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第4話 遂に来たロボットだ!

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涼達は宝救剣を片手に敵兵達と激しい剣のぶつかり合いをしている。

「おら!」

涼は宝救剣を右手に持ち敵兵士を切り裂き後ろから来た相手は回し蹴りをかまし倒して行く。

スーツアクター時代の経験が役に立った!

「凄い!体が羽みたいに軽い!」

ブルーに変身した亜人の青年も宝救剣を振り回して敵兵をバッサバッサと切り裂く。
まるで、紙を切るみたいだ!

宝救剣は高密度のエネルギーを圧縮し刃を精製しており切れ味は岩すらバターも同じである。

ブルーはマスクから見える映像を見る。

「な、何だこの覆うマスクは?まるで魔道具みたいに映像が映しだされている!」

マスクの液晶画面がブルーのマスクに映像を映しだした。

宝救剣+アクアマリン+グリップ+2回引く

ウェポンアップ掛け声で専用装備が取り出せる。

「トリケラキャノン」
高密度のアクアマリンのマナを凝縮し発射する片手ビーム砲。

「やってみるか!」

ブルーはバックルからアクアマリンを取り出し、宝救剣のチェンジストーンがハマっている逆の窪みにはめ込み、持ち手の下のグリップを2回引っ張る。

「ウエポンアップ!」

宝救剣からバラバラの宝石のピースが吹き出しブルーの左手にパズルの様に組み合わさりトリケラトプスの頭部を模した銃を作り出した。

「こんな事もできるのか!」

トリケラキャノン
属性 水 
遠距離攻撃タイプ 。
キャノンモード、マシンガンモードに切り替え可能。

マスクはご丁寧に説明してくれてる。

ブルーは展開したトリケラキャノンの引き金を引くと銃口からビームを放つ。凄まじく一発で敵兵を一気に吹っ飛ばした。

「うわーそんな機能あったのか!」

ルビティラの奴黙っていたな!

「まあいいや俺も!」

涼もルビーを宝救剣にはめ込み下のグリップを2回引っ張る。

「ウエポンアップ!」

宝救剣から赤い宝石のパズルが吹き出して右手に集まりティラノサウルスの頭が出来た。

「ルビティラの頭じゃん」

涼のマスクに説明が入る。

「ティラノファング」
属性 炎 
近距離武器 
上下の牙で噛むように攻撃する。上下に分けてトンファーとしても使える!非常に硬い。

「成る程な!ティラノファング!」

ティラノファング装着した涼はそのまま相手を殴ると敵兵に武器が噛みつき引きちぎりそのまま食べてしまった。

しかもゲップした笑

うわ、こいつ噛んだ相手を食べるのかよ!

本当にティラノサウルスだなこりゃ。
敵兵が涼の周りを取り囲み武器を振りかざしてくる。

「トンファーモード」

ティラノファングを上下に外す、それぞれ顎と頭から持ち手が飛び出し構えると、そのままぐるっと回り牙の部分を敵兵に当て切り裂き吹っ飛ばした。

「こりゃ凄い!」

興奮が収まらない!さすが専用の武器戦隊じゃお約束だぜ!

「私もウエポンアップ」

ピンクの宝救剣からもピンク色の宝石が飛び出し頭がダイヤのパキケファロサウルスの形の武器が右手に出来上がった。

パキケファログローブ
属性 大地 
近距離武器 
ダイヤモンドより硬いグローブ。2個持ちも可能。

「パキケファログローブ!」

ピンクが敵兵の顔にパンチを決める。

物凄い力と硬さで敵兵は跡形もなく吹っ飛んだ。

「わーこれ凄いです!楽しい!」

ピンクは敵兵の顔面にダイヤがついたグローブで殴りまくっては倒して行く。
見てる方はかなりエグい光景だ。

「よし!後はキノコだ!」

粗方敵兵を片付けると三人は武器を片手にキノコに向かう。

「しゃらくせえ!」

キノコ魔人は涼の宝救剣に斬られたが分離して2人になった。

「げ!増えるのかよ!」

俺たちは斬りかかるが増える一方でなんの糸口にもならない。

あー鬱陶しい!どうすりゃいいんだよ!

「俺様に剣は効かないわ!」

クソ!馬鹿にしやがって。

「そうだ!勇者、火だ炎で燃やせ!」

「森が火事になるぞ!」

「考えがある!いいからやれ!」

考え?ああもう、やってやる!

