70 / 75
”狼”の舞台挨拶
【閑話休題】不幸ヤンキー、”狼”に任せる。
しおりを挟む
気が付けばそこはいつも使っているホテル…のような場所に居た。そして自分は裸でありベットに居るのだ。そして足元には…瓜二つの双子のような存在、赤い髪を二つに縛っている幸ともう1人の短髪の幸…ムマが自分を押し倒していた。そんな状況に哉太はふと悟る。
「あぁ…。これって夢か…。花ちゃんが俺を押し倒すことなんて滅多にないし、それにムマちゃんも居るし?」
「そうだよ?これは夢。目覚めたら覚えてないほどの…儚い夢。」
ムマが哉太にキスをしようとすれば彼は幸にキスをする。疑問を浮かべるムマではあるが哉太は笑って言うのだ。
「俺は今は花ちゃんの…幸の恋人だからキスをするのは幸にしかしない。俺、ムマちゃんは幸とは違うと思っているから。」
終始無言の幸ではあるが哉太の言葉を聞いてどこか嬉しそうに感じられる。そんな幸を見て哉太は微笑みがムマは意地悪な顔をして幸に抱き着きキスをしたのだ。
-プチュゥ…。クチュゥ…。
「はぁ…うぅ。ふぅ…んぅっ!」
幸に深い口づけをするムマが視線を哉太に向けて試すような顔をする。そんな彼に哉太は溜息を吐いてから幸とムマを引きはがし…今度はムマに軽いキスを送る。
-チュッ。
「…お兄さんずるいよ。…俺にしないって言ってたのに?」
「ムマちゃんがあまりにもして欲しそうに感じたから、つい…ね?」
「…幸を任せられるか心配だな。」
「???どういう意味。」
謎の言葉を告げるムマに哉太が首を傾げれば1人後ろを解して待ち構えている幸に哉太は唾を飲む。なぜか言葉を一言も発さない幸に疑問を感じるが、そんな中でムマは呪文のような言葉を発した。
「…我は彼岸花の魂である。我は彼…哉太もとい幸に献身の意義を持って…ここを立ち去る。」
「???ムマちゃん。どういう意味なの?どういうこと?何を言って?」
「…さよならって意味だよ。もう幸は、幸は1人じゃないから。…おにいさんが居てくれてるから。大丈夫だと信じてるから。」
ムマの身体が透き通っていき後ろを解している幸に憑依するかのように溶け出して中へと入る。すると幸は動きを止めて動かなくなってしまった。心配をする哉太は駆け寄るがすると幸は哉太を押し倒し解れている自身の後孔を撫でながら初めて言葉を発する。
「哉太…さん。俺とエッチすんの…嫌?」
後ろを解してから哉太の局部を触りうっとりとした表情を見せる幸に哉太は興奮を覚える。そんな彼に夢の中の幸が言ったのだ。
「俺ね?哉太さんとの…赤ちゃん欲しぃの。だから…一緒に…しよ?俺と…エッチして?」
キスを強請る幸に哉太が応えてキスをすれば…哉太は目を覚ました。
「???あれ?なんかすんごいよく分かんないような?変な夢を…。」
起き上がりトイレにでも行こうとすれば自身が大きくなっていることに驚く。朝勃ちなんて久しぶりであった。
「哉太さん~。メシできたから早く起き…て」
休日であり哉太宅にて勉強を教えてもらっていた幸が朝食が出来たことを哉太に伝えようとドアを開ければ勃起している哉太が居た。その姿に幸は顔を赤らめてからゆっくりと閉めて言い放つ。
「…なんか悪かった。朝食、ゆっくりでいいから。そんなに急がなくていいから。」
「えっ!??ちょっと待って!??これは…その。」
静かに閉められたドアに哉太と幸は何という言葉を掛ければ良かったのかを分からずにいるのであったとさ。
「あぁ…。これって夢か…。花ちゃんが俺を押し倒すことなんて滅多にないし、それにムマちゃんも居るし?」
「そうだよ?これは夢。目覚めたら覚えてないほどの…儚い夢。」
ムマが哉太にキスをしようとすれば彼は幸にキスをする。疑問を浮かべるムマではあるが哉太は笑って言うのだ。
「俺は今は花ちゃんの…幸の恋人だからキスをするのは幸にしかしない。俺、ムマちゃんは幸とは違うと思っているから。」
終始無言の幸ではあるが哉太の言葉を聞いてどこか嬉しそうに感じられる。そんな幸を見て哉太は微笑みがムマは意地悪な顔をして幸に抱き着きキスをしたのだ。
-プチュゥ…。クチュゥ…。
「はぁ…うぅ。ふぅ…んぅっ!」
