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王城 隠し部屋 R18
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しおりを挟む「マリエ…よく我慢したね……」
瞬間、私を遮るものが消え……
「ヤァぁぁぁあああァァーーーー!!!」
頭が快楽の色に染まり、前後の孔からは透明な液体が飛び散った。
「あぁ、この色……やっと我の子を授かる準備ができたのだな。
嬉しいよ、マリエ。」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
「さぁ、早速子種を仕込んであげようね、マリエ。」
「まだイッ……」
ヌルリッ
「ぁああっ」
ニチュヌチャッヌチュッ
「んフぅっ、らめっ……っん」
「遠慮するな! マリエはコレが大好きだろ?
せっかくジジィの先代から、子を望める若いマリエに変わったんだ。
ほら、早く、作付けを、しないとな!」
ヌチュヌチャッ
「おぉ! 出す!出すぞォ!!」
腹のナカが温かくなったので、私は安心して意識を手放した。
私は、現在の当主であるマリオ・マリオス。
私の家は代々、この国の王の男娼をしている。
これまでは呼ばれた時に通っていたのだけれど、先日…いや、先月? 珍しく夜に城に呼ばれ、いつもと違う道順を通って、気付けばここに居た。
この部屋にはベッドしかない。
彼……現在のこの国の王が進む時だけ現れる通路や扉はあるが、僕がそちらへ向かってもただ壁があるばかり。
ベッドしかないので、窓もない。
壁に耳をあてても物音さえしない。
食事さえ使用人ではなく王が運び、私が気を失ってから体の表面を洗浄魔法が撫でているらしい。
──マリエ…
それは、私の愛称ではない。
それは、初代王の初代愛娼の名らしい。
現代の王には何度か会ったことはある。
けれど、いつからか……
そう。王の中身が入れ替わったように、私をその名で呼ぶようになった。
これまでの王は、どちらかと言うと残虐で…
噛み痕、爪の痕、刀や鞭による傷をつけては回復魔法をかけて修復するようなことを笑顔でやっていた。
子種も、ナカに出すというよりは顔に掛けたり自分のを飲まされたりだった。
それが……そうだ。このたび城に呼ばれた翌日からだ。
私が目を覚ますと、固く絞った布で体を拭かれていた。
「……ぁ……ぅ……ぁんっ……」
寝ながらも、拭かれることが胸の突起への刺激になってしまった私に、
「マリエ……かわいい声はシてる時だけにしよう?」
と、抱き上げられ、壁の向こうの浴室へと連れて行かれ、王自らご奉仕シてもらい、盛大に白濁を吐き出した。
「マリエ……まだ準備はできないみたいだね。」
その時は意味がわからなかったけれど、どうやはそれは私の体の準備のようだった。
雰囲気の変わった王は、私に自分の子を孕んでもらいたいらしいのだ。
王曰く、自分は初代王だと。
正確には、初代王の記憶を持って生まれ変わったのだそうな。
そして私はマリエらしい。
これまた初代王の愛妾だと言う。
ちなみに私にはマリエの記憶はない。
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