43 / 75
お留守番
しおりを挟む
ここはアップだよ!
バカ! いい加減学べって。ダウンに決まってるだろうが!
アップ! ほら、アップだった!
すれすれじゃねぇか、1でも小さかったら全没収だったんだぞ!
勝ったからいいじゃん♪あれ? 僧侶と魔法使いは?
あっちで21やってるぞ。……って、なんだよあのチップの数。
んー…………全掛け。 スタンド。ディーラーさん? 数字が低いから早く引いて♪はい。バースト♪ごちそうさまー。
……魔法使いさんが強すぎるんですけど。
▽
マデ姉が冒険者さんを捜索に行ったのでこれから僕一人なのです。
でもでも、しっかりマデ姉の分まで頑張るのです!お昼を過ぎれば冒険者様の数もかなり減って、ある程度はゆとりが出来たのです。
と思っていたのですがお昼になれば今度は大量のモンスターの補充依頼なのです。
とりあえず依頼の書類を机に移し、引き続きダンジョンの紹介をしていくのです。
「ご希望の条件に合うダンジョンですとCランクのダンジョンしか残って無いのです。ごめんなさいなのです」
とはいえ希望するダンジョンはD~Bに集中していて、希望のランクには残ってない場合もあるのです。
そんな時は一つ下のランクを紹介するのですが、この対応への反応が様々なのです。
優しくいいよいいよと言ってくださる冒険者様も居れば、あからさまに不機嫌になって、奪うように書類を持っていく冒険者様も居るのです。
朝から並んでいて気が立っているとは分かるのですが、やられると少し凹むのです。
ギルドの人から、
気にしなくていいよー。この時期はあんな人多いから。
と頭を撫でて頂いて、気を取り直して続けるのです。
夕方にはダンジョンの紹介目的の冒険者様もすっかり捌けてモンスター補充の仕事に取り掛かるのです。
流石にダンジョンを利用開始が今日の朝からだし少ないだろう、なんて甘い考えだったのです。
何処もかしこも20~30%に相当するモンスター達を補充の必要があるダンジョンばかりなのです。
……今までこの冒険者達って何してたのです?
いや、平和の祭典で連休でうっぷん溜まってるとかあるのかも知れないのですが、
もっと普段からやれるならやって欲しいのです。
全く、最初からこんなに積極的だったら、何組かはもしかしたら母さまのダンジョンに挑んでいたかも知れないのです。
いつものように暗算で必要数と日数を割り出してメモして、全て片付いたらメモから系統が同じモンスターをまとめて、それらに優先度を付けて魔王様に……って、僕送れないのです。
今までマデ姉が最後に送ってくれていたのです。……どうしよう、なのです。
困り果てて周りを見渡しても頼れる人は……、あ、いい所にミヤジさんが戻ってきたのです。
かなり疲れた顔をしているのですが、この書類を送れないと利用出来なくなるダンジョンが近々出てきてしまうのです。ごめんなさいなのです。
「ミヤジさん。お願いがあるのです」
「ん?どうしたツヅラオ君。……裏でモフらせてくれたら聞いてやろう」
「お願いしますなのです!」
尻尾モフられるのくらいいい加減慣れたのです。僕が即答で返事すればミヤジさんに手を取られ、ギルドの休憩室へ。
まさか1時間近くモフられ続けるとは夢にも思わなかったのです。
とりあえずお願いはしておいたので後は何とかなるはずなのです。
1時間も窓口を放置していたので、何組か冒険者が待っているのです。
慌てて窓口に向かい対応するのです!
「ごめんなさいなのです!少し離れてしまっていたのです!」
頭を下げて冒険者様を見れば、どこかで見た事があるような4人パーティなのです? はて? どこで見たのですっけ?
