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第71話 宝石最強合体

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「次はあの港街ですね」

「ええ、無様な王が無様に負けた地ですわ」

「ヴァンデストは本当に愚かな男でしたからね」

アインとアイカはカイアナスのすぐ近くまで来ていた。

カイアナスはかつて魔王ヴァンデストが支配し砂漠の街にした場所だ。
ヴァンデストは魔王であったがは真っ向勝負にこだわる変わった魔王だった。

「あの時は砂漠でしたが次は廃にしてやりましょう!」

「忌まわしき過去は消し去り理想郷の為に再び犠牲になってもらいましょうか」

「では行きましょうアイン様!」

「ちょっと待った!」

「「?」」

アインとアイカが上を見上げるとプテラに乗った涼が上から降りてきた。

「また貴方ですか?」

「ていうか生きていたのですね。汚ならしあゴキブリ並の生命力ですわね!」

「ゴキブリのがまだ悪い事してないわ!お前はゴキブリよりタチ悪いんだよ!」

「わ、私をあの汚らしい害虫呼ばわりですって!即死刑ですわよ!犯罪者!!」

「害虫だっていなきゃ自然はやってけないんだよ!」

その通りだ。ラフレシアだってハエがいないと増えないしな。

「馬鹿な発言をしに来ただけならさっさと殺しますよ!」

「簡単に殺される訳ないだろ!」

涼はそう言うと宝救剣と勇者石(チェンジストーン)を取り出し嵌め込む涼。

レッド!ザ!宝救武装!

「宝救武装(ホウキュウチェンジ)!」

涼の掛け声に合わせ剣から赤い光が吹き出し涼の身体に纏うと光は赤いスーツとルビーの鎧に変わり涼に纏っていくと最後にパートナーを模したヘルメットを装着し変身完了した。

「邪魔なんかしても無駄ですよ。貴方はもはや必要ないんですからね!僕が新たな救世主ですからね!」

「救世主は人殺しは死んでもしない!」

「なら貴方は消える運命の屍だ!さっさと消えろっ!!」

アインは黒い宝石をグラムに嵌め込み地面に差し込む。

「魔宝獣召喚!」

アインの掛け声に合わせ地面から黒い煙が吹き出し中から黒い獣達が飛び出して来た。

「ワォーーン!」
「ガォーー!」
「ブモォーー!」

「魔人合体!」

三体の邪な魔獣達は体をバラし一つに集まりアインを内部のコックピットへ移動させた。

「完成!ジンカイザー!」

黒き邪なる魔人ジンカイザーが完成した。

「絶対にこれ以上行かせねぇぞ!来いカルタノ!」

涼の叫びに答えプテラの背から飛び降りたカルタノとスティラコが巨大化し降りて来た。

「ウガァァァ!」
行くぞい人間!

「スティーー!」
アインもうやめて!

「カルタノにスティラコ…裏切り物の飼い犬達が僕に歯向いますか!」

「コイツらはお前の飼い犬なんかじゃない!俺たちの仲間だ!」

「テラー!」
良く言ってくれまーした涼!

「ガル!」
さあ、暴れるぞ涼!

「おう!行くぜ!宝石合体!」

涼の叫びに答え三体の宝石獣達はその身体をバラバラにし一つに集まる。

カルタノが胴体と両足と頭部を担当し。次にスティラコが右手を構成し頭が肩当てになり右に合体しプテラは巨大な翼を背中に合体し余った身体は左手を構成し頭は兜を構成しそれぞれ合体した。最後にカルタノの頭が胸に合体しスティラコの尻尾とカルタノの尻尾が合体した剣を装備し合体が完了した。

今、悪しき力から解放された最強の宝石獣達は再び人間と心を一つにし正義の宝石巨人として生まれ変わった。

「完成!カルタノハオー(ジャスティス)!」

その姿は美しく輝く紫と青と黄色の鮮やかサファイアの巨人だった。

「カルタノハオー!!散々僕達を裏切ったどうしようもないロボットの分際で僕に逆らうかっ!ああっ!?」

コックピット越しからドスの効いた声で怒鳴りながら剣を構えて突っ込んでくるジンカイザー。

「それはお前が弱かったからだろ!」

カルタノハオーは剣を右手に構えジンカイザー目掛けて走りお互いの巨人の剣が激しくぶつかり合う。

「くっ!」

「この野郎!」

2体の巨人は激しく街の前でぶつかり合う。
その激しい戦いに街の人達が気づかない訳はなく続々と人が出てきた。

そして2体の巨人の登場にただ事では無いと感じ街の人達は慌てて逃げていく。

「まずい街の人達が!カルタノ。此奴をもっと離してくれ!」

「ガル!」
おっしゃあーー!

カルタノハオーはジンカイザーの剣を弾くと腹に蹴りをお見舞いしジンカイザーをかなり先まで蹴り飛ばした。

ジンカイザーは背中から地面に叩きつけられた。

「ぐわっ!流石にカルタノハオーはやりますね」

「ルビティラよりパワーあるじゃんか!すげぇよお前ら!」

「ウガァァァ!」
あったりまえじゃ!ワシらは最強じゃ!!

これがカルタノハオーの本当の力である。
流石最強と呼ばれた宝石獣の巨人だぜ!

「よし反撃だ!」

カルタノハオーは空高く飛び上がる。

「空から来るとは卑怯な!」

「お前もやってたろうが!」

カルタノハオーは上空から剣をふりかざしジンカイザーを斬りつける。

「うわー!!」

ジンカイザーは吹っ飛ばされる。

「アイン様!」

「何やってるんですか!それでも僕の飼い犬ですか!さっさと奴を殺すんだお前達!」

ジンカイザーは立ち上がって武器を持ち直す。

「いけるカルタノハオーなら勝てるかもしれない!」

「テラー!」
かもじゃなく勝つでーす!

「スティ!」
一気に倒しましょう涼さん!

「時間稼ぎなんかもういい。アイツを倒す気で行くぞ!」

「そうだな!一気にかたをつける!」

カルタノハオーは空高く舞い上がり剣を構えるとエネルギーを貯め始めた。

「アイン様!」

「カルタノハオー!天空破砕斬!」

カルタノハオーは上空から剣を一気に振りかざしジンカイザーにトドメを刺しにかかる。

「僕を舐めるなっ!!」

カルタノハオーの攻撃が当たる瞬間ジンカイザーは自ら合体を解除し三体の魔宝獣に分かれ攻撃を交わした。

「ばらけて交わしたのか!?」

「それだけではありませんわよ!」

「何!?」

カルタノハオーの背後から強烈な体当たりが来た。

「うわー!」

カルタノハオーは吹っ飛ばされた。

「な、何だ?」

背後には水牛の魔宝獣がいた。

「は?牛だと!?いつの間に!」

「牛だけじゃありませんわよ!」

「シャアー!」

カブッ!

「グガァァァ!」
いってぇー!

黒いサメがカルタノハオーに噛み付いた。

「さ、サメだ!」

黒いサメは空を泳ぐ様に飛び回る。
カルタノハオーは突然持ち上げられた。

「な、何だ??」

「ウホァーー!」
ご、ゴリラ!?

黒いゴリラがカルタノハオーを投げ飛ばしすかさず黒い水牛がカルタノハオーに体当たりしカルタノハオーは背中から叩きつけられた。

「いっつ…他にもいたのかよ…」

ていうかパクリすぎだ!

「アイカさん。余計な事をしないで下さい!」

「あら、私は助けた覚えはありませんわよ!アイン様。彼らが勝手に現れただけですわ」

嘘つけこんちくしょうが! 

カルタノハオーは身体中にヒビが入り始めた。

「ガル…」
クソ…身体が…

「スティ…」
私も…

「テラ…」
羽が折れちったーよ…

「みんな大丈夫か?」

黒いゴリラがカルタノハオーの背後に回りカルタノハオーを押さえつけた。

「コイツ離せよ!」

カルタノハオーはもがくが凄い力で抑えつけられて身動きが取れない。

「ブモォー!!」

黒い水牛がカルタノハオーに体当たりした。

「うわー!」

カルタノの顔にヒビが入る。

「まずい合体が維持できなくなって来た」

カルタノハオーは身体にかかる負担によりパワーが下がり始めて来た。このままでは合体が維持できなくなる。

「それもう一発お見舞いしなさい!」

アイカがそう言うと水牛の魔宝獣がカルタノハオーにもう一度突進して来た。

「まずい!」

「ガル…」
お前は逃げろ!

「え…」

カルタノハオーは攻撃を受ける直前に涼をコックピットから追い出した。

「何すんだカルタノ!」

カルタノハオーは水牛の突進をモロにくらい爆発すると合体が解除されバラバラになり元に戻ってしまった。

「カルタノ、スティラコ、プテラ!」

「ガル…」
けっ…かっこ悪いな…

「スティ…」
動け…ません…

「プテ…」
もうダーメ…

三体は力尽き気を失ってしまった。

「こんなやりかたは好きじゃないですが…」

「これで邪魔は消えましたわ!さあ、魔獣達あのB級品をバラバラにしなさいな!」

「やめろ!」

涼は叫びながら走るが間に合わない。

黒いゴリラの拳がカルタノに当たってしまう。

「兄貴!!」

ルビティラが雄叫びを上げながら体当たりし黒いゴリラを吹っ飛ばした。

「ルビティラ!」 

「涼、待たせたなティラ!」

「「「「「「涼・涼殿・涼さん」」」」」」

仲間達が宝石獣に跨り駆けつけた。

「ああ…みんなー!!」

「アリシア!」

「全員揃いましたか…」

「涼大丈夫?」

「ああ、俺は大丈夫だけどカルタノ達が」

ルビティラとマリケラはカルタノとスティラコに近づく。

「兄貴!」

「ケラーー!」
ママ!

