上 下
11 / 164

第11話 五人目はお化け!?

しおりを挟む
結局、勇者石は途中から光らなくなり俺達は森の外へ案内された。
外はすっかり暗い、俺達は松明を片手に馬車に戻る。

「色々ありがとうなカイエン」

「いや、こっちも人間族とこんなに話した事はなかったからな」

まあ、頭が外れていればな…自分の頭を抱えてお別れなんて変な話だな。

「涼!大変だ!」

向こうからコハクが声を上げて読んでいる。

なんか只事ではないぞ!

「またなカイエン」

俺は挨拶を済ませると馬車へ走る。

「またな、か…」


「どうした!?」

涼が馬車についくとそこにルビティラはいなかった。

「ルビティラ?何処に行った??」

「涼!マリケラ達もいないぞ!」

なんだと!?

俺達は急いで馬車の中のドアの向こうへ行く。

中は荒らされ宝石獣達が待機している宝石箱がなくなっていた。金銭は取られていないのに。

「宝石箱がなくなってる!?」

「誰かがルビティラを掻い潜って中に入ったんだ!」

「まさか盗賊か!?」

いや盗賊なら金銭も奪っていく筈だ、なのに奪われてない。

「狙われたのは宝石獣達だ!」

「さっきカイエンさんの話にあった宝石獣達を道具に加工するってアレですか?」

おいおいマジかよ!?つかルビティラまで何処に行ったんだ?いざとなれば元の大きさになれば蹴散らせるだろ。なのに居ないなんて!?

ウガァァァーーーーーー!!

何処からか大きな声で雄叫びが聞こえてきた。

「今の雄叫びはルビティラだ!」

「俺はここだ、助けてって言ってた!」

「涼殿!ここに車両の跡が!」

俺達の馬車じゃないしかも二、三台目ある大勢でルビティラを引きずっていったのか!

「とにかく行くぞ!」

俺達は車両の跡を追っていく。待ってろよルビティラ!


「ウガァァァーーーーーー!」

離せと暴れては雄叫びを上げるルビティラ。

身体は妙な鎖に絡まれて身体を大きく出来ない。

「無駄よ宝石ちゃん。貴方の身体は特別な術を施した鎖で繋いでいるから大きくはなれないわよ」

やとらと飾りたくった宝石を宝石を身につけている女がルビティラにそう言った。
身体をバラせないから元の形になれないのだ。

「それに動けば貴方の仲間は直ぐにバラバラよ」

女は宝石箱をちらつかせる。この宝石箱にも特別な術を施した錠前でロックされており仲間達は脱出出来ないのだ。

「ティラ…」

「アイン様の情報通りこんなに材料が居たなんて!しかも本来の姿は山以上の大きさ、素晴らしいアクセサリーが一生つくれるわ~」

「ティラ~!」

冗談じゃねーと声を上げるルビティラ。

また俺達を滅ぼそうてか!

ルビティラの脳内に蘇る記憶、かつての勇者に慕っていた兄貴分を奪われたあげくに仲間達を目の前で捕獲され砕かれいった光景が…それからずっと隠れて生きてきた、だが、それでは無念は晴らせないそんな時だった、偶然開いた異世界の亀裂の先で涼を見つけた!

「ティラ…」

俺はアイツ見たいな熱い奴を忘れていた、一目でこの馬鹿野郎は勇者になれる、本当の勇者に…戦隊だの特撮だの訳分からん事を抜かすがでも奴の心の宝石は誰よりも輝いていた!

こいつなら、俺達の世界を変えてくれると思ったから俺は再び勇者を集うと決めたんだ!

「ウガァァァーーーーーー!」

だから早く来い涼!!!

「うるさいですわね!いい加減黙りなさい!」

女はバシッと鎖でルビティラを叩く。

宝石獣には紐なんて効かないだからだ。

「て、ティラ…」

涼…を涙を流す。

「ルビティラーーーーーー!」

涼は声を上げて宝救剣を振りかざし女とルビティラをは引き剥がした。

「な、何ですの!?」

女は状況が分からずにいる。

すると上から何か落ちてきた。

「ん?」

「こんちわ!」

生首だった。

「イヤーー!!」

女は驚いて宝石箱を投げるとルーガルはすかさず奪いとる。

「皆さん取りましたぞ!」

「よし!ってうわ!」

「:(;゙゚'ω゚'):」

慌てるカイエンの身体。

カイエンの頭は蹴飛ばされた。

すかさず本体がキャッチした。

「(´Д` )」

痛えなたく。

「ティラ…」

遅いぞって悪かったよ。

俺はルビティラの鎖を宝救剣で斬った。

ルビティラは起き上がる。

リアが錠前を壊して中の宝石獣達をだした。

「ごめんねパッキー」

「パッキー」

怖いよとなく。

「悪かったなマリケラ!」

「ケラ~」

助かったよご主人とコハクに擦り寄る。

「ラルトル無事か!」

「ギャウ!」

遅いんだよたくっ!減らず口言えるなら大丈夫か。

「カイエンありがとう!」
 
騒ぎを聞きつけてカイエンが駆けつけてくれたから隙を作れたんだ。

「ちと痛かったがな」

「(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)」

うんうんと頷く胴体。

抱えた頭をさする胴体。何ともシュールな…

「何ですのお前達は!」

「それはこっちのセリフだ!」

「何でルビティラ達を誘拐した!」

「誘拐?ああ、噂の馬鹿な偽勇者ですの貴方達?噂通り馬鹿ですわね。私達は宝石採集をしただけですわ~」

うわムカつく!何だこの舐めきった態度は!

「勝手に奪て何が採集だ!こいつらは生きてるんだ!」

「何を言ってるんですの?それはアクセサリーの材料ですよ!」

「アクセサリーの材料だと」

「そうですわ我が国の伝統工芸の材料です」

は?伝統工芸の材料だぁ!?生きてる生き物を使ってか!

「宝石獣は宝の塊ですわ!野蛮に動くより美しく加工された方が幸せですわよ!」

女相手にこんな頭に来たの始めてかもしれないな。こいつの目には宝石獣はただの財宝でしかないんだ。

「ふざけんな!テメェらも前の勇者と同じ事をしてるのかよ!」

「その勇者様が教えて下さり我が国は今に至るんですわよ!」

何だと…前の勇者が宝石獣達を売り払ったって言うのか…それを加工して国を豊かにした!?

「宝石獣は伝統工芸の材料ですわ!渡さないなら高値で引き取りますわよ!」

「戯けた事を抜かすな!神聖の生き物を貴様らの下らぬ飾り物にしといて!」

「蜥蜴には縁のない代物ですからね~」

我輩をまた蜥蜴呼ばわりするとわ!

「もう我慢ならん」

「ダメですよルーガルさん」

「だが!」

「いや構えた方がいいかもしれない…」

コハクがそう言うと周りには剣を構え弓を構えていたりと兵士に取り囲まれていた。

「マジかよ…」

「ん?この兵士達…何処かで?」

「ルビティラ!デカくなって逃げるぞ!」

「ティラ…」

無理だ身体中かけて戻れないってマジかよ!
他のみんなも力が足りなくて元の大きさに戻れない。 

「もう逃げられませんよ!」

「アイン様!」

奥から小柄な青年が歩いてきた。

やたらと豪華な武装をしている。腕には豪華な装飾を施された剣を構えている。

「な!テメェは先代の勇者!!」

カイエンは声を上げた。

「何!?アイツが先代の勇者」

「馬鹿な!?」

「100年前の人ですよ!?」

どう見ても高校生くらいの子供じゃないか!
100年前の勇者が年を取ってないってどうなってんだ?

「いかにも僕が先代の勇者で今は魔王軍の幹部をしているアインです」 

「アレが先代の勇者?」

「どう見ても子供ですぞ!」 

「100年前の人が何で変わらず?」

皆疑問に思う当たり前だ、そもそもどうして若い!?

「どうして勇者だった奴が魔人族に加担したんだ!ヒーローがどうして!」

「はぁ~?貴方馬鹿ですか?」

え?

「状況に応じてプレイを変える、かつイベントを利用し優位に立つ!PKもりっぱな遊び方ですよ!」

は?PK?遊び?何を言ってるんだ?

「貴方VRMMOは初めてなんですか?」

「何言ってるんだお前…」

俺の世界のゲームの用語じゃないか、それが何で出てくんだよ。

「人によって遊び方は違う、優位に立つには強い味方とレベル上げ、そして素材!それらを一気に集める為のイベントに僕は参加してるだけです」

「な、何を言ってるのだあの者は?」

「わかりません」

「涼わかるかい?涼?」

はぁ?ゲームだぁ?この世界が?まさかコイツは!?

