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第99話 最悪の悪女
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島で火山が噴火を始めた。
いくら活火山といえども何かおかしい。
「さあ、もっとやりなさい!」
やっぱり裏があった…火山の山頂にアイカがいた。
「仰せのままに!」
ダイナマイトみたいな怪人が火山にダイナマイトを投げ込み大爆発させていた。
どうやらこれが理由だった。ていうか怪人何で久々だな。
ババアの屋敷の敷地内もとい火山の麓の森の中を彷徨っているルーガルと和樹とカイエンの胴体。
「(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
カイエンの胴体が何かを見つけたのか一目散に走り出す。
「なんだ急に?」
「頭を見つけのか?」
カイエンの胴体の先には…
「あがが…」
目を回してる生首事カイエンの頭があった。
「あ、カイエン殿の頭だ!」
「やっと見つけたか!」
「(≧∇≦)」
カイエンの胴体を頭を拾い上げ喜んでいる。
「いいから早く着けないか!」
目を覚ましたカイエンが胴体に怒鳴りつけた。
頭と体がやっとガッチリハマるとカイエンは首を鳴らす。いつの間に変身は解いていた。
2人も勇者石を外し変身を解いた。
「あいてて…あの野郎蹴飛ばしやがって」
「カイエン殿?大丈夫ですか?」
「とりあえずはな」
「一体何があったんだ?」
「実はな」
カイエンは簡単に説明した。
逃げ回る際にカイエンは頭を外し脅しのつもりで黒服達に頭を投げたが交わされそのまま穴に落ちてしまい、そこは牢屋につながっておりパーシーを偶然助け、頭だけでは仕方ない為電波を送る為に外に出ようとしたが上がれずパーシーに手伝ってもらったはいいが足元に鼠が出てきて驚いてパーシーに蹴飛ばされここに落ちたのだ。
「た、大変でしたな…」
ドッカーーーン!
再び火山が噴火した。
「いけね噴火してた!」
「俺達も早く逃げないと!!」
「馬鹿!島の連中を逃がさないと!!」
「ですが!我輩達も危ないですぞ!」
3人があーだこーだと言ってる時だった。
「急ぐのよ!」
「奥様…重いです!」
「根性を見せなさい!急ぎ山頂へ向かうのよ!」
血相を変え黒服達に担ぎ上げられながら山頂へ向かう。
今のは豚ババアだ。
山頂へ向かって行ったな…何か裏があるのかこの騒ぎ。
「あのババア屋敷に行かなかったのか?」
「屋敷なんかマグマに溶かされるからな。行ったって仕方ないだろ。」
「ですがあのガメツイ女が何故わざわざ火山に?」
「確かに何か裏ありそうだな…調べる価値はある!」
「ですが市民の誘導も大事かと!」
「俺達は戦隊だ!まずは市民の誘導が最優先だな」
「けど逃げ場はないですぞ!周りは海ですし!」
「船があるだろ」
「いや、この騒ぎで多分自分で精一杯だから他人は構わない筈だ。おそらく先に逃げた奴が乗って行ってない」
確かに人間族はそう言う生き物だからな。
いや種族に関わらず我先と逃げて取り合いになってる可能性が高い。
「では?どうすれば!?」
「ワニ!」
ワシの出番だな!おお!ワニ爺殿!
「確かにワニ爺ならこの島の人口くらいは何とかなる大きさだしな!」
「だが、島の連中が素直に乗るかどうか…」
「よし、分かれよう!ルーガルはワニ爺と集落へ向かって人民を非難させろ!」
「俺と和樹は山頂へ行ってみる!原因が分かれば止められる筈だ!」
「わかった!」
「分かりましたぞ!」
「ワニ!」
あいわかった!ワニ爺は鞄から飛び出しルーガルに抱えられた。
「いいかなるべく急げよ!後変身して誘導しろよ!その姿じゃ俺達はまず魔物で信用されないからな!」
「分かりましたぞ!」
「ワニ!」
でわ行くぞ蜥蜴!蜥蜴ではない!