「あ、えーと。……C~Dランク位でなるべく状態異常を使うモンスターが居ない近場のダンジョンって開いてますか?」
僕より少しくらい年が上の男の子がそう尋ねて来たのです。
少しお待ちくださいなのです。と言いダンジョンの資料を漁るのです。
近場のダンジョンは結構埋まっちゃってるのです……んー、どうするのです……。
そういえば、出来たばかりのダンジョンがあったような……。
あった。これなのです。……少し強いかもしれませんがいつもより注意を促しておくのです。
「お待たせしましたのです。紹介できるダンジョンももう少なくなっていてCランクのこのダンジョンしかなかったのです」
そうして冒険者様に差し出したダンジョンの内容は、
以前ゴブリンが大量転生してマデ姉が新しく作ったダンジョンなのです。
ゴブリンの巣 奥
「スライムクィーンをマスターに、ゴブリンリーダーが多数罠を仕掛けて団体で待っているダンジョンなのです。Cランクの中でも難易度が上の方なのですが、ダンジョン内のモンスターは皆知性があるので、何かあっても大丈夫と思うのです。というかこのダンジョン以外遠方になってしまうのです」
「やっぱり来るのが遅かったか。まぁ残ってるだけマシだ。俺なんか去年は1週間ダンジョンに挑めなかった」
なんて言って、装備的に恐らく戦士の方が、わしわしと僕ぐらいの男の子の頭を撫でるのです。
「じゃあ、ここにするよ? 難易度高いって言われたし、もう少し補給してから行きたいな」
「それもそうね、……もう少しポーション欲しい」
「んなのより食い物だ。近場とはいえ勇者達の歩く速度に合わせたら3日は掛かるぞ」
ん? 勇者? 今勇者って言ったのです?
「馬鹿にしないでよ。流石に慣れてきたし、2日で着いて見せるわよ」
「俺たちの足なら1日なんだが」
「うるさいわね! いいから買い出しに行くわよ!」
と賑やかにダンジョン課を後にしようとして、4人の動きが止まったのです。
いや、僕の動きも止まっていたのですが。
止まった理由は、どこからか、シャン♪と鈴の音が聞こえたからなのです。
バカ! いい加減学べって。ダウンに決まってるだろうが!
アップ! ほら、アップだった!
すれすれじゃねぇか、1でも小さかったら全没収だったんだぞ!
勝ったからいいじゃん♪あれ? 僧侶と魔法使いは?
あっちで21やってるぞ。……って、なんだよあのチップの数。
んー…………全掛け。 スタンド。ディーラーさん? 数字が低いから早く引いて♪はい。バースト♪ごちそうさまー。
……魔法使いさんが強すぎるんですけど。
▽
マデ姉が冒険者さんを捜索に行ったのでこれから僕一人なのです。
でもでも、しっかりマデ姉の分まで頑張るのです!お昼を過ぎれば冒険者様の数もかなり減って、ある程度はゆとりが出来たのです。
と思っていたのですがお昼になれば今度は大量のモンスターの補充依頼なのです。
とりあえず依頼の書類を机に移し、引き続きダンジョンの紹介をしていくのです。
「ご希望の条件に合うダンジョンですとCランクのダンジョンしか残って無いのです。ごめんなさいなのです」
とはいえ希望するダンジョンはD~Bに集中していて、希望のランクには残ってない場合もあるのです。
そんな時は一つ下のランクを紹介するのですが、この対応への反応が様々なのです。
優しくいいよいいよと言ってくださる冒険者様も居れば、あからさまに不機嫌になって、奪うように書類を持っていく冒険者様も居るのです。
朝から並んでいて気が立っているとは分かるのですが、やられると少し凹むのです。
ギルドの人から、
気にしなくていいよー。この時期はあんな人多いから。
と頭を撫でて頂いて、気を取り直して続けるのです。
夕方にはダンジョンの紹介目的の冒険者様もすっかり捌けてモンスター補充の仕事に取り掛かるのです。
流石にダンジョンを利用開始が今日の朝からだし少ないだろう、なんて甘い考えだったのです。
何処もかしこも20~30%に相当するモンスター達を補充の必要があるダンジョンばかりなのです。
……今までこの冒険者達って何してたのです?
