三森あげは、淑女を目指す!~紅蓮のアゲハって呼ぶんじゃねぇ~

スズキアカネ

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三森あげはは淑女になりたい

私のダチに手を出したら容赦しないよ。【後編】

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「あげはちゃん、ダメよ!」

 茉莉花が心配して声を張り上げてくるが、そんな心配しなくても良い。ただでさえ茉莉花には迷惑をかけているのだ。怖かっただろう。薄暗い中で見える彼女は表情をこわばらせて今現在も恐怖に震えている。
 彼女を救うべく、私は赤モヒカンの元へ歩みだした。

 彼女は女子校に入って初めて出来た友人。
 兄の影響で怖がられていた私の周りには人が寄り付かなかった。師弟希望のヤンキーは除いて。
 やっと出来た友達なのだ。
 …それを……
 グッと拳を握ると、爪が食い込んて手のひらに痛みが走る。…私は怒っている。無性に腹を立てていた。兄に対しても、目の前の毒蠍という不良軍団にも。
 ……私の友達に手を出すとはいい度胸である。

 ジャリッと地面を踏みしめる。
 そして、強く蹴りつけると、私は赤モヒカンに向かって飛び蹴りをかました。
 私の動きを予想していなかったらしい赤モヒカン、その他一同は唖然とした顔で跳躍する私を見ていた。
 完全に判断が遅れている。
 
 いいか、私は中学3年間…下手したら小学校時代も恐れられてきたんだぞ。私に戦いを挑むアホ共と渡り合ってきたのだ。
 ……嫌でも、自衛を学ぶってものだ!!

 ──ドゴォッ!
 私が放ったドロップキックは、赤モヒカンの無防備な腹に命中した。

「ぐふぉぁ!」

 赤モヒカンは腹への衝撃に呻き、蹴り飛ばされた反動で地面に叩きつけられた。
 赤モヒカンを伸した後は別の不良たちである。私がざっと不良共を睥睨すると奴等はギクッと肩を震えさせていた。 
 バキバキと手の関節を鳴らしながら、手首をほぐす。私が一歩、また一歩と近づくと、不良共は怯えた様子で後退りするではないか。
 不良のくせに何をビビっているんだ。相手は可憐な女子高生だぞ? 先程までの威勢はどこにやった?

「…この私の友人に手出ししたこと、絶対に許さない。覚悟しろや!!」

 私が吠えると、不良数匹が「ヒェ…ッ」と竦み上がっていた。

 不良の頬に私の拳がめり込むと、回転しながら吹っ飛んでいくではないか。なんだか弱い者いじめをしている気分になったが、油断大敵。悪いことしたなら、容赦なく鉄拳制裁である。不良ならその辺わかっているだろう。
 これは、拳での話し合いだ。喧嘩ではない。異論は認めない!


 ものの5分で工場跡地の中では不良共が死屍累々としていた。イキがっていた割には随分呆気なかった。
 …弱い。弱すぎる。か弱い私のパンチで伸されるってどういうことなんだ。
 私は手をブラブラさせながら屍を見下ろした。

「…あげはちゃん……」 
「茉莉花! 大丈夫!? 怪我はない?」

 怯えた声で名前を呼ばれた。私はハッと友人の存在を思いだす。振り返るとそこには顔を青ざめさせてプルプル震えている茉莉花の姿が。
 そうだ、私は茉莉花を助けに……

 私は、とんでもないことをしてしまった。マズいことに気がついてしまったのだ。
 
 はぁぁぁぁー!! 茉莉花の前で、暴力をふるってしまった!
 いくら救出のためとはいえ、淑女な茉莉花の前で私はなんてことを……思わず白目にならざるを得ない。
 女子校に入学して、3ヶ月…早かった…早すぎたな……明日からまた、ボッチ生活逆戻りか……短い期間中の幸せな女子高生ライフが走馬灯のように脳裏に蘇った。
 
「…あげはちゃん、ありがとう…すごくかっこよかった」
「……へ?」

 私はてっきり、茉莉花から軽蔑の眼差しを送られるものだと思っていた。しかし彼女から掛けられた言葉に頭が真っ白になった。理解が追いつかずにぽかんと間抜け面を晒してしまったのだ。

