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EP13 新章開幕
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ブリーフィング室はとにかく書類に溢れかえっていた。最奥のデスクには紙の山が聳え立ち、壁一面を埋め尽くすように様々な調査資料がピンで留められている。
初めはファイリングして管理していたのだろうが、それが収まり切らずに溢れ返ってしまったという印象だ。
「なんすか……この足の踏み場もない部屋は……」
「いやぁ、日頃から片付けようと思ってるんだけどね。私も何分、潜入期間が長くって、こっちの部屋はほったらかしになっていたんだよ」
「それにしたって酷すぎるでしょ。ていうか、今どき書面ってのもおかしくないですか? デジタル化して管理すれば」
「あっー、一応ここにある全ての資料はデジタル化してるし、基地内のデータベースからいつでもアクセス出来ようになっているよ」
「ならどうして、書面の方を残してるんです?」
「エゴシエーターの影響によってデジタル化された情報が全て改竄される恐れがあるから、こうやってアナログのバックアップを残しているんだよ。逆も然りだからデジタル化した情報も削除できないし、全く困ったものだね」
「ん……ちょっと待ってください。それじゃあ、デジタルとアナログの両方に作用する現実改変能力があった場合はどうするんです?」
「その場合は私たちの詰みだね」
未那月はいとも容易く、答えてみせた。
「考えてみたまえ、神室くん。私たちが立ち向かうのは歪んでゆく世界だ。日常が非日常に変わるのは一瞬だし、そもそも現実が歪んでしまったことに気付けない可能性だってある」
彼女の眼差しが、鋭利に細められてゆく。それは普段戯けてばかりの彼女が初めて見せた、真剣な表情かもしれなかった。
「だからね、私たちは常に先制しなきゃいけないんだよ。先手、先手を取り続けて、歪んでいく世界に立ち向かう必要があるんだ」
ピンと張り詰めたのは緊張感だ。一瞬の遅れが命取りになるのは、喧嘩ごとやゲームによく似ている。けれど遅れてしまったリスクは、普段の自分が背負うものと比べ物にならなかった。
「まっ、小難しい話もここまでにして。そろそろ本題に入ろうじゃないか」
パン! と手を打って、彼女は話を切り出す。
「神室くんがARAsの一員になってくれたことは喜ばしいことだし、本当はエゴシエーターに纏わるアレコレにもゆっくり慣れてほしいと思っているんだ。……ただ、生憎と今のARAsは、一番の優秀な工作員スタッフが抜けちゃってね。総力もダダ下がり、正直ネコの手も借りたい始末さ」
要は夕星にも、さっそく働いて貰いたいということだろう。
彼女が先言したようにARAsが常に先手を取り続けなければならないというのなら、いきなり働かされること自体に異論はない。寧ろ、役に立てるのが嬉しいくらいだ。
ただ、組織に入ったばかりの自分にこなせる任務があるのだろうか?
