永遠の卒業式

時間は平等に進み、後戻りは決してできない。いつかは皆、小学生から中学生に変わり、社会に出ていく。
そんな当たり前のことに嫌悪感を抱く少年少女達の一人、鶴河風月。中学校の入学式を前日に控える中、彼女にはなんとも言えぬ霧がかった負の感情が胸中に渦巻いていた。『現実はそういうものだから』そう頭の中で唱えその感情を紛らわせ、彼女は中学生になることを、時が進むことを受け入れた…筈だった。
翌日目が覚めると、卒業式の日に戻っていたのだ。
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