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第2部
2-81 最終話
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オオキミくんがストロベリー王国へ帰った翌週。
「今更だけど、イチゴくんの誕生日って来月なの?」
いつものトリオがいつもの中華まんを買って帰ったのを確認してから声を掛けた。
「歩夢先輩、名前で読んでくださいって言ってるじゃないですか」
「今仕事中だからイチゴくんでいいんですー」
相変わらず、イチゴくんは仕事中のオレに名前を呼ばせようとするが、仕事モードのオレは簡単には呼ばない。
頬を膨らませても知らん。
「それより」
「はい。来月の11日です。歩夢先輩は14日ですよね?店長が教えてくれましたー」
「オレの個人情報!」
前に個人情報は教えないって言ってたのに誕生日は教えるんかい。
まあ店長にはお世話になってるから、これくらいは目を瞑ろう。
「それで、後でお話ししようと思ったんですが、僕たち誕生日が近いので14日に僕の家で一緒にお祝いしませんか?」
「えっ、でもそれじゃあイチゴくんの誕生日過ぎるじゃん」
「そのくらい構いませんよ。一緒にお祝いできることの方が僕は嬉しいので」
イチゴくんは笑顔で即答した。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
とはいえ……。
「誕生日当日、何もしないっていうのもなぁ」
ベッドに大の字に転がるが、天井には答えは書いてるわけがない。
イチゴくんの誕生日は祝日。
前日に沢山の人がお祝いしてくれるだろう。
でもこのままいくと当日お祝いしてくれるのはたぶんシフシさんだけだ。
シフシさんなら豪華なご飯やケーキを準備してくれる。
オレは本当に何もしなくてもいいのか?
14日に一緒に祝うといってもプレゼント交換をした後は、イチゴくんはオレを全力で祝う気がする。
「うー、そんなのダメじゃん。オレの一個上なのに」
何かお祝いしたいな。
そんなことをぼんやり考えている内にオレは夢の世界に旅立った。
「今更だけど、イチゴくんの誕生日って来月なの?」
いつものトリオがいつもの中華まんを買って帰ったのを確認してから声を掛けた。
「歩夢先輩、名前で読んでくださいって言ってるじゃないですか」
「今仕事中だからイチゴくんでいいんですー」
相変わらず、イチゴくんは仕事中のオレに名前を呼ばせようとするが、仕事モードのオレは簡単には呼ばない。
頬を膨らませても知らん。
「それより」
「はい。来月の11日です。歩夢先輩は14日ですよね?店長が教えてくれましたー」
「オレの個人情報!」
前に個人情報は教えないって言ってたのに誕生日は教えるんかい。
まあ店長にはお世話になってるから、これくらいは目を瞑ろう。
「それで、後でお話ししようと思ったんですが、僕たち誕生日が近いので14日に僕の家で一緒にお祝いしませんか?」
「えっ、でもそれじゃあイチゴくんの誕生日過ぎるじゃん」
「そのくらい構いませんよ。一緒にお祝いできることの方が僕は嬉しいので」
イチゴくんは笑顔で即答した。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
とはいえ……。
「誕生日当日、何もしないっていうのもなぁ」
ベッドに大の字に転がるが、天井には答えは書いてるわけがない。
イチゴくんの誕生日は祝日。
前日に沢山の人がお祝いしてくれるだろう。
でもこのままいくと当日お祝いしてくれるのはたぶんシフシさんだけだ。
シフシさんなら豪華なご飯やケーキを準備してくれる。
オレは本当に何もしなくてもいいのか?
14日に一緒に祝うといってもプレゼント交換をした後は、イチゴくんはオレを全力で祝う気がする。
「うー、そんなのダメじゃん。オレの一個上なのに」
何かお祝いしたいな。
そんなことをぼんやり考えている内にオレは夢の世界に旅立った。
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