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第68話
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俺たちが日本のテレビ局に聞いた情報を頼りに迷いの森へと繋がるだろう森へと到着すると、そこには1組のメディアが待ち構えていた!
「社さん、これから阿武との決戦に挑まれるとの情報を得ました!それは事実でしょうか?」
「どこでそんな情報聞いたんだ?」
「情報源は明かせませんが、我々は真実ではないかと考えております。もし事実なら、あなたの願いに応え、トランプを使用してくれた世界中の人々の為に一言お願いしたい!」
「分かりました!俺たちはこれから阿武が身を隠したヤシロ島へ乗り込むことができないか、思い付く方法を試してみようと思ってます。
皆さんの協力を無駄にしないよう全力で挑んできます!
…これでいいでしょうか?」
「やはり!!本当だったのですね!
社さん、我々も一緒に連れて行ってもらえないでしょうか?世界の命運を賭けた戦いを世界中の人々に是非伝えたいのです!」
「それは駄目だ!!足手まといにしかならない!」
「そんな小さなお子さんたちも連れて行こうとされてるのにそれはおかしいのではないでしょうか?我々は自己責任でついていくだけです。たとえそれで死んだとしても誰も恨んだりしません。」
「ジャーナリズムか?だが命は大切にするんだ!
俺が戦う映像を見ただろ?これからの戦いは半径数キロ程度にいるだけで普通の人間じゃー物陰に隠れていようが関係なしに一瞬で死ぬことになるような戦いだ!
この子たちはこんなに可愛いが、俺の攻撃にも耐えられるくらいの打たれ強さもあるし、阿武さんにもダメージを与えられるくらいの魔法も使える!
ひかり、あかり、記者の方たちに何か軽めの魔法を見せてあげなさい!そうだなあ…あの湖の上だったら怪我人はでないだろう!」
「魔法使っていいの?じゃーひかりからするね!」
ひかりの言葉とともに、空から巨大な火の玉が湖に次々と降り注ぐ。
「次はあかりねー!」
あかりの言葉とともに、湖の上に巨大な竜巻が発生し、湖の水を空高く巻き上げ、辺り一帯に雨を降らせた。
湖だったところには巨大な穴がいくつも残るのみで、何もなくなってしまった。
「おいおい…ちょっと見せるだけでいいのに湖が無くなっちゃったじゃないか!2人ともやり過ぎだ!」
「えー!結構手加減したのに~!!」
「あかりもー!」
「俺たち家族は今の魔法程度なら全て直撃しても全員ダメージは0だ!
今のでさすがに理解できただろう?あの何十倍の攻撃が飛び交う場所にお前たちが行っても取材する間もなく、死体すら残らずあの世行きだと思うぞ!!」
「ひいっ!」
記者たちは目の前で起こった奇跡のようなことが、子供が軽く遊んだ程度のことだと理解したとき、俺の言ってることが事実だと分かったようだ。
そんなやり取りをしてる時、俺はいいことを閃いたのだった!
「そうだ!この子たちはそれぞれ特殊な能力を持っているんだ!
この子はテレパシーを使って、この子が見たものや聞いたものを他人と共有することができる!
つまり、頑張れば世界中の人にリアルタイムで阿武さんとの戦いを見せることも可能になるかもしれない。」
「えー世界中の人に繋ぐのって大変そー!ひかり嫌だよ!」
「面倒かもしれないけど、それがもしかすると最強の武器になるかもしれないぞ?」
「パパどういうこと?私たちにも分かるように説明してよー!」
「あのな…ひかりのテレパシーで世界中の人に戦いの様子を伝えるだろう!そうすれば、世界の命運がかかってるんだ、みんな俺たちのこと応援してくれるだろう?」
「そりゃーね。あっ!ひかりも分かった!!!」
「えっ?ママ分からない!早く教えて!」
「あかりの能力はアイドルだろ!みんなに応援されればされるほどいくらでも強くなれる能力だ!つまり、世界中の人々があかりを応援してくれたら、あかりは無限の力を発揮できるんじゃないか?」
「あー!そういうことね!!今まで気にしたこともなかった能力だったからすっかり忘れてたわ!!奥の手になるかもね?」
「あのー。今の話が本当なら、私たちで世界に事前に情報を流しておきますよ。
社さん一家が戦いの様子を直接頭に送り込んでくるかもしれない。その時はみんなが応援してくれたら、実力以上の力を発揮できる能力があるから、みんなで応援をしよう!と。。」
「それは助かるよ!そのように手配をしておいてくれると助かるよ!!」
こうして一騒動あったが、無事に目的の森へと到着することができた!!あとはこの森が本当に迷いの森へ繋がってるかだ…
俺たちはどこかに空間の歪みがないか探して回った。
3時間ほど探ったところで、空間の歪みではないが、魔力で閉ざされている場所…つまり封印された場所を見つけ出した。
「ここだな!アイルの奴まだ封印したまんまだったんだな!ムー早速封印を消しちゃおう。」
封印を消すと、そこから先に見える森の様子が僅かに変わった。見覚えのあるあの島の森に生えてた木だ!