荒事ならいざ知らず、潜入や工作といった活動は上手くやれる気がしない。
「そう身構えなくても大丈夫さ。これは君向きの調査任務……というか、神室くんしか適任者のいない任務だからね」
未那月は部屋中に散らばった書面の中から、なんの迷いもなく一枚の資料を拾い上げた。
「君の初任務は、この少女を徹底的に調べ上げることだ」
書面にプリントされたのは、模範通りに天川(あまのがわ)高校の制服を着こなした女子生徒の写真だ。
だが、夕星は、ボブカットの髪型と丸っこい猫目をした彼女のことを既に誰よりも熟知している。
────そこに写る少女の写真は藤森陽真里だったのだから。
「……ヒバチですか」
思いのほか、夕星の驚きは小さかった。
エゴシエーター因子を獲得する条件は、「スターレター・プロジェクト」に参加すること。
であれば、夕星と同じ小学校に通い、メッセージカードに願い事を綴った幼馴染がエゴシエーターに覚醒していたとしても、おかしくはない。
「やっぱりヒバチもエゴシエーターなんでしょうか?」
彼女の話が出てくることも想定の範疇だったのだ。
「フェイズⅢに覚醒したエゴシエーターであれば瞳孔に変化が現れるだけでなく、現実改変能力を使用すると特別な信号を発するんだ。そこで潜入中の私は、信号の受信機を天川高校に仕込んでおいたのだが……残念なことに反応をキャッチできずに終わったよ」
「けど、逆に言えばヒバチも俺みたく能力を自覚していないフェイズⅡのエゴシエーターかもしれないってことですよね」
「ふふっ、飲み込みが早くて助かるよ」
エゴシエーター因子を宿したからといって、必ずしも誰もがフェイズⅡ以降の能力に目覚めるわけじゃない。
未那月たちARAsは「スターレター・プロジェクト」の参加者リストを保有する。そしてリストを調査した結果、エゴシエーターに覚醒する前に、プロジェクトの参加者が死亡した例が幾つか確認されたのだ。
「宿したエゴシエーター因子が発現し、フェイズⅡに移行するタイミングには個人差がある。それに我々の調査では、因子を宿したまま病死や事故死したエゴシエーターの例も少なくはない。『死に瀕した瞬間に、眠っていた力が……』ってのは少年漫画の鋼則だが、世の中はそう上手く出来てないみたいだね」
もっとも、ARAsが参加者リストを手に入れたのも数年前と比較的、最近のことだ。
エゴシエーター能力によってリストの内容を改竄されている可能性もあるために、どこまで信用できるかは曖昧らしい。
「じゃあ、一つ質問してもいいですか?」
夕星の頭に浮かんだのはちょっとした不安だ。
「先生は、半年前から俺たちの学校に潜伏してたんですよね? 名簿リストがあるって言うなら、俺やヒバチがエゴシエーターかもしれないって当たりも付いてたんですし。なのに、どうしてもっと踏み込んだ調査をしなかったんでしょうか?」
ちょっと基地内を回っただけでも、ARAsの保有する技術水準が極めて高いことは理解できた。やろうと思えばもっと様々な調査ができたはずである。
「良い質問だね。けど、答えは単純。リスクヘッジをした結果さ」
未那月は腕を組みながら応える。
ARAsからすれば、危険な思想を持つエゴシエーターは等しく脅威だ。フェイズⅡといえど、下手に能力があると自覚させ、敵対した場合の対処は極めて困難となる。
「さっきも言ったけど、今のARAsはごっそり人材が抜けたから戦力も極端に低下してるんだ。それに相手が危険なエゴシエーターなら、願うだけで私たちという存在自体をこの世界から抹消することも容易だろう」
だから、長期に渡り遠巻きに観察する必要があったのだ。
「ん……だけど、おやっぱりかしくないですか? リスクヘッジって言うわりに、先生は俺にだけ組織の秘密をベラベラ喋ってる。自分で言うのもアレですけど、俺は中学の頃、かなり荒れてた不良なんですよ。敵対する可能性を考慮するっていうのならバカ真面目なヒバチじゃなくて、元ヤンの俺の方じゃ?」
フィクションの中みたく、全てのヤンキー少年が捨て猫を拾うような善人とは限らない。自分が反社会的、或いは破壊的な思想を秘めていたとしてもおかしくはないのだ。
だと言うのに、彼女は絵に描いたような優等生である陽真里をより危険視しているような気がしてならなかった。
「私が神室くんに信頼を置いているのは、君が〈エクステンド〉を創り出したエゴシエーターだからだよ。君の願いから生まれたマシーンが善良な存在である限りは、君の根っこが善良なままだっていう何よりの証明だからね」
