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さようなら、エリカちゃん。ごきげんよう、新しい人生。
なんで私が辛い時にあんたは現れるのかな。
しおりを挟む11月下旬、市内某所にて春の高校バレー地区予選大会は開催された。2日に渡ってトーナメント形式で試合が行われる。
…これで決勝まで勝ち進めば、誠心の依里と戦える。春高大会での対戦は難しいと思うので、この予選大会が最後のチャンスになるだろう。
途中敗退なんてもってのほか。…負けるわけにはいかない。
今回英学院のチームにはぴかりんもレギュラー入りして、後衛として入る。スポーツ特待生なだけあってぴかりんもバレー技術に長けている。きっと今回活躍を見せてくれるに違いない。…まずは勝ち進むことだけを考えよう。
私は頬を強く叩いて気合を入れ直すと、初戦に出向いた。
■□■
英学院は順調に勝ち進んでいた。県内2・3位を争う実力だから当然なのかもしれないが、部員全員がこの日までしっかり練習を重ねてきた。本気度が違うのだろう。
私もメンバーの足を引っ張らないように、相手コートに向けてスパイクをしていた。それで順調に勝ち進めていたはずなのだが…
それは準決勝の4回戦目に起きた。
──バシッ
「あっ…!」
「任せて!」
私が打ったスパイクを向こう側のブロッカーに跳ね返されてしまった。すかさず後衛のぴかりんが滑り込んで拾い上げてくれた。
打ったスパイクをブロックされる、それはバレーでは珍しいことではないのだが、私はすごくショックを受けた。なぜなら私の放った攻撃は渾身のスパイクだったから。
筋トレやストレッチ、身長をサポートするためのジャンプ練習など、膝蓋腱炎の爆弾を抱えつつも私は出来る限りのことをしてきた。
だけど目の前のブロッカーはこの身体の頭1個分…それ以上に背丈がある。
そして先程から相手チームのスパイカーは、私を目掛けてスパイクを打ってきている気がする。…対戦高校は私をマークしているのだと感じた。
私だったら、そんなの大したことないのに。私なら彼女たちと同じくらい身長があった。それにもっと高く跳べる。強いボールを高い打点から打てるはず。そしてブロックなんてさせないのに…
こんな、プレッシャーに負けるわけがないのに。
なんでだろう、大好きなバレーが初めて怖いと思えた。
「エリカ!」
「!」
私の元にものすごいスピードで迫ってくるスパイクボール。私は慌ててレシーブして、セッターの桐堂さんにパスする。
いけない、試合中に無駄なこと考えちゃ駄目だ。…こんなマイナス思考、私らしくないのに。あんなにも願ったレギュラー出場なのに私は何を今更…
私は結局試合終了までマークされ、運良くスパイクする機会があっても、相手に拾われて終わった。
幸い、英学院の勝利に終わり、決勝に進むことが決定した。しかし私は自分の不甲斐なさに自己嫌悪していた。
「エリカ…あんた調子悪いんじゃないの? どうしたの?」
私の様子がおかしいと気づいたぴかりんが心配そうに声を掛けてきた。
私は何をしているんだ。これはぴかりんにとっても大事な試合なのだ。無駄な心配をかけさせるわけには行かない。メンタルトレーニングも選手にとって大事な仕事だ。自力で回復しないと。
次は決勝戦なのだが、決勝で対決となる対戦校が現在準決勝で争っている最中だ。そのため決勝戦まで待ち時間が発生しているのだ。
「あ、いやちょっとお腹の調子悪くてさ…薬飲んでくるね」
私は腹痛だと言い訳して、英学院の待機場所から席を外した。
関係者以外立入禁止区域内の化粧室で顔を洗って頭を冷やすと、私は深呼吸をした。
そして自分に言い聞かせるようにブツブツと念じていたのだが、不安は増々深くなっていく。鏡を見つめていた私は、自分じゃない姿を見て余計に気が滅入った気がした。
憑依して2年だ。もう2年近くエリカちゃんの身体にいるけれど…私はやっぱり…。
「英学院の小さなスパイカーさぁ…大したことなかったよね」
「あーぁ、もっとうまくやれば春高出場できたのに…」
化粧室前を通り過ぎる人の話し声が聞こえてきたかと思えば、そんな会話が耳に入ってきた。
話の内容は間違いなく私を指している。英学院レギュラーのスパイカー陣の中で背が低いのは私だけだ。
私は先程対戦した相手校の選手たちに気付かれないように息を殺した。本当のことなので、化粧室から飛び出して文句を言う事もできなかった。ただ項垂れて歯を食いしばるしか出来なかったのだ。
……知っていた。努力だけじゃ敵わないことがあることを。
松戸笑だから出来た事を、二階堂エリカが必ずしも出来るわけではないことを。
分かっていた。どんなに頑張っても今の私ではあの頃を超えることが出来ない事を。
所詮お嬢様のお遊びで終わってしまうことも分かっていた。
前の私ならその悔しさをバネにしてバレーにぶつけることが出来たのに、エリカちゃんとして生きている私はそのバレーに恐怖を感じている。
バレーは私の世界の中心なのに、バレーが出来ない私は何の取り柄もない。ただのアホしか残らないというのに。
外の声が遠ざかったのを確認して私は化粧室から出た。
気を取り直さないといけないのに、余計に心乱されている。
あぁ悔しい。こんなの私らしくないのに。以前の私ならどうやって気持ちを落ち着かせただろう。
バレーが好きだ、バレーを楽しくプレイしたい。…依里とまた戦いたい。同じ舞台に立てる最後のチャンスなんだ。
その一心で頑張ってきたはずなのに決勝を前にして潰れてしまうわけには行かないのに。
ジン、と鼻が痺れた。まぶたが熱くなって視界がじわりと歪む。
「ぐ…」
泣いちゃダメだ。こんな所で泣いたら誰かに見られてしまう。そうは思っても一度溢れだした涙は急には止められない。私はその場に突っ立ったまま泣いてしまった。
早く戻らないとぴかりん達が心配するのに。私はこんなに弱い人間ではないはずなのに。
念願の決勝に進めたんだ。…なのに何故私は泣いているんだ? 今は泣きたくないのに。
「…笑さん? …泣いているのか」
「……慎悟? …なんでここにいるの?」
涙で視界が歪んでいるけど、その声でわかった。彼は私に近づくとハンカチを差し出してきたが、私はそれを受け取らないでリストバンドで目元を拭った。
「…ここ、関係者以外立ち入り禁止なんだけど」
「…あんたの様子がおかしかったから探してた。居場所を山本に聞いたらわからないと言われたから仕方なく」
「……」
私の様子がおかしかったって…
観客席から観戦してたんだよね? なんで私の様子が分かるの?
「…双眼鏡でも使って観察してたの?」
「使ってないけど…いつもより覇気がなかったから」
私は慎悟を見上げた。
慎悟は出会ったときよりも背が高くなった。…177cmの依里を見上げた時と目線が同じ位だから…175cmは間違いなくあるはず。慎悟は私の身長を追い越したのか。
いいなぁ、身長が伸びた慎悟が羨ましい。
「…私ね、生きていた時は今の慎悟と同じくらいの背丈だったんだよ」
「…?」
私の脈絡もない発言に対して慎悟は訝しんでいた。私も分かっていた。慎悟にこんなこと言っても状況が変わることはないって。でも一度口を開くと止まらない。
「…この身長じゃ届かないんだよ。頭ひとつ以上身長の高い相手に敵わない。…こんなんじゃなかったのに。私はエリカちゃんになってしまったってわかっているのに、どうしても認めたくない」
リストバンドで拭ったはずの涙が再び溢れ出した。視界が滲んでしまったから慎悟が今どんな顔をしているのかが全くわからない。
「私の世界の中心はバレーボールのはずなのに…バレーが怖い。依里と戦う最後のチャンスなのに…コートに立つのが怖いの…」
「…何弱気になってるんだよ。今日のために頑張ってきたんだろう笑さんは」
エリカちゃんになってから、私はバレーだけは頑張ってきた。
バレーが好きなことは憑依しても変わらなかった。人生が変わる出来事が起きても、私からバレーを切り離すことは出来なかったのだ。
それは私がバレーを心から愛しているからだ。
「そうだよ! 頑張ってきたの…今までこんな事なかったのに…」
「大丈夫だ、いつもの意気で相手を叩きのめす勢いで行けば」
慎悟が元気づけてくれているのは分かっていた。ここにいるってことは応援しに来てくれたってことだもの。私と喧嘩別れしてギクシャクしていたというのに、わざわざ来てくれる慎悟は本当に優しい子だ。
だけど今の私にはどんな慰めも私を傷つけるものに聞こえてならなかった。
「慎悟に何がわかるの!? 今まで出来ていたことが出来なくなる虚しさがわかる!? …戻りたい…松戸笑に戻りたい…悔しい、あの時間に戻れたらいいのに…」
私には松戸笑としてのプライドがあった。だけどそれはバキバキに砕け散ってしまったのだ。認めたくなくて見ぬふりをしてきたけど…もうダメだ。
口元を覆って嗚咽を漏らした。
私は何をしているんだろう。慎悟に当たっても仕方がないのに。いつも私は年上だって慎悟に対して偉そうにしているくせに。年下の慎悟の前でみっともない姿ばかり見せて…。
「…わからないよ。俺はあんたじゃない。あんたの苦しみを完全に理解することは出来ない」
慎悟は冷静だった。冷静に突き放す言葉を返してきた。
その通りだ。誰にもわかるはずがない。だから余計に苦しいのだ。
いきなり殺されて、命だけでなく夢や希望まで奪われて…別人に憑依して。別人として生きて…大好きなバレーが出来ていてもそれでも尚苦しい。私はどこまで苦しまなければならないんだ。
この身体で寿命を全うした暁には、転生先でバレーに恵まれた環境を…と地獄では言われたけど、生まれ変わったそれは私じゃない。私の記憶もない。今の私はそれだけじゃ満足できないのだ。私は私に戻りたい。
とうとう私はしゃくりあげ始めた。抑えようと思っているけど、余計に苦しくなる悪循環だ。泣いても何も解決しないというのはわかっている。どう足掻いても私はエリカちゃんで、これからもエリカちゃんとして生きなければならないのだ。
その事実が今は苦しかった。
俯いて泣きじゃくる私をそっと包み込んだ腕に私はビクリと肩を揺らした。おでこに当たるのは肩。耳元で力強く脈打つ心臓の鼓動が聞こえる。ドクンドクンと耳に届くその心臓の音に私の涙はピタリと止まった。
…そのあたたかい腕を私は知っていた。あの日もそうだった。松戸笑が死んだ事件現場で、1人で泣いている私を抱きしめてきたのは彼だ。
「し、慎悟」
「…わからないけど、あんたなら大丈夫。…今まであんたは頑張ってきた。あんたなら出来る。なんとかなる。…むしろ誠心を撃破する勢いで戦ってこいよ」
普通にしゃべるよりも慎悟の声が近い。慎悟の心臓の音…普通よりも鼓動が早い気がするのは気のせいだろうか?
「ここで逃げたら、あんたは一生後悔することになるぞ?」
「……」
「…俺が好きになったのは、バレー馬鹿の松戸笑なんだ。姿形が変わっても、あんたはあんただ。…笑さんはいつだってコートの中で輝いていた。楽しそうにボールを操る、生き生きとしたあんたが俺は好きだよ」
ぎゅう、と慎悟が私を抱きしめてくる力が増した。苦しいんだけど。…泣きすぎたせいか、心臓がドンドコやかましい。今不整脈起きるとか本当にやめてね。シャレになんないから。
慎悟のエールにぼうっとしていると、ちゅ、と軽く音を立てて目元に口づけを落とされた。
彼の行動に私が呆然して口をぽかんと開けていると、慎悟の顔がゆっくり近づいてきた。
「ん、」
…そして唇に慎悟の柔らかいそれを感じた私は、カッと顔中に血液が集まった気がした。こいつ、またキスしてきたな!
慎悟の胸をドスッと押して抵抗を見せると、相手はすぐに離れた。その顔は平然としており、今しがた乙女の唇を奪った不埒ものらしかぬ態度である。
「ちょっと! ドサクサに紛れて何してんだよ!」
「…つい欲求が抑えきれなくて」
「真顔で青少年な発言するの止めようか!」
あんたキャラ変わり過ぎだよ!
こないだ私怒ったよね!? 私の意思無視してセクハラ行動するの駄目だってば!
なんで私だけが動揺してるの? なんであんたは悪びれもしないの!
「エリカー…あれ、加納君ここ関係者以外立ち入り禁止だよ?」
私が一方的に文句を言っていると、私を呼びに来たらしいぴかりんが私と慎悟を見比べて不思議そうな顔をしていた。
そうだよ、コイツ侵入者なんだよ。早く追い出さなきゃ会場関係者に怒られてしまうわ。
「あぁ、すぐに戻るから…四の五の言わずにしっかりやれよ…見てるから」
頭に手をおいてグシャグシャと撫で回すと、慎悟はその場を後にした。
頭をグシャグシャにされた私は手ぐしで直しながら、唸っていた。
「…加納君となにかあったの?」
「別に!」
「…仲直りしたなら良かったね?」
…すごい納得いかないけど、先程までの底知れない不安はかなり収まっていた。…多分、慎悟のお陰だ。
ただし、あいつのことが頭から離れず、私は思い出し赤面を繰り返していたため、チームメイトだけでなくコーチや顧問にも心配されて、危うくレギュラー交代をさせられそうになったのであった。
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