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◆ 第1章

4. 偽装溺愛婚

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「え」
「えっ?」
「……は?」

 七海と両父親の声が重なると同時に、全員の動きが停止する。だが場の空気が変わっても将斗の笑顔は変わらない。

「先ほどお伝えした通りです。俺の仕事は柏木に――七海さんに支えられることで成り立っています。彼女の溌溂とした仕事ぶりと秘書としての優れた能力、自分の都合よりも上司の仕事や体調を優先して気遣ってくれる健気さと優しさ……不甲斐ない俺を叱咤激励してくれる強さに、毎日助けられています。そんな彼女に、俺は以前から惚れ込んでいました」
「え、ちょ……しゃちょ……?」
「けど自分の恋愛感情を自覚した矢先に、恋人がいると聞かされました。だから諦めていたんです。ですが七海さんが結婚しないというのなら、俺はこの機会を逃したくない」
「……」

 少し困ったような笑顔を浮かべて照れくさそうに内心を吐露する将斗だが、この場にいる人々の中で、七海だけが彼の本音を知っている。

 将斗の言い分はすべてフェイクだ。結婚式を土壇場でキャンセルするという最悪の事態を回避すべく、自ら考えた作戦をより信憑性の高い事実に見せるために言葉のトリックを使っているようなもの。事実を知る七海にしてみれば、詐欺に近いとさえ思う。

(確かに、この状況でそれっぽい作り話を噛まずにスラスラ言えちゃうのはすごいけど……)

 七海しか見ていない場所では完全にだらけきっていて、来客用のソファに寝転がったまま起きやしないし、書類仕事からは逃亡しようとするし、すぐに七海にじゃれついてくる。これが大企業の社長だなんて、世も末だと思うほどだ。

 だが一度仕事のスイッチが入ると、別の意味で手に負えない。集中力はどこまでも持続するし、相手がどんな大企業の重役であろうと屈さない。自分に有利な取引を進める話術や交渉術にも長けていて、本気になった将斗を横目で見るたびに虎視眈々と獲物を狙う獣のようだと思う。

 将斗を一言で表現するならば『やる気のない天才』だ。彼は相手が誰であっても、絶対に爪や牙を見せない。柔和な態度で、紳士的な姿勢で、優しさの権化みたいな笑顔のままで相手に近付いていく。

 それは今だって同じだ。

 ずっと惚れていた、けれど七海の幸せを願って身を引いていた、なんて切ない表情で語られれば、皆あっさりと信じるだろう。つい数分前まで偽装結婚の作戦を立てていた七海ですら、あやうく信じそうになるぐらいだ。 

「柏木部長。この場をどうか、俺に任せてくれませんか」

 将斗の豹変ぶりと咄嗟の演技力に呆れ半分感動半分の気持ちで立ち尽くしていると、将斗が稔郎に向き直った。稔郎が目を大きく開いて背筋を伸ばす。

「俺がどんなに本気でも、心を込めて七海さんへの想いを語っても、この状況では七海さんも柏木部長も奥様もすぐには受け入れられないでしょう? あんな事があった直後に別の男の言葉を信じられないのは、当然だと思います」

 将斗の言う通りだ。どれほど熱烈な言葉で気持ちを語られても、急遽新郎を交換して結婚式を続行するなんて、いくらなんでも無理がある。

 七海も十分傷付いているが、それは両親だって同じこと。挙式の真っ最中に花婿が結婚を放棄したさっきの今で、別の男性との結婚など考えられるはずがない。両親も簡単には認められないだろう。

 まして相手は大企業の御曹司で会社のトップに君臨する『社長』なのだ。上司と秘書という間柄のため日々の接点は多いが、ごく一般人である七海との結婚をあっさり決めていいはずがない。

「ですから態度で示します。今夜の披露宴、俺が支倉建設の体裁と柏木部長の面子を保つためにも、全身全霊をかけて必ず成功させます」
「……!」

 そう思っていた七海たち親子の前に将斗が並べたのは、あろうことか会社の〝イメージの損失〟と、総務部長という立場にある稔郎の〝社会的責任〟だった。

 稔郎も察したのだろう。ここで結婚式と披露宴が失敗するようなことがあれば、努力家で責任感の強い稔郎の社会的地位が脅かされるかもしれない。取引先や顧客の耳に入れば、祝言の挨拶をする予定だった将斗や、彼が背負う支倉建設のイメージダウンにも繋がりかねない。

 将斗にその可能性を匂わされて何も察せないほど、稔郎は愚鈍ではない。

(……違う)

 否、本当はそれすら些末事にすぎない。将斗に稔郎を脅すつもりがないことを――将斗の言葉にそれよりも深い思考と感情が含まれていることを、おそらく今の一瞬で稔郎も正確に読み取った。

 将斗が本当の意味で心配しているのは、支倉建設の体裁や稔郎の立場が危ぶまれることではない。その辛い状況に陥ることで、結果的に『七海が悲しむ』可能性を危惧しているのだ。

 父や上司が後ろ指をさされたり非難される姿を目にすれば、七海が苦しみ、自責の念に駆られるかもしれない。その状況を何よりも気にしている、と含ませているのだ。

「私は……」

 将斗の言葉は、稔郎の感情を揺さぶる火種としては十分すぎる威力があった。七海を傷つけたくないという点については、愛娘を想う稔郎の親心と片想いの相手を慮る将斗の思惑は一致しているらしい。そこを突かれた稔郎の動揺が、七海にもひしひしと伝わってきた。

「もちろん七海さんを困らせることがないよう、最大限に配慮してフォローします。だから……そうですね、一年の猶予をくれませんか」
「一年の、猶予……?」

 将斗の提案に稔郎が顔をあげる。
 物静かで厳格な父の困惑の表情を見ていると、七海もまた動揺してしまう。父にこんな思いをさせている自分が、ただただ不甲斐なく情けない。

「ええ。一年かけて、七海さんに惚れてもらえるよう努力します。その間、俺が七海さんの幸せと笑顔を保証します。けれどもし一年経っても俺が七海さんに相応しくないと判断されるのであれば、その時は潔く身を引きます」

 将斗の真剣な横顔を見ているうちに、彼の真意を知る七海までなんだかドキドキと緊張してくる。将斗の言葉と態度がすべて演技だと知っているのに、まるで本当に七海に恋焦がれていて、熱烈に求愛しているかのように見えてくるのだ。

「もちろん俺の片想いですから、同居しろとは言いません。秘書の仕事を抜けられるのは困りますが、別居でも実家暮らしでも構いませんし、プライベートで会うときはご両親の許可を頂く形でも……」
「わかりました……」
「え、お……お父さん!?」

 真剣に言い募る将斗に根負けしたのか、稔郎が将斗の言葉をぽつりと遮った。その瞬間つい大きな声を出してしまう七海だったが、改めて父の表情を確認すると、それ以上の言葉は出てこなくなった。

「私の体裁なんて、本当はどうでもいいんです。私はただ大事な娘に……人生に一度きりの晴れの舞台で、惨めな思いをさせたくないだけなんです」
「お父さん……」

 父の姿が小さく思えた。それに寄り添う母の姿はさらに一回り小さく感じた。それぐらい父と母を驚かせて深く傷つけてしまったのだと思うと、慎介の顔を平手打ちしたい気持ちよりも、自分の頬を自分で殴りたい気持ちが勝る。

 もちろんそれがさらに両親を心配させる行動だと理解しているので、実行はしない。だが晴れの舞台でこれ以上ない親不孝者な状況を作り上げてしまった自分が許せない。

 ぐっと手を握って俯いた七海だったが、隣に歩み寄ってきた将斗に肩を抱かれたことで我に返った。顔を上げると同時に、さらにその肩を強く抱かれる。

 肌が露出している寒さなのか、後悔なのか、それとも『将斗の妻』という突然やってきた想像だにしない大役に怖気づいているのか。自分でもよくわからない感情に揺れて無意識に震えていた身体に、ぬくもりを感じる。

 将斗の温度で、ゆっくりと平常心を取り戻す。

「たとえ急揃えの披露宴になっても、俺の気持ちだけは本物です。七海さんを悲しませるようなことだけは、絶対にさせません」
「……七海は、どうなんだ」

 ふと稔郎に声をかけられたことで、自分の意思を訊ねられていることに気づく。

 一瞬だけ、迷う。

 心の中は表出している感情よりも荒れていた。社長にそんなことはさせられません、と言いたかった。

 だがもう時間がない。家族を悲しませたくないという気持ちは、七海も両親に負けないほど強く持っていた。

「社長……よろしくお願い、します」
「――決まりだな」

 一つの宣言を残した直後、将斗の瞳の奥に小さな光が宿った。その瞬間を彼の腕の中から見つめていた七海の背筋も、条件反射的にピンと伸びる。

「披露宴の開始を一時間遅らせます。参列者には受付で事情を説明して、参加するかしないかはご本人たちの判断を尊重してください。会場の装飾や装花、料理や飲み物はそのままで結構ですが、プログラムが大幅に変更になるので席から式次第を回収します。内容を見直したら変更箇所を伝えるので、進行係と介添の方に共有を。それからブライダルサロンにあるもので構わないので、俺が着れそうな衣装の用意をお願いします。あとは知人に頼んで〝それらしい〟ムービーを作らせるので、届いたら確認をお願いします。柏木部長は、参列者への事情説明と挨拶の準備だけお願いします」
「えっ、あ、あっ……」

 ウェディングプランナーは将斗の秘書ではない。七海のように慣れていないのだから、メモも用意していない相手にそんなに一気に色々指示するのは止めてあげたほうがいいのでは……と思ったが、見れば将斗の目的はもう別の場所に移っている。

 ブライダルサロンの責任者の男性と話しているのは、参加人数が増えた場合や直前の変更に関わる追加費用のことらしい。全面的に自分が負担する、という将斗の提案に口を挟もうとした七海だが、そこで将斗がふと言葉を切った。

