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第4話 ごきげんよう! お姫様との出会い
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「あら、あなたが聖女様?」
現れたのは淡いブルーの瞳をした長髪の少女だった。肌は白いが病的ではない。健康的な張りもあるし、瞳と同じブルーの髪はかつらなどで見る違和感はなく、むしろそれが自然とすら思える程に似合っている。
はっきりといえば美少女だ。身長は低く、私より頭身一個分小さかった。コロコロとした丸い瞳をらんらんと輝かせた少女はワンピースタイプのドレスを着ていて、胸元にはリボンが施されていた。ぴょんぴょんと活発に走ってくるたびにリボンが揺れて、長い髪がさらさらと流れる。
「アナ様!」
アナと呼ばれた少女の後ろからふくよかな女性が息を切らして走ってくる。侍女って奴だろうか。そんな人が様付けで呼ぶということはこのアナという少女はお姫様かそれに類似する階級の子なのだろう。
アナは侍女のことなど無視して、くるくると私の周りをまわって観察してくる。
「あら、ラミネもいたのね」
アナは私のすぐそばでふてくされているラミネを見つけるとまるで猫のようにしなやかで素早い動作でラミネをキャッチした。ラミネは「ご機嫌麗しゅうアナ様」とぐったりして答えた。
「まぁ元気がないわね。召喚疲れかしら?」
「そんなものです。姫様はいつもお元気でなによりです。ですが、あまり侍女たちを困らせないであげてくださいな」
「あら、私は気を付けてる方よ? 黙って城下出ていくような真似は三年前にやめたわ」
アナはイタズラっぽい笑顔を振りまいている。
ラミネはやれやれと首を振っていた。
「それでも城の中を走り回るのはみなが心配します」
「お城の中で怪我をする程とろくないわ。それより……」
アナはぱっとラミネを手放すと、私の方を振り向いてニコリと笑った。可愛い……不覚にもくらっとくる可愛さだ。年は恐らく私よりも下……たぶん十四、五といった頃だろう。優雅な気品を漂わせる中にもどこか活発な空気がある。
それは息を切らせた侍女やラミネの言葉からもわかることだ。
「フフフ、初めまして。私はアナ、アナ・ガランド。この度は父の勝手に巻き込まれたようで」
「あ、いや、どうも……」
アナはまさにお姫様といった態度でお辞儀をしてくれる。これには思わず私も頭を下げた。なんというか問答無用な優雅さがある。
だというのにアナは無邪気な笑顔も向けてくる。ぴょんぴょんと跳ねるように私との距離を詰めてくる。かなり近い。
「聖女様が召喚されたと聞いていても立ってもいられなくてこうしてお会いしに来たのですけれど。なんだかおもしろいお方のようで。まるで勇者のような方だとか?」
「勇者……ですか。まぁ確かに私は聖女よりもそっちの方が好きですが……珍しいのでしょうか?」
「そんなことありませんよ。私も聖女や勇者の伝説は好きですもの」
アナはまたニコリと笑う。屈託のない純粋な笑顔っていいなーと思う。私がこんなことをしようものなら不格好な笑顔をになるだろう。
それにしてもなんというかザ・お姫様って感じだなぁ。言葉一つひとつがもはや私のそれとは違うというか、重みが違う。私がクラスの男子に「ジュース買ってきて」などと言おうものなら「自分で行けよ」と返されるのがオチだが、アナが言えばあの男子どもは「かしこまり!」ってな勢いで買いに行くだろう。それぐらいのオーラがあった。
「聖女様、どうかこの国を……いえ、この世界をお救いください。我々は今、地霊邪王の軍勢によって蹂躙されようとしています」
アナは私の手を取ってブルーの瞳でじっと見つめてくる。これが男ならころっといくだろう。なんせ女の私でもこの上目遣いにはしびれているのだから。
