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第61話
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「パパ、テレビを見て!大変なことになってるわ!」
ママの驚いた声に俺はリビングに降りていった。俺は普段情報はネットばかりで、それほどテレビを見るタイプではない。
それに対して浩美はかなりテレビ好きである。
「どうしたんだ?何かあったの?」
「これ見て!さっきニュース速報で「太平洋上から3発のミサイルが発射!」って流れてたんだけど、今は特番でそのニュースで持ちきりなの」
日本が核を保持していたらしくって、それを使って中国の主要都市に核攻撃を仕掛けたみたいよ!!」
「何だって!?」
核を保持していた事実は実は知っていたが、まさか実際に使うとは…
「被害は少なく見ても1000万人を越えるかもだって!これって戦争になるわよね?」
「阿武さんの手腕次第だろうが、ほぼ間違いなくそうなるだろうな!これは大変なことになるぞー!!」
「阿武さんの会見始まるわよ!」
「どんなこと言うんだろうね?」
「全く予想がつかないな…」
実際の会見が始まると衝撃の連続だった!
阿武さんの体を乗っ取ったっていう子供のような話し方の奴は間違いなく魔力の石のことだ!それが自我を持って、あの時の阿武さんの願いを叶えようと動き出したのだ!!
「昨日阿武さんと会ったんでしょ?何かおかしな様子なかったの?」
「そんなこと言われても…昨日ね…」
あっ!確かに違和感はちょっと感じてたんだ!阿武さんの気配が魔力の石を取り込んだ時よりかなり強くなってるなって…今の阿武さんの様子なら多少力が強くなっても関係ないかって無視してたな…あれが今回のことへの兆候だったのか!?
「そもそも魔力の石や賢者の石って何なの?石その物が自我を持つなんて想像できないんだけど…」
「そういえばそうだな?ちょっと賢者の石の知識を探ってみるよ!」
それはとんでもない記憶だった!
「マジか…それならば自我を持ったことも納得できるな。」
「何が分かったの?」
「魔力の石と賢者の石の材料は神様の死体らしいんだ!錬金術で長い時間をかけて石に変えたもののようだ。」
「神様の死体?そんなものをどうやって手に入れたんだろう?」
「昔神様同士の戦争があった時に、こっそり手に入れたものらしい。」
「とんでもない罰当たりなことするものね?」
「全くだな!でもそれなら、魔力の石に芽生えた人格はその死んだっていう神様のものとみて間違いないな。会見でも、神だった気がすると言ってたしな…」
「パパは大丈夫なの?パパも賢者の石を吸収したでしょ?阿武さんと同じように人格が奪われたりしない?」
「俺の場合は賢者の石を取り入れるときに、完全に石そのものを分解して取り入れたからな。多分大丈夫だと思う。
阿武さんの場合は、そんな力がなかったから口から石をまんま丸のみしちゃってたからな。石そのものの存在がそのまま残ってるから今回のようなことになったんだと思うよ!」
「そう、それならちょっと安心したわ。パパがパパでなくなったら、私どうしていいか分からないもん!」
「俺はまだ家族のことを守っていきたい!それに子供たちの成長をしっかり見ていきたいからな!心を他人に奪われたりして堪るものか!!」
阿武さんには子供はいない。しかし、日本そのものが子供のようなものだろう。その子供のような日本を自らの体を使われ、無茶苦茶にされてる今の状況、阿武さんに自我があるかは分からないが、悔しくて堪らないだろう。
魔力の石には1万2000年分の魔力が貯蔵されてる筈。魔力は使い放題だろう。
映像を見る限り、まだ大して魔法を使いこなせていないようだが、この先は分からないだろう。元々が神様だっていうのなら、魔法の扱いも本能的に理解してそうだしな。
これは対処するなら早い方がいいだろうな!
俺はすぐに阿武さんの姿の魔力の石を追ったが、なかなか遭遇することは叶わなかった。
阿武さんの知識を利用してるだけあって、魔力の石は世界の軍事の拠点となる場所や人物をよく理解しており、かなり効率よく人類に大打撃を与えてくるのだ!
あの会見の後、すぐに姿を現したのは、自らが攻撃したことで大混乱となっていた中国であった。
核の驚異からも生き残って、混乱する国をなんとか治めようとしていた教遠平主席の前に現れた阿武は、教遠平主席以外の人間たちを東京でしたのと同じように魔力の爆発で一瞬で消滅させてしまった。
その力に恐怖する教遠平主席を連れて、中国国内でも公にはされていない軍事施設を訪れる。
そこは生物兵器を開発する場所であり、厳重な管理の元、人為的に作られた細菌やウイルスを保管する場所であった。
「この施設の場所だけは日本政府も調べがついてたみたいなんだっ!でも実際に何を研究してるところかの情報は何も掴めなかったみたいだったけど、どうやら生物兵器って奴を研究する施設みたいだね?
ここの中にある細菌やウイルスを世界中にばら撒いたら楽しいことになりそうだね?」
「なっ!?そんなことをすれば世界の人口の半分は失われることになるぞ!!ここにある細菌やウイルスはまだあくまでも研究段階なんだ!毒性の調整もできてなければ、特効薬もない。止める手だてがないものが殆どだ!
数年前にばら蒔いたコルナとは違うんだぞ!!止めろ!止めてくれ!!」
「ふーん、コルナって中国の生物兵器だって噂本当だったんだ。修三は中国のことを信じようとしてたみたいだけど、残念な事実だったよ。
修三を悲しませた罰を与えなくちゃね?
世界中にここのウイルスをばら蒔くつもりだったけど、中国にいる人間だけでいいやー!
コルナをばら蒔いた犯人は中国ってことと、今中国にいる人はウイルスに感染してるってことは僕が世界中に知らせといてあげるよ。」
「残念だったな!どうやってここからウイルスを持ち出すつもりだ?
この施設は例え私でも1人ではウイルスを持ち出すことができないようになっている!!そもそもそんな恐ろしいことに死んでも協力しないがな!」
「あんなガラスくらいで僕が止められるとでも思ってるの?」
「あのガラスを割れば私もお前もウイルスに感染して、終わりだ!」
「あー!ウイルスが僕まで届けばそうかもね?ほら!」
阿武が天井に向けて魔力のレーザーを放ち地上までの大穴を開けてしまった。そのまま、目の前に立ちはだかる分厚い強化ガラスに向けて同じ技を放つ。ガラスに穴が空いたところで、風の竜巻の魔法で中の空気を全て巻き込んでいく。
風の竜巻はそのまま、天井に空いた穴を抜けて外に出ていった。
同じ行動を次々とこなし、全てのウイルスを施設の外に追い出した。
「よし!これで僕がこの国を離れたら、人の多いとこにそれぞれ放つことにするよ!」
「悪魔め!そんなことをさせるか!!」
教遠平は銃を取り出し、阿武を撃とうとしたが、放つ前に教遠平の腕は切り落とされることとなった。
「さて…次の目的地へ移動するよ!って、腕を切っただけで気絶しちゃったの?弱いな~。仕方ない…魔法で運んであげるよ!」
その後阿武と教遠平は、香港のテレビ局の生放送に突然現れ、コルナの事実とたった今中国各地に中国の開発していた生物兵器をばら蒔いたことを伝えた。
「ということだから、ここもすぐにウイルスが来ちゃうと思うから、僕はそろそろここを離れるね!
あと分からないことは、兵器を作った本人を置いていくから自由に聞いておくれ!バイバーイ!!」
それから中国がどうなったか…
俺はそれに関しては多くは語らない。一言だけ言うのならば、多くの人間が死んだとだけ言っておく!
ママの驚いた声に俺はリビングに降りていった。俺は普段情報はネットばかりで、それほどテレビを見るタイプではない。
それに対して浩美はかなりテレビ好きである。
「どうしたんだ?何かあったの?」
「これ見て!さっきニュース速報で「太平洋上から3発のミサイルが発射!」って流れてたんだけど、今は特番でそのニュースで持ちきりなの」
日本が核を保持していたらしくって、それを使って中国の主要都市に核攻撃を仕掛けたみたいよ!!」
「何だって!?」
核を保持していた事実は実は知っていたが、まさか実際に使うとは…
「被害は少なく見ても1000万人を越えるかもだって!これって戦争になるわよね?」
「阿武さんの手腕次第だろうが、ほぼ間違いなくそうなるだろうな!これは大変なことになるぞー!!」
「阿武さんの会見始まるわよ!」
「どんなこと言うんだろうね?」
「全く予想がつかないな…」
実際の会見が始まると衝撃の連続だった!
阿武さんの体を乗っ取ったっていう子供のような話し方の奴は間違いなく魔力の石のことだ!それが自我を持って、あの時の阿武さんの願いを叶えようと動き出したのだ!!
「昨日阿武さんと会ったんでしょ?何かおかしな様子なかったの?」
「そんなこと言われても…昨日ね…」
あっ!確かに違和感はちょっと感じてたんだ!阿武さんの気配が魔力の石を取り込んだ時よりかなり強くなってるなって…今の阿武さんの様子なら多少力が強くなっても関係ないかって無視してたな…あれが今回のことへの兆候だったのか!?
「そもそも魔力の石や賢者の石って何なの?石その物が自我を持つなんて想像できないんだけど…」
「そういえばそうだな?ちょっと賢者の石の知識を探ってみるよ!」
それはとんでもない記憶だった!
「マジか…それならば自我を持ったことも納得できるな。」
「何が分かったの?」
「魔力の石と賢者の石の材料は神様の死体らしいんだ!錬金術で長い時間をかけて石に変えたもののようだ。」
「神様の死体?そんなものをどうやって手に入れたんだろう?」
「昔神様同士の戦争があった時に、こっそり手に入れたものらしい。」
「とんでもない罰当たりなことするものね?」
「全くだな!でもそれなら、魔力の石に芽生えた人格はその死んだっていう神様のものとみて間違いないな。会見でも、神だった気がすると言ってたしな…」
「パパは大丈夫なの?パパも賢者の石を吸収したでしょ?阿武さんと同じように人格が奪われたりしない?」
「俺の場合は賢者の石を取り入れるときに、完全に石そのものを分解して取り入れたからな。多分大丈夫だと思う。
阿武さんの場合は、そんな力がなかったから口から石をまんま丸のみしちゃってたからな。石そのものの存在がそのまま残ってるから今回のようなことになったんだと思うよ!」
「そう、それならちょっと安心したわ。パパがパパでなくなったら、私どうしていいか分からないもん!」
「俺はまだ家族のことを守っていきたい!それに子供たちの成長をしっかり見ていきたいからな!心を他人に奪われたりして堪るものか!!」
阿武さんには子供はいない。しかし、日本そのものが子供のようなものだろう。その子供のような日本を自らの体を使われ、無茶苦茶にされてる今の状況、阿武さんに自我があるかは分からないが、悔しくて堪らないだろう。
魔力の石には1万2000年分の魔力が貯蔵されてる筈。魔力は使い放題だろう。
映像を見る限り、まだ大して魔法を使いこなせていないようだが、この先は分からないだろう。元々が神様だっていうのなら、魔法の扱いも本能的に理解してそうだしな。
これは対処するなら早い方がいいだろうな!
俺はすぐに阿武さんの姿の魔力の石を追ったが、なかなか遭遇することは叶わなかった。
阿武さんの知識を利用してるだけあって、魔力の石は世界の軍事の拠点となる場所や人物をよく理解しており、かなり効率よく人類に大打撃を与えてくるのだ!
あの会見の後、すぐに姿を現したのは、自らが攻撃したことで大混乱となっていた中国であった。
核の驚異からも生き残って、混乱する国をなんとか治めようとしていた教遠平主席の前に現れた阿武は、教遠平主席以外の人間たちを東京でしたのと同じように魔力の爆発で一瞬で消滅させてしまった。
その力に恐怖する教遠平主席を連れて、中国国内でも公にはされていない軍事施設を訪れる。
そこは生物兵器を開発する場所であり、厳重な管理の元、人為的に作られた細菌やウイルスを保管する場所であった。
「この施設の場所だけは日本政府も調べがついてたみたいなんだっ!でも実際に何を研究してるところかの情報は何も掴めなかったみたいだったけど、どうやら生物兵器って奴を研究する施設みたいだね?
ここの中にある細菌やウイルスを世界中にばら撒いたら楽しいことになりそうだね?」
「なっ!?そんなことをすれば世界の人口の半分は失われることになるぞ!!ここにある細菌やウイルスはまだあくまでも研究段階なんだ!毒性の調整もできてなければ、特効薬もない。止める手だてがないものが殆どだ!
数年前にばら蒔いたコルナとは違うんだぞ!!止めろ!止めてくれ!!」
「ふーん、コルナって中国の生物兵器だって噂本当だったんだ。修三は中国のことを信じようとしてたみたいだけど、残念な事実だったよ。
修三を悲しませた罰を与えなくちゃね?
世界中にここのウイルスをばら蒔くつもりだったけど、中国にいる人間だけでいいやー!
コルナをばら蒔いた犯人は中国ってことと、今中国にいる人はウイルスに感染してるってことは僕が世界中に知らせといてあげるよ。」
「残念だったな!どうやってここからウイルスを持ち出すつもりだ?
この施設は例え私でも1人ではウイルスを持ち出すことができないようになっている!!そもそもそんな恐ろしいことに死んでも協力しないがな!」
「あんなガラスくらいで僕が止められるとでも思ってるの?」
「あのガラスを割れば私もお前もウイルスに感染して、終わりだ!」
「あー!ウイルスが僕まで届けばそうかもね?ほら!」
阿武が天井に向けて魔力のレーザーを放ち地上までの大穴を開けてしまった。そのまま、目の前に立ちはだかる分厚い強化ガラスに向けて同じ技を放つ。ガラスに穴が空いたところで、風の竜巻の魔法で中の空気を全て巻き込んでいく。
風の竜巻はそのまま、天井に空いた穴を抜けて外に出ていった。
同じ行動を次々とこなし、全てのウイルスを施設の外に追い出した。
「よし!これで僕がこの国を離れたら、人の多いとこにそれぞれ放つことにするよ!」
「悪魔め!そんなことをさせるか!!」
教遠平は銃を取り出し、阿武を撃とうとしたが、放つ前に教遠平の腕は切り落とされることとなった。
「さて…次の目的地へ移動するよ!って、腕を切っただけで気絶しちゃったの?弱いな~。仕方ない…魔法で運んであげるよ!」
その後阿武と教遠平は、香港のテレビ局の生放送に突然現れ、コルナの事実とたった今中国各地に中国の開発していた生物兵器をばら蒔いたことを伝えた。
「ということだから、ここもすぐにウイルスが来ちゃうと思うから、僕はそろそろここを離れるね!
あと分からないことは、兵器を作った本人を置いていくから自由に聞いておくれ!バイバーイ!!」
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