上 下
3 / 75
余談シリーズ!

狼との触り合いっこ。

しおりを挟む
「ねぇ花ちゃん。…触り合いっこしない?」
 行きつけのホテルにてふかふかのベットに寝転べば哉太がニヤつきながら幸を誘う。哉太のニヤつき様に嫌な予感しかしない幸は哉太背を向けて言い放つ。
「別にいい。というか…いつもしてんじゃん。…その、あれで。」
「セ○クスのこと?」
「バカ!!!言うなっての!!ったく!…恥ずかしい奴。」
「まぁまぁ、そんなことよりもさ~?」
 哉太は幸を真正面に向けてから両手を取り、首筋を触らせる。色白の肌に硬め筋肉と骨ばった骨格に幸は不覚にも胸を高鳴らせてしまう。そんな彼に哉太は自身の鍛えられた胸筋を首筋をなぞらせながら触れさせていく。こちらは少し柔らかくてしかし硬い不思議な筋肉だ。筋肉のハリが違う様に幸は驚きを隠せないのもあるが少々自分が変態みたいで恥ずかしかった。
「…花ちゃん。なに赤くなってんの?…今は服の上からだけどさ…、直に触ってもイイケド?」
 誘惑する言葉に幸は顔を俯かせる。
「!!!んな。恥ずかしい事」
「こんな機会滅多にないよ~。お兄さんは良いよ?」
 含み笑いをする哉太では気にはなっていたので幸は誘いを乗ることにした。
「……。あとで恨み事吐いても知らねぇからな。」
「それはこっちのセリフ。」
 2人は軽いキスをしてから幸は服の下から胸筋を触っていく。やはりどこか柔らくて硬い不思議な感触に再度驚くが普段は触らない自分とは色違いのつぼみを触ってみれば哉太から甘い吐息が漏れた。自分を投影しているような姿に幸は恥ずかしくなってしまう。
「いいね…。なんか、こんな感じ…。幸も乳首触られている時、こんな風に、気持いいなって思うの?」
「……うるさい。」
 恥ずかしくなってしまったので今度は哉太の腹筋や脇腹を触っていく。こちらは硬く分厚い筋肉の付き方に幸は感嘆な吐息を吐けばいきなり哉太に手を取られてしまった。驚く幸に哉太はうっとりとした表情を見せる。
「まさか俺だけを触らせるわけないでしょ?…幸の身体も触らせて?」
 哉太が手早く幸の上着を脱がしていけば幸は慌てふためいた。
「はっ?はぁ!!?なんで俺も!?」
 文句を言おうとする幸に哉太はゆっくりと幸の首から首筋を手で滑らせる。首が弱い幸は甘い吐息を漏らし恥ずかしくなる彼に哉太はこれまた幸が弱い耳を攻めていくのだ。
「幸と出会った頃は首とか耳とかが一番弱かったよね…。」
「う…る…さい。耳元で、喋んな…。」
「ふふっ。でも…、今はここも弱くなっちゃったよね?」
「!!!やぁあっ!!!」
 哉太が触れた薄いピンク色の突起に触れられて声を上げてしまう幸に哉太は気を良くする。一方、幸は体中に電撃が走ったような感覚に鼓動を早くさせてしまう。そんな幸を見て楽しいのか哉太は幸の腕や胸を触りながら時折(ときおり)幸の乳首に触れていった。
「幸は細身のわりには力強いよね~。俺の磁力だってはねのけたし?」
 哉太が幸の乳首をつまんでは弄っていけば幸は感じすぎて涙が溢れてしまう。そんな幸を知っているが哉太はわざと意地悪をする。
「あれ?俺、そんなに悪い事した?…幸の乳首をすこ~しだけ触っただけで?」
 哉太が幸の乳首を親指と中指ではねる動作をする。すると幸は耐え切れなかったのか哉太の手を取ってから自身の股間へと触らせたのだ。
「もう…俺を…イジメんな。…早くシよ。もう…だめぇ…。」
 涙目で幸が訴えれば哉太は爆発してしまいそうな自身を何とか理性で抑えつけて上着を脱いでからレザーパンツを脱ぐ。今日のビキニは薄いピンクのビキニであった。そんな哉太の様子に幸は涙目になりながら彼にキスを要求する。
 -プチュゥ。クチュゥ。クチュゥ……。
 深く深くキスをして離せば銀の糸が橋を伝わらせて切れてしまった。すると幸は恥ずかし気に言い放つ。
「やっぱり…哉太さんのこと。体も心も好きだから…俺を見捨てないでね。俺、頑張るから…。」
 健気な可愛らしい言葉を紡ぐ幸に今度こそ哉太の理性は飛んでしまった。ローションを取り出し幸の後孔を撫でつけて解していく。しかし爆発しそうな自身が先にイクのでは格好がつかないので幸の弱いところを集中的に攻めていく。
 -グチュウゥ。グチュリ。ヌパぁ……。
「あっ…うあ…。かなた…さん…。俺だけイクの…やだぁ…。」
「はぁ…はぁっ…。俺が先にイったら格好がつかないから、幸が先にイってよ?可愛い幸がイってくれたら俺の”おちゅーしゃ”してあげる。」
 ”おちゅーしゃ”発言が分かっていない幸ではあるが行為がとてつもなく気持ちよくて甘い声が大きくなってしまう。
「あ”っあ”!!!もう…だめぇ…!!かなたさん…キスしてほ…しい。」
「!!!こういう時だけちゃっかりしてんだから!!!」
 2人が深いキスをすれば幸が達していたのであった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

