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本編
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しおりを挟むんっちゅうっちゅ…
だんだん、リップ音に水音が交ざるようになる。
「……んっ…は、あっ…」
時折合いの手みたいに私の声が交ざるのが恥ずかしい。
ライド様にも同じ声を出させたいと思って、首筋から鎖骨、半衿のあたりから侵入してその下の胸の突起へ手を動かしてみた。
「ふふっ…ただくすぐったいだけですよ。」
「ひゃあっ!」
すぐに引き抜かれた手の指の間まで舌を這われて、それだけでさっきまでより大きな声が出てしまうのは何故かしら。
「あの、ね…ライドさまにも脱いっでっ…欲し、くて……」
私ばっかりが気持ちいいのが少し申し訳なくて、ただ対等になりたかっただけだった。
その気持ちを乗せて、見上げただけ。
でも、
「わっわかりまシたぁ~!」
ライド様は声を裏返させながら返事をすると半襦袢を脱ぎ、ステテコの腰に一度親指を掛けてから思い留まるように両手で臍を覆うように隠した。
「おへそが何か?」
「いや、違います。」
「なら、脱がれては?」
「いや、これは、見せて…と、思いました、ので…」
私は首を傾げる。
ライド様は狼狽えて視線を泳がせる。
私は上体を起こすとライド様を推し倒し、ステテコの腰に親指を引っ掛け、そのままザザーッと引き抜いた。
「あ、あ、あ~~~っ!」
そこにあったのは、こてんっとしたライド様のイチモツだった。
ライド様は両腕で自分の顔を隠すと、私に謝ってきた。
「申し訳ない、フレリア。俺は、俺はぁ~!!」
「ならば私がシ」
『何をやってんのや、だらしない!! よっしゃ、わいが交代したる!!』
どこからともなく男声が聞こえると、天井からゆっくりとオジサンっぽい側臥位姿、のちにうつ伏せになってから、空中を泳いで、剣精サマが降りてきた。
シーツまでは降りて来ず、私の肩の高さをふやふやと浮かびながら、
『なぁ、フレリア。わいと、な?』
あざとく強請ってくる、全体的に真っ白くて髪も顔もきれいな大人の男が、かわいく見えるのは何故?
絆されて、頷きそうになってしまう。
「いいえ。私はライド様と一つになりたい。だから、私がシます。」
私はライド様の膝を開いて間に陣取ると、口を開いてイチモツに近付いた。
パクッ
「あうんっ」
それから、舌で先端を突いたり転がしたり、じゅぼじゅぼ音を立てて唇で扱けば、私を呼ぶライド様の声が段々と高くなった直後、弾けた何かが喉奥を叩き、反射のようにそれを嚥下した。
数分後、呼吸が落ち着いたので唇を離せば、硬さはそこまでではないけれど起き上がったソレと対面することができた。
「ふふっ」
「ヘタレ過ぎて嘲っています?」
「いいえ。私、頑張ったなぁって。」
「…………ありがとうございました。では、今度は俺が。」
ライド様は上体を起こすと、代わりに私を押し倒した。
そして私の足の付け根へと手を伸ばすと、そのまま膝を割らせてその間に自身の頭を挟むようにした。
はむっ
チュッ
「ひゃんっ!」
下の唇を咥え、鼻息が下の髭を揺らす。
顔をあげ、私と視線を合わせると言った。
「しっかり濡れていますね。」
「言わないで。」
「もっとゆっくりと味わいたいのですが、ごめんなさい。俺の準備ができてしまいました。」
ライド様は少しだけ立て膝になり、本当に準備万端整った己の剣を、私に突き立て……
「ぁあああぁぁーーーーーー!!!! んっ!」
一気に奥まで貫いた。
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