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【結末と未来】――了。
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「――う、動きました、ノア。また動きましたよ!」
「そうか。元気な子だなぁ」
エルーナの二周りも大きくなったお腹を見つめながら、私は感嘆の声を上げた。
――あれから、半年の月日が過ぎた。
国は見違えた。
最近では、豊穣は生活に困らぬ実りを誇り、もはやたった半年前の貧窮は影も無い――というわけにはいかないが、しかし皆が生活できるだけの豊かが、今この国にはあった。
私はと言えば。
結局、また女神代理の役に戻っていた。
ただし以前のような、王宮内でも別所の外れにあるような、鎮座が主の役割ではなく、国が立ち行くようにあれこれと口を挟む指導者のような形をとって、名ばかりとなった女神を名乗っていた。
国民も、私を認めているのか、または恐れからなのかは分からないが、まあ、従ってくれている。
全ての問題を解決したとはとても言えぬが、しかし最近の現状に関しては、順風満帆と言っていい営みが紡がれているのではないだろうか。
――と、そのとき。
バタンと大きな音を立てて、女神の間の扉が開いた。
「ノア、大変なことになった――」
姿を見せたのは、旧友であるイルスであった。
折れそうなほどに細い眼鏡の下の瞳が、混乱で曇っている。
「イルスか。どうした?」
「大変なことだ――」
呼吸を乱しながら、イルスは早口に捲し立てた。
「ノア、聞いて回ったところ、四ヶ月目という時点で、赤子用の寝どこを用意する家がほとんどであるようなんだ。自分の足で聞いて回ったから、これは間違いがない――」
私は俯き、顔を手で押さえた。
お前は何をやっているのだ。
「こんにちは、イルス様」
「エルーナ、こんにちは。――おお、もうこんなに大きくなったのだね。君の顔色も良さそうでなによりだ。――そうだ、ノア、聞いてくれ。聞くところによれば、赤子には音の出る木製の玩具などが良いらしい。それに、なぜか名前の付けられていない、頭上で回転するあのアレも――」
「イルス」
私はうんざりした面持ちで、友に顔をやった。
「イルス、初めてお前のことが鬱陶しいと思うぞ。最近毎日それを聞かされている。あまりに気を揉み過ぎだよ」
「な、なんだか気になってしまってなぁ。僕がこんなに気に揉んでも仕方ないのは分かっているのだが、どうにも……」
まったく。
私は首を振って、腰を上げた。
「謁見の時間だ。――この謁見という堅苦しい言い方は、なんとかならないものだろうか」
「仕方ない、堅苦しさも必要さ。――分かった、行こうか」
「ああ」
国も、私を取り巻く大切な者たちも――健やかである。
私も柄に合わぬ役割に殉じているとはいえ、幸せであった。
「……ノア」
ふと、歩きながら、イルスがぽつりと漏らした。
「これは今更の問いなのだが……君は女神の代理という役割故に、民を助けたのかい? それとも、君個人の人間性が、その気高い選択を選んだのだろうか……?」
「なんだ、いきなり」
「いや。……もし君個人の人間性が全てを許すことを選んだというのなら、…………少しばかり、気持ちが悪いなと思っただけだ」
「――ハハっ」
私はそのあまりに率直な感想に、思わず破顔した。
――だから、こいつとは友人なのだろうな。
私は腹の底から湧いてくる笑いを押えながらに答えた。
「馬鹿な。全てを許した? そうでないことは、お前も知っているだろう」
「まあ……そうなのだが」
イルスは曖昧に頷いた。
「――私は一人の人間だよ。他の誰がどう思っていようと、その事実は日の光や吹き荒ぶ風のように確かだ。断じて聖女などではない。他の者のように、あるいはお前のように」
宙に視線をやる。
もしかすると私は今、険しい眼差しで――どろりとした赤黒を瞳の奥に踊らせているかもしれない。
「どうしても不幸になってほしいなどというどす黒い邪念を他人に期待するような……そんな悪徳を恥ずることもせず持ち合せるような――まごうことなき、一人の人間だ」
そう。
断じて、私は聖なる者などではなかった。
「そうか」
イルスはこくりと頷いた。
「そうか、人間か……。――そうだな」
こくりこくりと頷き、虚空に遠い目を向けた。