「「いいから早く行け!」」
2人に怒鳴なられルーガルは集落へ向かった。
「よし、ルーガルの足ならすぐに集落へ着く!」
「俺達も行こう!」
カイエンと和樹も火山の山頂へ走る。
火山の山頂では既に噴火が激しくなり火山灰が降り始めている。
「いいですわよ!早く大噴火させなさい!」
「了解です!」
ダイナマイトの怪人は火山にダイナマイトを投げ入れようとする。
「ちょっとアイカちゃん!」
山頂まで担がれきたババアがアイカの名を叫んだ。黒服達はもはや立ち上がれない程疲労困憊だった。可愛そうに。
「あら叔母さま」
「一体何をやってるの!?」
「何って?パパの仇を討つ為の作戦ですわよ」
「火山を噴火させる事がなの!?」
「ええ、奴らを根こそぎ潰すならこれくらいは必要ですから」
「馬鹿言わないで!島が沈んだら私の財産も全て消えるのよ!!」
「別にいいじゃないこんな貧乏な島」
「私の財産はどうなるのよ!?」
「ああ、アレなら私が頂きましたわよ」
「は?」
「叔母さまなら必ず来ると思ってましたからね。今頃もぬけの殻ですわ!」
アイカはあくまでも父親の仇を討つのに協力はすると約束はしたが、やり方までは指示はされていなかった為ちょうど貧乏臭い地味な島と思い勇者達共々沈めると考えていたのだ。自分の実の叔母さえ巻き添いにして。ババアなら必ずこの噴火に気づいて血相を変えて聞きに来ると読みその際に留守になった屋敷から宝を魔人族の兵士に盗ませていたのだ。
「な、何て事を!あれだけ可愛いがってあげたのに!」
「うざいんですわよ豚ババア!」
「なっ!?」
「子供の頃からアンタは臭いしうざいしキモくて大嫌いだったんですよ。いい機会だからアンタも消えて下さいな!」
「な、何んて事を言うのよ。実の叔母に向かって!」
「魔人族のなり損ないを親戚に持った覚えはないわよ」
そうこのババアは角も魔力もないまま生まれて来た言わばただの人間と同じだったのだ。
だから弟に便乗し今日までやってきたのだ。
「あと、バルマスいやサタンが死んだからアンタはもう貴族でも何でもないわよ!まあ、溜め込んだ税金の回収の為の差押えと思って下さいね!」
アイカは嫌味たっぷりな言い方をした。
そう全ては勇者達を消すついでにこの鬱陶しい叔母とデブな恥さらしの従兄弟を消す為の作戦だったのだ。たまたま勇者達を見かけた為いい機会と思ったのだ。
「アイカ!貴様!!」
「そうよ。その顔が見たかったのよ!豚ババア~」
「貴様っ!!」
ババアはアイカに飛びかかる。
「気安く触らないで頂戴」
ダイナマイトの怪人がババアを捕まえてそのまま火山へ落とした。ババアはマグマの手前の熱い砂と岩にへばりつく。
「嫌ぁぁぁぁ!!」
余りの暑さに履いていたハイヒールが溶けてしまいには着ていた服に発火し燃え始めた。
必死に逃げるが上に上がれずマグマがどんどん上がって来ている。
「た、助けてーー!」
ババアは泣き叫ぶ。
「いいチャーシューになってね。叔母さま」
アイカはそう言うとダイナマイトの怪人がババアの元へダイナマイトを投げ込んだ。
ドッカーーーン!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ババアは悲鳴を上げながらマグマに落ちそして消えた。
「あっははは!可笑しい~あの豚の顔ときたら~もう滑稽ね~」
アイカは腹を抱えて大笑い。
長年のストレスの元凶がやっと消えて嬉しくてたまらないのだ。
「オイ!泥棒女!」
「アイカお前!」
「あら?犯罪者に死に損ないじゃない。黙って消えれば命は取らないわよ。今は気分がいいから」
「テメェ…仮にも自分の叔母だろ。」
「お前は自分の家族を殺して何も思わないのかっ!!」
カイエンと和樹はババアの悲鳴を聞きもしやと思ったが案の定、アイカは殺していた。
「アレが家族?豚は家畜よ。私の糧になったんだからいいの。まあストレス解消にはなったしね」
とんだ外道だ。こいつ本当に人なのか?人の皮を被った悪魔じゃないのか?
