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第71話 偽物VS本物
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ガネットの深夜の月に当たり禍々しいしく黒光る魔人ジンカイザー。
正真正銘、宝石獣達を真似て作られた魔人族の新たな勢力だ。
「魔人族側の宝石巨人!?」
「まさか、こいつらも涼の本のパクリか!?」
「ふざけんな!そんなもんに負けるかよ!」
「そうだティラ!」
ルビティラ達が駆けつけて来た。
「ルビティラ!」
「涼、あの偽物をバラバラにするティラ!」
「おう!行くぞみんな!」
涼達も宝石獣達に飛び乗りプリズムで出来たコックピットに移動した。
「「「「「「宝石合体!」」」」」」
「宝石変形!」
宝石獣達はその身体をバラバラにバラけると1つに集まり神秘の宝石巨人が誕生する。
「「「完成!ホウキュウオー!」」」
「「完成!ゲーターオー!」」
「上がったぜ!エンカイオー!」
「降臨!ブラキオダイオー!」
4体の宝石巨人が揃い魔人に戦いを挑む。
「偽物野郎!バラバラにしてやる。行くぞ!」
ホウキュウオーが真っ先に飛び出し右のダイヤパンチをお見舞いした。
「ダイヤパンチ!」
「パンサーアタック!」
ジンカイザーは左の黒豹の顔で応戦した。なんと硬いパッキーの頭にヒビが入っりホウキュウオーはよろけてしまう。
「パッキー!大丈夫ですか!?」
「ぱ、パッキ~~」
痛いよ~!ありゃ泣き出しちゃった。
「ワニ!」
次はワシらだ!ゲーターオーはラプトルランスをドリルのように回転させ攻撃する。
「ラプトルランス!」
「ウルフファング!」
ジンカイザーの右の狼がラプトルランスをバラバラに噛み砕いた。
「ギャー!」
俺の尻尾!?まさかの出来事に慌てるラルトル。
「ラルトル無事か!?」
「ギャー!」
見りゃわかんだろ馬鹿野郎!言い争いしてる場合か!!
「ダイオウイカ一線!」
「ライノスボンバー!」
「うわっ!?」
エンカイオーが雷を纏ったイカ大剣を振りかざすとジンカイザーは交わして胸のサイから大砲が出てエンカイオーの胸に直撃した。エンカイオーは吹っ飛ばされ城に激突しアンキロの甲羅に凄いヒビが入った。
「のぶさん!」
「こっちは大丈夫だ!」
「こんな偽物に…」
「いやもはや宝石獣ですらないぞ!」
「今度は私が!」
ブラキオダイオーは左の槍でジンカイザーを突き刺す。
ジンカイザーは簡単に交わしブラキオダイオーの槍を蹴り一発でバラバラに破壊した。
「な、馬鹿な。アレキサンドライトが砕けただと!?」
「ありえないわどうして!?」
「どうしたんですか?その程度なら話になりませんよ!」
「エンガホウキュウオーだ。行くぜ!」
「おうティラ!」
「真・宝石合体!」
「やらせる訳ないでしょ!」
ジンカイザーの剣が伸びホウキュウオーの身体を貫いた。
「グワッ!?」
「ルビティラ!?」
貫いて剣はそのままゲーターオーとエンカイオーを絡めとり縛るとブラキオダイオーに投げつけた。
「えっ!?きゃっ!!」
ブラキオダイオーは三体の巨人の下敷きになった。
「終わりにしましょう!」
ジンカイザーの両手とサイの口から禍々しい光が集まっていく。
「まずいアレを喰らったらヤバイ!」
「天地鏖殺!シャドーミストレス!」
ジンカイザーは三体の獣の口から黒い光線を放つ。街一つが大爆発し吹っ飛んだ。
「素晴らしいですわ!これが魔宝獣の力ですのね。ゴミ溜めが廃になりましたわ!」
ガネット王国はその夜一瞬で廃になり地図から消えた。
「ん…んん…ここは?」
目を覚ました。
しかし何処かの洞窟だった。
「涼!目を覚ましたのね!!」
「アリシア、みんな無事だったか!」
アリシア達が目を覚ました涼に駆け寄る。
「ここは何処なんだ?」
「ガル!」
宝石洞窟(ジュエルロック)だ!奥から現れた巨大なサファイアの宝石獣カルノタウルスだ。
「カルタノ!久しぶりだな!」
「宝石洞窟って言ったか?ていう事は此処は!?」
「テラ!」
そうミー達のお家だテーラ!!相変わらず五月蝿いなプテラは…
「宝石獣達が隠れ住んでいた場所…ここが」
アリシアは見渡す。
洞窟のあっちこちから綺麗な湧水と光り輝く様々な天然の宝石がいたる所に散りばめられている。キラキラ光ってまるで夜空だ。
「スティ!」
何もありませんがゆっくりしてって下さい。
「ありがとうスティラコ!」
「でもどうやって俺たちは此処に?」
「我が飛ばしたのだ」
ブラキオがゆっくりと歩いて来た。
「ブラキオ!ルビティラ達は?」
「あんずるな、皆無事だ今は傷を癒している」
「そうかみんな無事か」
「お祖母様達はお父様と別の所にいるから大丈夫よ」
(涼さん…涼さん聞こえるでありますか!?)
おっと通信ジュエルか!
涼は取り出して宝救剣に取り付けるとホログラムのベルがで出来た。
(涼さん皆さん無事でありますか?)
「ベル。大丈夫だみんな生きてる!」
(よかったであります!)
「ベルちゃんそっちは大丈夫?」
(馬車もみんなも無事であります!)
「ベル、こっちに来れないかい?」
(うーむ難しいでありますよ。こっちからじゃ皆さんの場所を特定出来ないでありますから冷蔵庫が使えないであります)
「そもそも此処には繋げられる場所はないか」
此処は宝石獣達の秘境だ。簡単に教える事は出来ないのだ。
涼達はガネットの住民と国王達と一緒にいるベル達に事の重大を伝えた。
「という訳だ」
(街が廃になるなんて)
マナリアに変わってもらったのだ。
「とにかく今のアイツはヤバイんだ」
(それはわかったけど。みんなはこれからどうするの?)
「決まってんだろ。奴を必ず止める!」
(む、無茶であります!今回ばかりは逃げるが勝ちでありますよ!ガッチランクアップもドンガンバッチグーも調整中でこちらにあるでありますし!)
強化アイテムを暫く使っていなかったのは無理な使い方をした為にメンテナンスが必要になったからである。しかも馬車にあるから手元に無いし。
「大丈夫だ!必ず手は見つけてみせるから、ベル達はみんなを頼むぜじゃな!」
(ちょ、涼さ)
ぷつんと涼は通信を切った。
「涼!君は本当に馬鹿か!!」
「全くだ。今回ばかりは本当にどうにもならないんだぞ!」
「それにあの魔宝獣とか言う偽物を倒せないんじゃ勝ち目はないだろ」
「みんなの言う通りよ。」
「涼さん。悔しいですが、今はベルちゃん達と合流して体制を立て直すのが先決かと」
「ですがその間にまた被害は広がりますぞ!」
まだ1日しか経ってはいないが魔人族の事だこうしてる間にまた被害が広がってしまう。
「ブラキオ何か手はないの?」
「そうは言うが今の我では無理だ…力が足りなすぎる…」
「力が足りない…あ!」
「な、何だよ?」
「そうだ!まだ手はあったじゃないか!」
「え!何かあるのですか涼殿!」
「ああ、最後のお楽しみだ!」
「最後のお楽しみ??」
「何だよそれは?」
「決まってんだろ!最強合体だ!!」
は??
「さ、最強合体?」
「まさか我の事を刺してないだろうな?」
「ご名答!ブラキオお前がルビティラ達と合体して最強ロボになるんだ!」
「戯けが!それは無理だ!」
「は?何でだよ!お前も宝石獣だろ!」
「我は元より他の者と合体を想定されてないから合体は不可能だ!」
ブラキオサンドライトは単体で人型になれるがそれは一人で戦える力を備わっているからである。元よりアレキサンドライトは他の宝石とは色々と違いすぎる例え合体出来ても強度の違いでバラけるかもしれないのだ。
「そもそも強度が違うんだぞ。我は他の宝石獣達とは根本的に違う。無理に合体したら身体が砕けるかもしれないんだぞ!」
「でも変形できるなら合体も一様出来るんだろ?」
「どうなのブラキオ?」
「んんん…まあ確かに身体を奴らに合うように組み替えれば出来なくは無いと思うが…」
「だったらやってくれよ!」
「しかしな例え合体が可能だとしてもそれで勝てるかは判らないのだぞ!」
「大丈夫。絶対に勝てる!」
「その根拠は?」
「決まってんだろ!戦隊のお約束だからだ!」
わ、訳が分からぬ…何故この能天気が勇者なんだ本当に…
「お主達はどう思うこの無謀な策は?」
ブラキオは問いかけた。
「私はやってみる価値はあると思います」
「僕もだ」
「我輩も異論はありませぬぞ」
「まあ、何だかんだ散々合体無理してやったからな」
「この馬鹿が合体を言うと必ず上手く行くからな。まあ大丈夫だろうよ」
「私も涼を信じてみたい。ブラキオお願い」
「頼むよブラキオ!」
皆の利害は一致していた。
「たく…今の勇者は馬鹿ばかりで困るぞ…わかった何とかしてみる」
ブラキオは渋々了承した。
「ブラキオ!」
「だが直ぐには無理だそれなりに時間はかかるし何より他の連中が回復してもいなんじゃそもそも無理だ!」
「それにちんたらしてる暇はないぞ。」
「どう言う事だ?」
「奴らの移動速度を考えると明日にはカイアナスに着くぞ」
「何ですって!?」
「この分だと陛下達が避難している街まですぐに着いてしまいますよ!」
「ブラキオ何とか急いでくれ!」
「急いげと言われてもな…今から準備して間に合うかどうか…」
「ていうか戦える宝石獣がいないじゃない!」
あ、そうだった…みんなやられたんだった。
「ルビティラ達が戦えないなら俺が!」
「止めろ死ぬ気かマジで!」
「じゃあどうすんだよ!」
「ガル!」
ワシらが力貸しちゃるわ!
「カルタノ!」
「スティ!」
皆さんには恩がありますからね。
「テラー!」
時間稼ぎに囚われずミー達が倒すであるデンテー!!
「お前達までやられたらどうする気だ!」
「ガル!」
頭。ワシら時間稼ぎくらいにはなる。
「し、しかしだな」
「ガル!」
ワシらは最強の宝石獣じゃ!ティラ坊達とは違うんじゃ!任しとき!
「まあ、確かにそちは強いからな…わかったやるといい。ただし我らが駆けつけるまでの時間稼ぎをあくまでするんだぞ!そしてやばくなったら逃げるんだぞ!」
「ガル!」
オウよ!
「頼もしいぜ!宜しくなカルタノ!」
「ガル!」
けっまた人間と組むとはな…
「スティ!」
まあまあ。
「テゴー!」
親分も嬉しいくせに!
「ガルっ!」
じゃかましいわ焼き鳥が!
作戦は決まった。
後は実行するだけだ、涼達は準備に備えて各自やる事を決めると明日に備えて身体を休む事にした。
必ず倒すために。
正真正銘、宝石獣達を真似て作られた魔人族の新たな勢力だ。
「魔人族側の宝石巨人!?」
「まさか、こいつらも涼の本のパクリか!?」
「ふざけんな!そんなもんに負けるかよ!」
「そうだティラ!」
ルビティラ達が駆けつけて来た。
「ルビティラ!」
「涼、あの偽物をバラバラにするティラ!」
「おう!行くぞみんな!」
涼達も宝石獣達に飛び乗りプリズムで出来たコックピットに移動した。
「「「「「「宝石合体!」」」」」」
「宝石変形!」
宝石獣達はその身体をバラバラにバラけると1つに集まり神秘の宝石巨人が誕生する。
「「「完成!ホウキュウオー!」」」
「「完成!ゲーターオー!」」
「上がったぜ!エンカイオー!」
「降臨!ブラキオダイオー!」
4体の宝石巨人が揃い魔人に戦いを挑む。
「偽物野郎!バラバラにしてやる。行くぞ!」
ホウキュウオーが真っ先に飛び出し右のダイヤパンチをお見舞いした。
「ダイヤパンチ!」
「パンサーアタック!」
ジンカイザーは左の黒豹の顔で応戦した。なんと硬いパッキーの頭にヒビが入っりホウキュウオーはよろけてしまう。
「パッキー!大丈夫ですか!?」
「ぱ、パッキ~~」
痛いよ~!ありゃ泣き出しちゃった。
「ワニ!」
次はワシらだ!ゲーターオーはラプトルランスをドリルのように回転させ攻撃する。
「ラプトルランス!」
「ウルフファング!」
ジンカイザーの右の狼がラプトルランスをバラバラに噛み砕いた。
「ギャー!」
俺の尻尾!?まさかの出来事に慌てるラルトル。
「ラルトル無事か!?」
「ギャー!」
見りゃわかんだろ馬鹿野郎!言い争いしてる場合か!!