いや、平和の祭典で連休でうっぷん溜まってるとかあるのかも知れないのですが、
もっと普段からやれるならやって欲しいのです。
全く、最初からこんなに積極的だったら、何組かはもしかしたら母さまのダンジョンに挑んでいたかも知れないのです。
いつものように暗算で必要数と日数を割り出してメモして、全て片付いたらメモから系統が同じモンスターをまとめて、それらに優先度を付けて魔王様に……って、僕送れないのです。
今までマデ姉が最後に送ってくれていたのです。……どうしよう、なのです。
困り果てて周りを見渡しても頼れる人は……、あ、いい所にミヤジさんが戻ってきたのです。
かなり疲れた顔をしているのですが、この書類を送れないと利用出来なくなるダンジョンが近々出てきてしまうのです。ごめんなさいなのです。
「ミヤジさん。お願いがあるのです」
「ん?どうしたツヅラオ君。……裏でモフらせてくれたら聞いてやろう」
「お願いしますなのです!」
尻尾モフられるのくらいいい加減慣れたのです。僕が即答で返事すればミヤジさんに手を取られ、ギルドの休憩室へ。
まさか1時間近くモフられ続けるとは夢にも思わなかったのです。
とりあえずお願いはしておいたので後は何とかなるはずなのです。
1時間も窓口を放置していたので、何組か冒険者が待っているのです。
慌てて窓口に向かい対応するのです!
「ごめんなさいなのです!少し離れてしまっていたのです!」
頭を下げて冒険者様を見れば、どこかで見た事があるような4人パーティなのです? はて? どこで見たのですっけ?
「あ、えーと。……C~Dランク位でなるべく状態異常を使うモンスターが居ない近場のダンジョンって開いてますか?」
僕より少しくらい年が上の男の子がそう尋ねて来たのです。
少しお待ちくださいなのです。と言いダンジョンの資料を漁るのです。
近場のダンジョンは結構埋まっちゃってるのです……んー、どうするのです……。
そういえば、出来たばかりのダンジョンがあったような……。
あった。これなのです。……少し強いかもしれませんがいつもより注意を促しておくのです。
「お待たせしましたのです。紹介できるダンジョンももう少なくなっていてCランクのこのダンジョンしかなかったのです」
そうして冒険者様に差し出したダンジョンの内容は、
以前ゴブリンが大量転生してマデ姉が新しく作ったダンジョンなのです。
ゴブリンの巣 奥
「スライムクィーンをマスターに、ゴブリンリーダーが多数罠を仕掛けて団体で待っているダンジョンなのです。Cランクの中でも難易度が上の方なのですが、ダンジョン内のモンスターは皆知性があるので、何かあっても大丈夫と思うのです。というかこのダンジョン以外遠方になってしまうのです」
「やっぱり来るのが遅かったか。まぁ残ってるだけマシだ。俺なんか去年は1週間ダンジョンに挑めなかった」
なんて言って、装備的に恐らく戦士の方が、わしわしと僕ぐらいの男の子の頭を撫でるのです。
「じゃあ、ここにするよ? 難易度高いって言われたし、もう少し補給してから行きたいな」
「それもそうね、……もう少しポーション欲しい」
「んなのより食い物だ。近場とはいえ勇者達の歩く速度に合わせたら3日は掛かるぞ」
ん? 勇者? 今勇者って言ったのです?
「馬鹿にしないでよ。流石に慣れてきたし、2日で着いて見せるわよ」
「俺たちの足なら1日なんだが」
「うるさいわね! いいから買い出しに行くわよ!」
と賑やかにダンジョン課を後にしようとして、4人の動きが止まったのです。
いや、僕の動きも止まっていたのですが。
止まった理由は、どこからか、シャン♪と鈴の音が聞こえたからなのです。
0
お気に入りに追加
80
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ポーション必要ですか?作るので10時間待てますか?
chocopoppo
ファンタジー
松本(35)は会社でうたた寝をした瞬間に異世界転移してしまった。
特別な才能を持っているわけでも、与えられたわけでもない彼は当然戦うことなど出来ないが、彼には持ち前の『単調作業適性』と『社会人適性』のスキル(?)があった。
第二の『社会人』人生を送るため、超資格重視社会で手に職付けようと奮闘する、自称『どこにでもいる』社会人のお話。(Image generation AI : DALL-E3 / Operator & Finisher : chocopoppo)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺若葉
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる