神の右脚を持つ男

学園

試合終了

2-2の同点になり後半も残り5分とアディショナルタイムを残すだけとなった。
チームは隆が封じられて士気は下がっているが何とか逆転の失点をしないよう最後の所で粘っていた。
後半も45分経ちアディショナルタイムが表示されアディショナルタイムは五分と長い表示が出された。
足が止まりもう来たボールをひたすら考えもなく大きくクリアする事しか出来ずにいてずっと相手の攻撃が続いていた。
隆と磯貝君は2人だけ前線に残っていたが何も出来ずにいた。
そこで隆は何とかしようと考えてある事を思いついたのだ。
先ず隆はハーフェインラインより後ろに下がりボールをもらいにいく。
ドリブルなどでボールを運べない隆がどーやって下がって状況を突破するのかと言うとなんと隆は相手ゴールから60m程離れた所でボールを貰い何とかそのままシュートをしたのだった。
60mも離れた所から放たれたシュートだったがえげつない曲がり方をしてキーパーの前で急に曲がり落ちそのままゴールしてしまったのだ。
まさかこんな所からシュートを打つと思っていない両イレブンはしばし困惑した。
その後チームは事態を理解してみんな隆の所に駆け寄った。
揉みくちゃにされた隆だったが嬉しさでいっぱいだった。
その後審判に注意されるまでみんな喜んだ。
一点リードした事によりチームの士気はまた上がり
みんな声を出し集中力を高める。
最後相手も怒涛のラッシュをしてきたが東部高校のみんなは最後まで凌ぎ3-2と試合に勝ったのだった。
強豪校に勝ち全国も夢ではないと実感したみんなは
喜びを爆発させこの勝利を喜んだ。