幸に深い口づけをするムマが視線を哉太に向けて試すような顔をする。そんな彼に哉太は溜息を吐いてから幸とムマを引きはがし…今度はムマに軽いキスを送る。
-チュッ。
「…お兄さんずるいよ。…俺にしないって言ってたのに?」
「ムマちゃんがあまりにもして欲しそうに感じたから、つい…ね?」
「…幸を任せられるか心配だな。」
「???どういう意味。」
謎の言葉を告げるムマに哉太が首を傾げれば1人後ろを解して待ち構えている幸に哉太は唾を飲む。なぜか言葉を一言も発さない幸に疑問を感じるが、そんな中でムマは呪文のような言葉を発した。
「…我は彼岸花の魂である。我は彼…哉太もとい幸に献身の意義を持って…ここを立ち去る。」
「???ムマちゃん。どういう意味なの?どういうこと?何を言って?」
「…さよならって意味だよ。もう幸は、幸は1人じゃないから。…おにいさんが居てくれてるから。大丈夫だと信じてるから。」
ムマの身体が透き通っていき後ろを解している幸に憑依するかのように溶け出して中へと入る。すると幸は動きを止めて動かなくなってしまった。心配をする哉太は駆け寄るがすると幸は哉太を押し倒し解れている自身の後孔を撫でながら初めて言葉を発する。
「哉太…さん。俺とエッチすんの…嫌?」
後ろを解してから哉太の局部を触りうっとりとした表情を見せる幸に哉太は興奮を覚える。そんな彼に夢の中の幸が言ったのだ。
「俺ね?哉太さんとの…赤ちゃん欲しぃの。だから…一緒に…しよ?俺と…エッチして?」
キスを強請る幸に哉太が応えてキスをすれば…哉太は目を覚ました。
「???あれ?なんかすんごいよく分かんないような?変な夢を…。」
起き上がりトイレにでも行こうとすれば自身が大きくなっていることに驚く。朝勃ちなんて久しぶりであった。
「哉太さん~。メシできたから早く起き…て」
休日であり哉太宅にて勉強を教えてもらっていた幸が朝食が出来たことを哉太に伝えようとドアを開ければ勃起している哉太が居た。その姿に幸は顔を赤らめてからゆっくりと閉めて言い放つ。
「…なんか悪かった。朝食、ゆっくりでいいから。そんなに急がなくていいから。」
「えっ!??ちょっと待って!??これは…その。」
静かに閉められたドアに哉太と幸は何という言葉を掛ければ良かったのかを分からずにいるのであったとさ。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
目覚めたらヤバそうな男にキスされてたんですが!?
キトー
BL
傭兵として働いていたはずの青年サク。
目覚めるとなぜか廃墟のような城にいた。
そしてかたわらには、伸びっぱなしの黒髪と真っ赤な瞳をもつ男が自分の手を握りしめている。
どうして僕はこんな所に居るんだろう。
それに、どうして僕は、この男にキスをされているんだろうか……
コメディ、ほのぼの、時々シリアスのファンタジーBLです。
【執着が激しい魔王と呼ばれる男×気が弱い巻き込まれた一般人?】
反応いただけるととても喜びます!
匿名希望の方はX(元Twitter)のWaveboxやマシュマロからどうぞ(^^)
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
【完結】どいつもこいつもかかって来やがれ
pino
BL
恋愛経験0の秋山貴哉は、口悪し頭悪しのヤンキーだ。でも幸いにも顔は良く、天然な性格がウケて無自覚に人を魅了していた。そんな普通の男子校に通う貴哉は朝起きるのが苦手でいつも寝坊をして遅刻をしていた。
夏休みを目の前にしたある日、担任から「今学期、あと1日でも遅刻、欠席したら出席日数不足で強制退学だ」と宣告される。
それはまずいと貴哉は周りの協力を得ながら何とか退学を免れようと奮闘するが、友達だと思っていた相手に好きだと告白されて……?
その他にも面倒な事が貴哉を待っている!
ドタバタ青春ラブコメディ。
チャラ男×ヤンキーorヤンキー×チャラ男
表紙は主人公の秋山貴哉です。
BLです。
貴哉視点でのお話です。
※印は貴哉以外の視点になります。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる