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外伝・東で花咲く菊花
オマケ・試される忍耐
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ついこの間スバルさんのお祖父さんから縁談話が持ち込まれたばかりなのに、そこから転がるように話はまとまった。
結納を終えると、どんどん結婚の準備が進められる。あたしの結婚衣装には本来は母さんのために用意されていたという白無垢を着ることになった。これは母さんの妹さんが嫁に行く時に一度使用されたそうだが、その後15年くらい使われずに大切に保管されていた。
きちんと保管していたから虫食いもカビも生えていない。遠目だと白の衣装だけど、近くで見ると細かい模様が入っていてとても綺麗だった。それをあたしの身体に合うようにお直ししてくれるのだという。
挙式は春先。それまでは花嫁修業とやらを姑直々に教わることになっている。
「婚約期間なんて無視して、もううちに来てもいいのよ、キッカちゃん。結婚するまではおばさんと一緒に寝たらいいのだから」
「えぇと」
それはそれで息が詰まるし、残された時間は家族と一緒に過ごしたいです。
「まぁ、ナナセさん。そこはあたくしのお部屋で一緒に過ごすほうが効率的でしょう」
「あらあらお義母さま、そんなこと言って抜け駆けなさるの? まさか、古臭いしきたりをキッカちゃんに教えて恥でもかかせるおつもり?」
「…なんですって?」
あちらの家族ともすっかり……馴染んだのか?
あたしは生まれ育ちがあまり良くないので、どう受け取られるかと不安に思ったけど、スバルさんのご家族はなぜか好意的だった。詳しく話を聞けば、スバルさんのお祖父さんお祖母さんも若い頃はそこそこ苦労した人とかで、苦労して生き延びたあたしに好意的なんだそうだ。
それはいいんだけど、姑と大姑になる2人がなにかと競い合っているのがすごく気になる。ふたりともあたしに対して優しくて、この家のことを一緒に覚えましょう。娘が欲しかったのととても親身になってくれるのだが……同じ場に居合わせると火花を散らせる間柄なのだ。
花嫁修業をしようにも2人の競い合いになるので、そっと抜け出してスバルさんのところに避難する。彼は部屋で何やら難しそうな書物をしていた。あたしが部屋に入ってきたと気づくと、それだけで何があったのか察したようである。
「ゴメンな、うちの母親と婆さんが。うちは女が生まれなかったから娘が欲しかったらしくてさ…キッカが来るのを楽しみにしてたみたいだ」
「……」
スバルさんに謝られた。結局あたしはどうすればいいのか。どっちをとっても角が立つじゃないの。
「母さんも婆さんも我が強いと言うか気位が高いと言うか…似た者同士だから昔っからああで。何もわからない素直な気質のキッカみたいな娘が嫁に来るってんで張り切ってんだ」
花嫁修業とやらはちゃんと履修しないと後々恥をかくから頑張る気ではいたけど、姑大姑戦争に巻き込まれるのはちょっと困る。
あたしはずりずりと畳の上を滑って移動すると、スバルさんの隣にちょこんと座った。
「何書いてるの?」
「今年の獣害の報告書。管轄範囲の田畑にどれだけ被害があったかを国に提出するんだ」
「ふぅん…それも仕事なんだ…」
スバルさんはのちのちお祖父さん、そしてお父さんの仕事を継ぐことになっているのだという。
「…いつもこんなお仕事してるの?」
「今は少ししか任せてもらってないけどな」
伯父さんの職場での仕事に、家の仕事。二足のわらじ状態で大変なのでは。スバルさんはあたしと兄さんがこの国に来た頃に伯父さんの職場に入ってきたよな。
「なんで伯父さんの職場で働き始めたの?」
あたしの問いにスバルさんの手は止まった。あたしをちらりと見ると、言いにくそうに「…親父に『どんな人間がやって来るのか監視してこい』って言われたのが切欠だ」と返された。
その言葉にあたしは納得した。
そっか、そうだよね。いくら母さんの子どもでも、異国の地が混じった人間がやってくるのだもの。警戒されないわけがない。
「でもお前もトウマも真面目に働くことで周りの信用を勝ち取っていたから、俺たちの心配は無用だったけどな」
問題ないとわかったらすぐに辞めていいと言われてたけど、外で働くのが結構楽しくてずるずる居座ってたと彼は言った。
そうだったのか。じゃあそのうち伯父さんの店も辞めることになるのだろうか。
「……最初にあたしを街に案内した時、娼婦の店が並ぶ花街に連れて行ったのはなんで? スバルさんは女を買わなかったじゃない。なんで買わなかったの?」
