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第112話 別れ…
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「ちっ!本当に使えないわね!!」
「よく言う。僕の機械仕掛けの魔獣(デウスエクスキメラ)をあんなにしといて!!」
「貴方のは自業自得でしょっ!!」
「あのモンスターを作るために僕が何日寝ずに過ごしたかわかっているのか君はっ!!」
「知った事じゃありませんよ!貴方の作った役立たずなんか!!」
「僕の作品を貶すなっ!!」
聴いてるだけで腹が立ってくるなこいつらは。
自分が正しいと思っているのか??
ただ自分の欲を満たしたいだけだろ。
「まあ、ここまでにしましょうよ。」
「ですがドクター!!」
「この女が僕の作品を!!」
「早くしないと兵隊が来ますよ」
向こうからアリシアが読んだガネットの兵士達がこちらへ完全武装し向かって来ている。
「ちっ!」
「まあ、今日はここまでいいか。また急がしくなりそうだし」
「命拾いをしたわね!」
アイカ達は黒い空間の中へ入る。
涼は必死に跡を追っていくが既に空間は閉じられていた。
「お前ら…絶対にぶっ飛ばしてやるからなっ!!絶対にだっ!」
涼は泣き叫ぶ。
変身を解いたアリシア達は涼に駆け寄る。
「涼…」
「あのドラゴン…いや…俺達が倒してきた怪人達は…人間だったんだ…」
「嘘っ!!」
「まさか!?」
「そんな…」
三人も声を殺してしまう程驚く。
今まで倒して来た怪人達は皆、皇時也が人を材料に作り上げた怪物だった。
アイカが言っていた涼達に対する人殺しとはこの事だったのだ。
知らずに涼達は今まで怪人達を倒し、もとい命を奪っていたのだ。
「悔しい…こんな事まで知らなかったなんて…俺は悔しくて…クソっ!!」
涼は地面を殴る。
「涼。それは私達も同じよ」
「ああ、僕も許せない…」
「僕は情けないです…良いように騙されてアイツの実験に協力してこんな事態に…」
「愛(まこと)!過ぎた事はもう言わないで!」
アリシアは声を上げる。
「ですが!元を正せば僕達がした事が招いた事です。どれ程の罪を背負ったかようやく理解しましたから」
「それを理解できる様になったんなら。もういい」
「コハクさん…」
「そうだよな…愛ばかりが悪いんじゃねぇ。」
涼は立ち上がる。
「今は皆んなで目の前の助かった人達をまずは助けよう!それが戦隊だ!」
「「「ええ・ああ!」」」
「悪かったな。取り乱した」
「全くよ。お馬鹿なんだから!」
アリシアは笑いながら涼にそう言った。
「おーい姫さま!涼さん!」
「ベル!久々だな!」
「早く乗るでありますよ!もう皆んな乗ったでありますから!このまま近くの村で行くでありますよ!」
ベルは空飛ぶ船を涼達の側で着陸させるとハッチを開く。
「成る程な!あそこからブラキオは飛んで来たのか!!」
「ああ、中々快感だったぞ!」
「涼!早く行くティラ!」
小さくなっていたルビティラとブラキオサンドライトは先に船に向かう。
「何してるんだ涼!」
「先生!早く!」
「涼!行きましょう!」
「引っ張んなよ!」
アリシアはそう言うと涼の手を引いて船へ向かう。全員乗り込むと船は飛び上がる。
涼達は空から雪が溶けて元に戻りつつあるアリソナ砂漠を見渡す。
氷で出来た監獄 アイシクルプリズンが崩壊していく。あの監獄は皇時也の怪人クリエイトの材料と言う名の生贄確保の為に建設された建物だった。
アイスドラゴンはその過程で作られた怪物だった。それを利用されあのような氷の世界へ変貌してしまった事を後程涼達は知った。
アリソナ砂漠の入り口になっている砂漠の集落。
エルメットに船を着陸させ涼達は助けた人々を降ろした。
「ありがとうございます勇者様方!」
「いや、俺達は本当に何も出来なかったよ。アリシア達のおかげだ。」
「いいえ。涼のお手柄よ!」
「そうですよ先生!」
「まあ、今回は無茶が功を呈しただけだよ」
「素直じゃないでありますよ。猫ちゃん」
「ニヤニヤしながら猫呼ぶな!」
コハクはベルを追いかけて行く。
「あ、でも砂漠の薔薇はどうしましょうか?」
「あ、そうだったな…」
「今回は仕方ないわよ。改めて探しに行きましょう」
「砂漠の薔薇でしたらありますよ!」
助けた元囚人だった人がそう言った。
「本当ですか!?」
「私達それを探しにこの砂漠まで来たんです!」
「私この村の出身で裏の洞穴に沢山ありますよ!」
「涼!」
「よし、行ってみよう!」
涼達は男についていき村の外れの洞窟にやって来た。