「ティラノファング」

涼はティラノファングの口にルビーはめ込み噛ませた。ティラノファングがら炎が吹き出してきた。

専用装備にも窪みがありそこに格宝石をはめると必殺技が発動するのだ。

「よし!今だ!」

トリケラキャノンの額の窪みにアクアマリンをはめ込むとキノコ魔人の周りに水の壁を作り閉じ込めた。

そう言う事か!

「ティラノファング!フレイムファング!」

ティラノファングからティラノサウルスの形の炎が飛び出しキノコ魔人に噛み付くとキノコ魔人を燃やす!

「ぎゃーアチアチアチ!」


水の壁のおかげでキノコ魔人の回り以外は全く焼けてない。キノコ魔人は集まり1人に戻ると水の壁に当ろうとするが。

「トドメ!」

ピンクはパキケファログローブで上から叩き潰しキノコ魔人は爆死した。

「やりました!」

ピンクは勝利のVサイン!

あのグローブかなり怖いなおい…

「あらあら、やられちゃったよ」

ん?なんか出てきた!

蝙蝠みたいな羽した耳の長い少女が突然現れた。

「で、魔人族!」

「魔人族?」

アレが話に聞いた魔人族か!?

「とりあえず起きてね!」

悪魔少女はカバンから黒いダイヤを取り出し爆死したキノコ魔人に落とすと。

ドッカーン爆発と共にキノコ魔人は巨大化した。

えー!巨大化戦もあるのかよ!!お約束すぎるぞおい…

「サンキュー!」

巨大化したキノコ魔人は俺たちを踏みつけてきた。

「嘘!大きくなっちゃった!」

「流石にこれは無理だろ!」

いやいやいや!特撮一番の楽しみはここからだ!間違いなくアレがある!

「大丈夫だ!来いルビティラ!」

「ウガァァァ!」

ルビティラは声を上げながら巨大な本来の姿になり現れた。

「ウガァァァ!」

2人共相棒を呼べって?僕らも宝石獣が?

ブルーとピンクのマスクから何か映る。

宝救剣+アクアマリン+3回グリップを引く
宝救剣+ピンクダイヤ+3回グリップを引く

宝石獣召喚!

「宝石獣召喚?やってみるか!」

「あ、私も!」

2人は指示通りに宝石を剣にはめ込み持ち手のグリップを3回引っ張ると、宝救剣から光が放たれる。

その光の一つは洞窟にもう一つは崖に向かう。光が洞窟にあった巨大なアクアマリンに当たるとアクアマリンは砕け。

「ケラァァァ!」

巨大なトリケラトプスの姿に変わり光の方へ走る。

もう一つもむき出しになっている岩に当たる。すると岩は砕け眩いピンクダイヤが現れ砕ける。

「パッキ~~~!」

ピンクダイヤはパキケファロサウルスの姿に変わった、頭がダイヤだ。

光に導かれ各宝石獣は向かう、パートナーの元へ。

「ウガァァァ!」

ルビティラは来たと叫ぶ。

「何か来た!」

青い宝石のトリケラトプスと頭がダイヤのパキケファロサウルスだ!

「ん?他の宝石獣だと!?」

ダイヤ頭のパキケファロサウルスは頭突きをかましてキノコ魔人をぶっ飛ばした。

「ぐわ!」

すかさず青いトリケラトプスも腹目掛けて体当たりした。

「ぐえっ!」

腹を抱えて痛がるキノコ魔人。どうやら物理攻撃も効くみたいだ。

「ケラァァァ!」

宝石獣トリケラトプス。

「パッキー!」

宝石獣パキケファロサウルス。

「アレがお前達の宝石獣か!」

お約束展開来たー!!

「僕達の宝石獣!?」

「まだ生き残っていたんですか!?」

よしよしよし!3体居るって事はやっぱアレしかないよ!!お楽しみのラストを飾るアレが!

「よし!いっちょやるか!ルビティラ!」

「ティラ?」

やるって何を?って決まってんだろ!

「合体だ!」

「「は?」」

何を言ってる?

