12 / 21
1部『タルタロス建国編』 序章 『大魔境での新生活』
11話 『従属神の試練~最終戦~②』
しおりを挟む
無事に望みの武器を買った俺は今まで装備していた鉄のナックルを両手から外し先程買ったばかりの【赤龍の小手】と【白龍の小手】を装備し『アイギス』を解除しようとする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【太陽神の神器が赤龍の小手と白龍の小手を吸収したいと申請してきています。了承しますか】
【はい/いいえ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ん?どう言うことだ?太陽神の神器にこの二つの小手を…………まあ、とりあえず吸収させてみるか。ここは【はい】っと、何が起きるかわからないからまだ『アイギス』の解除は止めておくべきだな。
システムアナウンスに従い両腕に装備していた【赤龍の小手】と【白龍の小手】を眼前に顕現させた太陽神の神器に近づけると――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【太陽神が了承したことにより太陽神の神器が赤龍の小手と白龍の小手の吸収を開始します――――】
【赤龍の小手と白龍の小手の吸収が完了しました。これにより太陽神の神器は新たに小手形態を獲得しました】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺は眼前に顕現させていた神器のノーマル形態である槍形態を握りしめ小手に変化しろと念じる。
すると槍形態の黄金に輝く神器は眩い光を放ち徐々に形を変えやがて俺の手にやどる。
光が治まると俺の手には黄金に輝き金色のオーラをこれでもかと放ちまくっている小手がはめられていた。
「……!?…………なんて神々しい子てなんだ。……いやいや俺の神器なんだから神々しいのは当たり前か? 」
俺は太陽神の小手どうしをガシガシと打ち鳴らすとゴッドゴブリンを見据える。
「……おっと、思わず口元が緩んじまった」
これから起こる死合に心の底から興奮してしまい思わず緩んでしまった口元を手で隠しつつギラギラとした目で見つめる。
俺はゴッドゴブリンを見据えたまま『アイギス』を解除し太陽神の小手を構えると駆け出す。
太陽神の小手の能力は鑑定せずとも感覚で把握することが出来た。
どうやらこの小手は吸収させた【赤龍の小手】と【白龍の小手】の能力を強化した状態で継承しているようだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・【太陽神の小手】
能力:『防御無視』『不壊』『太陽神気』『スーパーブースト』『スーパーディバイド』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺が左ジャブからの右ストレートでゴッドゴブリンにしかけるとゴッドゴブリンは両腕を交差させてこれを防ぐ。
やっぱりただの攻撃だと防がれるか…………なら神になった時に覚えた『神・武術』を試してみるか。
『神・武術』は俺が神になった時に新たに覚えた固有スキルだ。このスキルは神界にいる神々が使うことが出来る神の体術や剣術など戦うための術を使うことが出来るスキルだ。
このスキルは俺が父である絶対神から受け継いだ物の一つである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【太陽神の神器が赤龍の小手と白龍の小手を吸収したいと申請してきています。了承しますか】
【はい/いいえ】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ん?どう言うことだ?太陽神の神器にこの二つの小手を…………まあ、とりあえず吸収させてみるか。ここは【はい】っと、何が起きるかわからないからまだ『アイギス』の解除は止めておくべきだな。
システムアナウンスに従い両腕に装備していた【赤龍の小手】と【白龍の小手】を眼前に顕現させた太陽神の神器に近づけると――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【太陽神が了承したことにより太陽神の神器が赤龍の小手と白龍の小手の吸収を開始します――――】
【赤龍の小手と白龍の小手の吸収が完了しました。これにより太陽神の神器は新たに小手形態を獲得しました】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺は眼前に顕現させていた神器のノーマル形態である槍形態を握りしめ小手に変化しろと念じる。
すると槍形態の黄金に輝く神器は眩い光を放ち徐々に形を変えやがて俺の手にやどる。
光が治まると俺の手には黄金に輝き金色のオーラをこれでもかと放ちまくっている小手がはめられていた。
「……!?…………なんて神々しい子てなんだ。……いやいや俺の神器なんだから神々しいのは当たり前か? 」
俺は太陽神の小手どうしをガシガシと打ち鳴らすとゴッドゴブリンを見据える。
「……おっと、思わず口元が緩んじまった」
これから起こる死合に心の底から興奮してしまい思わず緩んでしまった口元を手で隠しつつギラギラとした目で見つめる。
俺はゴッドゴブリンを見据えたまま『アイギス』を解除し太陽神の小手を構えると駆け出す。
太陽神の小手の能力は鑑定せずとも感覚で把握することが出来た。
どうやらこの小手は吸収させた【赤龍の小手】と【白龍の小手】の能力を強化した状態で継承しているようだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・【太陽神の小手】
能力:『防御無視』『不壊』『太陽神気』『スーパーブースト』『スーパーディバイド』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺が左ジャブからの右ストレートでゴッドゴブリンにしかけるとゴッドゴブリンは両腕を交差させてこれを防ぐ。
やっぱりただの攻撃だと防がれるか…………なら神になった時に覚えた『神・武術』を試してみるか。
『神・武術』は俺が神になった時に新たに覚えた固有スキルだ。このスキルは神界にいる神々が使うことが出来る神の体術や剣術など戦うための術を使うことが出来るスキルだ。
このスキルは俺が父である絶対神から受け継いだ物の一つである。
77
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
イレギュラーから始まるポンコツハンター 〜Fランクハンターが英雄を目指したら〜
KeyBow
ファンタジー
遡ること20年前、世界中に突如として同時に多数のダンジョンが出現し、人々を混乱に陥れた。そのダンジョンから湧き出る魔物たちは、生活を脅かし、冒険者たちの誕生を促した。
主人公、市河銀治は、最低ランクのハンターとして日々を生き抜く高校生。彼の家計を支えるため、ダンジョンに潜り続けるが、その実力は周囲から「洋梨」と揶揄されるほどの弱さだ。しかし、銀治の心には、行方不明の父親を思う強い思いがあった。
ある日、クラスメイトの春森新司からレイド戦への参加を強要され、銀治は不安を抱えながらも挑むことを決意する。しかし、待ち受けていたのは予想外の強敵と仲間たちの裏切り。絶望的な状況で、銀治は新たなスキルを手に入れ、運命を切り開くために立ち上がる。
果たして、彼は仲間たちを救い、自らの運命を変えることができるのか?友情、裏切り、そして成長を描くアクションファンタジーここに始まる!
異世界召喚されたと思ったら何故か神界にいて神になりました
璃音
ファンタジー
主人公の音無 優はごく普通の高校生だった。ある日を境に優の人生が大きく変わることになる。なんと、優たちのクラスが異世界召喚されたのだ。だが、何故か優だけか違う場所にいた。その場所はなんと神界だった。優は神界で少しの間修行をすることに決めその後にクラスのみんなと合流することにした。
果たして優は地球ではない世界でどのように生きていくのか!?
これは、主人公の優が人間を辞め召喚された世界で出会う人達と問題を解決しつつ自由気ままに生活して行くお話。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる