【本編完結】訳あって王子様の子種を隠し持っています

紺乃 藍

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28. 混ぜるな危険 後編 ◆

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「鈍感なセシルに、わからせてやらないといけないからな」

 セシルの服を脱がせつつ、レオンが自分で自分に言い聞かせるように呟く。

「いくら不憫でも、俺は同情するつもりも大人しく差し出すつもりもない」
「んっ……なに、がです……?」

 肌の上を辿る指先が敏感な場所を引っ掻く。その急激で鋭い刺激に驚いて身体と声が跳ねると、レオンがさらに執拗に同じ場所を攻め始める。

 胸なんて触ったところで何も感じないはずなのに。実際自分で触ってもこんな風には感じないのに。

「ん、んん……ぅ」
「ほら、我慢するな」
「ひぁ、あっ……っ」

 レオンに触られて生じる感覚は、自分で触れたときの感覚とまったく異なる。ピクピクと身体が反応して声が出てしまうのが恥ずかしい。だから指先で乳首を転がすのも、優しく潰すように撫でるのもやめてほしいのに。

「もう勃ったのか?」
「ちが……だ、だって……!」

 声を我慢しながら口付けと胸への愛撫に耐えていると、とうとう着ているものをすべて剥がされてしまう。

 咄嗟に身体を隠そうとする。だが細身のセシルの抵抗など無いに等しいものらしく、瞬く間に脚を掴まれて股を左右へ広げられる。

 あまりの恥ずかしさに顔から火が出そうになったが、セシルの驚きと羞恥はそれだけでは終わらなかった。

「ちょ、なっ……レオン様っ!? なんてことを……っあぁっ!」

 突然身体の位置を下げたレオンの姿を視線で追うと、セシルの視界に衝撃的な光景が飛び込んできた。見れば股の間に顔を埋めたレオンが半勃ちになっているセシルの陰茎を口に含んでいる。

「だめ……は、離してくださ……!」

 王子であるレオンが男性の股間に顔を埋めている。その字面でも絵面でも衝撃的な状況に、一瞬勃ち上がったものも萎れかける。だが生温かい感覚に蜜棒を包み込まれると、刺激の強さのあまりシーツの中に身体が深く沈み込んだ。

「んんん、ぁぅんっ」

 亀頭を口に含まれて、唾液を絡ませるように舌を這わされる。特に鈴口を割り開くように丁寧に先端を舐め転がされると、気持ち良さのあまり抗議の声も霞んでしまう。

 同じ男性だからか、レオンは痛みを感じないようにしつつ強い刺激を与える方法を知っているようだ。先端を吸い上げられるとあまりの快感に意識が飛びそうになる。

「やっ……あ、っぁん」

 さらに亀頭だけではなく、竿全体を飲み込むようにどんどん深くまで食まれていく。陰茎をねっとりと包み込まれ、レオンの口内の温度を感じる範囲が広がる。

(腰抜ける……っ)

 表面に浮いた血管を舌で辿られ、じゅる、ぢゅ、と先零れの蜜を吸い上げられる。こんなに強い刺激を与えられた経験がないセシルは、そのまま一気に昇り詰めることを強制されている気分を味わう。

「も、もう……だめ! で……出る、っぅ……」

 爆発的に膨れ上がった射精の感覚にシーツの上で身体をくねらせる。甘い刺激から逃れようとどうにか腰を動かすが、レオンはセシルを解放してくれない。

 舌先で弱い刺激を与えられながら唇で陰茎全体を擦りあげられると、セシルの脳裏に白い火花が飛び散った。

「ふぁ、ぁああんっ……!」

 レオンの口内に吐精してしまうことを恐れて激しく抵抗したが、大きな手で腰をがっちりと掴まれ絶対に逃げられないよう固定される。すっかり逃げ損なったセシルはシーツを握りしめながら激しく達し、レオンの口に勢いよく射精してしまった。

「あぁ、っ……も、申し訳ありませ……っぇ?」

 レオンの口に出してしまったことを後悔して半泣きになったが、レオンはまったく気にしていないようだ。近くにあった絹布の中に口に含んでいた精液を出す。

 ――と思いきや、彼は自分の口元を一度拭って軽く清めただけ。射精の余韻で力が出せないセシルの股を再度広げると、今度は後孔が丸見えになるほどの高さまで腰をぐいっと持ち上げられた。

「ん……っぁ……っふ」

 脱力した身体を開かれると、丸出しになった秘所にレオンの顔が埋められる。ただし今度はセシルを乱すためではなく、セシルの吐いた精蜜で後ろを十分に濡らすためだった。

「ひぁ、ぁ……っは、ぁ」
「ん」

 口に含んでいたものを少しずつ蕾門に垂らされて、舌先で塗り込まれていく。きゅっと閉じた蜜孔に舌をねじ込まれて精液を奥へ送り込まれる感覚に、また羞恥と照れを感じて縮こまってしまう。

「ふぁ……あ、あぁ」

 口に含んでいたものを丁寧すぎるほど丁寧に擦り込まれる。何度も舐められて口に溜めていた蜜液がなくなると、顔を上げたレオンがふっと笑顔を見せた。

「声、もっと出してもいいんだぞ?」
「……っ」

 笑顔というにはあまりにも妖艶だ。熱を含んだ視線をセシルから外さず、上着を脱ぎ捨て、タイを緩め、シャツのボタンを外しながら言外に『本気で抱き合うこと』を想像させる。

 だが逃れようにも身体に跨られ、上にも下にも動けないように固定された状態なのだ。レオンが衣服を脱ぐ様子を至近距離で見せつけられては、セシルに成す術はない。

「レオン、様……」
「ん?」

 レオンが衣服を脱ぎ去ると、セシルの目の前に程よく筋肉がついて綺麗に引き締まった裸体が姿を現した。その様子をじっと見上げながら名前を呼ぶと、一瞬動きを止めたレオンがそっと表情を緩めた。

「いい表情をするようになったな」
「え……?」
「奥が疼くか?」

 微かに笑ったレオンに訊ねられ、一瞬動きを止める。しかしさほど間を開けずにこくんと首だけで頷く。

 その様子を見たレオンはセシルを抱き上げると、互いの場所を入れ替えて自分の腹の上にセシルの身体を乗せてしまった。

 指先が菊門を割り開くとすぐに先端を宛がわれる。セシルの痴態を観察していたレオンの陰茎は凶器のように張り詰め、そのまま突き立てるのに十分な硬さと大きさを有していた。

「あ……っぁあ……!」

 自分の放った精液とレオンの唾液で十分に濡れたそこは、指で解さなくても受け入れるときの抵抗をまったく感じなかった。ズプッと中ほどまで挿入されて一度止まるが、ふた呼吸ほどの時間を置くとそのまま根元まで一気に貫かれる。

「あ、んっ……っふぁ……っア……」
「はぁ……相変わらず、狭いな」

 レオンの嘆息にふるふると首を振る。彼の腹の上についた手が、快感のあまり小刻みに震えている。

 あまりにも淫らで激しい刺激に身体が悦んでいるのだと自覚する前に、レオンがゆっくりと腰を打ち付け始めた。

「動くぞ……ほら、啼けセシル」
「んぁ、ああっ……ああ!」

 ぱん、と強く押し込まれた瞬間、レオンの腹の上で身体がビクンと仰け反った。

「っぁ、あっ……だめっ……!」
「だめ?」
「これ、深っ……いとこっ、当たって……っぁん!」

 そのまま腰を揺らされると喉からは甘く掠れた声ばかりが溢れてくる。部屋いっぱいに響く甘ったるい自分の声が恥ずかしく、慌てて口を引き結ぶ。誰かが通るかもしれない、と思ったのはつい先ほどだと言うのに。

「んぅ……っぁ……はぁ……ぁん」
「セシル?」

 ぱちゅん、ぱちゅと肌がぶつかる音と水を含んだ音が混ざると、レオンが意地悪に首を傾げる。その仕草に負けじとゆっくり首を振ると、レオンがより一層激しく腰を上下する。

「声出せ……ほらっ」
「ひぁ、あんっ」
「そうだ、もっと……啼いていい」

 レオンの台詞に羞恥心が高まる。いやらしい身体だとと教えられているようでいたたまれなくなる。

 けれど彼はただセシルを辱めようと思っているのではない。セシルの腰に手を回し、そこを優しく撫でながら微笑むレオンの眼は、独占欲と支配欲に満ち溢れていた。 

「いくら声を出しても、俺以外には誰にも聞こえない」
「……誰に、も?」
「そうだ。この部屋では俺がセシルを独り占めできる。誰にも見せない……聞かせないし、触れさせない」

 淫らな刺激を与える指遣いや腰遣いとは裏腹に、レオンの言葉と視線は真剣そのものだった。

 それはまるでセシルの心を絡めとりながらも、セシルのすべてを包み込んでくれるような大きな愛情。今自分が手にしている権利や権力、魔法の力のすべてを使ってでも、セシルと深く愛し合いたいという願い。