「ガル…」
五月蝿いわいティラ坊…おちおち寝れんじゃろが…カルタノ無事だったか!

「スティ…」
大丈夫だからね。スティラコはマリケラに顔を擦りつけた。

「ケラーー」
ミーは?あ、大丈夫だなこりゃ。

「涼、とりあえずやったが後はぶっつけだいいな?」

「おう。ぶっつけは戦隊のお決まりだ!」

「何人集まろうと魔宝獣には勝てませんわよ!」

「本当に無駄な事が好きなんですね」

「無駄なんかじゃねぇ!」

涼は叫んだ。

「無駄な事をしてるのはお前らなんだよ!」

「何だと!」

「前にも言ったろ人殺しは許される事じゃない!ましてや救世主でも何でもない。お前らはただの汚い本物の悪党だ!」

「お黙りなさい!寝言は死んでからいいなさい!」

アイカがそう言うと集まる魔宝獣とジンカイザー。

「みんな行くぜ!」

「「「「「「オウ!」」」」」」

仲間達は剣を取り出して勇者石をそれぞれ嵌め込み入れた。

ブラック!ザ!宝救武装!
ブルー!ザ!宝救武装!
グリーン!ザ!宝救武装!
ピンク!ザ!宝救武装!
へい!とりあえずゴールド一丁!
マジェスティ!ザ!宝救武装!

「「「「「宝救武装(ホウキュウチェンジ)!」」」」」

「乾杯(プロージット)!」

6人の剣から各色の光が吹き出しその光が身体を纏いスーツと鎧が形成され身に纏い最後に各パートナーを模したヘルメットを装着し変身完了した。

「情熱のルビー!ホウキュウレッド!」

「激突のオニキス!ホウキュウブラック!」

「揺蕩うアクアマリン!ホウキュウブルー!」

「疾風(はやて)のエメラルド!ホウキュウグリーン!」

「輝きのピンクダイヤモンド!ホウキュウピンク!」

「一金提供!ホウキュウゴールド!見参!」

「高貴の銀帝!ホウキュウシルバー!降臨!」

「「「「「「「勇気の宝石身に纏い!」」」」」」」

「我ら7人の救世主!」

「宝石戦隊!」

「「「「「「「ホウキュウジャー!」」」」」」」

7人の名乗りを終えると各色の花火が上がる。

「はいはい今度は最後まで聞きましたよ…で、何をするんですか?今更…」

「悪あがきしたって勝てないわよ!」

「どうかな!行くぜみんな!」

「「「「「「もちろん!」」」」」」

宝石獣達はパートナーをプリズムで出来たコックピットへ転送する。

「見せてやるぜ。最強のホウキュウオーを!」

「最強のホウキュウオー?」

「宝石最強合体!」

涼の掛け声で宝石獣達は身体をバラバラにした。
まず下駄パーツになったブラキオにオニステとラルトルがそれぞれ合体し足首になりその上にワニ爺のパーツが合わさり両足を構成しその上に膝まで作ったルビティラの胴体が合体しその膝にオニステとラルトルの頭がくっついた。次に太ももにブラキオのアレキサンドライトがくっつき足が完成した。右にパッキーが変形しその周りにブラキオのパーツが合わさり装甲になり合体しその肩にパッキーの頭が合体し次にマリケラも同じく左手を構成しブラキオのパーツが合わさりそのまま合体しマリケラの頭が左肩にくっつき両手が出来上がる。カブトの胴体が合わさり長い持ち手になりその下にワニ爺の尻尾が付き、上には口を開いたルビティラの頭がくっつきその先にイカちゃんが合体し巨大な剣になる。アンキロの甲羅が真ん中に合体しその周りにワニ爺とブラキオの身体が合わさり身体の装甲を作っていく。両手にラルトルの尻尾と合体したブラキオのキャノン砲が左手に合体し右にはブラキオの尻尾の槍が合体し先を上に折りたたまれた。ワニ爺の頭が背中にくっつきゴルーケンの身体は合体した剣に合わさり黄金に輝く巨大な武器になる。最後にブラキオの頭部がヘルメットになり合体し完成した。

今、7人の勇者と10体の宝石獣が合わさり悪を完全に葬る究極の巨人が誕生する。 

「「「「「「「完成!グランドホウキュウオー!」」」」」」」

今まさに究極にして巨大な最強の宝石巨人。
グランドホウキュウオーが完成した。
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