いや、人間と魔人族のハーフだからどっちもか。
「この噴火騒ぎもお前の仕業か!!」
「私じゃないわ。」
「嘘をつくな!!」
「だってこんな殺風景な島消した所で誰も何も思わないわ。美しくないもの~」
「勝手な事言ってんじゃねーよ!」
「この島の人達はどうなる!?」
「別に逃げたきゃ逃げればいいわ。げ民が死んでも大して変わりゃしないわ」
「「貴様!!」」
2人は声を荒げると剣を取り出すと勇者石をはめ込む。
ブラック!ザ!宝救武装!
バイオレット!ザ!宝救武装!
「「宝救武装(ホウキュウチェンジ)!」」
2人は声を掛け声を上げながら走ると剣から光が飛び出し走りながら変身した。
2人は剣をアイカに振り翳す。
「動くな!」
「「!?」」
ダイナマイト怪人は身体に時限爆弾をくくりつけられ亜人の子供を人質にしていた。
「な、怪人!?」
「しかも人質!?」
「動くなよ。このガキが死んでもいいのか?」
「助けて~」
泣き叫ぶ亜人の子供。
「くっ…」
「卑怯な…」
「よくやったわ!さあ変身を解いてマグマに剣を投げ捨てなさい!」
なんだと!?
「オイふざけんな!」
「出来る訳ないだろ!」
「じゃあこの亜人が死んでもいいの~?所詮は魔物。罪はないわよ~」
この野郎!2人は怒りで握りこぶしを作る。勇者か子供か測りにかけるまでもない。
カイエンと和樹は勇者石を外し変身を解いた。
「いいのか?」
「ああ、涼ならきっとこうした」
「たく、損だよな戦隊ってのは」
2人はそう言うと火山の火口に剣と石を投げ捨てた。
「これでいいんだろ!」
「その子を離せ!」
「いいわ。離しなさい!」
「仰せのままに」
ダイナマイトの怪人は亜人の子供をなんと火口へ放り込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
子供が声を上げる。
「オイ!約束が違うぞ!」
「時期女王がげ民と約束する訳ないでしょ」
「「貴様!」」
カイエンと和樹は火口へ走る。
「馬鹿がど真ん中だとうに死んどるわ!」
2人が火口を覗くと亜人の子供はいなかった。間に合わなかった…
2人は膝をつき下を向く。
「あははは!今日はいい日だわ!」
アイカが高笑いしてる時。
「すきやり!」
ゲシッ!
アイカは突然後ろから蹴飛ばされ転がり火口に落ちそうになる。
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!助けてーー!!」
ギリギリ捕まり踏ん張っている。
「あ、アイカ様!!」
ダイナマイトの怪人は慌てて助けに行く。
「い、今のは!?」
「アンタ達大した勇気ね!」
「あ、お前は!」
「どうしてここに!?」
アイカを蹴飛ばしたのはパーシーだった。
「あら?それが恩人に言う台詞?」
パーシーは笑顔で先程火口へ落とされた少年を見せた。
「無事だったのか!?」
「大丈夫だったか?」
2人は亜人の子供に駆け寄りしゃがみこみ目を合わせ大丈夫か確認した。
「うん!お姉ちゃんが助けてくれたの!」
「お前…」
「後これ、お宝をすんなり捨てんじゃないわよ!」
パーシーはマントから2人の宝救剣と真宝剣と勇者石を渡した。
「俺達の剣!!」
「拾ってくれたのか!」
「私は怪盗パ・ルームよ!盗めない物はないわ!」
全く泥棒に助けられるとはな。
「コソ泥風情が私に足蹴りを…よくも!!」
黒こげだらけねアイカが火口から抜け出しパーシーに指を指しそう言った。
「うっさいわ!卑怯な事しかしない小者はアンタよ!」
「何ですって!!コソ泥が!」
「私は怪盗よ!泥棒でーす!」
「ムッキーーー!」
真っ赤になるアイカ。
「もういいわ…こんな島滅びればいいわ!」
アイカは声を上げるとダイナマイトの怪人をつき飛ばし火口へ落とした。
「な、アイカ様!!」
「馬鹿!止めろ!そんな事したらっ!!」
しかし既に遅かった。
ダイナマイトの怪人が火口の底へ落ちた瞬間。
ドッカーーーン!