「あ、はい……」
なんだか勢いに飲まれて返事を返してしまった。するとアナはぱぁっと笑顔になって「ありがとうございます!」と輝く笑顔を向けてくれる。そしてまたしなやかな動きでしゅっと後ろに下がると後ろ手に組んで「では、またあとで。父が歓迎式を行うと申していました。その時には噂の風変りな聖女の姿、見せてくださいね」
アナはくるっと身をひるがえして部屋から飛び出していく。追いついたばかりの侍女は「お待ちになってください!」と悲鳴をあげていた。
私はそれを微笑も苦笑いともいえない表情で見送る。すぐ傍にはラミネが浮かんできて「元気な子でしょ?」と耳打ちしてきた。
「クードゥーも娘には手を焼いているのよ。王妃のトーネイは大人しいのに……ありゃ父親似ね」
「あなたも手を焼いてるように見えたけど?」
「そりゃそうでしょ。赤ん坊の頃から知ってるけど、その時から私は玩具の人形代わりよ。全く、王家を守護する精霊だというのに……」
ピロンと音を鳴らしてラミネは腕を組んだ姿のまま部屋の出入り口まで飛んでいく。
「さっきも言ったけど、もう覚悟は決めておくことね。あなたはもう聖女なの。私と聖着してしまった以上、それはもう変えられない事実よ」
ラミネの言葉はどこまでも真剣で、鋭い声音だった。
それだけ言うとラミネはどこかへと飛び去っていった。
覚悟ねぇ……私はラミネの背中を見送りながらぽりぽりと額をかいた。異世界に召喚されて、特別な力も与えられて、予想通りに魔王と戦えと来た。こんな時、『ソウルメイカー』だったら「承知!」の一言で即答するだろうなぁ。
けど、私は『ソウルメイカー』じゃなくて、一ノ瀬明香なのだ。つまるところ、普通の女子高生。
覚悟しておけなんていわれて、はいそうですかとはならない。
「どーしようっかなぁ……」
ふと遠くでどーんという爆発音が聞こえる。一拍遅れて城を大きく揺るがす衝撃が襲ってきた。あまりのことに私は盛大によろけてしまう。
「な、なに!?」
爆発音は断続的に響いて来る。そのたびに衝撃も強くなり、城のあちこちからは悲鳴が聞こえてきた。部屋で待機していたメイドさんたちはと思って振り返ってみると、部屋の中で右往左往してる。
私は思い切って部屋を飛び出した。なんというか状況を知りたかった。廊下に出ると使用人たちが案の定慌てている。話は聞けそうにない。
城というのは廊下であってもバカみたいにデカイ窓がある。ここも例外ではないようで、縦長のガラスのない窓があった。私は迷わずそれに駆け寄り身を乗り出す勢いで外を確認するが向かいの建物が邪魔で黒煙ぐらいしか覗けなかった。
「……!」
だが、その黒煙の先……私は見てしまった。
それは巨山から切り出したかのような巨大な城だった。意図的なのか偶然なのか、禍々しいどくろのようにも見えるその城は私たちを見下ろすかの如く悠遊と空を浮遊している。
その城からは無数の黒い影が吐き出されていた。それがなんなのかはわからないが、同じタイミングでこちら側からの大砲の音や兵士たちの怒号が聞こえる。
そうこうするうちに再び大きな揺れと壁が砕かれる音が響いた。
「きゃあぁぁぁ!」
悲鳴だ! しかもこの声は自身はないがさっきのアナというお姫様の声に似ている。しかもかなり近い! 私は思わず駆け出していた。城の揺れに壁の崩れる音。空からにはあからさまに怪しい物体が多数。嫌な予感がしていた。
私は急ぎ廊下を駆け抜け、突き当りを曲がる。
「お姫様!」
いた! アナはしりもちをついてへたり込んでいる。すぐ傍にはあのふくよかな侍女もいたが、こちらは気を失っているのか、ぐったりとしている。彼女たちの周囲には壁の破片が散乱していてた。
「な、なによ、あいつら!」
アナは恐怖で震えているようだった。それも無理はないだろう。壁を突き破り、アナと侍女に迫ろうとしているものはどうみたって人間じゃあない。コウモリのような翼を持った黒色の人型の何か。わかりやすく言えばモンスター。そんな存在がいた。