涼達は剣を小さなツルハシ状に変形させ辺りの岩を削り穴を掘っていく。
すると白く胡桃くらの大きさの石が出てきた。
「あ!コレであります!!砂漠の薔薇であります!!」
「砂漠の薔薇は確か石膏でしたよね?」
「コレが砂漠の薔薇か~確かに花みたいだ!」
涼はそう言うと砂漠の薔薇を持ってみた。
砂漠の薔薇は砂漠地帯や山脈で取れる石膏が結晶化し固まった物なのだ。通称バサニ石。
「これだけあれば、大丈夫であります!」
砂漠の薔薇が一杯詰まった袋を抱き抱え船に戻るベル。
「皆さんはこれからどうするのですか?」
「魔王軍の本拠地を叩く!」
「はあ?魔界へ行くのか?」
「そうティラよミハ!」
「ミハエル。アンタにも世話になったな。アンタがルビティラを守ってくれたんだろ?」
「俺は認識阻害をかけただけだ」
ミハエルはそう言うと涼達から離れて行く。
「ミハ!ありがとうティラ!」
「照れ臭えよチビ助!」
「なあ、ミハエル。アンタも元勇者なら一緒に…」
「悪いが失礼する」
ミハエルはそう言うとマントとフードを被ると去って行った。
「行っちゃった…」
「アレが最後の先代勇者なのね!」
「奴は断った勇者だ。故に違う…」
「硬いなブラキオ!」
「喧しい!さっさとガネットへ帰るぞ!」
ブラキオはそう言うと船へ行った。
「本当に皆んなここでいいのか?」
「よかったら僕らの船で送りますよ!」
「いやいや私達はここで結構ですよ勇者様方!」
捕まえて囚人扱いされていた人達はこの辺りは地元だから大丈夫らしい。
「アリシア様」
「貴方はアイカの…」
アリシアに近づいてきて元監獄の官庁。
「いえ、勘違いしていた上に騙されていた身にございます。」
「貴方も苦労したのね…」
「はい、薄々感づいては今したが、父は断固として認めず、私が独断で調べる為に皆さんを利用した事をお許し下さい」
「大丈夫よ。涼は全然気にしてない馬鹿だから」
「ですが!」
「芝居だったんだろ?」
涼が声をかけて来た。
「涼!」
「遅いから迎えに来たんだ!」
「勇者様…この度はとんだ無礼を…」
「気にすんな!俺の仲間にリザードマンがいるんだ。だから気にすんな!」
「リザードマンが勇者に!?」
驚いている元官庁。
「デュラハンもいるのよ!」
「デュラハンまで勇者ですと!?」
「ああ、俺達は戦隊だ!」
「せ、戦隊??」
「正義の味方だ!」
涼は笑いながらそう言う。
相変わらず意味は伝わっていなかった。
「おーい!涼!姫様!」
「そろそろ帰りますよ!!」
船から二人を呼ぶコハクと愛。
「オウ!今行く!じゃな!!」
「皆さんもお元気で!」
二人も船へ走る。
「必ずこの世の平和をお願い致します!勇者様方!!」
「当たり前だ!俺達戦隊に任せてくれ!」
涼は甲板からそう言うと船は飛び上がる。
涼達は見送りに来てくれた人達に手を振り砂漠を後にガネットへ帰って行った。
涼達がガネットへ向かって旅立った頃。
グルミ族と村の人々の力で沢山のルチルを手に入れた信道達も本日ガネットへ帰国する。
「勇者様。色々とありがとうございました!」
「こちらこそ。助かりました!」
「皆さんのおかげで沢山集まりました!」
「感謝しきれませんよ!」
そう本当に助かった。
正直判らないくらい沢山ある岩から沢山削らなきゃならなかったのだからマンパワーは本当に必要だったのだ。
「海斗。帰っちまうのか?」
「ああ、仲間達が待ってるからな!」
「そうか。海斗頑張れよ!」
「ああ、必ず料理人になってみせる!!」
「バーカ!お前はもっと修行だ!!」
信道に小突かれり海斗。
「すんません…」
「うふふ!」
それを見て笑うリア。
「じゃあ海斗またな!」
「あ、ああ!またな!」
カイトとポップは人差し指と小さな手で握手を交わす。
「ゴルーケン!」
「アーアー!」
ゴルーケンは鞄から飛び出し巨大化する。
「じゃあ皆さんお元気で!」
「ありがとうございました勇者様!」
「皆さんありがとうございました!」
「ガネットに来たらウチの店に来てな!」
三人はゴルーケンに入るとプリズムで出来たコックピットへ転送される。
「アーアー!」
ゴルーケンは叫びながら翼を広げ飛び立って行く。
村の人々はゴルーケンが見えなくなるまで手を振り続けた。
「勇者か…海斗…俺も!」
「よく言う。僕の機械仕掛けの魔獣(デウスエクスキメラ)をあんなにしといて!!」
「貴方のは自業自得でしょっ!!」
「あのモンスターを作るために僕が何日寝ずに過ごしたかわかっているのか君はっ!!」
「知った事じゃありませんよ!貴方の作った役立たずなんか!!」
「僕の作品を貶すなっ!!」
聴いてるだけで腹が立ってくるなこいつらは。
自分が正しいと思っているのか??