 彼が七海の肩から腕を解いて向かったのは、慎介の両親の元だった。

「佐久さん」
「は、はい……」

 柏木親子と違って佐久家の両親はどちらも支倉建設とは一切関係のない仕事をしているが、それでも息子が勤める会社の社長が相手だ。将斗に何を言われるのかと不安になって縮こまる二人だが、将斗がかけたのは意外な言葉だった。

「息子さんのこと、あまり責めないであげてください。自分の気持ちに正直になるのが遅くて後悔したのは、俺も同じですから」
「支倉社長……」
「それに彼も、うちの大事な社員です。七海さんを傷つけたことは許してあげられませんが、周りに迷惑をかけたことは仕事で挽回できます。状況が状況だけに後ろ指をさされることもあると思います。でも自分の気持ちに正直になった息子さんの判断を、ご両親だけは受け止めて認めてあげてください」

 佐久夫妻にとって、将斗の温情は天から赦されたように感じたことだろう。七海の両親に負けず劣らず小さくなって縮こまっていた二人は、生気を取り戻したように涙を浮かべて、

「寛大なお心に感謝します。本当に、倅が申し訳ございませんでした……っ」

 と深々と頭を下げた。

 将斗はそれ以上なにも言わず会釈を残すと、ブライダルサロンの責任者との打合せに戻っていく。

 ただし振り向いた瞬間いつもの表情に戻った将斗が発した台詞を、近くにいた七海だけは聞き逃さなかった。

「俺の方が感謝してるさ」
「……社長?」

 音は聞こえたが意味は分からない。首を傾げると、将斗がまたやわらかな笑顔を浮かべて七海の傍に寄って来た。どうやら誤魔化されたらしい。

「さて、柏木。方針が決まったからにはやることが満載だぞ。いつもは俺が支えてもらってばかりだが、今夜は俺がおまえをサポートする」
「え……えっと……」
「俺がおまえを〝愛され花嫁〟にしてやる。だから佐久のことは、披露宴が始まるまでにちゃんと忘れとけ」

 にこやかな笑顔で言い放つ将斗に困惑のまま曖昧に頷く。

 今の今まで目の前に両親がいたのに失礼この上ないと思うが、実をいうと急展開の連続に胃が痛み、早い段階で慎介のことは頭の中から抜け落ちていた。

 ――というより、他に考えなくてはいけないことが多すぎて、ここにいない慎介のために情報処理の領域を空けておけなかった。

 しかし将斗は、七海が今も慎介のことを想っていると認識しているらしい。完璧な偽装夫婦になりきるためには慎介が邪魔だと言わんばかりに……七海の心を占領する存在が疎ましいと言わんばかりに、七海の身体を抱き寄せて耳元に悪戯な言葉を囁く。

「ちゃんと忘れて――早く俺に惚れてくれ、七海」
「!?」

 耳元で囁く将斗の声が低くて甘い。変更準備が始まって慌ただしく動き回るスタッフたちの喧騒の中でも将斗の声だけは鮮明に聞こえる。
 心臓の奥まで、直接届くみたいに。

(……っ、……ただの、演技だから)
 
 どきどきと緊張したまま立ち尽くす七海にふっと微笑みを残すと、その場で支倉建設の会長である将斗の父に連絡を取り始める。

 将斗の「俺、今夜結婚するから」という冗談みたいな報告に、スマートフォンの向こうからは『冗談言うな』と当然すぎる怒声が聞こえてきたが、「相手は柏木だ」というと、なぜか『ならいい。俺も今からそっちに行く』と返されたらしい。

 いや、よくはないでしょう。

 と思う七海だったが、最後の砦ともいうべき将斗の父親からあっさり許可が下りてしまったことで、突然の〝偽装溺愛婚〟が完全犯罪になってしまった。

 そこから数時間、七海はウエディングドレスに身を包んだまま途方に暮れることとなる。





 そうして急遽花婿をすげ替えて執り行われた披露宴だったが、将斗の采配により本当に一時間開始を遅らせただけで間に合ってしまったのだから、驚くほかない。

 予定していたプログラムはほぼキャンセルになったが、映像関係の仕事をしているという将斗の友人が三十分で作った『支倉将斗の生い立ちムービー』がなぜか披露宴で大ウケだった。

 突然の変更でパニックになることも想定していたが、親戚の一部に『招待状と名前が違う』と首を傾げられたことと、職場の仲間に腰が抜けるほど驚かれたこと以外、七海の招待客にはほとんど影響がなかった。

 将斗の友人や親戚も一部は参加してくれたが、大企業の御曹司である将斗の結婚式となれば、本来はもっと著名人や親交のある人を呼んで盛大かつ華やかに行われたことだろう。

 一人申し訳ない気持ちで縮こまる七海だったが、当の将斗と、遅れてやってきた将斗の両親は嬉しそうな表情を崩さなかった。


 結局何が何だかわからないうちに披露宴を終えた七海は、ほとんどの時間を放心状態で過ごしてしまった。

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