学生だけど、魔術学院の音楽教授で最終兵器な先生を好きになってしまいました。

茜部るた

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第12楽章 問一。

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「イク、まらっ、イグぅうぅっ!!♡♡」
 真音が、本日何度目かわからない、イキ声を上げる。

 昼休みも後半に差し掛かっているというのに、同じ体勢のまま二人はセックスを続けていた。

 床には精液と愛液が水溜まりとなり、真音の下腹部は入りきらないほど出された、勝のザーメンでポッコリと膨れている。

 彼女の美しい顔は快楽で歪み、喜びの涙と涎で下品なメスに堕ちていた。

 真音は絶頂しながら、勝のチンポを離すまいと震える膣でギュウギュウに締めつけ、
(勝くんのチンポの形、すっかり覚えちゃったぁ……♡ もう、このチンポなしじゃ、生きていけないぃ……♡♡)
 恍惚としていた。

 と、そんな時だった――。

『――何もこんな所に来なくてもいいだろ?』
 突然、廊下から男子生徒の声と、近付いてくる足音が聞こえた。

「――っ!?!?!?」
 真音と勝の二人は、動きを止め、声を潜めた。

『だってよぉ、あんまりにも暇だったからさぁ……たまには、校内探検ってのも良くね?』
 男子生徒は二人組らしく、楽しそうに会話を続けている。

 更に大きく、近くなっていく声と足音。

 幸い、この部屋の造りは廊下側には窓がないことから、彼らが室内を確認することは出来ないだろう。

 バレないかという恐怖を覚えながら、勝と真音は身を硬くする。
 部屋のドアには、真音が内側から鍵をかけたのは、間違いない。

 教師ならともかく、普通の生徒達ならば――この部屋を開ける鍵は、持っていないはずだ。
 そうわかってはいても、やはり不安というものは、消えないもの。

 真音の膣内が、これまでにないほど強く、チンポを締め付ける。

「……ッ!?」
 勝が小さく呻き、真音の揉み応えのある尻肉を両手で堪能しつつ、身体が自然と快楽を求めて、腰をユルユルと動かし始めてしまう。

「……ぅぁ♡」
 真音も微かに声が漏れ、その大きな尻を突き出し、ペニスを歓迎してしまった。

 人が近くを通ろうとしているというのに、交尾が止めらない。

 男子生徒達が発する音が、距離が――どんどん近くなっていく。

 普段は気にならない、上履きが発する小さな足音が、やけに大きく聞こえる。

 ――とんとんとん。

 そして、あろうことか二人のいる部屋の前で、足音は止まった。

『そういやぁ、この部屋って――何だったっけ?』
 男子生徒はドアを開けようと、手をかけた。

 ガタガタと扉が力に抵抗する音と共に――真音と勝は腰を深く押し付け合い、絶頂した。

「…………ッ!!」
「――~~~~っ!?♡♡♡♡」
 声を上げないように、真音は右手を口に当て、勝は歯を食いしばりながら、アクメする。

 興奮で感覚が研ぎ澄まされ、勝のチンポの輪郭を、彼女はハッキリと膣で感じる。
 
 開いた子宮口をこじ開け、内部へと侵入したチンポの先端から、勢いよくザーメンが発射されていく。

(お゛ぉおおぉォォ~~っ!?♡♡ 近くに人いるのに゛ぃ♡ わた゛しぃ、イってるぅ……種付けされてりゅぅうぅゥ~~っ!!♡♡♡♡)
 これまで体験したことのない、強烈な背徳感で背筋をゾクゾクとさせながら、子宮へ追加されていく精液の熱さに、最高の絶頂を遂げていた。

 全身を震わせながら、オーガズムに溺れる二人の耳に、男子生徒達の声が遠く聞こえる。

『ありゃ? 閉まってる……』
『たしか、この部屋使ってなかったと思うんだけどな……』

『防犯上の理由、ってヤツかな?』 
『かもな。盗られるもんなんて無さそうなのに……別のとこ行くか』

『はいよー』

 遠ざかっていく、男子二人組の声と足音。

 真音と勝は、安堵しながらも絶頂の余韻を感じながら、快楽の波が治まるまで、震える身体を押し付け合い、交尾を遂げていた。

 やがて、あるだけの精液を吐き出し切って、落ち着きを取り戻した勝は、チンポを引き抜く。

「んお゛っ……!?♡♡」
 真音の膣口は、ポッカリとチンポの形に穴を大きく開かせたまま、精液を逆流させた。

「はぁ……はぁ、ど、どうなることかと思ったぁ……」
 勝は息を荒げたまま、その場にへたり込む。

 真音はというと、未だアクメの余韻が抜けきっていないようで、身体が震えている。

 彼女から見える、窓の向こうにいる生徒達は、こちらに気付くことなく、変わらない日常を送っていた。

 真音はゆっくりと、勝に顔を向け、艶やかに笑う。
「すっごく……興奮した♡」

「うっ……でも、こういうのは心臓に悪いよ。見つかったら、大変なことになっちゃう」
「そう、だよね……。でも、私は勝くんとラブラブなところ……見せつけたいかも」

「だ、ダメだよ。学校にいられなくなっちゃうって。次からは、しないようにしよう」
「う、うん……」

 互いに同意する二人。

 しかし、口ではそう言いながらも、
(我慢、出来るかなぁ……?)
 と同じことを考える、カップルであった。

「って、そろそろ片付けしないと……!」
 時計を見た勝が、慌てる。

 部屋は精液と愛液ですっかり汚れ、ちゃんと掃除をする必要がありそうだ。

 昼休みが終わるまでには、何とかしなければならないだろう。

「うん、綺麗にしないと……」
 真音は、勝のチンポをパクッと咥えた。

「うっ!? いや、そっちじゃなくてぇ……ッ!?」
 真音のネットリしたフェラに、彼は感じてしまい、肉棒をビクビクと震わせてしまう。

 彼女は幸せそうに微笑み、恋人として過ごす初めての昼休みは、グダグダな終わり方をするのだった――。
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