火山は大爆発し火山灰やマグマが降ってくるそしてとうとう溶岩が流れてしまった。
「あーはははは!これで終わりね!」
「お前気は確かか!?こんな事をして!」
「私は関係ないわ。恨むならそこのコソ泥を恨みなさい!じゃね!」
アイカはそう言うと消えた。
「オイ!待ちやがれ!」
「クソが!逃げたか!」
「まずいわよ!溶岩が!」
ヤバイヤバイヤバイ!!集落へ向かってやがる。
「オイ奴隷の子達は!?」
「大丈夫よ。逃して蜥蜴に任せたから!」
「ルーガルに?」
「ええ、集落は船の取り合いになってたんだけど大きなワニが みんなを非難させてるわ!」
「あの野郎やれば出来るじゃないか!」
「だが、そうかからず溶岩が港へ流れるぞ!」
そうだった!この溶岩を何とかしないと!?
「よし宝石獣だ!」
「ワニ爺は今手が離せない…」
「大丈夫だ!俺がいる!」
和樹はそう言うと召喚宝石をはめ込みグリップを引いた。
「召喚宝石獣(サモン)!」
和樹が剣を掲げると剣から光が吹き出し一直線に飛ぶと光の扉が現れ中から宝石獣が飛び出した。
「ウガァァ!」
何の用だクソ餓鬼!?
「な、何あれ?恐竜?」
「俺の相棒のカルタノだ!」
「ガル!」
ふざけんな!誰が相棒だっ!!
「オイ、カルタノ!怒ってないで手を貸せ!」
「ガル!?」
な、なんだこりゃっ!?
見渡す限り噴火と溶岩のまずい状況を理解するカルタノ。
「ウガァァァァ!」
馬鹿野郎!早く言わんかいっ!!
お前が話しを聞かなかったんだろ!
「お前達手伝え!」
「ギャオ!」
ま、仕方ないな。
「テゴー!」
やるぞー!
鞄から飛び出したオニステとステゴは巨大化し元の姿に戻る。
「どうする気?」
「宝石獣達でこの溶岩を止める!」
「それしか手はないか」
「む、無理よそんなの!!」
いくら伝説上の宝石獣でもマグマで溶けて消えちゃうわよきっと。
「大丈夫だ!」
「必ず止めてみせる!」
「何でそんな自身あるわけ!?」
「決まってんだろ!」
ブラック!ザ!宝救武装!
「俺達は」
バイオレット!ザ!宝救武装!
「「戦隊だ!」」
2人は再び変身した。
いくら活火山といえども何かおかしい。
「さあ、もっとやりなさい!」
やっぱり裏があった…火山の山頂にアイカがいた。
「仰せのままに!」
ダイナマイトみたいな怪人が火山にダイナマイトを投げ込み大爆発させていた。
どうやらこれが理由だった。ていうか怪人何で久々だな。
ババアの屋敷の敷地内もとい火山の麓の森の中を彷徨っているルーガルと和樹とカイエンの胴体。
「(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
カイエンの胴体が何かを見つけたのか一目散に走り出す。
「なんだ急に?」
「頭を見つけのか?」
カイエンの胴体の先には…
「あがが…」
目を回してる生首事カイエンの頭があった。
「あ、カイエン殿の頭だ!」
「やっと見つけたか!」
「(≧∇≦)」
カイエンの胴体を頭を拾い上げ喜んでいる。
「いいから早く着けないか!」
目を覚ましたカイエンが胴体に怒鳴りつけた。
頭と体がやっとガッチリハマるとカイエンは首を鳴らす。いつの間に変身は解いていた。
2人も勇者石を外し変身を解いた。
「あいてて…あの野郎蹴飛ばしやがって」
「カイエン殿?大丈夫ですか?」
「とりあえずはな」
「一体何があったんだ?」
「実はな」
カイエンは簡単に説明した。
逃げ回る際にカイエンは頭を外し脅しのつもりで黒服達に頭を投げたが交わされそのまま穴に落ちてしまい、そこは牢屋につながっておりパーシーを偶然助け、頭だけでは仕方ない為電波を送る為に外に出ようとしたが上がれずパーシーに手伝ってもらったはいいが足元に鼠が出てきて驚いてパーシーに蹴飛ばされここに落ちたのだ。
「た、大変でしたな…」
ドッカーーーン!