 レオンの腰の動きが少しだけ弱まると、腰に絡んでいた手が前へ回る。そのままお腹をするすると撫でられ、優しく微笑まれる。

「セシルが六年間ここに子種を隠して守ってきたように、俺も、今はお前を隠して守ってやる」
「レオン、様……」
「俺が、独り占めしてやる」

 ゾク、と背中が甘く痺れる。

 レオンの熱を含んだ視線に強い衝撃と痛いほどの感情を突き付けられ、愛欲の淵へと突き落とされる気分を味わう。

 けれど不安なんて一つも感じない。
 怖いとも思わない。

「レオンさま……れお、ん……さま!」
「セシル……」
「ずっと、ずっと好きだったんです……本当は六年前から、ずっと……!」

 隠し続けてきた想いが溢れ出す。

 セシルはずっと待っていた。レオンに冷たくあしらわれた時から、本当はその言葉が欲しかった。こうして手を差し伸べて、優しく抱きしめてくれることを望んでいた。

 レオンに子種を預けられたときから、心のどこかで夢見ていた。いつか彼が迎えに来てくれることを心のどこかで待ち続けていた。

「一人ぼっちだった僕を、見つけて……本を読んで、ばかりの……つまらない時間を、一緒に過ごして、くれて……」

 自分の生まれ持った力の静かな存在感に怯え、誰かを傷付けたり、傷付けられたりすることを恐れて、自分の殻に閉じこもっていた。

 そんなセシルにとって、レオンという強引で突拍子もない存在と過ごす時間は、かけがえのない宝物だった。一人寂しい学園生活を送っていたあの日々の中で、本当はレオンと過ごす時間がセシルにとって何よりも大切な時間だった。

 けれどそれ以上を望んではいけないと思っていた。ダーウィス家の爵位返上が決まっていたセシルに、レオンと過ごす時間を望み続けることは、あまりにも大きすぎる願いだった。

「一緒にいると、温かい気持ちになれて……。だめだってわかってても、傍にいたく、て……」
「セシル……」
「レオン様を、好きに、なってたんです」

 昔のレオンはセシルに執着なんてしていなかった。きっとセシルのことを特別に思っていたわけではなかった。――そう思っていた、けれど。

「ああ、知っていた」
「……え」

 レオンがあっさりと告げた言葉に、一瞬空気が止まる。

 見つめ合うと、レオンがにやりと笑う。

「でも残念だな。……惚れたのは、俺が先だ」
「っぁああん!」

 そう一言だけ呟くと、少しの間止まっていた律動が再開する。

 今度は先ほどよりも強く激しい。下からセシルのお腹の中に溜まっている澱を押し上げるように、ぱちゅ、どちゅ、ぐちゅっと激しく突き上げられる。

「まだ、諦めるつもりはない……!」
「ああ、っぁ、れおん、さまぁっ……ああ」

 レオンの陰茎が中で激しく暴れ回る。蜜壁を抉るように何度も激しく責め立てられ、セシルの身体が快感で震える。

「っやぁ、あ、っ……そこ、あぁっ……っぁあんッ」

 結合部の摩擦により密着している箇所のすべてが燃焼する。濡れているはずなのに、焼け焦げるように強い熱を含んでいる。

 収まったままの剛直の質量が増す。レオンの限界が近いと知ると、わずかに残っていた理性がセシルの快感を制動しようとする。

「だめ、です……っ、今夜は、中は……っ」
「確かに、混ざるかも……しれないなッ」
「ひぅ、っぅん!」

 明朝、セシルは六年間守り続けてきたレオンの子種を身体から取り出さなくてはならない。

 その際は預かったときと同じ場所から取り出すので、いま中に出されると、子種を含む精液と含まない精液が混ざってしまう可能性がある。そうなると薬の製作に本来不要な工程が生じて、作業の遅延や失敗の原因になりうる。

 わかって、いるのに。

「あっ、あ、あっぁ、あん」

 激しい腰の動きに導かれるように、互いの腹の間で揺れるセシルの陰茎も激しく震える。すでに先走りの蜜が溢れ、激しく突き上げられるたびにレオンの臍の周囲に透明な蜜をまき散らしている。

 自分の限界を知っている。レオンの限界が近いことも知っている。だからここで抜いた方がいいのに、秘部は自然とレオンを締め付ける。

 早く中に欲しい、と悦んでいる。

「ああ、あ、もぉ、い――っぁ、ああっ」
「っふ、ッ……ぅ」
「ああ、あああぁっ……」

 抜かなきゃ、と決意した瞬間、二人同時に絶頂を迎えていた。激しい快楽の波に流されて身体が痙攣する。レオンの胸の辺りまで、射精した勢いで蜜液が飛んでいる。

 レオンもレオンで中に大量の精蜜を吐き出し、さらにそこを激しくかき混ぜる。ほぼ無意識と思われる擦り込むような動きは、まるでマーキングのようだ。

「レオン、さま……」
「あぁ……乱れるセシルも可愛いな」

 レオンの胸の中にぐったりと倒れ込むと、眦に滲んだ涙を指先でそっと掬われ、そこに唇を寄せられた。そこからすぐに優しく微笑んで、セシルの頭をくしゃくしゃと撫でてくれる。

 可愛いと言って子犬を可愛がるようにセシルを甘やかすレオンだが、彼は愛玩動物のようにセシルを愛でているのではない。その手がまた太腿の内側を撫で始めると、彼が涙だけではなくセシルの不安も拭い去ろうとしていると気付く。

 中にたっぷりと注がれて放たれた精液と、明日取り出す子種がお腹の中で混ざり合う可能性は捨てきれない。

 それでもレオンの首に腕を回して優しい口付けに応じるのは、『何が起きてもこの手を離さない』とセシルも覚悟を決めたからだった。

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