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第24話 清廉なお方だから
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「おはようございます奥様、朝ですよ」
「やだうそ。いつの間にか眠ってしまったわ!」
ライカさんからいつもより控えめに声をかけられて、がばりと勢いよく起き上がった。
私は慌てて横を見るとアレクシス様は既にいなかった。シーツに手を当ててみるとひんやりしていて人がいた痕跡すらなかった。
「奥様、今日はゆっくりされていても大丈夫ですよ」
「……あ。ライカさん、おはようございます」
はっと我に返り、ライカさんに挨拶する。
「はい、おはようございます。いきなりお身体を起こして大丈夫ですか? おつらいのでは」
「え?」
「ん?」
しばし二人で顔を見合わせる。
「奥様、お体は大丈夫なのですか?」
「普通はつらいものなのですか?」
「さあ。人によるかと思いますが」
「そうですか」
また二人で顔を見合わせる。
「おつらくはなかったのですか?」
「おつらくは、なかったですね」
何もしていないのだから。
ただ横で一緒に寝ていただけなのだから。
「へぇ。あの旦那様が。意外……」
感心したような、呆れたようなライカさんの言葉に青くなる。
これはもしや旦那様の尊厳を貶める大変なお話ということなのだろうか。――それはだめだ! せっかくのご厚意を仇で返すことになってしまう。
アレクシス様が言っていた『心配する人間』というのはおそらくボルドーさんのことだろう。彼には知られてはいけない事情ということ。しかし一方で、これはアレクシス様の尊厳がかかっているのだ。
「あの。ライカさん、ここだけのお話にしてほしいのですが」
彼女に耳打ちすると私はすぐさま彼女の口を塞ぐ。
案の定、彼女は私の手の中で叫んだ。落ち着いたところで手を離す。
「そ、そうだったのですか」
「ええ。内緒にしてくださいね。くれぐれも侍従長の耳には入れないようにお願いいたします」
「は、はい。ですが私一人でこの重荷を抱えるのはつらく……せめて侍女長にお話ししていいですか?」
「分かりました」
頷くと部屋を飛び出して行き、瞬く間にグレースさんを連れて戻った。
グレースさんにも事情を詳しく説明すると彼女はさすが落ち着いたもので、ただ黙って頷く。
「なるほど。そうでしたか」
「ええ。アレクシス様はわたくしに時間を与えてくださいました。清廉なお方なのですね」
昨夜は突然の訪問に驚いてしまったけれど、アレクシス様は時間をかけて私と向き合っていきたいと言ってくださった。
どうしてそこまで誠実でいられるのだろう。私など夜が訪れるたびにどうやって逃れるかばかり考えていたというのに。
「はい。そういうお方です」
ヘタレなだけじゃないんですかと言うライカさんの頬をグレースさんが引っ張っている。
ライカさんは大丈夫だろうか。失言で首が飛ばされる前に、グレースさんによって顔が横に大きく伸びそうだ。
「とにかくこの件はわたくしが承りました。どうぞご安心くださいませ。この秘密、死守してみせます。あなたもよ、ライカ。いいこと。もし喋ったら今後二度と喋れないように喉潰すわよ」
「は、はい。分かっておりますよ!」
グレースさんの会話の中に不穏な言葉が含まれて聞こえた気がしたが、やっぱり気のせいのフリをした。
「それでは奥様。旦那様がお待ちですからご準備をして朝食をお召し上がりに向かってくださいませ」
「はい。分かりました」
準備を済ませると今日もアレクシス様は既に席に着いていた。
「おはよう」
私の顔を見るや彼は微笑で迎えてくれるが、その笑顔もさることながら昨日の今日でさすがに恥ずかしく思う。
「おはようございます、アレクシス様」
「よく眠れたか?」
「はい。ありがとうございます」