「あげはちゃんは怪我はしてない? …あ、ここ血が出てる」

 先程まで不良を制裁していた私の手を取って、茉莉花は痛そうに顔を歪めた。

「全く、あげはちゃんってば。浴衣縫うのに針で沢山指刺したんでしょ」

 20回以上針で刺した箇所から血が滲んでいた。拳でのお話し合いで傷が開いて出血してしまったのであろうか。もうそんなに痛くないけど。

「…ねぇ」

 うぅ…と痛そうに呻く倒れている男たちに茉莉花は視線を向けた。まだ恐怖が残っているのだろう、その瞳は怯えていた。

「…この人達、あげはちゃんのお兄さんのことをアレコレ言っていたけど…どういうこと?」
「……」

 だよね。聞かれると思っていた。
 だけど巻き込んでしまった茉莉花には聞く権利がある。
 どうしよう、これで茉莉花が私を敬遠するようになったら。せっかく出来た友達を失うことになったら……
 私は血が流れそうなくらい胸が痛かった。友達を傷つけてしまったこと、暴力行為を見せてしまったこと、それが私の兄の不始末によるもの……いろんな感情がごちゃまぜになって私は泣きそうになった。
 
 だが、もう隠せない。
 …明日からみんなに不良を見る目で見られちゃうんだ……
 グッバイ、私の淑女への道…
 ハロー、ボッチ生活……

「…実は…」

 私は自分の家族のこと、この不良達は恐らく兄やその友人と諍いを起こした相手であり、逆恨みしてきたことを説明した。
 言い訳にはなるが、私が非行した事実はなく、ただ兄の評判が私のイメージになり、怖がられていた過去があるとも説明させてもらった。そこ大事だから。
 私は品行方正に……いま喧嘩してたじゃんというツッコミは聞かない。今さっきのは緊急事態の正当防衛。

 茉莉花は黙って話を聞いていた。
 真顔の彼女が何を考えているのかがわからなくて、私は怖かった。

「…そっか、話してくれてありがとう。…でも、あげはちゃん、女の子が男の人に喧嘩売るのは危ないよ? 今回の相手は弱かったかもしれないけど、強い人に当たった時ひどい目に遭っていたかもしれないじゃない」
「えっ…だって、あいつら茉莉花を拉致したから…」
「うん。…助けに来てくれてありがとう。あげはちゃんは私のヒーローだよ」

 ニッコリと可憐な笑顔を浮かべた茉莉花の顔が歪んで見えた。
 いつもと同じ茉莉花だ。私を怖がったりしていない。いや内心では怖がっているかもしれないけど、彼女は私を理解しようとしてくれているのがわかる。
 優しい子だ。怖かっただろうに、私のことを気遣ってくれる本当に優しい子だ。

「うぅん…巻き込んでごめんね…」
「あげはちゃんは何も悪くないでしょ? こうして無事だったんだから気にしないで」

 彼女は困ったように微笑むと、私の血だらけの手をキュッと握って「帰ろ?」と促した。
 私はそれに頷くと乗ってきたママチャリを取りに行き、サドルに跨った。

「茉莉花、後ろに乗って。家まで送る」

 薄暗くなった空の下、私は後ろに茉莉花を載せて自転車を走らせた。
 走らせている間、会話はなかった。私の腰に腕を回した茉莉花は黙ったままだった。

 私は怖かった。
 今は私の前だから茉莉花は普通にしてくれるが、家に帰って一晩寝たら冷静になって、明日からよそよそしくなるのではないかって。
 誰だって面倒事には首を突っ込みたくない。避けられても誰も責められない。 

 茉莉花の家まで送り届けた時は普通に別れの挨拶を交わした。
 「また明日ね」といつものように声を掛けてくれる茉莉花。

 ──明日が来るのが怖い。

 頭上で輝く月を睨みつけ、私は頭を振った。
 私も帰ろう。遅くなったからお母さんに叱られるかも…いや、その前に兄を、兄たちをのさなければ。

 沸々と蘇ってきた怒りに鼻息が荒くなってきた。
 私は自転車のペダルを力強く踏みしめて、家までの道をかっ飛ばして帰宅した。


■□■


「あげはーっ! 無事かぁぁ!!」

 帰宅したそのタイミングで兄が血相を変えて飛び込んできた。
 兄の後ろには先程ぶりの嗣臣さんと、兄の友人たち複数。またウチでたむろってるのかこの不良共……人がどんな思いをして帰ってきたかも知らないで……
 私は両手をほぐしながら、兄に近づいた。何を誤解しているのか、兄は両手を広げて待ち構えている。
 誰が、飛び込むか。

「歯を食いしばれ」
「はっ?」
「奥歯の一本くらい覚悟しろや、このクソ兄貴ーっ!」

 私の拳は兄の左頬にきれいに入った。ズデーンと大きな音を立てて廊下に倒れ込んだ兄を無慈悲に見下ろしてやった。

「あ、あげ、あげは…?」

 頬を抑えて呆然とした兄は、仁王立ちする私を信じられないといいたげな目で見上げてきた。
 そんな面ですら腹が立つ…!

「兄貴達の不始末のせいで、私の友達が拉致されたんだけど? 申し開きはある?」
「えっ…」
「タケさんたちも一列に並んで歯を食いしばって」
「ちょっとまって、あげはちゃん一旦落ち着こう?」

 私から逃れようと後退しながら、彼らは私に落ち着こうと訴えてくる。
 私は冷静だよ。冷静に考えた結果こうして落とし前つけるのが一番だと思ったのだ。
 手始めに近くにいた嗣臣さんの胸ぐらをつかんだ。

「…オラァァッ」

 嗣臣さんはぎょっとしていたが、思っていたよりもおとなしく殴られてくれた。今は伊達眼鏡していなかったからちょうど良かったわ。
 逃げ惑う他の不良共を追っての大乱闘。私は全員を殴ることに成功した。 おかげで手がぼろぼろになってしまったよ。

 いいか、殴る方も痛いんだからな!! これは茉莉花の恐怖の分! これは私の華麗な女子校生活に影を落とした恨み! これは和裁で針を指に突き刺して痛かった分!!

「こらぁぁ! あげは何してんだい! やめな!」

 そのあとお母さんに大目玉を食らったが、私は反省も後悔もしていない。原因は兄たちにあるからだ。
 兄が茉莉花に謝罪したいとのたまっていたが、茉莉花はただでさえ男性恐怖症で、今日のことで更に男が苦手になったはずだ。彼女のためにもその面を出すなと念押ししておいた。出したら潰すと脅しをかけて。



 翌朝、私は寝不足のまま、家を出た。
 昨日不良共に鉄拳制裁をするので気が高ぶっていたせいかもしれないが、それよりも今日学校に行くのが怖かったのだ。
 家の門扉を閉じて、自宅の駐車場前を通り過ぎようとした私は目の端になにか動くものを感じて、ピタリと足を止めた。
 それらは、駐車場隅に停めてあるお母さんのママチャリに群がっていた。傍らにはスプレー缶とラッカーうすめ液の入ったボトルがあるではないか。
 奴らは油で薄汚れた布でママチャリを磨いている。私はそれを見てゾッとした。

「……ねぇ。何してるの」

 見て見ぬ振りをするには不気味すぎた。
 私がそっと声をかけると、その中にいた、赤いモヒカン頭の男がぱっと振り返った。

「あっ! あげはさんおはようございます!」
『おはざいまっす!』
 
 赤モヒカンにならうようにして他の男達も頭を下げて挨拶してきた。青タンになった顔を引っさげて何しに来たのかと思えば、お母さんのママチャリをピカピカに磨いているじゃないか……お礼参りにしては……異様だ。

「あげはさんの愛車を磨いてました!」
「紅蓮のママチャリ、まさしくあげはさんぴったりの愛車ですね!」
「空気も入れておきました!」

 それお母さんのチャリなんだけど。本物の【紅蓮のアゲハ】の愛車だから間違ってないけどさ。
 それよりもだ。
 昨日あれだけボコボコにしたのに、何をしているんだ彼らは。自然と視線が胡乱なものに変わってしまうのは仕方のないことだと思う。
 理解が追いつかないよ。

 私の戸惑う視線に気がついたのか、赤モヒカンは私の足元でざっと土下座した。 

「あげはさん頼みます! 俺を弟子にしてくだせぇ!!」
「…………はい?」
「昨日のあげはさんの飛び蹴りで、俺の道が見えました! 俺に足りないものは強さと仲間を想う気持ちだと!」

 そんな…キラキラした目で言われても困る……強さを極めたいっていうなら、武道でも始めたらどうよ。
 赤モヒカンの後ろにいた不良共も同じように頭を下げてくる。

 私はただ茉莉花を救出するために奴らをボコボコにしただけだ。憧れるようなことは何もしていない。

「…いや、弟子とか募集していないんで…」

 私は普通の女子高生なのだ。少しばかり腕っぷしは強いかもしれないが、か弱い女子高生なのだ。…矛盾しているとか言わない。
 困る。私は普通の青春を送るために、淑女になるために女子校に入ったのに……こんな世紀末な不良が側にいたらその夢が遠ざかるじゃないの!

「よろしくおねがいします!!」
「よろしくしないからね!? 帰って!?」

 不良共をその場に放置して私は駆け出す。
 背後で「待ってくださいあげはさぁん!」と赤モヒカンが呼び止めてくるが、待たない! あんたも学校にいけよ!!
 なんでこうなった!?

 また兄のせいで変なことになった。
 何のために不良とは無縁の女子校に入学したんだ私。
 そもそも喧嘩が強くなったのは兄の敵対勢力が私の方にやってくるから、自衛で戦わざるを得なかったせいだし、仕方なく強くなったんだし。
 私はただ平穏に生きたいだけなのに!!

 私が普通の女の子になれないのは兄とその仲間たちのせいだ!!
 



【注意】
※自転車の二人乗りは道交法違反です。
喧嘩は決闘罪として捕まります。決して真似しないでください。
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