20 / 39
EP17 今だけは俺の願いを
しおりを挟む
っと夕星(ゆうせい)は運が良かったのだ。陽真里(ひまり)の住んでいる階が二階だったことも、飛び降りた先の駐車スペースに偶然にも車が止まっていたことも。
おかげで随分と落下距離を誤魔化せた。
「ッッ……!!」
しかし、それは麗華(れいか)にとっても同条件だ。同じように飛び降りてしまえばいいだけのこと。それに彼女もエゴシエーターならば、空中浮遊のような真似ができたとしてもおかしくはない。
だから夕星は、ありったけの力で着地した車の天井を踏みつけた。立て続けに二度の衝撃を感知した車の防犯アラートがけたたましい音を立て、近隣住民の注意を集約させる。
「こんなので時間稼ぎになるかも分からねぇけど……」
彼女が無関係な人物を巻き込むことに躊躇いがないことも、十悟の件でハッキリしている。だから、このアラート音がどれだけの牽制になるかはわからない。
「いったい、何なのッ⁉」
抱き抱かえた陽真里が、怒りと困惑が入り混じったような視線を向ける。
だが、先にも言った通り、今は説明している余裕がない。夕星は焦燥に微動する唇を噛み締めながら彼女を立たせ、その手をがっちりと掴んだ。
「とにかく今はアイツから逃げるぞッ!」
陽真里は何かを言い返そうするも、それよりも速く夕星は走り出していた。半ば彼女を引き摺って走るような絵面になりながらも、胸から口元へとネクタイピンを手繰り寄せて、声を張る。
「聞こえてますか、先生! 最悪なんです、あの魔女とブッキングしたんです!」
ジジッ、というノイズの後に未那月(みなつき)からの声が返ってくる。
『落ち着くんだ、神室(かむろ)くん。その様子から察するに、今は藤森(ふじもり)委員長と逃走中といったところか?』
「そうですよッ! そこまで状況が分かってるなら、せめてヒバチだけでも回収することはできませんかッ!」
未那月は以前に〈エクステンド〉ごと夕星たちを基地へとワープさせたことがある。ARAs(エリアズ)の基地には、かつて組織に所属していたエゴシエーターの能力を元に開発された転送装置が設置されているのだ。
それを作動させれば自分たちを回収することも簡単だと考えて、夕星は救助を急かしのだが、
『……すまないが、それは無理なお願いなんだ』
「はぁっ⁉ 出来ないって……いまはそんな冗談を聞きたいわけじゃ、」
一緒にいるのがエゴシーターの疑いをかけられたままの陽真里だから、出来ないというのか?
だったら、今の夕星の手の中には去り際に持ち出した「スターレター・プロジェクト」のカードがある。
「ヒバチはそもそもエゴシエーターじゃなかったんです! だから、」
『そうじゃないんだ。装置の使用には膨大な電力を消費すると話したことは覚えているだろう』
ARAsでは常に転送装置を利用できるように、大型のバッテリーをストックしている。だが、以前の使用の際にそのストックを使い果たしてしまったのだった。
〈エクステンド〉、夕星、十悟(じゅうご)のそれぞれを対象とした三度の連続使用はARAs側にとっても想定外だったと、未那月は歯痒そうに続ける。
『バッテリーの再充電には半月の期間を要する。だから、転送装置で君たちを回収することは、』
「だったら、〈エクステンド〉だけでもこっちに寄越して下さい! そうしたら俺が時間を稼ぎますから、その間にヒバチだけで保護を!」
「それも不可能だ」
〈エクステンド〉は現在、修理の真っ最中だ。辛うじて使えるような状態にするにも相応の時間はかかる。
『とにかく、私たちも君たちを助け出すためにプランを全力で考える。だから、そのネクタイピンだけは手放すなよ』
連絡手段なのは勿論のこと。ネクタイピンには夕星の居場所を知らせるためのGPS機能も仕込まれている。だから、この胸元に留められた金属片は、ARAsと自分たちを繋ぐ最後の命綱と言えた。
だが、現状が最悪であるという事実にも変わりがない。
絶対絶命。万事休す。
そんな言葉たちが次々に夕星の脳裏を掠めていく。
「────夕星ッッ!!」
不意に、ありたっけの力で腕を引かれた。
「ねぇ……ちゃんと、説明しなさいよ……」
掴んでいた彼女の手首は痛々しく真っ赤に腫れて、息は切れ切らになりながらも瞳には堪えるようにジッと涙を溜めている。