「……僕は、黒の感情に支配されていた。あの結末を見たとき、真っ先に浮かんだのは同情ではなく――胸のすくような、安堵だった。彼等にとっては酷い結末になった。でもそのことに僕は、限りない安堵と、世界から響くような喝采を感じていた……」
「……ルイーンのことを、それでも助けるべきだったと、後悔しているのか?」
私の問いに、イルスはゆっくりと、首を横に振った。
――ルイーンたち国を捨てた者共が、どのような結末を辿ったのか。
彼女たちは祝福を失ったのだ。
あの晩、王宮の者共へくれてやったあの地から去るそのとき、私は私がその地に敷いた方法の一切合財を解いて、その地をただの辺境へと変えたのだ。
力の余韻が残っていたうちはまだよかっただろう。
しかし次第に豊穣の恵みは失われ――きっと彼等は、怒り狂った。
彼等が再びこの国を跨ごうとしたのは、もう僅かで半年が経とうという時だった。
息巻いて王宮を取り戻すべく荒れ狂いを見せていた彼等だったが――しかし彼等は王宮に辿り着くこともなく、国を追いやられた。
当たり前のことが起こっただけだ。
この国には再び、私の力による守護の方法が敷かれていたし、――それに国民の荒れ狂い様は、彼等以上の激動だったのだから。
叩きのめされ、国を追いやられた。
彼等がいま、どこでどうやって息を繋いでいるのか、はたまたすでに死に絶えてしまっているのか、それは分からない。
確かなのは――もう彼等に行き場などないということだ。
あの辺境の地で並外れた頑張りを見せれば、もしかすれば生活を営んでいける可能性もあるが――彼等には不可能だろう。
なにせ、国でさえ腐らせた連中だ。
そんな酷い状況に置かれているだろう彼等だが――しかしそれでも、彼等に同情を寄せる者など皆無だろう。
自業自得という言葉がある。
自らの業を――自らで得とくした。
まさに――。
「……元々、唯一無二の王が存在しなかったことに無理があったんだ。家々が王を名乗るあの体制が、どうしようもない歪みだった……。君の苦労を思えば、そんなことを言うのは躊躇われるけれど……」
「奴らも、環境さえ十全であれば、あのようになっていなかったと?」
「…………なって、いただろうなぁ。何も変わらなかったかもしれない」
イルスは苦笑を交えて、諦観を漏らした。
友の顔に、陰りが見える。
「――僕はどんな死に様を迎えるだろうか?」
「くだらないことを気にするな。それよりも、やれることができたんだ、それに尽くせ」
「……そうだな。全くその通りだ」
イルスは吹っ切れたように顔を上げると、一つ大きな吐いた。
そんな友を横目に見て、私はそっと、安堵の息をついた。
しばらく二人、王宮の通路を無言で歩いていたが――ふと、イルスがお節介焼きな熱のこもった、嫌な予感のする視線を向けてきた。
「そうだ、ノア。謁見の時間に、民の皆に赤子を育てるうえでの知恵を貸してもらうというのはどうだろう? 民は君を身近に感じ取れるだろうし、そのような知恵はあって困るものでもない――というより必要なものだ。どうだろうか?」
「……イルス。良い案だが、またそれか。もっと他に考えるべきことがあるだろう」
「そう言うがな、ノア、民と距離を縮めるというのは、今後のことを思えば重要であると僕は思う。君はどう思うんだい?」
「もう今更いいだろう。何と呼ばれていようが気にすることもないしな」
「そう面倒に思わず、やってみろよ。いいかノア、所詮他人の僕が、ここまで家族間の事情に踏み込むのはいささか気持ちが悪いと思われるかもしれないが――君は父親になるんだぞ? 子ができる。そのことを考えれば……悪い考えではないと思わないか?」
「……まあ、一理あるか。しかし、必要とまでのことか?」
「赤子に関する知恵を得られる機会でもあるんだ、様子を見る意味でも、やってみればいい」
「結局、それか……」
ぐだぐだと言い争いながら、先の見えぬ道を歩く。
あの辺境での生活も、確かに悪くなかったが。
ここでのこうした営みも、これはこれで、良いものであった。
……まあ正直に言えば、エルーナと共に様々を思考錯誤していたあのときのほうが、色々と楽しかったけれどな。
それでも、今この時に後悔などない。
私は、神の試練たる大いなる現実を欲したのだろう。
人々は未だ、私を女神と呼ぶが。
女神様役は、もうお終いだ。
呼び名も、名乗りも関係なく。
今はただ一人の、多くを憂う者として、ここに在る――。
「そうか。元気な子だなぁ」
エルーナの二周りも大きくなったお腹を見つめながら、私は感嘆の声を上げた。
――あれから、半年の月日が過ぎた。
国は見違えた。
最近では、豊穣は生活に困らぬ実りを誇り、もはやたった半年前の貧窮は影も無い――というわけにはいかないが、しかし皆が生活できるだけの豊かが、今この国にはあった。
私はと言えば。
結局、また女神代理の役に戻っていた。
ただし以前のような、王宮内でも別所の外れにあるような、鎮座が主の役割ではなく、国が立ち行くようにあれこれと口を挟む指導者のような形をとって、名ばかりとなった女神を名乗っていた。
国民も、私を認めているのか、または恐れからなのかは分からないが、まあ、従ってくれている。
全ての問題を解決したとはとても言えぬが、しかし最近の現状に関しては、順風満帆と言っていい営みが紡がれているのではないだろうか。
――と、そのとき。
バタンと大きな音を立てて、女神の間の扉が開いた。
「ノア、大変なことになった――」
姿を見せたのは、旧友であるイルスであった。
折れそうなほどに細い眼鏡の下の瞳が、混乱で曇っている。
「イルスか。どうした?」
「大変なことだ――」
呼吸を乱しながら、イルスは早口に捲し立てた。
「ノア、聞いて回ったところ、四ヶ月目という時点で、赤子用の寝どこを用意する家がほとんどであるようなんだ。自分の足で聞いて回ったから、これは間違いがない――」
私は俯き、顔を手で押さえた。
お前は何をやっているのだ。
「こんにちは、イルス様」
「エルーナ、こんにちは。――おお、もうこんなに大きくなったのだね。君の顔色も良さそうでなによりだ。――そうだ、ノア、聞いてくれ。聞くところによれば、赤子には音の出る木製の玩具などが良いらしい。それに、なぜか名前の付けられていない、頭上で回転するあのアレも――」
「イルス」
私はうんざりした面持ちで、友に顔をやった。
「イルス、初めてお前のことが鬱陶しいと思うぞ。最近毎日それを聞かされている。あまりに気を揉み過ぎだよ」
「な、なんだか気になってしまってなぁ。僕がこんなに気に揉んでも仕方ないのは分かっているのだが、どうにも……」
まったく。
私は首を振って、腰を上げた。
「謁見の時間だ。――この謁見という堅苦しい言い方は、なんとかならないものだろうか」
「仕方ない、堅苦しさも必要さ。――分かった、行こうか」
「ああ」
国も、私を取り巻く大切な者たちも――健やかである。
私も柄に合わぬ役割に殉じているとはいえ、幸せであった。
「……ノア」
ふと、歩きながら、イルスがぽつりと漏らした。
「これは今更の問いなのだが……君は女神の代理という役割故に、民を助けたのかい? それとも、君個人の人間性が、その気高い選択を選んだのだろうか……?」
「なんだ、いきなり」
「いや。……もし君個人の人間性が全てを許すことを選んだというのなら、…………少しばかり、気持ちが悪いなと思っただけだ」
「――ハハっ」
私はそのあまりに率直な感想に、思わず破顔した。
――だから、こいつとは友人なのだろうな。
私は腹の底から湧いてくる笑いを押えながらに答えた。
「馬鹿な。全てを許した? そうでないことは、お前も知っているだろう」
「まあ……そうなのだが」
イルスは曖昧に頷いた。
「――私は一人の人間だよ。他の誰がどう思っていようと、その事実は日の光や吹き荒ぶ風のように確かだ。断じて聖女などではない。他の者のように、あるいはお前のように」
宙に視線をやる。
もしかすると私は今、険しい眼差しで――どろりとした赤黒を瞳の奥に踊らせているかもしれない。
「どうしても不幸になってほしいなどというどす黒い邪念を他人に期待するような……そんな悪徳を恥ずることもせず持ち合せるような――まごうことなき、一人の人間だ」
そう。
断じて、私は聖なる者などではなかった。
「そうか」
イルスはこくりと頷いた。
「そうか、人間か……。――そうだな」
こくりこくりと頷き、虚空に遠い目を向けた。
「……僕は、黒の感情に支配されていた。あの結末を見たとき、真っ先に浮かんだのは同情ではなく――胸のすくような、安堵だった。彼等にとっては酷い結末になった。でもそのことに僕は、限りない安堵と、世界から響くような喝采を感じていた……」
「……ルイーンのことを、それでも助けるべきだったと、後悔しているのか?」
私の問いに、イルスはゆっくりと、首を横に振った。
――ルイーンたち国を捨てた者共が、どのような結末を辿ったのか。
彼女たちは祝福を失ったのだ。
あの晩、王宮の者共へくれてやったあの地から去るそのとき、私は私がその地に敷いた方法の一切合財を解いて、その地をただの辺境へと変えたのだ。
力の余韻が残っていたうちはまだよかっただろう。
しかし次第に豊穣の恵みは失われ――きっと彼等は、怒り狂った。
彼等が再びこの国を跨ごうとしたのは、もう僅かで半年が経とうという時だった。
息巻いて王宮を取り戻すべく荒れ狂いを見せていた彼等だったが――しかし彼等は王宮に辿り着くこともなく、国を追いやられた。
当たり前のことが起こっただけだ。
この国には再び、私の力による守護の方法が敷かれていたし、――それに国民の荒れ狂い様は、彼等以上の激動だったのだから。
叩きのめされ、国を追いやられた。
彼等がいま、どこでどうやって息を繋いでいるのか、はたまたすでに死に絶えてしまっているのか、それは分からない。
確かなのは――もう彼等に行き場などないということだ。
あの辺境の地で並外れた頑張りを見せれば、もしかすれば生活を営んでいける可能性もあるが――彼等には不可能だろう。
なにせ、国でさえ腐らせた連中だ。
そんな酷い状況に置かれているだろう彼等だが――しかしそれでも、彼等に同情を寄せる者など皆無だろう。
自業自得という言葉がある。
自らの業を――自らで得とくした。
まさに――。
「……元々、唯一無二の王が存在しなかったことに無理があったんだ。家々が王を名乗るあの体制が、どうしようもない歪みだった……。君の苦労を思えば、そんなことを言うのは躊躇われるけれど……」
「奴らも、環境さえ十全であれば、あのようになっていなかったと?」
「…………なって、いただろうなぁ。何も変わらなかったかもしれない」
イルスは苦笑を交えて、諦観を漏らした。
友の顔に、陰りが見える。
「――僕はどんな死に様を迎えるだろうか?」
「くだらないことを気にするな。それよりも、やれることができたんだ、それに尽くせ」
「……そうだな。全くその通りだ」
イルスは吹っ切れたように顔を上げると、一つ大きな吐いた。
そんな友を横目に見て、私はそっと、安堵の息をついた。
しばらく二人、王宮の通路を無言で歩いていたが――ふと、イルスがお節介焼きな熱のこもった、嫌な予感のする視線を向けてきた。
「そうだ、ノア。謁見の時間に、民の皆に赤子を育てるうえでの知恵を貸してもらうというのはどうだろう? 民は君を身近に感じ取れるだろうし、そのような知恵はあって困るものでもない――というより必要なものだ。どうだろうか?」
「……イルス。良い案だが、またそれか。もっと他に考えるべきことがあるだろう」
「そう言うがな、ノア、民と距離を縮めるというのは、今後のことを思えば重要であると僕は思う。君はどう思うんだい?」
「もう今更いいだろう。何と呼ばれていようが気にすることもないしな」
「そう面倒に思わず、やってみろよ。いいかノア、所詮他人の僕が、ここまで家族間の事情に踏み込むのはいささか気持ちが悪いと思われるかもしれないが――君は父親になるんだぞ? 子ができる。そのことを考えれば……悪い考えではないと思わないか?」
「……まあ、一理あるか。しかし、必要とまでのことか?」
「赤子に関する知恵を得られる機会でもあるんだ、様子を見る意味でも、やってみればいい」
「結局、それか……」
ぐだぐだと言い争いながら、先の見えぬ道を歩く。
あの辺境での生活も、確かに悪くなかったが。
ここでのこうした営みも、これはこれで、良いものであった。
……まあ正直に言えば、エルーナと共に様々を思考錯誤していたあのときのほうが、色々と楽しかったけれどな。
それでも、今この時に後悔などない。
私は、神の試練たる大いなる現実を欲したのだろう。
人々は未だ、私を女神と呼ぶが。
女神様役は、もうお終いだ。
呼び名も、名乗りも関係なく。
今はただ一人の、多くを憂う者として、ここに在る――。
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