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現代日本

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おねだりすれば、いよいよ準備の整ったオスで、僕の後孔を割り開きながら腰を進めてくる。

「ぁああっ…んっ……ハァッハァハァッ…」

熱いモノに無理矢理体を開かれる感覚は怖いながらも快感だ。

「締め付け、スゴっ。」
「んぁああああああ、リンっ、ああああああーーーーー………!!」

入れられただけで、僕らは達してしまった。

のだが……

呼吸が整い、理性を取り戻してみると、

「あ、ここってリンの車の中だった?」
「体育会用のシャワーは遠いし……
仕方ない。やっぱり私の家だな。」

リンは言った。

それから、リンはそのまましまい、自分のシャツのボタンをとめた。

僕には、カンバス梱包用の毛布をぐるぐると巻いてから、リンのマンションのお風呂場へ直行した。

もちろん、洗いっこしながらまたサカって、浴槽で温まりながらまたサカって、ベッドに移動してからもまた、明るくなるまでシた。



昼近くに目覚めた僕らは、軽く食べてからリンの車の中の片付けをした。

それから、リンが少し出勤しないといけないというので、僕もついて行くことにした。



「事務仕事が溜まっててな……今日はこっちだ。」

主任先生が向かうのは職員室だ。
中学までと違って、教員は各々の科の研究室に机を持つ。

ただしこの学校では、成績のデータ入力の他にも、留学、推薦、練習試合などの他校とのやり取り、コンクールや大会出場に関する諸々の手続きなど、校外に関わる全てを一手に引き受けた部屋がある。

一般の先生方はこちらに関わらない代わりに、自分と自分の教える生徒のことだけを考えれば良い。

けれど、こちらに関わらなければならない主任先生は、一手に引き受けてしまっているこの部屋にて、平日にやって来る事務員さん数名と共に仕事を捌いていた。


けれど、僕の場合はペーペーなこともある。
成績付けの時期以外にこの部屋への立ち入りは禁じられている。


そのため、2時間後にリンの車で待ち合わせにして、僕も家庭科準備室で教材づくりに励むことにした。

職員室と家庭科室とは同じフロアにはあるけれど、棟が違う。

僕は職員室前で先生と別れると、そのまま通り過ぎるように渡り廊下を2つ通過して家庭科室にやって来た。






そして、まもなく2時間という頃…

僕が職員室の前にやって来ると、室内に灯りは点っておらず人気ひとけもなかった。

ノックしても、扉には施錠してある。

リンは先に車へ向かってしまったのだろうか。

僕は最寄りの階段まで廊下を歩くと、リンの軽へ向かう………が、無人だった。

──もしかして、家庭科室じゃなくて教室へ向かったとか?

僕は校舎へと引き返した。

何だか嫌な予感がして、廊下も階段も走る。

最後の廊下へ辿り着いた時、またアレが聞こえてきた。

『……あっ……ハァ……くっ…………ヤ…ぁああーー!!』

僕が教室の引き戸に手を掛けた瞬間、教室内から極薄い青の光が弾けた。

何かの爆発のようで、僕は咄嗟に頭を庇って廊下の床に伏せた。

『シノダァーーーーー!!』

その時、僕は確かに先生の…リンの声を聞いた。


けれど、慌てて引き戸を開くが、そこはいつもの薄暗い教室に戻っていた。

僕は灯りのスイッチに手を伸ばす。
明るくなった教室は、またしても無人だ。

ただ、守衛さんが何度も見ているだろうに今日も窓は開き、カーテンが踊っている。

そして、漂うのはオスの匂い………

ただし、今日はいつもの椅子が黒板の真ん前に横倒しになっている。

まぁ、ぶっ掛かりは以前までと同じだけれど………

──片付けないと。

倒れた椅子に手を掛けた瞬間だった。


パアァァァーーッ


黒板から大量の眩しい光が放出され、慌てて顔を庇う。



やっと光が収まって瞼を上げると………
そこは、僕の知る教室ではなかった。


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