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終曲 先生と私のピアノ・フィナーレ 4

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「んぁっ…」

 滑りの良い手でふくらみを揉み続けていると、時折先端を手が掠め、それが何度か繰り返されるとまた彼女の口から我慢できなかった声が漏れる。
 こうなるともっと出させたくて、彼は泡を纏った指で小さな蕾をこねくりまわした。

 我慢できないのか、1歩後ろに下がった彼女は壁に背中を預けると、首を振って耐えている。
 声なんていくらでも出してくれて構わないのに、なぜか我慢しようとする姿にノートヴォルトはどんどん煽られていくような気がした。

「どうして声出さないの? 可愛いのに」

「だ、だって…はあっ…や…声、響く…」

「コンサートホールでその声を出したら、どんな響きになるかな」

「や、やめて…」

 彼はふっと笑い「そんなことするわけないでしょ」と言うと、胸から手を滑らせ腰の曲線を下り、そのまま抱きしめるようにして臀部を撫でた。

「んん…」

「ねえコールディア、この体制、君の胸で洗われてるみたい…いい…」

 ノートヴォルトの手が動き彼女の体に刺激が与えられるたびに、コールディアは体を揺らす。密着した豊な膨らみが、ノートヴォルトの腹のあたりをこすった。
 さらにその下にある猛りにも泡がしたたり、彼女の腹が押し付けられると思わずノートヴォルトの口からも「あぁ…」と感じ入る声が漏れた。

 コールディアはそれがスイッチになったらしい。
 ずっと恥ずかしそうにしていたのに、その声を聞いた途端彼にももっと良くなって欲しい気持ちが溢れてくる。

 いつの間にか彼を求めるように背中に回していた手が、泡を絡めたままノートヴォルトの体表を滑り降りていく。
 腹まで来ると、彼女はノートヴォルトの表情を確認するように見上げながら、ゆっくりと手を下に這わせた。

 そこにある、ずっと彼女を欲しがる熱い肉を泡を塗り込むように撫でていく。
 ぴくりと反応し、張り詰めていた物がさらに大きさを増したようだった。
 うっすらとノートヴォルトの口から「うっ…」という感じ入る声が聞こえた。
 
「せんせ…気持ちいい?」

「当たり前だろ…君にこんなことされて良くないわけがない…」

 下半身を彼女に撫でまわされながら、わかりきった質問をしてくる唇に貪りつく。
 舌で口内を滅茶苦茶にしてやれば、時折彼女に握られている自身にきゅっと力が加えられた。

「はぁっ…だめ、これ気持ちよすぎ…すぐ出ちゃうよ」

「いっぱいだして…」

「もっと堪能させてよ…ほら君も」

 再び流されたシャワーで体の泡を流してやる。
 ツンと上向いた乳房が現れ、彼は今度は後ろから彼女を抱き現れた乳房を掴む。
 くにくにと形を変えるそれは先端に固く立ち上がった蕾を乗せ、もっともっとと欲しがっているように見えた。

「ねえここ、洗えた?」

「あ…大丈夫…そこは自分で…」

 ノートヴォルト手が下り、内股を撫でた。
 そのまま止まることなく中心部へと這い上がる。

「や…」

 やがて割れ目に辿り着くと、相変わらずほっそりと綺麗な彼の指先が、つぷりと中に沈んだ。

「んんっ…」

「すごく濡れてる…可愛い」

 指先にお湯とは違う、生暖かいぬめりがまとわりつく。
 彼女から溢れ出ているそれは、シャワーでわからないだけで内股にも垂れていた。
 2本の指で柔らかい内側の肉をまさぐっていく。
 シャワーを止めてしまえば、聞こえなかったくちゅ、くちゅという独特な濡れた音がバスルームに響いた。
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