珍しい魔物に孕まされた男の子が培養槽で出産までお世話される話

楢山コウ
BL
目が覚めると、少年ダリオは培養槽の中にいた。研究者達の話によると、魔物の子を孕んだらしい。 立派なママになるまで、培養槽でお世話されることに。

ノンケがメスにされる話

S_U
BL
ノンケ(強気)がやべえ野郎に襲われて気持ちよくなっちゃう話 変態×アキラ君 ⚠️注意⚠️ ・視点ブレブレ ・拘束ネタあり ・無理やり ・ほぼセッセッ ・過激な発言、エロ表現あり アキラ君tkbイキさせる話今月中には書きます!→投稿しました! 完結しました 他に書いたBL短編 【3人で出来るわけない!】→3P 【言葉攻め】→後輩×先輩

『僕は肉便器です』

眠りん
BL
「僕は肉便器です。どうぞ僕を使って精液や聖水をおかけください」その言葉で肉便器へと変貌する青年、河中悠璃。  彼は週に一度の乱交パーティーを楽しんでいた。  そんな時、肉便器となる悦びを悠璃に与えた原因の男が現れて肉便器をやめるよう脅してきた。 便器でなければ射精が出来ない身体となってしまっている悠璃は、彼の要求を拒むが……。 ※小スカあり 2020.5.26 表紙イラストを描いていただきました。 イラスト:右京 梓様

俺たちの××

怜悧(サトシ)
BL
美形ドS×最強不良 幼馴染み ヤンキー受 男前受 ※R18 地元じゃ敵なしの幼馴染みコンビ。 ある日、最強と呼ばれている俺が普通に部屋でAV鑑賞をしていたら、殴られ、信頼していた相棒に監禁されるハメになったが……。 18R 高校生、不良受、拘束、監禁、鬼畜、SM、モブレあり ※は18R (注)はスカトロジーあり♡ 表紙は藤岡さんより♡ ■長谷川 東流(17歳) 182cm 78kg 脱色しすぎで灰色の髪の毛、硬めのツンツンヘア、切れ長のキツイツリ目。 喧嘩は強すぎて敵う相手はなし。進学校の北高に通ってはいるが、万年赤点。思考回路は単純、天然。 子供の頃から美少年だった康史を守るうちにいつの間にか地元の喧嘩王と呼ばれ、北高の鬼のハセガワと周囲では恐れられている。(アダ名はあまり呼ばれてないが鬼平) ■日高康史(18歳) 175cm 69kg 東流の相棒。赤茶色の天然パーマ、タレ目に泣きボクロ。かなりの美形で、東流が一緒にいないときはよくモデル事務所などにスカウトなどされるほど。 小さいころから一途に東流を思ってきたが、ついに爆発。 SM拘束物フェチ。 周りからはイケメン王子と呼ばれているが、脳内変態のため、いろいろかなり残念王子。 ■野口誠士(18歳) 185cm 74kg 2人の親友。 角刈りで黒髪。無骨そうだが、基本軽い。 空手の国体選手。スポーツマンだがいろいろ寛容。

首輪 〜性奴隷 律の調教〜

M
BL
※エロ、グロ、スカトロ、ショタ、モロ語、暴力的なセックス、たまに嘔吐など、かなりフェティッシュな内容です。 R18です。 ほとんどの話に男性同士の過激な性表現・暴力表現が含まれますのでご注意下さい。 孤児だった律は飯塚という資産家に拾われた。 幼い子供にしか興味を示さない飯塚は、律が美しい青年に成長するにつれて愛情を失い、性奴隷として調教し客に奉仕させて金儲けの道具として使い続ける。 それでも飯塚への一途な想いを捨てられずにいた律だったが、とうとう新しい飼い主に売り渡す日を告げられてしまう。 新しい飼い主として律の前に現れたのは、桐山という男だった。

男の子の雌化♡

クレアンの物書き
BL
いろんな男の子達が従順なメス男子に変わっちゃうお話です!

僕の調教監禁生活。

まぐろ
BL
ごく普通の中学生、鈴谷悠佳(すずやはるか)。 ある日、見ず知らずのお兄さんに誘拐されてしまう! ※♡喘ぎ注意です 若干気持ち悪い描写(痛々しい?)あるかもです。

【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】

海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。 発情期はあるのに妊娠ができない。 番を作ることさえ叶わない。 そんなΩとして生まれた少年の生活は 荒んだものでした。 親には疎まれ味方なんて居ない。 「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」 少年達はそう言って玩具にしました。 誰も救えない 誰も救ってくれない いっそ消えてしまった方が楽だ。 旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは 「噂の玩具君だろ?」 陽キャの三年生でした。

処理中です...