性なる勇者シュヴァンツと七人の花嫁

ひらきみ

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十一発目 メイドと勇者

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「舐めて」

 俺の目の前にはアリサのつま先、くるぶし、かかと、スラリとしたふくらはぎが見えている。

「はやくっ!」

 アリサは俺の口の中に強引に自らのつま先をねじ込む。窓の外は相変わらず豪雨が降り注ぎ時おり雷も聞こえる。俺は舌を動かし一生懸命アリサの足の指に舌を絡めて舐める。

「あははー!おもしろーい!勇者様がメイドの脚を一生懸命になってしゃぶってるー!」

 アリサは俺の頭上で高笑いする。酒が回ってすっかり出来上がっているようだ。しかしこんなアリサも悪くないなと思う俺がいた。

 アリサはさらに俺の男根を露出させ両脚で挟み込んでしごく。これまで感じたことない感覚に思わず声が漏れる。

「アリサ・・・ イキそう・・・!」
「駄目ですよ。まだイッちゃ」  

 アリサは脚の動きを止める。彼女はあっという間に俺の衣服をすべて剥ぎ取ると自らも一糸まとわない姿になる。アリサの裸身を見るのは久々だったがその白い素肌にくびれた細い腰、程よい大きさの乳房に桃色の乳首、黒黒とした陰毛は相変わらず健在だった。

「見て。こんなに濡れてる」

 アリサは俺の手を取り自らの女陰を触らせる。言われた通りアリサの女陰は愛液で溢れ外の天気同様のどしゃ降りな状態になっている。

「んっ・・・」

 アリサは俺の男根を自らの中に招き入れると腰を一心不乱に振りまじめる。膣内はまるで大洪水で俺の男根は溺れそうだ。

「ここ・・・良い・・・気持ち良いとこ・・・当たるの・・・」

 アリサはちょうど良い角度を見つけ刺激を貪る。普段の落ち着いた彼女からは想像出来ないほど髪を振り乱し妖艶な表情で俺の上で腰を振り続けている。

「やばい・・・出る・・・!」
「出して・・・!アタシの中に出して・・・!」

 俺が精を解き放つと同時にアリサも達し「っぐはあっ!」とのけぞりながら女とは思えない野太い声を出す。
 



 小さなベッドが二人分の体重と両者が激しく絡み合う衝撃ギシギシと軋む。俺は仰向けのアリサに男根を挿入し腰を振る。仕切り直しの二回戦目というわけだ。

「こうして繋がるのは久しぶりだな」

 俺は腰を振りながら言う。アリサは喘ぎ声を上げながら言う。

「うん・・・」
「もしかして寂しかった?」

 俺は悪戯っぽくたずねる。  

「寂しかった・・・」

 アリサは意外にも素直に答えた。その目から幾筋のも涙が流れる。俺は思わず興奮して腰の動きを激しくする。

「あっあっあっ!」

「出すよ。アリサ」

「うん!出して!アタシの中に全部出して!シュヴァンツ!」    

 アリサは俺の背中に両腕を回してしがみつく。俺はそのまま達し精を彼女の中にどくどくと注ぎ込む。アリサはそんな俺の頭を愛おしそうに撫でる。俺はアリサに口づけする。外ではまだ雨が降り注いでいる。このまま時が止まればよいのに。そんなことを思うとふと睡魔が襲いアリサの腕の中で眠りにつくのだった。



 窓の外から朝日が射し込む。神様とやらもやっと機嫌を直してくれたようだ。燦々と輝く太陽、青い空がやっとお見えになった。鳥たちの祝福するような声が聞こえてくる。俺とアリサは小さなベッドで毛布にくるまり裸で身を寄せ合っている。

 アリサは昨晩と打って変わって無防備な可愛らしい寝顔を俺に向け寝息を立てている。

「んっ」

 アリサがやっと目を開く。

「おはよう」
「あ、おはようございます。シュヴァンツ様」  

 アリサは寝ぼけ眼ながら礼儀正しく挨拶をする。全く彼女らしい。

「シュヴァンツ様。どうして私達はその、裸なんでしょうか」
「昨晩は可愛らしかったよ」

 俺がそう言うときょとんとしていたアリサは記憶の糸をたぐり寄せ昨晩のことを思い出すにつれその白い顔面が破裂しそうなほど赤面し紅潮していく。
 
「思い出した?」
「あっあっあっ。あばばばばばば。あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 宿全体にアリサの叫び声が響き渡るのだった。
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