深い。」

凛とした低音の声にマナが耳を傾ければ彼はとんでもないことを言うのだ。

「私はユキヒョウのハーメルン。あなたとあなたが購入した獣人…アリッストの性行為を見たいのだが。」

「…はい?」

突拍子もない言葉にマナは戸惑った。

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