本当はさすがにベッドに入ってすぐという訳にはいかなかったけれど、それでも気付けば眠っていたようだった。
一方、アレクシス様の顔色もいつもと全く変わらず、横で眠っても何とも思わないどころか、むしろ安眠できたのだろうなと考えると少しだけもやもやした気分になる。
きっとアレクシス様は高潔なお方だから、聞くところによる好色な男性とは違うのだろう。あるいは私に魅力がないからそんな気も起こらなかっただけなのか。
……自分のなけなしの名誉のために前者ということにしておこう。
ふと気付くとアレクシス様に見つめられていた。
そのいつも真っ直ぐな瞳にどきどきして怯みそうになったが笑顔を返す。
「け、今朝のお食事は何が出るのでしょうか。楽しみですね」
「ああ、そうだな」
アレクシス様は小さく笑うと頷いた。
相変わらずの食いしん坊だと思われているかもしれないが、今は話の種として助けられている気がする。
そういえば。
昨日の夕食はいきなり私の話になって身が竦む思いだった。何を思って私の話になったのだろう。私を試していた……とは思えないが。いや。そんなことをするような方ではない。
まだ一緒になって日は浅いが、噂のような怖いだけの方ではなく、誠実で優しく、真摯な態度で人や物事に向き合う方であることを知った。だからこそ今、自分がしていることに苦しさを覚えた。
「行ってらっしゃいませ。お気を付けて」
食事を終えてアレクシス様のお見送りをする。
「ああ。ありがとう。行って来る」
アレクシス様はいつものように短く返事して身を翻した。しかし一、二歩いたところで足を止めて振り返ったと思ったら戻って来る。
「何かお忘れ――」
と、そこまで言ったところで、目の前が陰ると額に軽く熱いものが落とされた。
「では行って来る」
私と目も合わさずにすぐにアレクシス様は踵を返して出て行った。
茫然としていたが、ごほんと低く咳払いされ、ようやく思い当たる。アレクシス様はボルドーさんに見せつけるためにしたのだと。
それでも熱くなった頬がすぐに冷えることはなかった。
「やだうそ。いつの間にか眠ってしまったわ!」
ライカさんからいつもより控えめに声をかけられて、がばりと勢いよく起き上がった。
私は慌てて横を見るとアレクシス様は既にいなかった。シーツに手を当ててみるとひんやりしていて人がいた痕跡すらなかった。
「奥様、今日はゆっくりされていても大丈夫ですよ」
「……あ。ライカさん、おはようございます」
はっと我に返り、ライカさんに挨拶する。
「はい、おはようございます。いきなりお身体を起こして大丈夫ですか? おつらいのでは」
「え?」
「ん?」
しばし二人で顔を見合わせる。
「奥様、お体は大丈夫なのですか?」
「普通はつらいものなのですか?」
「さあ。人によるかと思いますが」
「そうですか」
また二人で顔を見合わせる。
「おつらくはなかったのですか?」
「おつらくは、なかったですね」
何もしていないのだから。
ただ横で一緒に寝ていただけなのだから。
「へぇ。あの旦那様が。意外……」
感心したような、呆れたようなライカさんの言葉に青くなる。
これはもしや旦那様の尊厳を貶める大変なお話ということなのだろうか。――それはだめだ! せっかくのご厚意を仇で返すことになってしまう。
アレクシス様が言っていた『心配する人間』というのはおそらくボルドーさんのことだろう。彼には知られてはいけない事情ということ。しかし一方で、これはアレクシス様の尊厳がかかっているのだ。
「あの。ライカさん、ここだけのお話にしてほしいのですが」
彼女に耳打ちすると私はすぐさま彼女の口を塞ぐ。
案の定、彼女は私の手の中で叫んだ。落ち着いたところで手を離す。
「そ、そうだったのですか」
「ええ。内緒にしてくださいね。くれぐれも侍従長の耳には入れないようにお願いいたします」
「は、はい。ですが私一人でこの重荷を抱えるのはつらく……せめて侍女長にお話ししていいですか?」
「分かりました」
頷くと部屋を飛び出して行き、瞬く間にグレースさんを連れて戻った。
グレースさんにも事情を詳しく説明すると彼女はさすが落ち着いたもので、ただ黙って頷く。
「なるほど。そうでしたか」
「ええ。アレクシス様はわたくしに時間を与えてくださいました。清廉なお方なのですね」
昨夜は突然の訪問に驚いてしまったけれど、アレクシス様は時間をかけて私と向き合っていきたいと言ってくださった。
どうしてそこまで誠実でいられるのだろう。私など夜が訪れるたびにどうやって逃れるかばかり考えていたというのに。
「はい。そういうお方です」
ヘタレなだけじゃないんですかと言うライカさんの頬をグレースさんが引っ張っている。
ライカさんは大丈夫だろうか。失言で首が飛ばされる前に、グレースさんによって顔が横に大きく伸びそうだ。
「とにかくこの件はわたくしが承りました。どうぞご安心くださいませ。この秘密、死守してみせます。あなたもよ、ライカ。いいこと。もし喋ったら今後二度と喋れないように喉潰すわよ」
「は、はい。分かっておりますよ!」
グレースさんの会話の中に不穏な言葉が含まれて聞こえた気がしたが、やっぱり気のせいのフリをした。
「それでは奥様。旦那様がお待ちですからご準備をして朝食をお召し上がりに向かってくださいませ」
「はい。分かりました」
準備を済ませると今日もアレクシス様は既に席に着いていた。
「おはよう」
私の顔を見るや彼は微笑で迎えてくれるが、その笑顔もさることながら昨日の今日でさすがに恥ずかしく思う。
「おはようございます、アレクシス様」
「よく眠れたか?」
「はい。ありがとうございます」
本当はさすがにベッドに入ってすぐという訳にはいかなかったけれど、それでも気付けば眠っていたようだった。
一方、アレクシス様の顔色もいつもと全く変わらず、横で眠っても何とも思わないどころか、むしろ安眠できたのだろうなと考えると少しだけもやもやした気分になる。
きっとアレクシス様は高潔なお方だから、聞くところによる好色な男性とは違うのだろう。あるいは私に魅力がないからそんな気も起こらなかっただけなのか。
……自分のなけなしの名誉のために前者ということにしておこう。
ふと気付くとアレクシス様に見つめられていた。
そのいつも真っ直ぐな瞳にどきどきして怯みそうになったが笑顔を返す。
「け、今朝のお食事は何が出るのでしょうか。楽しみですね」
「ああ、そうだな」
アレクシス様は小さく笑うと頷いた。
相変わらずの食いしん坊だと思われているかもしれないが、今は話の種として助けられている気がする。
そういえば。
昨日の夕食はいきなり私の話になって身が竦む思いだった。何を思って私の話になったのだろう。私を試していた……とは思えないが。いや。そんなことをするような方ではない。
まだ一緒になって日は浅いが、噂のような怖いだけの方ではなく、誠実で優しく、真摯な態度で人や物事に向き合う方であることを知った。だからこそ今、自分がしていることに苦しさを覚えた。
「行ってらっしゃいませ。お気を付けて」
食事を終えてアレクシス様のお見送りをする。
「ああ。ありがとう。行って来る」
アレクシス様はいつものように短く返事して身を翻した。しかし一、二歩いたところで足を止めて振り返ったと思ったら戻って来る。
「何かお忘れ――」
と、そこまで言ったところで、目の前が陰ると額に軽く熱いものが落とされた。
「では行って来る」
私と目も合わさずにすぐにアレクシス様は踵を返して出て行った。
茫然としていたが、ごほんと低く咳払いされ、ようやく思い当たる。アレクシス様はボルドーさんに見せつけるためにしたのだと。
それでも熱くなった頬がすぐに冷えることはなかった。
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