「ダイオウイカ一線!」
「ライノスボンバー!」
「うわっ!?」
エンカイオーが雷を纏ったイカ大剣を振りかざすとジンカイザーは交わして胸のサイから大砲が出てエンカイオーの胸に直撃した。エンカイオーは吹っ飛ばされ城に激突しアンキロの甲羅に凄いヒビが入った。
「のぶさん!」
「こっちは大丈夫だ!」
「こんな偽物に…」
「いやもはや宝石獣ですらないぞ!」
「今度は私が!」
ブラキオダイオーは左の槍でジンカイザーを突き刺す。
ジンカイザーは簡単に交わしブラキオダイオーの槍を蹴り一発でバラバラに破壊した。
「な、馬鹿な。アレキサンドライトが砕けただと!?」
「ありえないわどうして!?」
「どうしたんですか?その程度なら話になりませんよ!」
「エンガホウキュウオーだ。行くぜ!」
「おうティラ!」
「真・宝石合体!」
「やらせる訳ないでしょ!」
ジンカイザーの剣が伸びホウキュウオーの身体を貫いた。
「グワッ!?」
「ルビティラ!?」
貫いて剣はそのままゲーターオーとエンカイオーを絡めとり縛るとブラキオダイオーに投げつけた。
「えっ!?きゃっ!!」
ブラキオダイオーは三体の巨人の下敷きになった。
「終わりにしましょう!」
ジンカイザーの両手とサイの口から禍々しい光が集まっていく。
「まずいアレを喰らったらヤバイ!」
「天地鏖殺!シャドーミストレス!」
ジンカイザーは三体の獣の口から黒い光線を放つ。街一つが大爆発し吹っ飛んだ。
「素晴らしいですわ!これが魔宝獣の力ですのね。ゴミ溜めが廃になりましたわ!」
ガネット王国はその夜一瞬で廃になり地図から消えた。
「ん…んん…ここは?」
目を覚ました。
しかし何処かの洞窟だった。
「涼!目を覚ましたのね!!」
「アリシア、みんな無事だったか!」
アリシア達が目を覚ました涼に駆け寄る。
「ここは何処なんだ?」
「ガル!」
宝石洞窟(ジュエルロック)だ!奥から現れた巨大なサファイアの宝石獣カルノタウルスだ。
「カルタノ!久しぶりだな!」
「宝石洞窟って言ったか?ていう事は此処は!?」
「テラ!」
そうミー達のお家だテーラ!!相変わらず五月蝿いなプテラは…
「宝石獣達が隠れ住んでいた場所…ここが」
アリシアは見渡す。
洞窟のあっちこちから綺麗な湧水と光り輝く様々な天然の宝石がいたる所に散りばめられている。キラキラ光ってまるで夜空だ。
「スティ!」
何もありませんがゆっくりしてって下さい。
「ありがとうスティラコ!」
「でもどうやって俺たちは此処に?」
「我が飛ばしたのだ」
ブラキオがゆっくりと歩いて来た。
「ブラキオ!ルビティラ達は?」
「あんずるな、皆無事だ今は傷を癒している」
「そうかみんな無事か」
「お祖母様達はお父様と別の所にいるから大丈夫よ」
(涼さん…涼さん聞こえるでありますか!?)
おっと通信ジュエルか!
涼は取り出して宝救剣に取り付けるとホログラムのベルがで出来た。
(涼さん皆さん無事でありますか?)
「ベル。大丈夫だみんな生きてる!」
(よかったであります!)
「ベルちゃんそっちは大丈夫?」
(馬車もみんなも無事であります!)
「ベル、こっちに来れないかい?」
(うーむ難しいでありますよ。こっちからじゃ皆さんの場所を特定出来ないでありますから冷蔵庫が使えないであります)
「そもそも此処には繋げられる場所はないか」
此処は宝石獣達の秘境だ。簡単に教える事は出来ないのだ。
涼達はガネットの住民と国王達と一緒にいるベル達に事の重大を伝えた。
「という訳だ」
(街が廃になるなんて)
マナリアに変わってもらったのだ。
「とにかく今のアイツはヤバイんだ」
(それはわかったけど。みんなはこれからどうするの?)
「決まってんだろ。奴を必ず止める!」
(む、無茶であります!今回ばかりは逃げるが勝ちでありますよ!ガッチランクアップもドンガンバッチグーも調整中でこちらにあるでありますし!)