再び火山が噴火した。
「いけね噴火してた!」
「俺達も早く逃げないと!!」
「馬鹿!島の連中を逃がさないと!!」
「ですが!我輩達も危ないですぞ!」
3人があーだこーだと言ってる時だった。
「急ぐのよ!」
「奥様…重いです!」
「根性を見せなさい!急ぎ山頂へ向かうのよ!」
血相を変え黒服達に担ぎ上げられながら山頂へ向かう。
今のは豚ババアだ。
山頂へ向かって行ったな…何か裏があるのかこの騒ぎ。
「あのババア屋敷に行かなかったのか?」
「屋敷なんかマグマに溶かされるからな。行ったって仕方ないだろ。」
「ですがあのガメツイ女が何故わざわざ火山に?」
「確かに何か裏ありそうだな…調べる価値はある!」
「ですが市民の誘導も大事かと!」
「俺達は戦隊だ!まずは市民の誘導が最優先だな」
「けど逃げ場はないですぞ!周りは海ですし!」
「船があるだろ」
「いや、この騒ぎで多分自分で精一杯だから他人は構わない筈だ。おそらく先に逃げた奴が乗って行ってない」
確かに人間族はそう言う生き物だからな。
いや種族に関わらず我先と逃げて取り合いになってる可能性が高い。
「では?どうすれば!?」
「ワニ!」
ワシの出番だな!おお!ワニ爺殿!
「確かにワニ爺ならこの島の人口くらいは何とかなる大きさだしな!」
「だが、島の連中が素直に乗るかどうか…」
「よし、分かれよう!ルーガルはワニ爺と集落へ向かって人民を非難させろ!」
「俺と和樹は山頂へ行ってみる!原因が分かれば止められる筈だ!」
「わかった!」
「分かりましたぞ!」
「ワニ!」
あいわかった!ワニ爺は鞄から飛び出しルーガルに抱えられた。
「いいかなるべく急げよ!後変身して誘導しろよ!その姿じゃ俺達はまず魔物で信用されないからな!」
「分かりましたぞ!」
「ワニ!」
でわ行くぞ蜥蜴!蜥蜴ではない!
「「いいから早く行け!」」
2人に怒鳴なられルーガルは集落へ向かった。
「よし、ルーガルの足ならすぐに集落へ着く!」
「俺達も行こう!」
カイエンと和樹も火山の山頂へ走る。
火山の山頂では既に噴火が激しくなり火山灰が降り始めている。
「いいですわよ!早く大噴火させなさい!」
「了解です!」
ダイナマイトの怪人は火山にダイナマイトを投げ入れようとする。
「ちょっとアイカちゃん!」
山頂まで担がれきたババアがアイカの名を叫んだ。黒服達はもはや立ち上がれない程疲労困憊だった。可愛そうに。
「あら叔母さま」
「一体何をやってるの!?」
「何って?パパの仇を討つ為の作戦ですわよ」
「火山を噴火させる事がなの!?」
「ええ、奴らを根こそぎ潰すならこれくらいは必要ですから」
「馬鹿言わないで!島が沈んだら私の財産も全て消えるのよ!!」
「別にいいじゃないこんな貧乏な島」
「私の財産はどうなるのよ!?」
「ああ、アレなら私が頂きましたわよ」
「は?」
「叔母さまなら必ず来ると思ってましたからね。今頃もぬけの殻ですわ!」
アイカはあくまでも父親の仇を討つのに協力はすると約束はしたが、やり方までは指示はされていなかった為ちょうど貧乏臭い地味な島と思い勇者達共々沈めると考えていたのだ。自分の実の叔母さえ巻き添いにして。ババアなら必ずこの噴火に気づいて血相を変えて聞きに来ると読みその際に留守になった屋敷から宝を魔人族の兵士に盗ませていたのだ。
「な、何て事を!あれだけ可愛いがってあげたのに!」
「うざいんですわよ豚ババア!」
「なっ!?」
「子供の頃からアンタは臭いしうざいしキモくて大嫌いだったんですよ。いい機会だからアンタも消えて下さいな!」
「な、何んて事を言うのよ。実の叔母に向かって!」
「魔人族のなり損ないを親戚に持った覚えはないわよ」
そうこのババアは角も魔力もないまま生まれて来た言わばただの人間と同じだったのだ。
だから弟に便乗し今日までやってきたのだ。
「あと、バルマスいやサタンが死んだからアンタはもう貴族でも何でもないわよ!まあ、溜め込んだ税金の回収の為の差押えと思って下さいね!」
アイカは嫌味たっぷりな言い方をした。
