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序章
14話
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宝箱を開けてみると中にはキメラから取れる各種素材が一つずつとオリハルコンの短剣とナイフ、鎧が入っていた。
「ほう、ほうオリハルコンの短剣にナイフ、鎧にキメラの牙と爪、毛皮に……お!これはレアドロップ素材の尻尾とたてがみまであるなあ。それと肝心の魔石はっと……三十センチの黄色の魔石か俺としては少し微妙な魔石だな。まあ一応アイテムボックスに入れておくか。オリハルコンの短剣は今後の俺のメイン武器にしてデュランダルは勇者の力を宿した時にだけ使う様にしよう。ナイフもダンジョンの外で魔物を倒した時には解体に使えるし装備しておくか。後の鎧とキメラの素材は何かを作る時の材料になるだろうしアイテムボックス行きだな」
因みに魔石には六種類の色が存在して色ごとに魔石を割った時に得られる力の種類が違う。
例えば先程俺がキメラを倒して手に入れた黄色の魔石は器用さのステータスを上昇させてくれる。
また魔石の大きさで上昇する力の数値も変わって来る。
例えば先程手に入れた黄色の魔石は大きさが三十センチだったので上昇値は大体四十程になる。
「さてと、下に降りる扉も現れた事だし次の階層に行きとするかな」
俺は手に入れたドロップアイテムをアイテムボックスに仕舞いこむと出現した下の階層に続く扉を潜って下の階層へ降りて行った。
***
七百九十階層のボスであるキメラを倒してから一時間程が経ち、今俺は八百階層のボス部屋の前にいる。
七百九十一階層から七百九十九階層までは七百九十階層と同じでボス部屋に辿り着くまで魔物に一切出会うことなく辿り着くことが出来た。
各階層のボスは七百九十一階層から順にB+ランクのミノタウロスアサシン、B+ランクのワイバーン、A+ランクのミノタウロスキング等の魔物が出て来た。
勿論ボスを倒した後に手に入る宝箱も全て銀色以上の宝箱ばかりで結構なレア度のドロップアイテムを手に入れることが出来た。
「よし、遂にこのダンジョンの最終階層八百階層だ。ここまでで一番強かったのはA+ランクのミノタウロスキングだったけど、このボス部屋にはどんな魔物がいるのか正直少しワクワクして来たなあ。さて、中に入ってみるか」
俺は満を持してボス部屋の中に入ると、今までのボス部屋と同じ様に俺が部屋の中に入った途端に扉が独りでに閉まりその瞬間、部屋の壁際に幾つか設けてある松明に火が灯りその明かりで真っ暗だった部屋の全貌が明らかになった。
何とこの部屋には天井が無く上を見上げると星がきらめく夜空があったのだ。
そして、よく見るとその薄暗くも綺麗な夜空に隠れる様にして体全体が黒い何かがそこにいるのがわかった。
「何だあれは。……この距離で鑑定できるかな」
俺はダメもとでその何かに向かって鑑定を掛けてみた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ブラックドラゴン
・年齢282歳
・種族 ドラゴン族
・レベル112
・攻撃力 S-
・防御力 A
・魔力 S+
・素早さ S-
・器用さ A-
・総合戦闘力 S-
・スキル【テイルハンマー B】【ドラゴンクロー A】【龍麟 A】【ドラゴンブレス S】
【ドラゴンフォース S】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あいつブラックドラゴンか。Sランクの魔物の中では弱い方だけどそれでもSランクの魔物だからな。Aランクのダンジョンだと甘く見てそれなりの準備だけしてこのラスボスに挑んだら死人が出かねないな。……あっちの世界に戻ったら配信かなんかしてダンジョン内の事を伝えてみるのも良いかもな。まあ先ずはあいつを倒すとするか」
俺は七百九十六階層のボス部屋で手に入れたオリハルコン制の長剣を構えると飛行魔法を発動して飛び上がりブラックドラゴンが余裕しゃくしゃく浮遊している夜空へと飛んで行った。
全くなんだあの俺を見下して舐め腐った様な苛立たしい面は、とりあえず挨拶代わりにその苛立たしい横っ面をこのオリハルコン制の長剣でひっぱたいてやる。
俺は超速でブラックドラゴンに近づくと何の効果も纏わせていないオリハルコン制の長剣でブラックドラゴンの横っ面をぶっ叩きこの部屋の壁にめり込ませた。
「ほう、ほうオリハルコンの短剣にナイフ、鎧にキメラの牙と爪、毛皮に……お!これはレアドロップ素材の尻尾とたてがみまであるなあ。それと肝心の魔石はっと……三十センチの黄色の魔石か俺としては少し微妙な魔石だな。まあ一応アイテムボックスに入れておくか。オリハルコンの短剣は今後の俺のメイン武器にしてデュランダルは勇者の力を宿した時にだけ使う様にしよう。ナイフもダンジョンの外で魔物を倒した時には解体に使えるし装備しておくか。後の鎧とキメラの素材は何かを作る時の材料になるだろうしアイテムボックス行きだな」
因みに魔石には六種類の色が存在して色ごとに魔石を割った時に得られる力の種類が違う。
例えば先程俺がキメラを倒して手に入れた黄色の魔石は器用さのステータスを上昇させてくれる。
また魔石の大きさで上昇する力の数値も変わって来る。
例えば先程手に入れた黄色の魔石は大きさが三十センチだったので上昇値は大体四十程になる。
「さてと、下に降りる扉も現れた事だし次の階層に行きとするかな」
俺は手に入れたドロップアイテムをアイテムボックスに仕舞いこむと出現した下の階層に続く扉を潜って下の階層へ降りて行った。
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七百九十階層のボスであるキメラを倒してから一時間程が経ち、今俺は八百階層のボス部屋の前にいる。
七百九十一階層から七百九十九階層までは七百九十階層と同じでボス部屋に辿り着くまで魔物に一切出会うことなく辿り着くことが出来た。
各階層のボスは七百九十一階層から順にB+ランクのミノタウロスアサシン、B+ランクのワイバーン、A+ランクのミノタウロスキング等の魔物が出て来た。
勿論ボスを倒した後に手に入る宝箱も全て銀色以上の宝箱ばかりで結構なレア度のドロップアイテムを手に入れることが出来た。
「よし、遂にこのダンジョンの最終階層八百階層だ。ここまでで一番強かったのはA+ランクのミノタウロスキングだったけど、このボス部屋にはどんな魔物がいるのか正直少しワクワクして来たなあ。さて、中に入ってみるか」
俺は満を持してボス部屋の中に入ると、今までのボス部屋と同じ様に俺が部屋の中に入った途端に扉が独りでに閉まりその瞬間、部屋の壁際に幾つか設けてある松明に火が灯りその明かりで真っ暗だった部屋の全貌が明らかになった。
何とこの部屋には天井が無く上を見上げると星がきらめく夜空があったのだ。
そして、よく見るとその薄暗くも綺麗な夜空に隠れる様にして体全体が黒い何かがそこにいるのがわかった。
「何だあれは。……この距離で鑑定できるかな」
俺はダメもとでその何かに向かって鑑定を掛けてみた。
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・ブラックドラゴン
・年齢282歳
・種族 ドラゴン族
・レベル112
・攻撃力 S-
・防御力 A
・魔力 S+
・素早さ S-
・器用さ A-
・総合戦闘力 S-
・スキル【テイルハンマー B】【ドラゴンクロー A】【龍麟 A】【ドラゴンブレス S】
【ドラゴンフォース S】
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「あいつブラックドラゴンか。Sランクの魔物の中では弱い方だけどそれでもSランクの魔物だからな。Aランクのダンジョンだと甘く見てそれなりの準備だけしてこのラスボスに挑んだら死人が出かねないな。……あっちの世界に戻ったら配信かなんかしてダンジョン内の事を伝えてみるのも良いかもな。まあ先ずはあいつを倒すとするか」
俺は七百九十六階層のボス部屋で手に入れたオリハルコン制の長剣を構えると飛行魔法を発動して飛び上がりブラックドラゴンが余裕しゃくしゃく浮遊している夜空へと飛んで行った。
全くなんだあの俺を見下して舐め腐った様な苛立たしい面は、とりあえず挨拶代わりにその苛立たしい横っ面をこのオリハルコン制の長剣でひっぱたいてやる。
俺は超速でブラックドラゴンに近づくと何の効果も纏わせていないオリハルコン制の長剣でブラックドラゴンの横っ面をぶっ叩きこの部屋の壁にめり込ませた。
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