強化アイテムを暫く使っていなかったのは無理な使い方をした為にメンテナンスが必要になったからである。しかも馬車にあるから手元に無いし。
「大丈夫だ!必ず手は見つけてみせるから、ベル達はみんなを頼むぜじゃな!」
(ちょ、涼さ)
ぷつんと涼は通信を切った。
「涼!君は本当に馬鹿か!!」
「全くだ。今回ばかりは本当にどうにもならないんだぞ!」
「それにあの魔宝獣とか言う偽物を倒せないんじゃ勝ち目はないだろ」
「みんなの言う通りよ。」
「涼さん。悔しいですが、今はベルちゃん達と合流して体制を立て直すのが先決かと」
「ですがその間にまた被害は広がりますぞ!」
まだ1日しか経ってはいないが魔人族の事だこうしてる間にまた被害が広がってしまう。
「ブラキオ何か手はないの?」
「そうは言うが今の我では無理だ…力が足りなすぎる…」
「力が足りない…あ!」
「な、何だよ?」
「そうだ!まだ手はあったじゃないか!」
「え!何かあるのですか涼殿!」
「ああ、最後のお楽しみだ!」
「最後のお楽しみ??」
「何だよそれは?」
「決まってんだろ!最強合体だ!!」
は??
「さ、最強合体?」
「まさか我の事を刺してないだろうな?」
「ご名答!ブラキオお前がルビティラ達と合体して最強ロボになるんだ!」
「戯けが!それは無理だ!」
「は?何でだよ!お前も宝石獣だろ!」
「我は元より他の者と合体を想定されてないから合体は不可能だ!」
ブラキオサンドライトは単体で人型になれるがそれは一人で戦える力を備わっているからである。元よりアレキサンドライトは他の宝石とは色々と違いすぎる例え合体出来ても強度の違いでバラけるかもしれないのだ。
「そもそも強度が違うんだぞ。我は他の宝石獣達とは根本的に違う。無理に合体したら身体が砕けるかもしれないんだぞ!」
「でも変形できるなら合体も一様出来るんだろ?」
「どうなのブラキオ?」
「んんん…まあ確かに身体を奴らに合うように組み替えれば出来なくは無いと思うが…」
「だったらやってくれよ!」
「しかしな例え合体が可能だとしてもそれで勝てるかは判らないのだぞ!」
「大丈夫。絶対に勝てる!」
「その根拠は?」
「決まってんだろ!戦隊のお約束だからだ!」
わ、訳が分からぬ…何故この能天気が勇者なんだ本当に…
「お主達はどう思うこの無謀な策は?」
ブラキオは問いかけた。
「私はやってみる価値はあると思います」
「僕もだ」
「我輩も異論はありませぬぞ」
「まあ、何だかんだ散々合体無理してやったからな」
「この馬鹿が合体を言うと必ず上手く行くからな。まあ大丈夫だろうよ」
「私も涼を信じてみたい。ブラキオお願い」
「頼むよブラキオ!」
皆の利害は一致していた。
「たく…今の勇者は馬鹿ばかりで困るぞ…わかった何とかしてみる」
ブラキオは渋々了承した。
「ブラキオ!」
「だが直ぐには無理だそれなりに時間はかかるし何より他の連中が回復してもいなんじゃそもそも無理だ!」
「それにちんたらしてる暇はないぞ。」
「どう言う事だ?」
「奴らの移動速度を考えると明日にはカイアナスに着くぞ」
「何ですって!?」
「この分だと陛下達が避難している街まですぐに着いてしまいますよ!」
「ブラキオ何とか急いでくれ!」
「急いげと言われてもな…今から準備して間に合うかどうか…」
「ていうか戦える宝石獣がいないじゃない!」
あ、そうだった…みんなやられたんだった。
「ルビティラ達が戦えないなら俺が!」
「止めろ死ぬ気かマジで!」
「じゃあどうすんだよ!」
「ガル!」
ワシらが力貸しちゃるわ!
「カルタノ!」
「スティ!」
皆さんには恩がありますからね。
「テラー!」
時間稼ぎに囚われずミー達が倒すであるデンテー!!
「お前達までやられたらどうする気だ!」
「ガル!」
頭。ワシら時間稼ぎくらいにはなる。
「し、しかしだな」
「ガル!」
ワシらは最強の宝石獣じゃ!ティラ坊達とは違うんじゃ!任しとき!
「まあ、確かにそちは強いからな…わかったやるといい。ただし我らが駆けつけるまでの時間稼ぎをあくまでするんだぞ!そしてやばくなったら逃げるんだぞ!」
「ガル!」
オウよ!
「頼もしいぜ!宜しくなカルタノ!」
「ガル!」
けっまた人間と組むとはな…
「スティ!」
まあまあ。
「テゴー!」
親分も嬉しいくせに!
「ガルっ!」
じゃかましいわ焼き鳥が!
作戦は決まった。
後は実行するだけだ、涼達は準備に備えて各自やる事を決めると明日に備えて身体を休む事にした。
必ず倒すために。
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