性なる勇者シュヴァンツと七人の花嫁

ひらきみ

文字の大きさ
上 下
31 / 82

三十一発目 空中性交

しおりを挟む
 俺たちは一糸まとわない姿で空中に浮遊するベッドに横たわっている。

「何だか世界に私たちふたりきりな気がしてきますね。旦那さま」

「大丈夫なのか。マギーはもし落ちたら・・・」

「万が一、落ちても私が必ず助けますよ。安心して、旦那さま」

 俺の身体の上に乗りながらマギーは微笑んで言う。その薄い唇、首筋、鎖骨、乳房、乳首、へそ、つるつるの股間を見てるうちに先ほどの恐怖で縮み上がっていた男根がむくむくと起き上がる。

「あらあら。旦那さまもすっかりその気ですね」

 マギーは天に向かって伸びる俺の男根を見て微笑む。この状況でも勃たせられる己れの性欲がもはや怖いくらいだ。マギーが覆いかぶさってくる。その触れるだけでとろけそうな柔肌が上半身の感覚を支配していく。これを味わうともう何も考えられなくなる。

「ええい、もうどうにでもなれ」

 俺はマギーの身体を抱きしめながら体勢を変え今度は彼女の身体を仰向けにしてのしかかかる。このベッドは大きめで余裕はあるがもし落ちたらという不安が思わず頭をよぎる。マギーは安心だと言うが。まあ、そんなことより今のこの状況を楽しめばいいのだろうか。しかし、空中で性交とは。俺たちが史上初ではないだろうか。

「旦那さま、集中して」

 マギーは俺の頬に手をやり言う。

「私だけを見れば良いのです」

「ああ」

 俺はマギーに口づけする。舌で彼女の口の中をかき回す。その舌もとろけるように柔らかい。夢中で舌を絡み合わせる。お互いの唾液が混ざり合う。ふと横に目をやるとどこまでも続く青い空と白い雲が見えその向こうには羽ばたく数匹の鳥の姿が見える。

「よそ見しちゃ駄目ですよ。旦那さま」

 マギーは俺の顔に手をやり自らの方にやや強制的に向けさせて言う。そうだった。今は目の前の女の肉体に集中するとしよう。俺はその白く滑らかな首筋に舌を這わせる。マギーは気持ち良さそうに身をよじらせる。そしてさらにその下にある乳首を舐めてはしゃぶる。

 右、左と交互に乳首を吸いまくる。しかし、乳首というのは何でこんなにも吸い寄せられる魔力があるのだろう。とそんなことを思いながら左右の乳首を吸い付いて舐めたりしゃぶったりその先を舌先で転がしたりする。マギーはその度に俺の頭を両手で愛おしげに抱え気持ち良さそうな声を上げる。

 乳首を舐めながらマギーの股間に片手を伸ばす。その無毛の股はすべすべとした感触でこれはこれで癖になりそうになるものがある。陰核に指先が触れる。優しく優しくこねくり回す。ここは神が女に快楽を感じるためだけに与えた奇跡の器官だ。じっくりと攻めていく。

「あっ、旦那さま。駄目です。イキます・・・」

「何度でもイッても良いんだぞ。マギー」

 俺の腕の中でひたすら陰核を攻められマギーは幾度となく達してみせる。真近で女が絶頂を迎える姿を見られるのは何とも優越感をくすぐられ興奮するものだ。と同時に何とも愛おしくなる。いつの間にか指先は愛液にすっかり濡れている。そろそろ次の段階に進むとしよう。マギーの両の足首を両手を掴むとそのまま思いきり持ち上げる。

「いやっ・・・」

 マギーの足先は俺に持ち上げられその左右の頭上に位置している。そのむき出しになった無毛の股間。その中央部にある女陰、肛門さえ全部丸見えである。

「恥ずかしいわ。旦那さま・・・」

 何が恥ずかしいだ。この痴女が。そのつるつるの股間に顔を埋めて舐め始める。しかし陰毛が無いとこんなにも舐めやすいものなのか。永遠に顔を埋めていたくなってくる。俺の口周りはあっという間にマギーの愛液に塗れていく。一心不乱にむき出しになった秘部を舐め続ける。その間もマギーは気持ち良さそうに声を上げ続けるのだった。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

処理中です...