「ティラ!」

そんなの出来ない!いやいや出来る!間違いない!
涼の根拠の無い自信が奇跡を起こしたのか?宝救剣が光り輝く。
するとマスクに宝石獣達の合体した姿が浮かびだした。

「特撮のお楽しみきたぁぁぁー!宝石合体!」

涼が宝救剣を上げると宝石獣達が輝きだし、身体がパズルの様に弾け飛ぶ。

ルビティラは頭以外の部品が胴体と両足を作り頭は胸に尻尾は後ろにくっつく。
トリケラトプスは頭が右肩にくっつき残りが右腕になり、パキケファロサウルスも同じ様に左腕になり。
最後に頭が三体の部品からくっつき現れる。
そして涼達3人は結晶で覆われた場所へ転送された。

涼は宝救剣を台座に差し込む。

「今名付けた!ホウキュウオー!」

三体の宝石獣達はパズルの組み合わさり人型の巨人になった。
ちなみにこれも涼の世界の特撮のロボの名前である。


「あ、アレは伝説の宝石の巨人か!」

宝石の巨人?ロボットじゃないのかよ?

「スッゲー!本当にロボットだ!」

「ウガァァァ!」

何だそれはっ?ってロボット知らないのかよ。

「まさか人型になるなんて…」

「絵本には有りませんでしたよ!何でわかったんですか?」

「特撮のお決まりさ!」

だから特撮ってなんだ!と皆んな突っ込んだ。

「後で話すよ!行くぜ!」

ホウキュウオーはキノコ魔人に突っ込む。

「舐めるなよ!」

二体の巨人になった魔人と宝石巨人が取っ組み合う。
キノコ魔人は叩くが身体が硬い為か大したダメージになってない。

嘘だろ!何て硬さだ! 

「ダイヤパンチ!」

ダイヤの頭のパキケファロサウルスが手に移りそのままアッパーをかますとキノコ魔人は吹っ飛び倒れた。

「ぐわっ!」

やりやがって!

キノコ魔人はビームを放つ。

「トリケラシールド」

トリケラトプスの頭が移動しバリアを展開しビームを防ぐ。

傷一つつかない。

「すごい!あの攻撃を簡単に防ぐとは!」

「名残惜しいがトドメと行くか!」

「ウガァァァ!」

真ん中のルビティラの口から光が集まる。

さあ必殺技!
マスクに出た映像に合わせて照準を合わせて3人は台座から引き抜いた剣を振り翳す。

「「「ホウキュウオー!プリズムキャン!」」」

最後は三体の宝石獣の口からビーム砲が放たれるキノコ魔人を貫通した。

「ま、魔王~様~」

キノコ魔人は今度こそ跡形もなく爆死した。

「ロボット最高ーー!」

涼は初めての巨大戦に大興奮。そして戦いは終わった。

戦いが終わるとルビティラは小さくなり、2匹もミニチュアくらいのサイズまで小さくなった。

「可愛い!」

「パッキー!」

僕パキケファロサウルスって言ってる。

「勇者さんみたいに名前つけよっと」

ダイヤモンドの頭のパキケファロサウルスだから…

「ダイヤパキケファロだな!」

涼がら横がら割って入る。

「パッキー!」

ダサい!パキケファロサウルスは涼に頭突きした。

「じゃあ、貴方はパッキーね!」

「パッキー!」

嬉しいですー!って何かガキっぽい宝石獣だな。 

「ケラ!」

パッキーはまだ子供ですよ!って子供なのかよ!

あのパキケファロサウルスはまだ子供らしい。あんなデカイのに。

「ケラ!」

よろしくお願いしますって礼儀正しい宝石獣だな、僕は好きだな。

「お前はアクアマリンだからマリケラだな!」

「ケラー!」

そんなダサい名前嫌だって、お前もかよ!

「勇者のネーミングセンスは無いみたいだな、とりあえずマリケラって呼ぶよ」

「ケラ…」

ご主人馬鹿ですか?失礼な奴だな!

「僕は勇者よりマシだぞ!」

「勇者か、そういや名前聞いてなかったな、改めて俺は猿渡涼だ!」

「僕はコハクだ」

「私はリアです!」

涼は2人に握手した。



涼達がキノコ怪人を倒した頃、とある薄暗い城の中で。

「宝石獣が現れただと!」

「はっ!何やら見慣れない服装の男と2人の亜人が引き連れており我が兵士が倒されました!」

「見慣れない男ですって?もしや失われた勇者召喚で現れた異世界人かしら?」

「異世界人だと?先代勇者共と同じ奴か?」

「どうやら馬鹿みたいですわよ。その異世界人は!」

豪華な服装の顔立ちが美しい女が現れる。

「まあ、いいじゃないですか。とにかく魔王様がお目覚めになる為のエネルギーを集めなくては!」

「アイカさん」

「わかっておりますわ!あの材料は我が国でも切らしてしまいそうですから補給しませんと。」

不気味な笑みを浮かべるとその女は消えた。
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