ただ自分の欲を満たしたいだけだろ。
「まあ、ここまでにしましょうよ。」
「ですがドクター!!」
「この女が僕の作品を!!」
「早くしないと兵隊が来ますよ」
向こうからアリシアが読んだガネットの兵士達がこちらへ完全武装し向かって来ている。
「ちっ!」
「まあ、今日はここまでいいか。また急がしくなりそうだし」
「命拾いをしたわね!」
アイカ達は黒い空間の中へ入る。
涼は必死に跡を追っていくが既に空間は閉じられていた。
「お前ら…絶対にぶっ飛ばしてやるからなっ!!絶対にだっ!」
涼は泣き叫ぶ。
変身を解いたアリシア達は涼に駆け寄る。
「涼…」
「あのドラゴン…いや…俺達が倒してきた怪人達は…人間だったんだ…」
「嘘っ!!」
「まさか!?」
「そんな…」
三人も声を殺してしまう程驚く。
今まで倒して来た怪人達は皆、皇時也が人を材料に作り上げた怪物だった。
アイカが言っていた涼達に対する人殺しとはこの事だったのだ。
知らずに涼達は今まで怪人達を倒し、もとい命を奪っていたのだ。
「悔しい…こんな事まで知らなかったなんて…俺は悔しくて…クソっ!!」
涼は地面を殴る。
「涼。それは私達も同じよ」
「ああ、僕も許せない…」
「僕は情けないです…良いように騙されてアイツの実験に協力してこんな事態に…」
「愛(まこと)!過ぎた事はもう言わないで!」
アリシアは声を上げる。
「ですが!元を正せば僕達がした事が招いた事です。どれ程の罪を背負ったかようやく理解しましたから」
「それを理解できる様になったんなら。もういい」
「コハクさん…」
「そうだよな…愛ばかりが悪いんじゃねぇ。」
涼は立ち上がる。
「今は皆んなで目の前の助かった人達をまずは助けよう!それが戦隊だ!」
「「「ええ・ああ!」」」
「悪かったな。取り乱した」
「全くよ。お馬鹿なんだから!」
アリシアは笑いながら涼にそう言った。
「おーい姫さま!涼さん!」
「ベル!久々だな!」
「早く乗るでありますよ!もう皆んな乗ったでありますから!このまま近くの村で行くでありますよ!」
ベルは空飛ぶ船を涼達の側で着陸させるとハッチを開く。
「成る程な!あそこからブラキオは飛んで来たのか!!」
「ああ、中々快感だったぞ!」
「涼!早く行くティラ!」
小さくなっていたルビティラとブラキオサンドライトは先に船に向かう。
「何してるんだ涼!」
「先生!早く!」
「涼!行きましょう!」
「引っ張んなよ!」
アリシアはそう言うと涼の手を引いて船へ向かう。全員乗り込むと船は飛び上がる。
涼達は空から雪が溶けて元に戻りつつあるアリソナ砂漠を見渡す。
氷で出来た監獄 アイシクルプリズンが崩壊していく。あの監獄は皇時也の怪人クリエイトの材料と言う名の生贄確保の為に建設された建物だった。
アイスドラゴンはその過程で作られた怪物だった。それを利用されあのような氷の世界へ変貌してしまった事を後程涼達は知った。
アリソナ砂漠の入り口になっている砂漠の集落。
エルメットに船を着陸させ涼達は助けた人々を降ろした。
「ありがとうございます勇者様方!」
「いや、俺達は本当に何も出来なかったよ。アリシア達のおかげだ。」
「いいえ。涼のお手柄よ!」
「そうですよ先生!」
「まあ、今回は無茶が功を呈しただけだよ」
「素直じゃないでありますよ。猫ちゃん」
「ニヤニヤしながら猫呼ぶな!」
コハクはベルを追いかけて行く。
「あ、でも砂漠の薔薇はどうしましょうか?」
「あ、そうだったな…」
「今回は仕方ないわよ。改めて探しに行きましょう」
「砂漠の薔薇でしたらありますよ!」
助けた元囚人だった人がそう言った。
「本当ですか!?」
「私達それを探しにこの砂漠まで来たんです!」
「私この村の出身で裏の洞穴に沢山ありますよ!」
「涼!」
「よし、行ってみよう!」
涼達は男についていき村の外れの洞窟にやって来た。
涼達は剣を小さなツルハシ状に変形させ辺りの岩を削り穴を掘っていく。
すると白く胡桃くらの大きさの石が出てきた。
「あ!コレであります!!砂漠の薔薇であります!!」
「砂漠の薔薇は確か石膏でしたよね?」
