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九発目 母性

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 小鳥のさえずりが聞こえる。窓からは朝日が注ぐ。俺はぼんやりとしていた意識を徐々に取り戻す。アインスとエレンは俺の両脇で寝息を立てている。ふたりとも行為中の淫らな表情が嘘のような可憐な寝顔で赤ん坊のように寝息を立てている。ベッドの周りには俺たちの脱ぎ捨てた衣服が散乱しシーツは乱れに乱れいくつものシワを作っている。アリサに見つかる前に多少は整えておかねばなるまい。  

「ずいぶんとお楽しみねえ」

 気がつくと部屋の片隅でエルフィが浮遊しながら俺たちを見下ろしている。

「エルフィ!どっから入ったんだ!」

「窓がちょっと空いててね。不用心ねえ」

「こいつらが起きる前に早く出ていってくれ」

「はいはい。その双子だけど大事にしてやりなさいよ」  

 そう言うとエルフィは窓の隙間から外へ飛んでいく。俺は窓を閉めしっかりと鍵をかける。

「シュヴァンツ、何してるの」

 目をこすりながら目覚めたアインスが起き上がる。

「アインスか、おはよう。いや、窓がちょっと空いてたんで閉めてるだけさ」

「シュヴァンツー、そんなとこにいないでぼくたちのとこにきて」

 続いて目覚めたエレンが言う。

「わかったわかった」

 ベッドに戻った俺はふたりの頬に軽く接吻する。エレンは俺の頭を両手でぐいっと掴んで引き寄せ俺に口づけしさらに舌を差し入れてくる。ずいぶんと積極的になったものだ。

「あー、ずるいー!」

 アインスは対抗して俺の男根を露出させしゃぶり始める。

「ちょっと待ってくれ!みんなすっかり汗をかいちまったし。風呂でも入ろう」

「お風呂ー!」

 アインスとエレンはともに叫ぶ。



 湯気が立ちこめる浴場内。パンパンと音が響く。エレンは俺の首元に両腕を回してつかまっている。俺は湯船の中で立った状態でエレンの両脚をつかんで持ち上げながら腰を打ち付け男根をエレンの膣内に出し入れしている。これはなかなか骨の折れる体勢だ。エレンは俺に突かれるたびに嬌声をあげる。その光景を湯舟に浸かりながら見上げるアインス。

「あっあっあっあっ!」
「すごーい!あとでぼくにもやってー!」
 
 やれやれ結局はこんなことになっちゃうんだよなあ・・・



「シュヴァンツー!」
「シュヴァンツどこー?」

 寝室の扉の向こう側からアインスとエレンが探す声が聞こえる。

「シュヴァンツ様は今晩は奥様と過ごされるのです。ふたりとも自分の部屋に戻って」

 ふたりを諭すアリサの声が聞こえる。

「ええー!」
「シュヴァンツー!」

 ふたりの拗ねる声が聞こえる。ふたりともにアリサに半ば強引に自室に連れ戻され次第に声が遠ざかっていく。

「あの娘たちが来てからずいぶんとにぎやかになったものねえ」

 ミルヒは寝室でつぶやく。窓の外はすっかりと暗くなっておりランプの灯が室内を照らしている。我が家は広いのでミルヒの寝室、アリサの寝室、アインス、エレンら姉妹の寝室とそれぞれ別れている。

「あの娘たちは確か十七歳だったかしら。うちの娘とふたつしか違わないのね」

 ミルヒは視線を落とす。

「やっぱり若い娘の方が・・・」

 俺はすかさずミルヒの口を唇で塞ぐ。「ん・・・」と唇越しにミルヒの声が漏れる。



「あなた出して・・・!」

 俺は仰向けになったミルヒにまたがり一心不乱に腰を振る。ミルヒは懸命に腰を振る俺の両の乳首を両手の人差し指で刺激する。ここが俺の弱点だとすっかり学習してしまったようだ。あっあっと俺の方が女みたいに喘いでしまう。俺は腰の動きを加速させる。ミルヒの膣内は俺の男根をとことんいじめ抜く。膣内でいくつもの触手が俺の男根を締め上げているようだ。

「あっ!あっあああああああああああああーーーー!!」

 俺は情けない声を上げながら果てる。射精した後も俺はミルヒの巨大な乳にむしゃぶりつく。

「ふふ。本当におっぱいが好きねえ。甘えん坊さんなんだから」

 そう言いながらミルヒは俺の頭を撫でる。この溢れんばかりの母性がたまらない。俺はミルヒの乳首を吸いながら深い眠りに着く。






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