「なら、ヒバチにだって信頼しても問題はないでしょう。アイツは俺以上の善人なんですし、そもそも俺が更生できたのだって、アイツのお節介があったからで」
本音を言ってしまうなら、彼女のことを疑われるのは不愉快であった。
夕星の態度は少し刺々しいものへと変わってしまう。
「ヒバチは俺の恩人なんです。断言したっていい、アイツがフェイズⅢのエゴシエーターに覚醒したとしても、その力を悪用するわけがないって」
「なるほど。……だったら、私も自分の本音を表明しておこうかな」
未那月が再度、両腕を組み直した。
一才のおふざけを抜きにして、彼女もその言葉をハッキリと口にする。
「私はね、藤森陽真里こそが、この世界に『怪獣』を生み出したエゴシエーターであると疑っているんだ」
初めはファイリングして管理していたのだろうが、それが収まり切らずに溢れ返ってしまったという印象だ。
「なんすか……この足の踏み場もない部屋は……」
「いやぁ、日頃から片付けようと思ってるんだけどね。私も何分、潜入期間が長くって、こっちの部屋はほったらかしになっていたんだよ」
「それにしたって酷すぎるでしょ。ていうか、今どき書面ってのもおかしくないですか? デジタル化して管理すれば」
「あっー、一応ここにある全ての資料はデジタル化してるし、基地内のデータベースからいつでもアクセス出来ようになっているよ」
「ならどうして、書面の方を残してるんです?」
「エゴシエーターの影響によってデジタル化された情報が全て改竄される恐れがあるから、こうやってアナログのバックアップを残しているんだよ。逆も然りだからデジタル化した情報も削除できないし、全く困ったものだね」
「ん……ちょっと待ってください。それじゃあ、デジタルとアナログの両方に作用する現実改変能力があった場合はどうするんです?」
「その場合は私たちの詰みだね」
未那月はいとも容易く、答えてみせた。
「考えてみたまえ、神室くん。私たちが立ち向かうのは歪んでゆく世界だ。日常が非日常に変わるのは一瞬だし、そもそも現実が歪んでしまったことに気付けない可能性だってある」
彼女の眼差しが、鋭利に細められてゆく。それは普段戯けてばかりの彼女が初めて見せた、真剣な表情かもしれなかった。
「だからね、私たちは常に先制しなきゃいけないんだよ。先手、先手を取り続けて、歪んでいく世界に立ち向かう必要があるんだ」
ピンと張り詰めたのは緊張感だ。一瞬の遅れが命取りになるのは、喧嘩ごとやゲームによく似ている。けれど遅れてしまったリスクは、普段の自分が背負うものと比べ物にならなかった。
「まっ、小難しい話もここまでにして。そろそろ本題に入ろうじゃないか」
パン! と手を打って、彼女は話を切り出す。
「神室くんがARAsの一員になってくれたことは喜ばしいことだし、本当はエゴシエーターに纏わるアレコレにもゆっくり慣れてほしいと思っているんだ。……ただ、生憎と今のARAsは、一番の優秀な工作員スタッフが抜けちゃってね。総力もダダ下がり、正直ネコの手も借りたい始末さ」
要は夕星にも、さっそく働いて貰いたいということだろう。
彼女が先言したようにARAsが常に先手を取り続けなければならないというのなら、いきなり働かされること自体に異論はない。寧ろ、役に立てるのが嬉しいくらいだ。
ただ、組織に入ったばかりの自分にこなせる任務があるのだろうか?
荒事ならいざ知らず、潜入や工作といった活動は上手くやれる気がしない。
「そう身構えなくても大丈夫さ。これは君向きの調査任務……というか、神室くんしか適任者のいない任務だからね」
未那月は部屋中に散らばった書面の中から、なんの迷いもなく一枚の資料を拾い上げた。
「君の初任務は、この少女を徹底的に調べ上げることだ」
書面にプリントされたのは、模範通りに天川(あまのがわ)高校の制服を着こなした女子生徒の写真だ。
だが、夕星は、ボブカットの髪型と丸っこい猫目をした彼女のことを既に誰よりも熟知している。
────そこに写る少女の写真は藤森陽真里だったのだから。
「……ヒバチですか」
思いのほか、夕星の驚きは小さかった。
エゴシエーター因子を獲得する条件は、「スターレター・プロジェクト」に参加すること。