「ぐっ」
スバルさんが言葉をつまらせてむせた。
これも気になっていた。男同士ではああいう店に通うのがお決まりなのだろうか。兄さんに聞いてもわかるはずもなく、ずっと疑問に思っていたんだ。
「いや、あのときはお前が男だと思っていて…本当に申し訳ない…」
「うぅん、紛らわしいあたしが悪かったし気にしてない」
男と思い込んで連れて行ったのはきっと、あたしと男同士の友情を育もうとした云々だとわかっているからそれはいいんだ。
あたしが気になっているのはそこじゃない。
「男は性欲を我慢できないんでしょ? スバルさんもああいう店によく行くんだよね?」
「あの…それは」
彼はわかりやすく動揺して目をあちこちに泳がせていた。
いいんだよ、ごまかさなくとも。荒廃したハルベリオンで育ったあたしはその辺詳しいんだ。理解しているつもりだ。
「あたしそんなに色気ないし、まだそういう事するの怖くて、スバルさんに迷惑かけるかもだから…多少の女遊びは目をつぶるよ!」
大姑さんが言っていた。妻たるもの、どんなことがあってもドシンと構える気概が必要なのだと。
それに対し、姑さんは浮気した旦那は問答無用で鉄拳制裁すればいいと言っていたが、あたしはスバルさんに多大な我慢をさせるかもしれないので多少の浮気は許すよ。
「だから、いつでも堂々と女を買いに行ってもいいんだからね!」
あたしは自信満々にぐっと拳を握った。
それなのにスバルさんは両手で顔を覆ってうなだれていた。
「どうしたの? 気にしてるの? あたしは大丈夫だよ。キレイな娼婦たちを見て目の保養になったし」
残念ながらもう一緒にあの花街を歩くことは厳しいだろうけど。あそこは外部の女性の出入りを固く禁じているそうだから。
「……婆さんか? …それとも、母さん?」
「ん? なにが?」
ぼそぼそと何かを行っているので、彼の声が届く距離まで顔を近づけると、彼の腕が伸びてきてあたしは抱き寄せられた。スバルさんの胸元に顔を埋める体勢で抱きしめられたあたしは、頭頂部にはぁぁとスバルさんの熱いため息がかかったのを感じ取る。
「自分のこと色気ないって言うけどな、お前、かなり色っぽい体つきになってるんだからな。周りの男がどんな目でお前を見てるかわかってねぇだろ」
どくどくと彼の胸板から聞こえる心臓の音が早い。顔を上げて彼の顔を見上げると、スバルさんは困ったような焦れたようななんとも複雑な表情を浮かべていた。
「……川で、お前の肢体を見てしまってから、夢に出てくるのはいつもお前だ」
「だって、あの時はスバルさんが脱げっていうから」
「うん、ほんとそれはゴメン」
川で水浴びに誘われた時にあたしが全裸になった姿を見たことでスバルさんはあたしを意識するようになったらしい。…あれは事故のようなものだから別に気にしてないのにな。
「俺も男だからな、そういう欲はある」
ぐっと彼の腕の力が増して、あたしはさらに胸板に顔を押し付ける体勢になる。
「でもキッカはまだこういうことは怖いだろ? お前を傷つけたくないから我慢しているだけだ。あまり煽ってくれるな」
「だから」
「…好きな女が嫁に来てくれるのに、他の女を抱く必要なんかないだろ。俺にはお前のほうが大切だ」
あたしの唇を指の腹で撫でたスバルさん顔がゆっくり降りてきてあたしの唇を奪う。あたしは目を閉じて優しいキスを受け取った。
そっか。そこまであたしのことを大切に思ってくれているのか。
「…ありがとう、あたしのために我慢してくれて」
あたしはスバルさんの首の後に腕を回して彼を引き寄せると、もっとキスをねだった。優しいキスは好きだよ。あたしを傷つけぬように優しくしてくれてるって感じるから。でももっと強いキスでも構わない。物足りないんだ。
もっとキスしてほしくておねだりしたけど、スバルさんは困惑したようにうろたえていた。
「あ、ちょ…それ以上は」
「…もっと欲しいの」
至近距離からスバルさんを見つめ、甘えるようにささやくと、スバルさんの目の色が変わった。
しかし、ぐっと何かを堪えた様子で口元を引き縛ると、あたしの首元に顔をうずめる。
そして深呼吸をして一言。
「……ホント勘弁して…」
スバルさんが頑張ってくれるなら、あたしも頑張るよ。彼はあたしを大切にしてくれる人だから。
彼の胸に甘えるように抱きつくとスバルさんの身体がビッと硬直した。しかし、長くくっつくとスバルさんも辛いらしいので、名残惜しいが彼から離れる。
その前にチュッと軽く口付けを送ると、あたしはゆっくり立ち上がった。
「花嫁修業もうひと頑張りしてくるね」
なんかやる気が出てきたぞ!
とりあえず姑さんと大姑さんの口論が収まっているといいなぁ。
…なんかスバルさんが座ったまま固まっているのが気になるけど、まぁいいか。
結納を終えると、どんどん結婚の準備が進められる。あたしの結婚衣装には本来は母さんのために用意されていたという白無垢を着ることになった。これは母さんの妹さんが嫁に行く時に一度使用されたそうだが、その後15年くらい使われずに大切に保管されていた。
きちんと保管していたから虫食いもカビも生えていない。遠目だと白の衣装だけど、近くで見ると細かい模様が入っていてとても綺麗だった。それをあたしの身体に合うようにお直ししてくれるのだという。
挙式は春先。それまでは花嫁修業とやらを姑直々に教わることになっている。
「婚約期間なんて無視して、もううちに来てもいいのよ、キッカちゃん。結婚するまではおばさんと一緒に寝たらいいのだから」
「えぇと」
それはそれで息が詰まるし、残された時間は家族と一緒に過ごしたいです。
「まぁ、ナナセさん。そこはあたくしのお部屋で一緒に過ごすほうが効率的でしょう」
「あらあらお義母さま、そんなこと言って抜け駆けなさるの? まさか、古臭いしきたりをキッカちゃんに教えて恥でもかかせるおつもり?」
「…なんですって?」
あちらの家族ともすっかり……馴染んだのか?
あたしは生まれ育ちがあまり良くないので、どう受け取られるかと不安に思ったけど、スバルさんのご家族はなぜか好意的だった。詳しく話を聞けば、スバルさんのお祖父さんお祖母さんも若い頃はそこそこ苦労した人とかで、苦労して生き延びたあたしに好意的なんだそうだ。
それはいいんだけど、姑と大姑になる2人がなにかと競い合っているのがすごく気になる。ふたりともあたしに対して優しくて、この家のことを一緒に覚えましょう。娘が欲しかったのととても親身になってくれるのだが……同じ場に居合わせると火花を散らせる間柄なのだ。
花嫁修業をしようにも2人の競い合いになるので、そっと抜け出してスバルさんのところに避難する。彼は部屋で何やら難しそうな書物をしていた。あたしが部屋に入ってきたと気づくと、それだけで何があったのか察したようである。
「ゴメンな、うちの母親と婆さんが。うちは女が生まれなかったから娘が欲しかったらしくてさ…キッカが来るのを楽しみにしてたみたいだ」
「……」
スバルさんに謝られた。結局あたしはどうすればいいのか。どっちをとっても角が立つじゃないの。
「母さんも婆さんも我が強いと言うか気位が高いと言うか…似た者同士だから昔っからああで。何もわからない素直な気質のキッカみたいな娘が嫁に来るってんで張り切ってんだ」
花嫁修業とやらはちゃんと履修しないと後々恥をかくから頑張る気ではいたけど、姑大姑戦争に巻き込まれるのはちょっと困る。
あたしはずりずりと畳の上を滑って移動すると、スバルさんの隣にちょこんと座った。
「何書いてるの?」
「今年の獣害の報告書。管轄範囲の田畑にどれだけ被害があったかを国に提出するんだ」
「ふぅん…それも仕事なんだ…」
スバルさんはのちのちお祖父さん、そしてお父さんの仕事を継ぐことになっているのだという。
「…いつもこんなお仕事してるの?」
「今は少ししか任せてもらってないけどな」
伯父さんの職場での仕事に、家の仕事。二足のわらじ状態で大変なのでは。スバルさんはあたしと兄さんがこの国に来た頃に伯父さんの職場に入ってきたよな。
「なんで伯父さんの職場で働き始めたの?」
あたしの問いにスバルさんの手は止まった。あたしをちらりと見ると、言いにくそうに「…親父に『どんな人間がやって来るのか監視してこい』って言われたのが切欠だ」と返された。
その言葉にあたしは納得した。
そっか、そうだよね。いくら母さんの子どもでも、異国の地が混じった人間がやってくるのだもの。警戒されないわけがない。
「でもお前もトウマも真面目に働くことで周りの信用を勝ち取っていたから、俺たちの心配は無用だったけどな」
問題ないとわかったらすぐに辞めていいと言われてたけど、外で働くのが結構楽しくてずるずる居座ってたと彼は言った。
そうだったのか。じゃあそのうち伯父さんの店も辞めることになるのだろうか。
「……最初にあたしを街に案内した時、娼婦の店が並ぶ花街に連れて行ったのはなんで? スバルさんは女を買わなかったじゃない。なんで買わなかったの?」
「ぐっ」
スバルさんが言葉をつまらせてむせた。
これも気になっていた。男同士ではああいう店に通うのがお決まりなのだろうか。兄さんに聞いてもわかるはずもなく、ずっと疑問に思っていたんだ。
「いや、あのときはお前が男だと思っていて…本当に申し訳ない…」
「うぅん、紛らわしいあたしが悪かったし気にしてない」
男と思い込んで連れて行ったのはきっと、あたしと男同士の友情を育もうとした云々だとわかっているからそれはいいんだ。
あたしが気になっているのはそこじゃない。
「男は性欲を我慢できないんでしょ? スバルさんもああいう店によく行くんだよね?」
「あの…それは」
彼はわかりやすく動揺して目をあちこちに泳がせていた。
いいんだよ、ごまかさなくとも。荒廃したハルベリオンで育ったあたしはその辺詳しいんだ。理解しているつもりだ。
「あたしそんなに色気ないし、まだそういう事するの怖くて、スバルさんに迷惑かけるかもだから…多少の女遊びは目をつぶるよ!」
大姑さんが言っていた。妻たるもの、どんなことがあってもドシンと構える気概が必要なのだと。
それに対し、姑さんは浮気した旦那は問答無用で鉄拳制裁すればいいと言っていたが、あたしはスバルさんに多大な我慢をさせるかもしれないので多少の浮気は許すよ。
「だから、いつでも堂々と女を買いに行ってもいいんだからね!」
あたしは自信満々にぐっと拳を握った。
それなのにスバルさんは両手で顔を覆ってうなだれていた。
「どうしたの? 気にしてるの? あたしは大丈夫だよ。キレイな娼婦たちを見て目の保養になったし」
残念ながらもう一緒にあの花街を歩くことは厳しいだろうけど。あそこは外部の女性の出入りを固く禁じているそうだから。
「……婆さんか? …それとも、母さん?」
「ん? なにが?」
ぼそぼそと何かを行っているので、彼の声が届く距離まで顔を近づけると、彼の腕が伸びてきてあたしは抱き寄せられた。スバルさんの胸元に顔を埋める体勢で抱きしめられたあたしは、頭頂部にはぁぁとスバルさんの熱いため息がかかったのを感じ取る。
「自分のこと色気ないって言うけどな、お前、かなり色っぽい体つきになってるんだからな。周りの男がどんな目でお前を見てるかわかってねぇだろ」
どくどくと彼の胸板から聞こえる心臓の音が早い。顔を上げて彼の顔を見上げると、スバルさんは困ったような焦れたようななんとも複雑な表情を浮かべていた。
「……川で、お前の肢体を見てしまってから、夢に出てくるのはいつもお前だ」
「だって、あの時はスバルさんが脱げっていうから」
「うん、ほんとそれはゴメン」
川で水浴びに誘われた時にあたしが全裸になった姿を見たことでスバルさんはあたしを意識するようになったらしい。…あれは事故のようなものだから別に気にしてないのにな。
「俺も男だからな、そういう欲はある」
ぐっと彼の腕の力が増して、あたしはさらに胸板に顔を押し付ける体勢になる。
「でもキッカはまだこういうことは怖いだろ? お前を傷つけたくないから我慢しているだけだ。あまり煽ってくれるな」
「だから」
「…好きな女が嫁に来てくれるのに、他の女を抱く必要なんかないだろ。俺にはお前のほうが大切だ」
あたしの唇を指の腹で撫でたスバルさん顔がゆっくり降りてきてあたしの唇を奪う。あたしは目を閉じて優しいキスを受け取った。
そっか。そこまであたしのことを大切に思ってくれているのか。
「…ありがとう、あたしのために我慢してくれて」
あたしはスバルさんの首の後に腕を回して彼を引き寄せると、もっとキスをねだった。優しいキスは好きだよ。あたしを傷つけぬように優しくしてくれてるって感じるから。でももっと強いキスでも構わない。物足りないんだ。
もっとキスしてほしくておねだりしたけど、スバルさんは困惑したようにうろたえていた。
「あ、ちょ…それ以上は」
「…もっと欲しいの」
至近距離からスバルさんを見つめ、甘えるようにささやくと、スバルさんの目の色が変わった。
しかし、ぐっと何かを堪えた様子で口元を引き縛ると、あたしの首元に顔をうずめる。
そして深呼吸をして一言。
「……ホント勘弁して…」
スバルさんが頑張ってくれるなら、あたしも頑張るよ。彼はあたしを大切にしてくれる人だから。
彼の胸に甘えるように抱きつくとスバルさんの身体がビッと硬直した。しかし、長くくっつくとスバルさんも辛いらしいので、名残惜しいが彼から離れる。
その前にチュッと軽く口付けを送ると、あたしはゆっくり立ち上がった。
「花嫁修業もうひと頑張りしてくるね」
なんかやる気が出てきたぞ!
とりあえず姑さんと大姑さんの口論が収まっているといいなぁ。
…なんかスバルさんが座ったまま固まっているのが気になるけど、まぁいいか。
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