そう全ては勇者達を消すついでにこの鬱陶しい叔母とデブな恥さらしの従兄弟を消す為の作戦だったのだ。たまたま勇者達を見かけた為いい機会と思ったのだ。
「アイカ!貴様!!」
「そうよ。その顔が見たかったのよ!豚ババア~」
「貴様っ!!」
ババアはアイカに飛びかかる。
「気安く触らないで頂戴」
ダイナマイトの怪人がババアを捕まえてそのまま火山へ落とした。ババアはマグマの手前の熱い砂と岩にへばりつく。
「嫌ぁぁぁぁ!!」
余りの暑さに履いていたハイヒールが溶けてしまいには着ていた服に発火し燃え始めた。
必死に逃げるが上に上がれずマグマがどんどん上がって来ている。
「た、助けてーー!」
ババアは泣き叫ぶ。
「いいチャーシューになってね。叔母さま」
アイカはそう言うとダイナマイトの怪人がババアの元へダイナマイトを投げ込んだ。
ドッカーーーン!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ババアは悲鳴を上げながらマグマに落ちそして消えた。
「あっははは!可笑しい~あの豚の顔ときたら~もう滑稽ね~」
アイカは腹を抱えて大笑い。
長年のストレスの元凶がやっと消えて嬉しくてたまらないのだ。
「オイ!泥棒女!」
「アイカお前!」
「あら?犯罪者に死に損ないじゃない。黙って消えれば命は取らないわよ。今は気分がいいから」
「テメェ…仮にも自分の叔母だろ。」
「お前は自分の家族を殺して何も思わないのかっ!!」
カイエンと和樹はババアの悲鳴を聞きもしやと思ったが案の定、アイカは殺していた。
「アレが家族?豚は家畜よ。私の糧になったんだからいいの。まあストレス解消にはなったしね」
とんだ外道だ。こいつ本当に人なのか?人の皮を被った悪魔じゃないのか?
いや、人間と魔人族のハーフだからどっちもか。
「この噴火騒ぎもお前の仕業か!!」
「私じゃないわ。」
「嘘をつくな!!」
「だってこんな殺風景な島消した所で誰も何も思わないわ。美しくないもの~」
「勝手な事言ってんじゃねーよ!」
「この島の人達はどうなる!?」
「別に逃げたきゃ逃げればいいわ。げ民が死んでも大して変わりゃしないわ」
「「貴様!!」」
2人は声を荒げると剣を取り出すと勇者石をはめ込む。
ブラック!ザ!宝救武装!
バイオレット!ザ!宝救武装!
「「宝救武装(ホウキュウチェンジ)!」」
2人は声を掛け声を上げながら走ると剣から光が飛び出し走りながら変身した。
2人は剣をアイカに振り翳す。
「動くな!」
「「!?」」
ダイナマイト怪人は身体に時限爆弾をくくりつけられ亜人の子供を人質にしていた。
「な、怪人!?」
「しかも人質!?」
「動くなよ。このガキが死んでもいいのか?」
「助けて~」
泣き叫ぶ亜人の子供。
「くっ…」
「卑怯な…」
「よくやったわ!さあ変身を解いてマグマに剣を投げ捨てなさい!」
なんだと!?
「オイふざけんな!」
「出来る訳ないだろ!」
「じゃあこの亜人が死んでもいいの~?所詮は魔物。罪はないわよ~」
この野郎!2人は怒りで握りこぶしを作る。勇者か子供か測りにかけるまでもない。
カイエンと和樹は勇者石を外し変身を解いた。
「いいのか?」
「ああ、涼ならきっとこうした」
「たく、損だよな戦隊ってのは」
2人はそう言うと火山の火口に剣と石を投げ捨てた。
「これでいいんだろ!」
「その子を離せ!」
「いいわ。離しなさい!」
「仰せのままに」
ダイナマイトの怪人は亜人の子供をなんと火口へ放り込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
子供が声を上げる。
「オイ!約束が違うぞ!」
「時期女王がげ民と約束する訳ないでしょ」
「「貴様!」」
カイエンと和樹は火口へ走る。
「馬鹿がど真ん中だとうに死んどるわ!」
2人が火口を覗くと亜人の子供はいなかった。間に合わなかった…
2人は膝をつき下を向く。
「あははは!今日はいい日だわ!」
アイカが高笑いしてる時。
「すきやり!」
ゲシッ!