「お前…日本人だろ」

「は?何を今更。貴方も日本人のプレイヤー何でしょ?イベントには混ぜてあげませんよ」

「ふざけんなっ!!」

俺は込み上げる怒りを抑えられず声を上げた。

「お前はここがゲームの中だと思ってるのかよ!」

「ゲーム以外ないでしょこんな非科学的な世界はだったら楽しむ!まあログアウトする為に僕は頑張ってるんでしけどね!」

ログアウトだぁ!?どこまでゲーム脳なんだよ!自分が沢山の生き物を殺したと思ってないのかよ!

「早くログアウトする為にはシナリオを変えないとならないので勇者設定を捨てて魔王軍のイベントに参加してるんですよ!バットエンドでも帰れればいいんでゲームだし」

あはは…マジかよ…こいつは此処がネトゲの世界と思ってやがるのか!?
奴の体感時間は100年じゃなく100時間扱いってか…これはゲームだからまたリセットされるからいいって?

こんな本物の馬鹿にルビティラ達の仲間は滅ぼされたってのかよ…

「テメェ…一発殴らせろ!」

「仮にも勇者役が愚かな言葉使いですね、僕はただ様子を見にきただけでこれで失礼しますね!」

「逃げるのか!」

「ゲームじゃ当たり前です!」

アインはそう言うと消えた。

「あの野郎…」

勇者設定?ふざけんなっ!俺達は本気で世界を変えたいから戦ってんだ!

「さあ、大人しく材料を置いていきなさい!さもないと死ぬわよ!」

女が指を鳴らすと兵士達は魔人族の兵士に変わった。 

やっぱり兵士達は魔人族だ!!

「涼、やるしかないよ!」

「私も友達を渡す気なんかありません!」

「我輩だってイライラしていのだ!」 

「その喧嘩俺も混ぜろ!」

カイエンも頭をくっつけて指をならす。

「離れてても頭にきたからな」

俺のポケットから黒い勇者石が飛び出し紫色に輝き砕けると宝救剣と黒いチェンジストーンが現れた。

そしてカイエンに近づいて行く。

「俺が勇者?」

カイエンは剣を手にする。

五人目の勇者がデュラハンだぁーー!?

蜥蜴より驚いた。

「カイエン殿が五人目でしたか!」

「本当にアンデット族が勇者に選ばれるとは…」

「世の中わからないね」 

全くだ。

「ついに揃ったな!皆んな行くぞ!」

涼達は各チェンジストーンを宝救剣にはめこむ。

レッド!ザ!宝救武装!
ブルー!ザ!宝救武装!
ピンク!ザ!宝救武装!
グリーン!ザ!宝救武装!
ブラック!ザ!宝救武装!

「「「「「宝救武装!」」」」」

宝救剣から光が放たれ、紫の粒子がカイエンの身体に纏うと粒子は黒いスーツとバックルを作り出す、金の装飾の鎧が装着され左上にオニキスが装着され金色で描かれたダイヤモンドをステゴサウルスが噛み付いているシルエットが浮かぶ、そしてステゴサウルスを模したヘルメットをカイエンは装着した。
各4名も宝石獣の顔を模したマスクとスーツと輝く鎧を纏う。

ついに五人の勇者が集う!

「何なの貴様達は!」

よっしゃ!五人の名乗りだ!!

「俺達は戦隊だ!情熱のルビー!ホウキュウレッド!」

あん?何か言うのか?まぁ、付き合ってやるか。

「激突のオニキス!ホウキュウブラック!」

「揺蕩うアクアマリン!ホウキュウブルー!」

「疾風のエメラルド!ホウキュウグリーン!」

「輝くピンクダイヤ!ホウキュウピンク!」

「「「「「勇気の宝石を見に纏い!」」」」」

「宝石戦隊!」

「「「「「ホウキュウジャー」」」」」

輝く月の下五人の色の花火が爆発する。

ついに五人体制キターー!!!

あんな事あったのに…

これはやるのか…

最高の鳥肌ですぞ!

ガキっぽい事すんな今の勇者は…

「ホウキュウジャー??ギルドでももっとまともな名前があるわよ!材料を奪いなさい!」

女に指示され敵兵達は向かってくる。

「ギルドじゃねえ!戦隊だ!」

何でもいいわと皆に突っ込まれながらも俺達も敵に向かうとにかく蹴散らしてここを離れるぞ!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...