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序章
19話
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俺は二人にそう言うとスキル【ディメンションゲート】を発動し異次元扉を俺達の前に召喚した。
「さあ二人ともこの扉を潜って。この扉の先にあるのが聖域島にある俺の屋敷に繋がってるから何も心配しなくて大丈夫だよ」
「そ、そうなのか。それでこの扉は一体何なんじゃ?勇人、お前にはこの様な扉を召喚できるスキルなど無かった筈じゃが」
「ああ、その扉は異次元扉って言って今回女神メルティア様に召喚された時にもらった【ディメンションゲート】って言うスキルを使って呼び出さる……まあわかりやすく言えばあのアニメの青い狸の様な猫型ロボットが持ってるどこでもドアの様なもので、この扉は俺が今まで行ったことのある場所を次元とか関係なく繋ぐことが出来るんだよ」
「あらあら、まあまあ、勇ちゃんはとてもすごいスキルを女神さまから授かったのね~。すごい、すごいわ~」
「あは、あははは、そ、それじゃ行こうか」
俺はじいちゃんとばあちゃんを伴って異次元扉を潜り秘密部屋を出るとコメル達を探して屋敷の外に出た。
えっとコメルの奴はどこにいるのかなっと。
俺は屋敷の外に出るとじいちゃんとばあちゃんを連れ回しながら屋敷の周りなどでコメルを探し回った。
ん?こんな所に牧場なんて作ったっけかな。
と言うかさっき潤をここに連れて来た時はここにこんなに広くて立派な牧場は無かった筈なんだけど、まさか俺がまた地球に戻っている間にシュバルツとバールがこの牧場を作ったって言うのか!?
…………あいつ等なんて有能なんだ。
…………まあ、ありがたい限りなんだけど。
俺が突如現れた広くて立派な牧場に呆気に取られていると牧場の奥の方から何やら小さな人のシルエットや動物のシルエットが複数見え始めた。
「ん?あのシルエットは、やっぱりコメル達だったか。じいちゃんにばあちゃんコメル達が見つかったよ。こっちに来て」
俺がじいちゃんとばあちゃんを牧場の中に招くと背後から『『『わふ、わふ、わふ~』』』と言う鳴き声が聞こえて来た。
「ん!?おお!お前達が一番乗りか。ははは、この甘えん坊達め。おりゃ、おりゃ、おりゃ~」
俺はフェンリルの子供達をモフりながら他のメンツがこの場に揃うのを待った。
「よし、全員揃ったな。じゃ自己紹介と行こうか。先ずはコメル達から」
「はいです。私はコメルと言います。この世界ゼニアの唯一神をしているメルティアの分体です。気軽にコメルちゃんって呼んでくださいです」
『次は私ですね。私はマスターによって作られましたリーダーゴーレムのシュバルツと申します』
『次は私ですね。私もマスターによって作られましたサブリーダーゴーレムのバールと申します』
『『何か御用や聞きたいことがございましたら私達か私達のサポートゴーレムであるあそこにいる彼らにお申し付けください。対応させていただきます』』
「そして、この真っ白でモフモフのこの子達は俺達がこの前保護したフェンリルの子供達だよ。まだ見ての通り生まれて間もない子供だから何にでも興味を持つしとてもやんちゃなんだ。でも人懐っこいからじいちゃんとばあちゃんなら直ぐに懐いてくれると思うよ。…………ところでコメル、その子達は一体何なんだ?」
俺はコメル達と共にここにやって来た牛の様な見た目の動物を見ながらコメルに尋ねた。
「え、ああこの子の事ですです。この子はですね勇人さんが先程地球に戻られた後に自力で大陸の聖域に来た子なのですよ。この子はニューニューバッファローと言いましてとても美味しい牛乳をくれるとても心優しい幻獣なのですよ。そしてこの子はそのニューニューバッファローの群れのリーダー、ニューニューバッファローキングのモーブ君なのです」
「へ~、俺が地球に戻っている間にそんな幻獣がこの聖域に来ていたなんて。歓迎するよモーブ君に群れのみんなもね」
俺はモーブ君の頭を撫でながら歓迎する石をニューニューバッファローの群れに伝えた。
「それで、こっちの二人が俺のじいちゃんとばあちゃん。今の俺よりも強いんじゃないかな。ちょっと二人ともステータス見せてもらって良いかな?」
「ん?儂のステータスか?儂は別にいいぞ。ばあさんはどうじゃ?」