「何がどうなってるの! どうして、ネクタイピンから未那月先生の声がするの!」
陽真里からしてみれば、いきなり理不尽な「非日常」へと投げ込まれたのだ。今、何が起きているのかも分からなければ、これからどうなるかもわからない。だと言うのに彼女は───
「夕星は……貴方は大丈夫なのよね?」
彼女はこの状況で他の誰でもない夕星のことをずっと案じていたのだ。
「ヒバチ……」
「待って、答えなくていいから! 大丈夫なわけがないもんね……けど安心して。私も一緒に打開策を考えてあげるから!」
小刻みな震えを誤魔化すように、彼女は強がってみせる。
お人好しで生真面目で、それでいて強がりな幼馴染はこんな場面でさえも健在だった。
「ごめん、いつも余計な心配かけてばっかりで……けど今は本当に、いろんなことを説明してる余裕がないんだ」
夕星はキツく締めたネクタイをいつものように緩める。そして、ピンを外すし、それを陽真里に握らせた。
これ以上、彼女を「非日常」の側に立たせたくはなかった。彼女には、いつものように何も変わらない「日常」を過ごして欲しいと思うからこそ、静かに決心を定めたのだ。
「それにあの魔女は俺たちを素直に逃がしてくれるほど甘いヤツじゃない。────だから、コイツを持って逃げてくれ。コイツに仕込んだGPSがあれば、俺の仲間がお前を保護してくれるはずだから」
二人が咄嗟に逃げ込んだのは廃墟と化したビル内だった。無関係な人間を巻き込まないよう、人目に付かないルートを選択した結果だ。
だが、それを嘲るように背後では足音が反響する。
魔女はすぐ後ろまで迫ってるのだ。
「これって……さっき先生に手放すなって言われてた奴じゃ⁉」
「貴重品なんだから、予備くらい持たされてるに決まってんだろ」
勿論、嘘だ。いつも簡単にバレてしまうから、彼女に嘘を吐くのは苦手な筈だったというのに。夕星の口元は自分でも驚くほどスラスラと嘘の言葉を紡いでみせた。
「けど、夕星……」
彼女は明らかに逡巡しているようだった。だから、その肩を弾き、力任せに突き放す。
「頼む、ヒバチ。今だけでいいから、俺の願いを聞いてくれ」
おかげで随分と落下距離を誤魔化せた。
「ッッ……!!」
しかし、それは麗華(れいか)にとっても同条件だ。同じように飛び降りてしまえばいいだけのこと。それに彼女もエゴシエーターならば、空中浮遊のような真似ができたとしてもおかしくはない。
だから夕星は、ありったけの力で着地した車の天井を踏みつけた。立て続けに二度の衝撃を感知した車の防犯アラートがけたたましい音を立て、近隣住民の注意を集約させる。
「こんなので時間稼ぎになるかも分からねぇけど……」
彼女が無関係な人物を巻き込むことに躊躇いがないことも、十悟の件でハッキリしている。だから、このアラート音がどれだけの牽制になるかはわからない。
「いったい、何なのッ⁉」
抱き抱かえた陽真里が、怒りと困惑が入り混じったような視線を向ける。
だが、先にも言った通り、今は説明している余裕がない。夕星は焦燥に微動する唇を噛み締めながら彼女を立たせ、その手をがっちりと掴んだ。
「とにかく今はアイツから逃げるぞッ!」
陽真里は何かを言い返そうするも、それよりも速く夕星は走り出していた。半ば彼女を引き摺って走るような絵面になりながらも、胸から口元へとネクタイピンを手繰り寄せて、声を張る。
「聞こえてますか、先生! 最悪なんです、あの魔女とブッキングしたんです!」
ジジッ、というノイズの後に未那月(みなつき)からの声が返ってくる。
『落ち着くんだ、神室(かむろ)くん。その様子から察するに、今は藤森(ふじもり)委員長と逃走中といったところか?』
「そうですよッ! そこまで状況が分かってるなら、せめてヒバチだけでも回収することはできませんかッ!」
未那月は以前に〈エクステンド〉ごと夕星たちを基地へとワープさせたことがある。ARAs(エリアズ)の基地には、かつて組織に所属していたエゴシエーターの能力を元に開発された転送装置が設置されているのだ。
それを作動させれば自分たちを回収することも簡単だと考えて、夕星は救助を急かしのだが、
『……すまないが、それは無理なお願いなんだ』
「はぁっ⁉ 出来ないって……いまはそんな冗談を聞きたいわけじゃ、」
一緒にいるのがエゴシーターの疑いをかけられたままの陽真里だから、出来ないというのか?