「コレが砂漠の薔薇か~確かに花みたいだ!」
涼はそう言うと砂漠の薔薇を持ってみた。
砂漠の薔薇は砂漠地帯や山脈で取れる石膏が結晶化し固まった物なのだ。通称バサニ石。
「これだけあれば、大丈夫であります!」
砂漠の薔薇が一杯詰まった袋を抱き抱え船に戻るベル。
「皆さんはこれからどうするのですか?」
「魔王軍の本拠地を叩く!」
「はあ?魔界へ行くのか?」
「そうティラよミハ!」
「ミハエル。アンタにも世話になったな。アンタがルビティラを守ってくれたんだろ?」
「俺は認識阻害をかけただけだ」
ミハエルはそう言うと涼達から離れて行く。
「ミハ!ありがとうティラ!」
「照れ臭えよチビ助!」
「なあ、ミハエル。アンタも元勇者なら一緒に…」
「悪いが失礼する」
ミハエルはそう言うとマントとフードを被ると去って行った。
「行っちゃった…」
「アレが最後の先代勇者なのね!」
「奴は断った勇者だ。故に違う…」
「硬いなブラキオ!」
「喧しい!さっさとガネットへ帰るぞ!」
ブラキオはそう言うと船へ行った。
「本当に皆んなここでいいのか?」
「よかったら僕らの船で送りますよ!」
「いやいや私達はここで結構ですよ勇者様方!」
捕まえて囚人扱いされていた人達はこの辺りは地元だから大丈夫らしい。
「アリシア様」
「貴方はアイカの…」
アリシアに近づいてきて元監獄の官庁。
「いえ、勘違いしていた上に騙されていた身にございます。」
「貴方も苦労したのね…」
「はい、薄々感づいては今したが、父は断固として認めず、私が独断で調べる為に皆さんを利用した事をお許し下さい」
「大丈夫よ。涼は全然気にしてない馬鹿だから」
「ですが!」
「芝居だったんだろ?」
涼が声をかけて来た。
「涼!」
「遅いから迎えに来たんだ!」
「勇者様…この度はとんだ無礼を…」
「気にすんな!俺の仲間にリザードマンがいるんだ。だから気にすんな!」
「リザードマンが勇者に!?」
驚いている元官庁。
「デュラハンもいるのよ!」
「デュラハンまで勇者ですと!?」
「ああ、俺達は戦隊だ!」
「せ、戦隊??」
「正義の味方だ!」
涼は笑いながらそう言う。
相変わらず意味は伝わっていなかった。
「おーい!涼!姫様!」
「そろそろ帰りますよ!!」
船から二人を呼ぶコハクと愛。
「オウ!今行く!じゃな!!」
「皆さんもお元気で!」
二人も船へ走る。
「必ずこの世の平和をお願い致します!勇者様方!!」
「当たり前だ!俺達戦隊に任せてくれ!」
涼は甲板からそう言うと船は飛び上がる。
涼達は見送りに来てくれた人達に手を振り砂漠を後にガネットへ帰って行った。
涼達がガネットへ向かって旅立った頃。
グルミ族と村の人々の力で沢山のルチルを手に入れた信道達も本日ガネットへ帰国する。
「勇者様。色々とありがとうございました!」
「こちらこそ。助かりました!」
「皆さんのおかげで沢山集まりました!」
「感謝しきれませんよ!」
そう本当に助かった。
正直判らないくらい沢山ある岩から沢山削らなきゃならなかったのだからマンパワーは本当に必要だったのだ。
「海斗。帰っちまうのか?」
「ああ、仲間達が待ってるからな!」
「そうか。海斗頑張れよ!」
「ああ、必ず料理人になってみせる!!」
「バーカ!お前はもっと修行だ!!」
信道に小突かれり海斗。
「すんません…」
「うふふ!」
それを見て笑うリア。
「じゃあ海斗またな!」
「あ、ああ!またな!」
カイトとポップは人差し指と小さな手で握手を交わす。
「ゴルーケン!」
「アーアー!」
ゴルーケンは鞄から飛び出し巨大化する。
「じゃあ皆さんお元気で!」
「ありがとうございました勇者様!」
「皆さんありがとうございました!」
「ガネットに来たらウチの店に来てな!」
三人はゴルーケンに入るとプリズムで出来たコックピットへ転送される。
「アーアー!」
ゴルーケンは叫びながら翼を広げ飛び立って行く。
村の人々はゴルーケンが見えなくなるまで手を振り続けた。
「勇者か…海斗…俺も!」
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