「ええ、そうね。……私もいいですよ~」
じいちゃんとばあちゃんは俺の願いにいたく了承してくれた。
「さあ二人ともこの扉を潜って。この扉の先にあるのが聖域島にある俺の屋敷に繋がってるから何も心配しなくて大丈夫だよ」
「そ、そうなのか。それでこの扉は一体何なんじゃ?勇人、お前にはこの様な扉を召喚できるスキルなど無かった筈じゃが」
「ああ、その扉は異次元扉って言って今回女神メルティア様に召喚された時にもらった【ディメンションゲート】って言うスキルを使って呼び出さる……まあわかりやすく言えばあのアニメの青い狸の様な猫型ロボットが持ってるどこでもドアの様なもので、この扉は俺が今まで行ったことのある場所を次元とか関係なく繋ぐことが出来るんだよ」
「あらあら、まあまあ、勇ちゃんはとてもすごいスキルを女神さまから授かったのね~。すごい、すごいわ~」
「あは、あははは、そ、それじゃ行こうか」
俺はじいちゃんとばあちゃんを伴って異次元扉を潜り秘密部屋を出るとコメル達を探して屋敷の外に出た。
えっとコメルの奴はどこにいるのかなっと。
俺は屋敷の外に出るとじいちゃんとばあちゃんを連れ回しながら屋敷の周りなどでコメルを探し回った。
ん?こんな所に牧場なんて作ったっけかな。
と言うかさっき潤をここに連れて来た時はここにこんなに広くて立派な牧場は無かった筈なんだけど、まさか俺がまた地球に戻っている間にシュバルツとバールがこの牧場を作ったって言うのか!?
…………あいつ等なんて有能なんだ。
…………まあ、ありがたい限りなんだけど。
俺が突如現れた広くて立派な牧場に呆気に取られていると牧場の奥の方から何やら小さな人のシルエットや動物のシルエットが複数見え始めた。
「ん?あのシルエットは、やっぱりコメル達だったか。じいちゃんにばあちゃんコメル達が見つかったよ。こっちに来て」
俺がじいちゃんとばあちゃんを牧場の中に招くと背後から『『『わふ、わふ、わふ~』』』と言う鳴き声が聞こえて来た。
「ん!?おお!お前達が一番乗りか。ははは、この甘えん坊達め。おりゃ、おりゃ、おりゃ~」
俺はフェンリルの子供達をモフりながら他のメンツがこの場に揃うのを待った。
「よし、全員揃ったな。じゃ自己紹介と行こうか。先ずはコメル達から」
「はいです。私はコメルと言います。この世界ゼニアの唯一神をしているメルティアの分体です。気軽にコメルちゃんって呼んでくださいです」
『次は私ですね。私はマスターによって作られましたリーダーゴーレムのシュバルツと申します』
『次は私ですね。私もマスターによって作られましたサブリーダーゴーレムのバールと申します』
『『何か御用や聞きたいことがございましたら私達か私達のサポートゴーレムであるあそこにいる彼らにお申し付けください。対応させていただきます』』
「そして、この真っ白でモフモフのこの子達は俺達がこの前保護したフェンリルの子供達だよ。まだ見ての通り生まれて間もない子供だから何にでも興味を持つしとてもやんちゃなんだ。でも人懐っこいからじいちゃんとばあちゃんなら直ぐに懐いてくれると思うよ。…………ところでコメル、その子達は一体何なんだ?」
俺はコメル達と共にここにやって来た牛の様な見た目の動物を見ながらコメルに尋ねた。
「え、ああこの子の事ですです。この子はですね勇人さんが先程地球に戻られた後に自力で大陸の聖域に来た子なのですよ。この子はニューニューバッファローと言いましてとても美味しい牛乳をくれるとても心優しい幻獣なのですよ。そしてこの子はそのニューニューバッファローの群れのリーダー、ニューニューバッファローキングのモーブ君なのです」
「へ~、俺が地球に戻っている間にそんな幻獣がこの聖域に来ていたなんて。歓迎するよモーブ君に群れのみんなもね」
俺はモーブ君の頭を撫でながら歓迎する石をニューニューバッファローの群れに伝えた。
「それで、こっちの二人が俺のじいちゃんとばあちゃん。今の俺よりも強いんじゃないかな。ちょっと二人ともステータス見せてもらって良いかな?」
「ん?儂のステータスか?儂は別にいいぞ。ばあさんはどうじゃ?」
「ええ、そうね。……私もいいですよ~」
じいちゃんとばあちゃんは俺の願いにいたく了承してくれた。
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