であれば、夕星と同じ小学校に通い、メッセージカードに願い事を綴った幼馴染がエゴシエーターに覚醒していたとしても、おかしくはない。
「やっぱりヒバチもエゴシエーターなんでしょうか?」
彼女の話が出てくることも想定の範疇だったのだ。
「フェイズⅢに覚醒したエゴシエーターであれば瞳孔に変化が現れるだけでなく、現実改変能力を使用すると特別な信号を発するんだ。そこで潜入中の私は、信号の受信機を天川高校に仕込んでおいたのだが……残念なことに反応をキャッチできずに終わったよ」
「けど、逆に言えばヒバチも俺みたく能力を自覚していないフェイズⅡのエゴシエーターかもしれないってことですよね」
「ふふっ、飲み込みが早くて助かるよ」
エゴシエーター因子を宿したからといって、必ずしも誰もがフェイズⅡ以降の能力に目覚めるわけじゃない。
未那月たちARAsは「スターレター・プロジェクト」の参加者リストを保有する。そしてリストを調査した結果、エゴシエーターに覚醒する前に、プロジェクトの参加者が死亡した例が幾つか確認されたのだ。
「宿したエゴシエーター因子が発現し、フェイズⅡに移行するタイミングには個人差がある。それに我々の調査では、因子を宿したまま病死や事故死したエゴシエーターの例も少なくはない。『死に瀕した瞬間に、眠っていた力が……』ってのは少年漫画の鋼則だが、世の中はそう上手く出来てないみたいだね」
もっとも、ARAsが参加者リストを手に入れたのも数年前と比較的、最近のことだ。
エゴシエーター能力によってリストの内容を改竄されている可能性もあるために、どこまで信用できるかは曖昧らしい。
「じゃあ、一つ質問してもいいですか?」
夕星の頭に浮かんだのはちょっとした不安だ。
「先生は、半年前から俺たちの学校に潜伏してたんですよね? 名簿リストがあるって言うなら、俺やヒバチがエゴシエーターかもしれないって当たりも付いてたんですし。なのに、どうしてもっと踏み込んだ調査をしなかったんでしょうか?」
ちょっと基地内を回っただけでも、ARAsの保有する技術水準が極めて高いことは理解できた。やろうと思えばもっと様々な調査ができたはずである。
「良い質問だね。けど、答えは単純。リスクヘッジをした結果さ」
未那月は腕を組みながら応える。
ARAsからすれば、危険な思想を持つエゴシエーターは等しく脅威だ。フェイズⅡといえど、下手に能力があると自覚させ、敵対した場合の対処は極めて困難となる。
「さっきも言ったけど、今のARAsはごっそり人材が抜けたから戦力も極端に低下してるんだ。それに相手が危険なエゴシエーターなら、願うだけで私たちという存在自体をこの世界から抹消することも容易だろう」
だから、長期に渡り遠巻きに観察する必要があったのだ。
「ん……だけど、おやっぱりかしくないですか? リスクヘッジって言うわりに、先生は俺にだけ組織の秘密をベラベラ喋ってる。自分で言うのもアレですけど、俺は中学の頃、かなり荒れてた不良なんですよ。敵対する可能性を考慮するっていうのならバカ真面目なヒバチじゃなくて、元ヤンの俺の方じゃ?」
フィクションの中みたく、全てのヤンキー少年が捨て猫を拾うような善人とは限らない。自分が反社会的、或いは破壊的な思想を秘めていたとしてもおかしくはないのだ。
だと言うのに、彼女は絵に描いたような優等生である陽真里をより危険視しているような気がしてならなかった。
「私が神室くんに信頼を置いているのは、君が〈エクステンド〉を創り出したエゴシエーターだからだよ。君の願いから生まれたマシーンが善良な存在である限りは、君の根っこが善良なままだっていう何よりの証明だからね」
「なら、ヒバチにだって信頼しても問題はないでしょう。アイツは俺以上の善人なんですし、そもそも俺が更生できたのだって、アイツのお節介があったからで」
本音を言ってしまうなら、彼女のことを疑われるのは不愉快であった。
夕星の態度は少し刺々しいものへと変わってしまう。
「ヒバチは俺の恩人なんです。断言したっていい、アイツがフェイズⅢのエゴシエーターに覚醒したとしても、その力を悪用するわけがないって」
「なるほど。……だったら、私も自分の本音を表明しておこうかな」
未那月が再度、両腕を組み直した。
一才のおふざけを抜きにして、彼女もその言葉をハッキリと口にする。
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