スーツアクターだった俺が異世界で戦隊初めました!

桐生連

文字の大きさ
上 下
60 / 164

第60話 邪気を纏う宝石獣

しおりを挟む
無事にブラキオサンドライトが見つかりガネットへの危機を回避した涼達は一度ガネットへ行き国王に事の自体を伝えていた。

「初代魔王の復活か…」

「すまないな我が身体を奪われたばかりに」

「いえ。宝石神殿のせいではありませぬ。やはり私がアイカにいい様に使われたばかりに」

それこそ王様のせいじゃないだろ。

「お父様。お願いがあります」

「なんだ?」

「こうなった以上頼れるのは涼達だけです。ですから私も勇者に選ばれた以上彼らと共に戦いたいのです。」

「しかし…アリシアに何かあったら」

「なーに我がついておる心配無用だ王よ」

いやこんな小ちゃい奴じゃ返って心配だろ。

「まあ俺達もいるし。何より王様今の俺達にはアリシアは必要なんだ。」

「涼」

「確かに涼より頼りになるからな」

「姫様は強いですからね」

「ブラキオサンドライト殿がこちらに付いてくれた今鬼に空盥ですぞ!」

「金棒だよルーガル」

「これだけ癖が強い連中だから返って大丈夫だろ」

確かにそれは言えてるな。

「わかった。皆さんアリシアの事を頼みましたぞ。」

ガネット国王はそう言うと玉座を立ち涼達に頭を下げた。

「お父様…」

「きっとエミリアも誇らしく思っている筈だ。立派な後継ぎになったと」

「お母様…」

「アリシア我が付いておるどーんと任せておけ。」 

「ブラキオ…ありがとう…」

アリシアはブラキオをギョッと抱きしめる。ブラキオは真っ赤になる。

「お?ブラキオ照れてるのか?」

「戯け。屈折で赤くなっただけだ。」

「素直じゃないですな~ブラキオ殿は」

「ごちゃごちゃ言うなこのイモリめ!」

「い、イモリだと!?リザードマンに向かっ
て!!」

「イモリも蜥蜴だから一緒だろ」

「全然違いますぞ!あんな水ん中で暮らす輩とは違いますぞ!」

輩ってリザードマンっていくつか種類がいるのか?

「結局は蜥蜴であろう」

「蜥蜴ではない!リザードマンだ!」

いやだから蜥蜴だからな。ルーガル。

「お前たちいい加減にしないか」

「ゾンビは黙ってろ」

「ぞ、ゾンビだと!この野郎デュラハンに向かって!」

カイエンまでキレた。

ブラキオはアリシアの手から抜け出し逃げた。

「あ!逃げましたぞ!」

「こらまてブラキオ!」

「待たぬわ!ていうか我は宝石神。神ぞ。お主ら扱いが雑ではないか?」

「「チンチクリンじゃ貫禄ないわ!」」

「チンチクリンだと!おのれブラキオサウルスに向かって!」

幼稚なレベルの喧嘩を何回もやるなよお前たち。仮にも勇者と神と呼ばれた奴だろが。

「本当に任せて大丈夫ですかの?」

「あれで結構やる奴らだから大丈夫ですよ」

信道はさりげなくフォローした。

しかし、二人と一匹はまだあーだこーだと言い合いを続けた。

シラを切らした涼達は二人と一匹を引きずって生き馬車の秘密基地へ戻っていった。

「報告します!」

涼達と入れ替わりで城の兵士が飛び込んで来た。

「どうした?」

「黒い宝石獣がこのガネットへ向かっています!」

「黒い宝石獣だと!?あの先代勇者達の宝石獣が何故この国に…とにかく涼殿達に知らせるのだ」
「はっ!」

兵士は急いで涼達の馬車へ向かって行った。



ガネット王国の外れの森。

木を蹴散らしながらガネットへ向かっている黒い宝石獣達。

「グガァァァァァ!!」

唸り声を上げながらひたすら木を嚙り砕きバラバラにする宝石獣カルノタウルス。

身体の色が更に黒ずみ目が赤く輝く。

カルタノの後ろから森を破壊しながら突き進んでくる宝石獣スティラコサウルス。
この宝石獣も更に黒くなっておりこいつも目が赤く輝き凶々しいオーラが体から出ている。
更に空から暴風を起こし森にいる魔物達が逃げ出しその魔物達を捕まえそのまま空に上げ丸呑みにした宝石獣プテラノドン。
黒い翼と身体に赤い瞳が赤く輝く。三体は唸り声を上げながらガネットへ走り向かっている。

馬車に戻って来た涼達はこの前の現れた初代魔王について話し合いをする。

「で、涼。お前あのヴァニティとか言う魔王の事何か知ってるのか?」

「知ってると言うか、奴の姿が俺が知ってるラスボスのつまり俺の世界の特撮のラスボスと名前と容姿が丸々同じなんだよ」

「名前と容姿が同じ?」

「偶然じゃないのか?」

いや、偶然なら何故奴は俺の世界のホウキュウジャーのセリフを知っていたんだ?

「偶然なら何で奴がホウキュウジャーを知ってるんだ?ていうか初代魔王は何百年も前にいたんだろ。」

「確かに、何で魔人族が異世界の芝居演目を知ってるかだよな?」

「お婆様。ヴァニティは現れた時からあんな姿だったんですか?」

「ええ。」

「涼さんの奪われた本の姿を見て真似したんじゃないでありますかね?」

「あ、そうか!」

「絶対それですね!」

「我輩達を誑かそうとしたに違いですな!」

本当にそうなのか?
確かに取られた本にほ間違いなく載って入る。
でも、この違和感はいったいなんなんだ?

「報告します!

城の兵士が血相を変えて馬車に飛び込むとカルタノ達が向かっている事を伝えた。


「何!?あの宝石獣達がガネットへ向かっているって」

「はい。国王陛下が皆様に出場依頼が。」

「わかった。後は俺達に任せてアンタ達は街の人々を誘導してくれ。」

「分かりました。」

兵士は急いで城へ戻る。

「あの馬鹿勇者達の宝石獣が何で?」

先代勇者達が逃亡したあの日、涼達はカルタノ達を回収しようとしたが既に彼らは消えてしまい行方不明だったのだ。

「報告では身体が黒く成り果てて輝きすらなくなって炭みたいになってるらしいわ」

「炭みたいになった?」

確かに大半の宝石は火山の石とかが長い時間をかけて生まれたって聞いたが。

逆に黒ずむなんてあるのか?

「ブラキオなんか判るか?」

「宝石獣が黒く変色するとはな…知ってるといいたいが…ハッキリ言って知らん」

「ブラキオが解らないんじゃ僕らじゃどうしようないじゃないか!」

「お前らは仮にも勇者だろうが何とかしろ!」

小さくなってから本当偉そうになったなコイツ…本当に神と呼ばれた宝石獣か?

ドカーンと街の方から大爆発が。

「うわ!来たであります!」

画面を見ていたベルが声を上げた。 

「皆んな行くぞ!」

涼達は基地から出ると城下町へ向かう。
街では城壁を破壊して入り込んだカルタノ達が街を破壊していた。
ただひたすら壊しまくり街の人々は逃げまわる。涼達は逃げ遅れた人達を誘導しながカルタノ達に近づいていく。

「お前達止めるんだ!」

「「「ウガァァァ!」」」

唸り声を上げながら建物を破壊するカルタノ達に声は届いていない。

「オイ。俺達の声が聞こえないのか!?」

「もうお主達を縛る彼奴らはいないぞ!」

「だから暴れないで!」

カルタノは棘だらけ尻尾を涼達にふりかざした。

「みんな避けろ!」

涼達七人は避けたが地面に大穴があいた。

「いったいどうしたんだ?」

「もう彼奴らに奴らを操る力はないはずだ!」

そうハンターズは力を全てあの日失った為縛っていたカルタノ達は洗脳が解けている筈だが全く解けてない。これじゃただの危険な魔物だ。

「そうか!邪気か!!」

「ブラキオ!?ルビティラちゃんも」

ルビティラに乗って駆けつけたブラキオサンドライトがそう言った。 

「ブラキオ。なんだ邪気って?」

「そうかお前達は知らないか。そりゃそうだ本来の勇者の役目など知る由もないか」

「本来の勇者の役目?」 

「確か悪い魔物を駆除してバランスをもたらすってアレか?」

そう本来の勇者は異世界に増えすぎた生態系を脅かす程の力を持った魔物の数を減らして生態系のバランスを保つ事が本来の勇者の役目だった。

「そうだ。だがそれは最近の話だ。アレはもっと前の…貞の時代の魔族の力だ。」

「魔族?」

「初代勇者達が倒して異界の彼方へ追い払ったヤバイ魔物の怪物達だ。対象に取り付き邪気と呼ばれる危険な力で操り世界を消そうした物達。アレはその邪気に間違いない」

「でも彼奴らを操っていたのは魔人族の技術だぞ。それが消えたのに何で…」

「これは憶測なんだが魔人族は魔族の子孫じゃないのか?」

「子孫?」

「魔族の特徴は1~3本の角を生やして翼がある事だ。魔人族がその子孫でアレはその技師を発展させた物なら奴らの気の狂いも説明が出来る。」

ブラキオ曰く初代勇者がいた時代今から1,000年以上昔、この地には魔族呼ばれる奇妙な怪物の種がいたらしく奴らは自分達が頂点と考え他の生き物を皆殺しに世界を作り変えようとした。

しかし、後のガネットとなる名もなき国の術師により異世界から世界を救う力を持つ者を喚んだ。

それが後の初代勇者事、藤原ノ貞道である。彼が持ち込んだ宝石がこの地のマナを受け動物の姿を得たのが宝石獣と呼ばれる様になった。そして初代勇者達によって魔族の王は倒され異界の彼方へ永久追放したという。

「それが最初の勇者達の使命」

「そうだ。邪気は魔族にしか作れぬ。魔人族が我らが追いやった魔族の子孫という証だ。」

「ベル知ってるか?」

通信ジュエルで聞いていたベルに確認をとる涼。

「うーん。魔界の神話では確かに光の者と戦って追いやれたとは聞いたことはあるでありますが」

「間違いない。魔人族は魔族の子孫だ。」

「それは判ったけどさ。早く彼奴らを止めなきゃ!」

コハクが指をさしてそういった。 

こうしてる間に街がどんどん壊されていく。

「ブラキオ。正気には戻せないのか?」

「邪気その物を出せれば奴らは正気に戻ると思うが。」

「どうすりゃ戻るんだよ!?」

「落ち着け。お前達では無理だ!出来るのはアリシアと我だけだ!」

「え!?私も!?」

「だったら速くやってくだされ!」

「そりゃ無理だ」

は!?何で!?自分で言っといて。

「我は見たとおりこの有様。力が全く足らん…今わな。」

「え?」

今は?

「力が貯まれば我が何とかする。だがそれには時間がかかる上に我だけでは無理だ。そこで足りない分を宝石獣とお前達からマナを借り受ける。その間奴らを足止めしろ!」

「どれくらいかかるんだ?」

「うーん…宝石獣9体分を我にアリシアの勇者石にお前達6人分のマナがいるからな~短縮して10数分だがお前達の全てのマナがいる」

「全員そうででやるのか」

「でもそれって」 

「マナを全部渡したら」

「我輩達は動けなくなる」

「でも間に合わなかったら」

「ガネットは終わるわ!」

ブラキオにエネルギーを渡せばカルタノ達は何とかなる。だがもし奴らがそれより速く街を破壊尽くしたらガネットも終わる。かなりヤバイ博打かよ。

「わかった。それで行こう!俺が奴らを食い止める」

「ちょ本気かよ!間に合わなかったらお前の身も危ないんだぞ!」

「10数分なら何とか足止めくらいは出来るさ!それにコレがあるから大丈夫だ!」

涼はドンガンバッチグーを取り出す。

「でも!」

「私達も及ばずながら力を貸しますわ!」

「であります!魔人族の私の魔力も使うでありますよ。」

画面越しからベルとマナリアもそういった。

「うむ。確かにマナが多く使える奴が多ければもっと短縮も出来るはずだ!」

「よし。俺と涼で兄貴達を止めるティラ!」

「何言ってんだルビティラ。お前も残って力を渡すんだ。」

「何を言ってるティラ!一人で兄貴達は無理だティラ!」 

「でもデカイ分マナも多いお前も必要だし、それに一人じゃホウキュウオーになれないだろ」

「そ、それは…ティラ」

そうだ、ルビティラだけじゃホウキュウオーになれないのだ。最低でも三体が合体しないと人型は保つ事は出来ないのだ。

「ワニ!」

涼。ルビティラを連れて行け!

話を聞いた宝石獣達がベルとマナリアと駆けつけてきた。

「ワニ爺!お前達も!」

「ケラ!」
「パッキー」
「ギャオ!」
「テーゴ」
「アーアー!」
「くーくー」
「きーきー」
「キロ!」

行ってこいルビティラ、涼!!

「お前ら…」

「涼。僕達を甘くみるなよ!」

「修行したんですマナ量も増えてます」

「我輩達にどんと任せて下され!」

「たまには独りよがりすんな!」

「そう言うこった。」

「涼。ルビティラちゃん行って頂戴。必ず間に合わせ駆けつけるから!」

「涼…一人でカッコつけんなティラ!」

ルビティラが体を軽くぶつける。

「ルビティラ…わかったよ。行くぜ相棒!」

「オウティラ!」

涼は宝救剣にドンガンを取り付け勇者石(チェンジストーン)はめ込む。

レッド!ザ!宝救武装!
ガチガチ!ガンガンターイム!

「宝救武装!」

掛け声と共に剣から光が吹き出してスーツと鎧とパートナーを模したヘルメットを装着する。更に眩い光の水晶が涼を纏い更に強固な鎧を纏ったそしてマントを装着し変身完了した。

「ホウキュウレッド・ガンナー!」

涼はルビティラに跨るとルビティラは本来の巨大な姿になる。

「ルビティラ突っ込め!」

「行くティラよ!」

巨大化したルビティラは涼を背に暴れ回るカルタノ達へ向かって行った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

最弱引き出しの逆襲 ― クラス転移したのはいいけど裏切られたけど実は最強だった件

ワールド
ファンタジー
俺、晴人は普通の高校生。だけど、ある日突然、クラス全員と一緒に異世界に飛ばされた。 そこで、みんなは凄い能力を手に入れた。炎を操ったり、風を呼んだり。でも、俺だけが"引き出し"なんていう、見た目にも無様な能力を授かった。戦いになんの役にも立たない。当然、俺はクラスの笑い者になった。 だけど、この"引き出し"、実はただの引き出しではなかった。この中に物を入れると、時間が経つにつれて、その物が成長する。最初は、その可能性に気づかなかった。 でも、いつしか、この能力がどれほどの力を秘めているのかを知ることになる。 クラスメイトたちからは裏切られ、孤立無援。でも、俺の"引き出し"が、みんなが見落としていた大きな脅威に立ち向かう唯一の鍵だったんだ。知恵と工夫で困難を乗り越えて、俺は最弱から最強へと変貌する。 工夫次第で幾らでも強くなれる引き出し能力で俺は成りあがっていこう。

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

【完結】先だった妻と再び巡り逢うために、異世界で第二の人生を幸せに過ごしたいと思います

七地潮
ファンタジー
妻に先立たれた 後藤 丈二(56)は、その年代に有りがちな、家事が全く出来ない中年男性。 独り身になって1年ほど経つ頃、不摂生で自分も亡くなってしまう。 が、気付けば『切り番当選者』などと言われ、半ば押しつけられる様に、別の世界で第二の人生を歩む事に。 再び妻に巡り合う為に、家族や仲間を増やしつつ、異世界で旅をしながら幸せを求める…………話のはず。 独自世界のゆるふわ設定です。 誤字脱字は再掲載時にチェックしていますけど、出てくるかもしれません、すみません。 毎日0時にアップしていきます。 タグに情報入れすぎで、逆に検索に引っかからないパターンなのでは?と思いつつ、ガッツリ書き込んでます。 よろしくお願いします。 ※この話は小説家になろうさんでアップした話を掲載しております。 ※なろうさんでは最後までアップしていますけど、こちらではハッピーエンド迄しか掲載しない予定です。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった

Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。 *ちょっとネタばれ 水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!! *11月にHOTランキング一位獲得しました。 *なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。 *パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...