現れたのは淡いブルーの瞳をした長髪の少女だった。肌は白いが病的ではない。健康的な張りもあるし、瞳と同じブルーの髪はかつらなどで見る違和感はなく、むしろそれが自然とすら思える程に似合っている。
はっきりといえば美少女だ。身長は低く、私より頭身一個分小さかった。コロコロとした丸い瞳をらんらんと輝かせた少女はワンピースタイプのドレスを着ていて、胸元にはリボンが施されていた。ぴょんぴょんと活発に走ってくるたびにリボンが揺れて、長い髪がさらさらと流れる。
「アナ様!」
アナと呼ばれた少女の後ろからふくよかな女性が息を切らして走ってくる。侍女って奴だろうか。そんな人が様付けで呼ぶということはこのアナという少女はお姫様かそれに類似する階級の子なのだろう。
アナは侍女のことなど無視して、くるくると私の周りをまわって観察してくる。
「あら、ラミネもいたのね」
アナは私のすぐそばでふてくされているラミネを見つけるとまるで猫のようにしなやかで素早い動作でラミネをキャッチした。ラミネは「ご機嫌麗しゅうアナ様」とぐったりして答えた。
「まぁ元気がないわね。召喚疲れかしら?」
「そんなものです。姫様はいつもお元気でなによりです。ですが、あまり侍女たちを困らせないであげてくださいな」
「あら、私は気を付けてる方よ? 黙って城下出ていくような真似は三年前にやめたわ」
アナはイタズラっぽい笑顔を振りまいている。
ラミネはやれやれと首を振っていた。
「それでも城の中を走り回るのはみなが心配します」
「お城の中で怪我をする程とろくないわ。それより……」
アナはぱっとラミネを手放すと、私の方を振り向いてニコリと笑った。可愛い……不覚にもくらっとくる可愛さだ。年は恐らく私よりも下……たぶん十四、五といった頃だろう。優雅な気品を漂わせる中にもどこか活発な空気がある。
それは息を切らせた侍女やラミネの言葉からもわかることだ。
「フフフ、初めまして。私はアナ、アナ・ガランド。この度は父の勝手に巻き込まれたようで」
「あ、いや、どうも……」
アナはまさにお姫様といった態度でお辞儀をしてくれる。これには思わず私も頭を下げた。なんというか問答無用な優雅さがある。
だというのにアナは無邪気な笑顔も向けてくる。ぴょんぴょんと跳ねるように私との距離を詰めてくる。かなり近い。
「聖女様が召喚されたと聞いていても立ってもいられなくてこうしてお会いしに来たのですけれど。なんだかおもしろいお方のようで。まるで勇者のような方だとか?」
「勇者……ですか。まぁ確かに私は聖女よりもそっちの方が好きですが……珍しいのでしょうか?」
「そんなことありませんよ。私も聖女や勇者の伝説は好きですもの」
アナはまたニコリと笑う。屈託のない純粋な笑顔っていいなーと思う。私がこんなことをしようものなら不格好な笑顔をになるだろう。
それにしてもなんというかザ・お姫様って感じだなぁ。言葉一つひとつがもはや私のそれとは違うというか、重みが違う。私がクラスの男子に「ジュース買ってきて」などと言おうものなら「自分で行けよ」と返されるのがオチだが、アナが言えばあの男子どもは「かしこまり!」ってな勢いで買いに行くだろう。それぐらいのオーラがあった。
「聖女様、どうかこの国を……いえ、この世界をお救いください。我々は今、地霊邪王の軍勢によって蹂躙されようとしています」
アナは私の手を取ってブルーの瞳でじっと見つめてくる。これが男ならころっといくだろう。なんせ女の私でもこの上目遣いにはしびれているのだから。
「あ、はい……」
なんだか勢いに飲まれて返事を返してしまった。するとアナはぱぁっと笑顔になって「ありがとうございます!」と輝く笑顔を向けてくれる。そしてまたしなやかな動きでしゅっと後ろに下がると後ろ手に組んで「では、またあとで。父が歓迎式を行うと申していました。その時には噂の風変りな聖女の姿、見せてくださいね」
