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第5話 秘密兵器【1】
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自室にて。1人泣いているルルは、ソエゴンに掛けられた悪気の無い言葉に憤りと悲しみを持つ。その想いが涙となって発散するように彼女は嗚咽して泣いていた。
「ひぃっく…ひぅ…ひぃっく……」
…どうしてソエゴンは、私と結婚をしてくれないのだろう。
…どうしてソエゴンは、見た目が怖いだけで馬鹿な人達に蔑まれた人生を送ってきたのだろう。
―どうしてソエゴンは、自分自身を蔑むかのように自信を持ってくれないのだろう。
そのような疑問を持ったとき、ルルはこのような考えに至ったのである。
「ソエゴンは人間が好きだけど…自分は嫌いなんだ。だから自分のことを、料理も掃除も洗濯も…そして魔術もなんだって出来る凄い人なのに」
―それでも自分が許せないんだ。自分が醜いと思っているから。でも私は―
「そんなこと思わないわ。だって…ソエゴンに何度も助けられたんですもの」
するとルルは涙を拭っては自分の意志を固めるような決意する。
「私は自分自身が嫌いなソエゴンを救いたい。結婚の前にその事実が先決だわ」
…だったら意地でも変えさせてみせる。たとえソエゴンが―
「私に振り向かなくても。それでも私は…ソエゴンが大切で大事で愛しい存在だから」
するとルルは自身の頬を両手で軽く叩いてから、ソエゴンの元へ行こうとする。謝罪と共に結婚などしなくても良いから、ソエゴンの考えを変える為に。
―だが行動をしようとしたその時。窓際から音が聞こえたのだ。
―――ドンドンッドンッ!!!
まるで銃の発砲音のように鳴り響くのでルルは驚いて窓を開けると…そこには奇妙な青年がソエゴンに向けて発砲していたのである。
「ソエゴン…!!!?」
だから彼女は彼の安否確認をするようにわざと窓から飛び降りたのだ。
―彼女は信じているから。ソエゴンがこんなことで死ぬわけがないと。
そして案の定、ルルは信じても良かったらしい。
「ルルを守れ」
するとルルはクッションのようなものに包まれた。ゼリーのような弾性さと羽毛布団のような肌触りの良い不思議な魔術に助けられ、ルルは地面へ安全に降り立つ。そして無茶をした彼女に呆れつつも、敵の攻撃を薙ぎ払うソエゴンを彼女は見つめた。
…良かった。怪我はしてないわね。無事で良かった…。
しかし視界に留まるのは髪が朱色の…恐らくルルぐらいの歳の青年だ。黒スーツを着た彼は銃を片手にソエゴンに向けて発砲をする。
「補充-リロード-連射!!!」
すると彼の小型銃から光のように眩い素早い弾丸がソエゴンを襲う…かと思えば、彼は空いている左手で魔術を放つのだ。
「弾丸よ…踊れ。そして、かの者に鉄槌の雷を…唸れ!!!」
すると弾丸が踊るように離散し朱色の青年に向かったかと思えば…小型銃が突然、変化をして大きな盾になったのだ。
「…どういうこと?」
呆気に取られるルルにソエゴンは油断などせず、今度は天空に死なない程度の雷を落下させる。人間であれば少々気絶するぐらいの雷だ。
そんな中でソエゴンは思考を巡らせる。
…よく分かんないけど、さっきの男の子がなんで急に髪色が赤くなったのかも知りたいのもあるし。それにあの変化する武器があれば防げるはず―
―そう思ったのだが…事態は急変したのだ。
「ランジア!!!」
彼は雷が落ちた寸前に自身を守る盾を自分から除けて、雷を受けたのだ。
「…どういうこと?」
ルルと同様に不可思議な表情を見せるソエゴン。だが雷を受けた青年は気絶をしたのだろう。地面へと伏せてしまった。そして朱色に染まっていた髪色は穏やかな水色へと変化を遂げたのだ。その様子にソエゴンとルルは驚愕をする。
―だがもっと驚いたことが1つ。
『ハイド…、ハイド!!!?』
すると彼を守っていた盾もとい小型銃がさらに変化をし…少女へと変貌したのだ。彼よりかは一回り幼く、どこかルルに似ている少女。
その少女は気絶している青年へと駆け寄っては揺すり起し彼の安否を試みる。…彼女の髪色は紫がかっていた。
「ハイド…、起きてよ、ハイド…」
悲しげな表情を見せるか弱そうな少女の姿を見て、さすがの”魔王”を演じているソエゴンは素に戻ってしまいそうになった。…というか、なっていた。
「あ…あの、多分その人、気絶しているだけだし…僕も魔力を調節したから…」
「…ハイドが、動かない」
「あとで手当てもするし、回復魔法も出来るから、そんな泣き出しそうな―」
「…コロす」
「…え?」
衝撃的な言葉を言い放った少女は紫だった髪色を朱色に染めてソエゴンに向けて両腕を構える。
―するとなんということか。彼女の身に纏う黒のドレスを同調させるかのような黒い双剣が顕現した。その姿にソエゴンとルルはまたもや驚愕をする。
「この子は、この子達は…一体?」
ルルが問い掛けると少女は目をギラつかせ、その視線をソエゴンへ向けて言い放った。
「私はランジア。お父様…いや、アーク様に造られて産まれた”モノ”」
「アークに…?」
ルルの強張った顔など気にもせず、少女は魔王ソエゴンへ射抜くような視線で見つめた。その瞳は髪色と同じ真っ赤に染まっている。そして少女は叫んだ。
「そしてお前がコロしたのは…私が大好きな」
―兄のハイドだ!!!
すると少女は吠えるようにソエゴンへ向けて双剣を振り回した。だがソエゴンが魔術を使用せずとも回避できてしまう荒い剣裁きではあるが、少女は頭に血が上っているのか攻撃を止めることは無い。
一応、ルルには多用している防備魔術を掛け、ソエゴンは1人彼女の攻撃を受け止めるのだが…。かなり厄介なことになってしまった。
…これからどうしようかな。
魔王ソエゴンは猛犬のように唸るランジアへの対処に困った。
「ひぃっく…ひぅ…ひぃっく……」
…どうしてソエゴンは、私と結婚をしてくれないのだろう。
…どうしてソエゴンは、見た目が怖いだけで馬鹿な人達に蔑まれた人生を送ってきたのだろう。
―どうしてソエゴンは、自分自身を蔑むかのように自信を持ってくれないのだろう。
そのような疑問を持ったとき、ルルはこのような考えに至ったのである。
「ソエゴンは人間が好きだけど…自分は嫌いなんだ。だから自分のことを、料理も掃除も洗濯も…そして魔術もなんだって出来る凄い人なのに」
―それでも自分が許せないんだ。自分が醜いと思っているから。でも私は―
「そんなこと思わないわ。だって…ソエゴンに何度も助けられたんですもの」
するとルルは涙を拭っては自分の意志を固めるような決意する。
「私は自分自身が嫌いなソエゴンを救いたい。結婚の前にその事実が先決だわ」
…だったら意地でも変えさせてみせる。たとえソエゴンが―
「私に振り向かなくても。それでも私は…ソエゴンが大切で大事で愛しい存在だから」
するとルルは自身の頬を両手で軽く叩いてから、ソエゴンの元へ行こうとする。謝罪と共に結婚などしなくても良いから、ソエゴンの考えを変える為に。
―だが行動をしようとしたその時。窓際から音が聞こえたのだ。
―――ドンドンッドンッ!!!
まるで銃の発砲音のように鳴り響くのでルルは驚いて窓を開けると…そこには奇妙な青年がソエゴンに向けて発砲していたのである。
「ソエゴン…!!!?」
だから彼女は彼の安否確認をするようにわざと窓から飛び降りたのだ。
―彼女は信じているから。ソエゴンがこんなことで死ぬわけがないと。
そして案の定、ルルは信じても良かったらしい。
「ルルを守れ」
するとルルはクッションのようなものに包まれた。ゼリーのような弾性さと羽毛布団のような肌触りの良い不思議な魔術に助けられ、ルルは地面へ安全に降り立つ。そして無茶をした彼女に呆れつつも、敵の攻撃を薙ぎ払うソエゴンを彼女は見つめた。
…良かった。怪我はしてないわね。無事で良かった…。
しかし視界に留まるのは髪が朱色の…恐らくルルぐらいの歳の青年だ。黒スーツを着た彼は銃を片手にソエゴンに向けて発砲をする。
「補充-リロード-連射!!!」
すると彼の小型銃から光のように眩い素早い弾丸がソエゴンを襲う…かと思えば、彼は空いている左手で魔術を放つのだ。
「弾丸よ…踊れ。そして、かの者に鉄槌の雷を…唸れ!!!」
すると弾丸が踊るように離散し朱色の青年に向かったかと思えば…小型銃が突然、変化をして大きな盾になったのだ。
「…どういうこと?」
呆気に取られるルルにソエゴンは油断などせず、今度は天空に死なない程度の雷を落下させる。人間であれば少々気絶するぐらいの雷だ。
そんな中でソエゴンは思考を巡らせる。
…よく分かんないけど、さっきの男の子がなんで急に髪色が赤くなったのかも知りたいのもあるし。それにあの変化する武器があれば防げるはず―
―そう思ったのだが…事態は急変したのだ。
「ランジア!!!」
彼は雷が落ちた寸前に自身を守る盾を自分から除けて、雷を受けたのだ。
「…どういうこと?」
ルルと同様に不可思議な表情を見せるソエゴン。だが雷を受けた青年は気絶をしたのだろう。地面へと伏せてしまった。そして朱色に染まっていた髪色は穏やかな水色へと変化を遂げたのだ。その様子にソエゴンとルルは驚愕をする。
―だがもっと驚いたことが1つ。
『ハイド…、ハイド!!!?』
すると彼を守っていた盾もとい小型銃がさらに変化をし…少女へと変貌したのだ。彼よりかは一回り幼く、どこかルルに似ている少女。
その少女は気絶している青年へと駆け寄っては揺すり起し彼の安否を試みる。…彼女の髪色は紫がかっていた。
「ハイド…、起きてよ、ハイド…」
悲しげな表情を見せるか弱そうな少女の姿を見て、さすがの”魔王”を演じているソエゴンは素に戻ってしまいそうになった。…というか、なっていた。
「あ…あの、多分その人、気絶しているだけだし…僕も魔力を調節したから…」
「…ハイドが、動かない」
「あとで手当てもするし、回復魔法も出来るから、そんな泣き出しそうな―」
「…コロす」
「…え?」
衝撃的な言葉を言い放った少女は紫だった髪色を朱色に染めてソエゴンに向けて両腕を構える。
―するとなんということか。彼女の身に纏う黒のドレスを同調させるかのような黒い双剣が顕現した。その姿にソエゴンとルルはまたもや驚愕をする。
「この子は、この子達は…一体?」
ルルが問い掛けると少女は目をギラつかせ、その視線をソエゴンへ向けて言い放った。
「私はランジア。お父様…いや、アーク様に造られて産まれた”モノ”」
「アークに…?」
ルルの強張った顔など気にもせず、少女は魔王ソエゴンへ射抜くような視線で見つめた。その瞳は髪色と同じ真っ赤に染まっている。そして少女は叫んだ。
「そしてお前がコロしたのは…私が大好きな」
―兄のハイドだ!!!
すると少女は吠えるようにソエゴンへ向けて双剣を振り回した。だがソエゴンが魔術を使用せずとも回避できてしまう荒い剣裁きではあるが、少女は頭に血が上っているのか攻撃を止めることは無い。
一応、ルルには多用している防備魔術を掛け、ソエゴンは1人彼女の攻撃を受け止めるのだが…。かなり厄介なことになってしまった。
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