アイカは突然後ろから蹴飛ばされ転がり火口に落ちそうになる。
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!助けてーー!!」
ギリギリ捕まり踏ん張っている。
「あ、アイカ様!!」
ダイナマイトの怪人は慌てて助けに行く。
「い、今のは!?」
「アンタ達大した勇気ね!」
「あ、お前は!」
「どうしてここに!?」
アイカを蹴飛ばしたのはパーシーだった。
「あら?それが恩人に言う台詞?」
パーシーは笑顔で先程火口へ落とされた少年を見せた。
「無事だったのか!?」
「大丈夫だったか?」
2人は亜人の子供に駆け寄りしゃがみこみ目を合わせ大丈夫か確認した。
「うん!お姉ちゃんが助けてくれたの!」
「お前…」
「後これ、お宝をすんなり捨てんじゃないわよ!」
パーシーはマントから2人の宝救剣と真宝剣と勇者石を渡した。
「俺達の剣!!」
「拾ってくれたのか!」
「私は怪盗パ・ルームよ!盗めない物はないわ!」
全く泥棒に助けられるとはな。
「コソ泥風情が私に足蹴りを…よくも!!」
黒こげだらけねアイカが火口から抜け出しパーシーに指を指しそう言った。
「うっさいわ!卑怯な事しかしない小者はアンタよ!」
「何ですって!!コソ泥が!」
「私は怪盗よ!泥棒でーす!」
「ムッキーーー!」
真っ赤になるアイカ。
「もういいわ…こんな島滅びればいいわ!」
アイカは声を上げるとダイナマイトの怪人をつき飛ばし火口へ落とした。
「な、アイカ様!!」
「馬鹿!止めろ!そんな事したらっ!!」
しかし既に遅かった。
ダイナマイトの怪人が火口の底へ落ちた瞬間。
ドッカーーーン!
火山は大爆発し火山灰やマグマが降ってくるそしてとうとう溶岩が流れてしまった。
「あーはははは!これで終わりね!」
「お前気は確かか!?こんな事をして!」
「私は関係ないわ。恨むならそこのコソ泥を恨みなさい!じゃね!」
アイカはそう言うと消えた。
「オイ!待ちやがれ!」
「クソが!逃げたか!」
「まずいわよ!溶岩が!」
ヤバイヤバイヤバイ!!集落へ向かってやがる。
「オイ奴隷の子達は!?」
「大丈夫よ。逃して蜥蜴に任せたから!」
「ルーガルに?」
「ええ、集落は船の取り合いになってたんだけど大きなワニが みんなを非難させてるわ!」
「あの野郎やれば出来るじゃないか!」
「だが、そうかからず溶岩が港へ流れるぞ!」
そうだった!この溶岩を何とかしないと!?
「よし宝石獣だ!」
「ワニ爺は今手が離せない…」
「大丈夫だ!俺がいる!」
和樹はそう言うと召喚宝石をはめ込みグリップを引いた。
「召喚宝石獣(サモン)!」
和樹が剣を掲げると剣から光が吹き出し一直線に飛ぶと光の扉が現れ中から宝石獣が飛び出した。
「ウガァァ!」
何の用だクソ餓鬼!?
「な、何あれ?恐竜?」
「俺の相棒のカルタノだ!」
「ガル!」
ふざけんな!誰が相棒だっ!!
「オイ、カルタノ!怒ってないで手を貸せ!」
「ガル!?」
な、なんだこりゃっ!?
見渡す限り噴火と溶岩のまずい状況を理解するカルタノ。
「ウガァァァァ!」
馬鹿野郎!早く言わんかいっ!!
お前が話しを聞かなかったんだろ!
「お前達手伝え!」
「ギャオ!」
ま、仕方ないな。
「テゴー!」
やるぞー!
鞄から飛び出したオニステとステゴは巨大化し元の姿に戻る。
「どうする気?」
「宝石獣達でこの溶岩を止める!」
「それしか手はないか」
「む、無理よそんなの!!」
いくら伝説上の宝石獣でもマグマで溶けて消えちゃうわよきっと。
「大丈夫だ!」
「必ず止めてみせる!」
「何でそんな自身あるわけ!?」
「決まってんだろ!」
ブラック!ザ!宝救武装!
「俺達は」
バイオレット!ザ!宝救武装!
「「戦隊だ!」」
2人は再び変身した。
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