「どうやら島に入れたみたいだぞ!!阿武さんは…っと…いたっ!あの辺りは…ゴブリンの森の辺りのようだな?あんなところで鍛えてるのか?」
「どうするの?いきなり阿武さんのところへ攻めこむ?」
「それでもいいんだが、一ヶ所だけ寄りたいところがある。少しだけ寄り道してもいいか?」
「いいわよ。でも一体どこに行くの?」
「それは着いてからのお楽しみだ!」
「社さん、これから阿武との決戦に挑まれるとの情報を得ました!それは事実でしょうか?」
「どこでそんな情報聞いたんだ?」
「情報源は明かせませんが、我々は真実ではないかと考えております。もし事実なら、あなたの願いに応え、トランプを使用してくれた世界中の人々の為に一言お願いしたい!」
「分かりました!俺たちはこれから阿武が身を隠したヤシロ島へ乗り込むことができないか、思い付く方法を試してみようと思ってます。
皆さんの協力を無駄にしないよう全力で挑んできます!
…これでいいでしょうか?」
「やはり!!本当だったのですね!
社さん、我々も一緒に連れて行ってもらえないでしょうか?世界の命運を賭けた戦いを世界中の人々に是非伝えたいのです!」
「それは駄目だ!!足手まといにしかならない!」
「そんな小さなお子さんたちも連れて行こうとされてるのにそれはおかしいのではないでしょうか?我々は自己責任でついていくだけです。たとえそれで死んだとしても誰も恨んだりしません。」
「ジャーナリズムか?だが命は大切にするんだ!
俺が戦う映像を見ただろ?これからの戦いは半径数キロ程度にいるだけで普通の人間じゃー物陰に隠れていようが関係なしに一瞬で死ぬことになるような戦いだ!
この子たちはこんなに可愛いが、俺の攻撃にも耐えられるくらいの打たれ強さもあるし、阿武さんにもダメージを与えられるくらいの魔法も使える!
ひかり、あかり、記者の方たちに何か軽めの魔法を見せてあげなさい!そうだなあ…あの湖の上だったら怪我人はでないだろう!」
「魔法使っていいの?じゃーひかりからするね!」
ひかりの言葉とともに、空から巨大な火の玉が湖に次々と降り注ぐ。
「次はあかりねー!」
あかりの言葉とともに、湖の上に巨大な竜巻が発生し、湖の水を空高く巻き上げ、辺り一帯に雨を降らせた。
湖だったところには巨大な穴がいくつも残るのみで、何もなくなってしまった。
「おいおい…ちょっと見せるだけでいいのに湖が無くなっちゃったじゃないか!2人ともやり過ぎだ!」
「えー!結構手加減したのに~!!」
「あかりもー!」
「俺たち家族は今の魔法程度なら全て直撃しても全員ダメージは0だ!
今のでさすがに理解できただろう?あの何十倍の攻撃が飛び交う場所にお前たちが行っても取材する間もなく、死体すら残らずあの世行きだと思うぞ!!」
「ひいっ!」
記者たちは目の前で起こった奇跡のようなことが、子供が軽く遊んだ程度のことだと理解したとき、俺の言ってることが事実だと分かったようだ。
そんなやり取りをしてる時、俺はいいことを閃いたのだった!
「そうだ!この子たちはそれぞれ特殊な能力を持っているんだ!
この子はテレパシーを使って、この子が見たものや聞いたものを他人と共有することができる!
つまり、頑張れば世界中の人にリアルタイムで阿武さんとの戦いを見せることも可能になるかもしれない。」
「えー世界中の人に繋ぐのって大変そー!ひかり嫌だよ!」
「面倒かもしれないけど、それがもしかすると最強の武器になるかもしれないぞ?」
「パパどういうこと?私たちにも分かるように説明してよー!」
「あのな…ひかりのテレパシーで世界中の人に戦いの様子を伝えるだろう!そうすれば、世界の命運がかかってるんだ、みんな俺たちのこと応援してくれるだろう?」
「そりゃーね。あっ!ひかりも分かった!!!」
「えっ?ママ分からない!早く教えて!」
「あかりの能力はアイドルだろ!みんなに応援されればされるほどいくらでも強くなれる能力だ!つまり、世界中の人々があかりを応援してくれたら、あかりは無限の力を発揮できるんじゃないか?」
「あー!そういうことね!!今まで気にしたこともなかった能力だったからすっかり忘れてたわ!!奥の手になるかもね?」
「あのー。今の話が本当なら、私たちで世界に事前に情報を流しておきますよ。
社さん一家が戦いの様子を直接頭に送り込んでくるかもしれない。その時はみんなが応援してくれたら、実力以上の力を発揮できる能力があるから、みんなで応援をしよう!と。。」
「それは助かるよ!そのように手配をしておいてくれると助かるよ!!」
こうして一騒動あったが、無事に目的の森へと到着することができた!!あとはこの森が本当に迷いの森へ繋がってるかだ…
俺たちはどこかに空間の歪みがないか探して回った。
3時間ほど探ったところで、空間の歪みではないが、魔力で閉ざされている場所…つまり封印された場所を見つけ出した。
「ここだな!アイルの奴まだ封印したまんまだったんだな!ムー早速封印を消しちゃおう。」
封印を消すと、そこから先に見える森の様子が僅かに変わった。見覚えのあるあの島の森に生えてた木だ!
「どうやら島に入れたみたいだぞ!!阿武さんは…っと…いたっ!あの辺りは…ゴブリンの森の辺りのようだな?あんなところで鍛えてるのか?」
「どうするの?いきなり阿武さんのところへ攻めこむ?」
「それでもいいんだが、一ヶ所だけ寄りたいところがある。少しだけ寄り道してもいいか?」
「いいわよ。でも一体どこに行くの?」
「それは着いてからのお楽しみだ!」
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