アナはくるっと身をひるがえして部屋から飛び出していく。追いついたばかりの侍女は「お待ちになってください!」と悲鳴をあげていた。
私はそれを微笑も苦笑いともいえない表情で見送る。すぐ傍にはラミネが浮かんできて「元気な子でしょ?」と耳打ちしてきた。
「クードゥーも娘には手を焼いているのよ。王妃のトーネイは大人しいのに……ありゃ父親似ね」
「あなたも手を焼いてるように見えたけど?」
「そりゃそうでしょ。赤ん坊の頃から知ってるけど、その時から私は玩具の人形代わりよ。全く、王家を守護する精霊だというのに……」
ピロンと音を鳴らしてラミネは腕を組んだ姿のまま部屋の出入り口まで飛んでいく。
「さっきも言ったけど、もう覚悟は決めておくことね。あなたはもう聖女なの。私と聖着してしまった以上、それはもう変えられない事実よ」
ラミネの言葉はどこまでも真剣で、鋭い声音だった。
それだけ言うとラミネはどこかへと飛び去っていった。
覚悟ねぇ……私はラミネの背中を見送りながらぽりぽりと額をかいた。異世界に召喚されて、特別な力も与えられて、予想通りに魔王と戦えと来た。こんな時、『ソウルメイカー』だったら「承知!」の一言で即答するだろうなぁ。
けど、私は『ソウルメイカー』じゃなくて、一ノ瀬明香なのだ。つまるところ、普通の女子高生。
覚悟しておけなんていわれて、はいそうですかとはならない。
「どーしようっかなぁ……」
ふと遠くでどーんという爆発音が聞こえる。一拍遅れて城を大きく揺るがす衝撃が襲ってきた。あまりのことに私は盛大によろけてしまう。
「な、なに!?」
爆発音は断続的に響いて来る。そのたびに衝撃も強くなり、城のあちこちからは悲鳴が聞こえてきた。部屋で待機していたメイドさんたちはと思って振り返ってみると、部屋の中で右往左往してる。
私は思い切って部屋を飛び出した。なんというか状況を知りたかった。廊下に出ると使用人たちが案の定慌てている。話は聞けそうにない。
城というのは廊下であってもバカみたいにデカイ窓がある。ここも例外ではないようで、縦長のガラスのない窓があった。私は迷わずそれに駆け寄り身を乗り出す勢いで外を確認するが向かいの建物が邪魔で黒煙ぐらいしか覗けなかった。
「……!」
だが、その黒煙の先……私は見てしまった。
それは巨山から切り出したかのような巨大な城だった。意図的なのか偶然なのか、禍々しいどくろのようにも見えるその城は私たちを見下ろすかの如く悠遊と空を浮遊している。
その城からは無数の黒い影が吐き出されていた。それがなんなのかはわからないが、同じタイミングでこちら側からの大砲の音や兵士たちの怒号が聞こえる。
そうこうするうちに再び大きな揺れと壁が砕かれる音が響いた。
「きゃあぁぁぁ!」
悲鳴だ! しかもこの声は自身はないがさっきのアナというお姫様の声に似ている。しかもかなり近い! 私は思わず駆け出していた。城の揺れに壁の崩れる音。空からにはあからさまに怪しい物体が多数。嫌な予感がしていた。
私は急ぎ廊下を駆け抜け、突き当りを曲がる。
「お姫様!」
いた! アナはしりもちをついてへたり込んでいる。すぐ傍にはあのふくよかな侍女もいたが、こちらは気を失っているのか、ぐったりとしている。彼女たちの周囲には壁の破片が散乱していてた。
「な、なによ、あいつら!」
アナは恐怖で震えているようだった。それも無理はないだろう。壁を突き破り、アナと侍女に迫ろうとしているものはどうみたって人間じゃあない。コウモリのような翼を持った黒色の人型の何か。わかりやすく言えばモンスター。そんな存在がいた。
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