だったら、今の夕星の手の中には去り際に持ち出した「スターレター・プロジェクト」のカードがある。
「ヒバチはそもそもエゴシエーターじゃなかったんです! だから、」
『そうじゃないんだ。装置の使用には膨大な電力を消費すると話したことは覚えているだろう』
ARAsでは常に転送装置を利用できるように、大型のバッテリーをストックしている。だが、以前の使用の際にそのストックを使い果たしてしまったのだった。
〈エクステンド〉、夕星、十悟(じゅうご)のそれぞれを対象とした三度の連続使用はARAs側にとっても想定外だったと、未那月は歯痒そうに続ける。
『バッテリーの再充電には半月の期間を要する。だから、転送装置で君たちを回収することは、』
「だったら、〈エクステンド〉だけでもこっちに寄越して下さい! そうしたら俺が時間を稼ぎますから、その間にヒバチだけで保護を!」
「それも不可能だ」
〈エクステンド〉は現在、修理の真っ最中だ。辛うじて使えるような状態にするにも相応の時間はかかる。
『とにかく、私たちも君たちを助け出すためにプランを全力で考える。だから、そのネクタイピンだけは手放すなよ』
連絡手段なのは勿論のこと。ネクタイピンには夕星の居場所を知らせるためのGPS機能も仕込まれている。だから、この胸元に留められた金属片は、ARAsと自分たちを繋ぐ最後の命綱と言えた。
だが、現状が最悪であるという事実にも変わりがない。
絶対絶命。万事休す。
そんな言葉たちが次々に夕星の脳裏を掠めていく。
「────夕星ッッ!!」
不意に、ありたっけの力で腕を引かれた。
「ねぇ……ちゃんと、説明しなさいよ……」
掴んでいた彼女の手首は痛々しく真っ赤に腫れて、息は切れ切らになりながらも瞳には堪えるようにジッと涙を溜めている。
「何がどうなってるの! どうして、ネクタイピンから未那月先生の声がするの!」
陽真里からしてみれば、いきなり理不尽な「非日常」へと投げ込まれたのだ。今、何が起きているのかも分からなければ、これからどうなるかもわからない。だと言うのに彼女は───
「夕星は……貴方は大丈夫なのよね?」
彼女はこの状況で他の誰でもない夕星のことをずっと案じていたのだ。
「ヒバチ……」
「待って、答えなくていいから! 大丈夫なわけがないもんね……けど安心して。私も一緒に打開策を考えてあげるから!」
小刻みな震えを誤魔化すように、彼女は強がってみせる。
お人好しで生真面目で、それでいて強がりな幼馴染はこんな場面でさえも健在だった。
「ごめん、いつも余計な心配かけてばっかりで……けど今は本当に、いろんなことを説明してる余裕がないんだ」
夕星はキツく締めたネクタイをいつものように緩める。そして、ピンを外すし、それを陽真里に握らせた。
これ以上、彼女を「非日常」の側に立たせたくはなかった。彼女には、いつものように何も変わらない「日常」を過ごして欲しいと思うからこそ、静かに決心を定めたのだ。
「それにあの魔女は俺たちを素直に逃がしてくれるほど甘いヤツじゃない。────だから、コイツを持って逃げてくれ。コイツに仕込んだGPSがあれば、俺の仲間がお前を保護してくれるはずだから」
二人が咄嗟に逃げ込んだのは廃墟と化したビル内だった。無関係な人間を巻き込まないよう、人目に付かないルートを選択した結果だ。
だが、それを嘲るように背後では足音が反響する。
魔女はすぐ後ろまで迫ってるのだ。
「これって……さっき先生に手放すなって言われてた奴じゃ⁉」
「貴重品なんだから、予備くらい持たされてるに決まってんだろ」
勿論、嘘だ。いつも簡単にバレてしまうから、彼女に嘘を吐くのは苦手な筈だったというのに。夕星の口元は自分でも驚くほどスラスラと嘘の言葉を紡いでみせた。
「けど、夕星……」
彼女は明らかに逡巡しているようだった。だから、その肩を弾き、力任せに突き放す。
「頼む、ヒバチ。今だけでいいから、俺の願いを聞いてくれ」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~
山須ぶじん
SF
異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。
彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。
そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。
ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。
だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。
それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。
※タイトルを『人間の中身はバグだらけ。 ~俺依存症な引きこもり少女と、セカイ系恋愛ファンタジー~』から変更しました。
※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。
※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
海峡の護り ~休載中~
醍醐
SF
不定期更新
平成31年、津軽海峡に侵入した潜水艦と最新鋭護衛艦『斐伊』の静かな戦い…
この世界の日本では、以下の点が現代と異なります。
・海上自衛隊の艦名が漢字表記になっている。
・憲法改正により、現場指揮官による実力行使が可能(ただし、先制攻撃は不可能。)
・天皇陛下の退位は行われていないので、元号は『平成』のまま。

MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる