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二章
十八話 道中
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――ケイルとの一件が終わり、20日が経とうとしていた頃。
ウルセーナとメイの二人は、初心者の街を旅立ち、中級者の街へと向かう途中だった。
行く道の周囲は無骨な岩山に囲まれており、草木が点々と生えているだけの殺風景な山岳地帯。
道に面した急な斜面からは、時折ぱらぱらと石が転げ落ち、落石した岩が堂々と道の真ん中に佇む。
それは、ここから先の道が過酷なことを示唆し、警告しているようにも見える。
しかし二人は、そんな険しい道を戸惑いもせず歩き進んだ。ひたすらに。
そして、歩き始めて二日を過ぎた頃、いくつにも重なる岩肌から、開けた景色が覗き始める。
「メイ、ようやくこの道を抜けそうだぞ。はぁ長かった……」
「ええ、ここを抜ければ中級者の街は目前よ」
ウルセーナとメイは、道を無事に通過できたことを確認するように、お互いの目を見て頷いた。
しかし、その緩む心の隙を突くように、二人の目の前を槍が掠め、地面に突き刺さる。
「――――ちっ、待ち伏せね。趣味悪い奴等。パンツ、アンタは危ないから変身してて」
「わ、分かった――!」
メイは、ウルセーナが変身したパンティを手にすると、胸の谷間に挟んだ。
その間に岩肌から躯の群れがぞくぞくと出て来る。
そして剣、斧、槍を構えた躯系モンスター十数体が道を塞ぐ。
「おいメイ、こいつら中級エリアのモンスターじゃねえか? 隙を見てパンツ穿いとけよ」
ウルセーナは、メイの胸の谷間に挟まれながらも冷静に意見した。
メイは口の端をくいっと上げた。
「ふっ、全く問題ないわ。私たちが何のために初心者エリアで粘ってたと思ってんのよ。もう中級モンスターなんて、目じゃないほどにレベルは上がってるわ。そこで大人しく見てなさい」
メイは大剣を両手で握り、剣先が左後方に向くように手首をひるがえすと、右足を前に出し踏ん張った。
そのすぐ後、躯達がメイに向かって一斉に襲い掛かる――――。
「『大輪斬空刃』」
両手で持つ大剣に細い光の線が集まってくる。メイはそれを解き放つように大剣を真横に振り抜いた――――。
すると剣に充満していた光が一気に扇状の閃光となり放たれる。空を切り裂く音を立てながら閃光は波紋のように広がり、躯達の上体を突き抜け、木っ端微塵に粉砕した。
そして上体を失った躯達の下半身は、地面に膝を突き砕け散った。
「ふふ、どうよ?」
余裕の笑みを浮かべるメイ。
「瞬殺かよ、すげえな。お前短期間でこんなに強くなってたのか」
「初心者エリアでこれを手に入れたからね。苦労したかいがあったわ。ちなみに今の交戦でも2レベル上がってるのよ」
メイはそう言うと、首にぶら下げた琥珀石の首飾りを手にした。
古代魔蟻女王の琥珀の首飾り……初心者エリアでしか入手できないユニークアイテム。古代に生息していたと云われる魔蟻の女王が、姿をそのままにして琥珀に閉じ込められており、強力な魔力が今だに宿っている。身に着けた者はその恩恵により取得経験値が通常の数倍になる。
「私のレベルをある程度上げたらアンタにこれを渡すからね」
「ああ、どのくらい成長してんのか、ちょっと能力見てみるか『能力鑑定(身体測定抜き)』」
----------------------------------------------------
【名前】メイ
【レベル】48
【冒険者ランク】D
【職業】戦士
【スキル】
・プロボーク LV5MAX 1080秒間自身のヘイト(敵視)値が上昇する
・ダメージリダクション LV5MAX 1080秒間物理ダメージを一定値軽減する
・エンハンスストレングス LV5MAX 1080秒間筋力が上昇する
・ナチュラルヒーリング LV5MAX 1080秒間自然治癒力が大幅上昇する
・マジックレジスト LV5MAX 1080秒間魔法耐性が上昇する
・チャージ LV5MAX 10秒間力を溜め、直後の一撃のダメージが大幅上昇する
・斬空刃 LV5MAX 剣の衝撃波で20m以内の敵を攻撃する
・バーサーク LV5MAX 30秒間身体能力を大幅強化する
・大輪斬空刃 LV4 剣の衝撃波で周囲8m以内の敵を攻撃する
・ダイレクト LV3 3秒間防御無視の属性を武器に付与する
【ユニークアビリティ】
チョU輪ェネ…セィ??ゥ △ケゥ果ッ・キ◆ヲ持〇イキ??※??
【名前】ウルセーナ
【レベル】35
【冒険者ランク】D
【職業】サポーター
【ユニークスキル】
トランスフォーム:パンティ LV5MAX
LV1~4 パンティ各色:綿100% 心地よい柔らかな肌触り
LV2 カラス:綿50%、カラスの素50% ごわごわした肌触り、微妙に強くなる
LV3 ヘビ:綿50%、ヘビの素50% もちもちした肌触り、ごく僅かに強くなる
LV4 サメ:綿50%、サメの素50% ざらざらした肌触り、ほんの少し強くなる
LV5 布おむつ:綿100% 漏れても安心
LV5 モンスター:モンスターの素100% モンスターに応じた能力が備わる
【スキル】
・能力鑑定(身体測定付き・抜き)
・反射鏡(手) 手の平が鏡になる
・反射鏡(足) 足の甲が鏡になる
・遠見 手で輪を作り覗き込むと遠くが見れる
・探知 スキルを使用した周囲の気配を感じとる
・盗撮 スキルを使用した地点の映像・音声情報を継続的に得られる
・透過 物体を透過して景色を見れる
----------------------------------------------------
「いつの間にかメイにレベル追い抜かされてんのか。つうかメイと違って俺のスキル、変態チックなのしかねえな。手や足を鏡にしてどうすんだよ……。こんなのでスキルの枠潰してんじゃねえっての」
メイは胸にしまったパンティ(ウルセーナ)をつんつんする。
「パンツ、前を見て、街が見えたわよ」
「――うおっ、遂に来たか! リリース!」
メイの胸元で、ウルセーナはパンティから人の姿へと戻った。
「――わっ! ちょっと、コラっ! わあああ!」
メイは突然出現したウルセーナの下敷きとなり、地面にしりもちをつく。
「……もう、痛いわねえ。ちょっとアンタ! 急に変身解かないでよ、危ないじゃないの」
「へへへ、悪い悪い。へっへ……」
ウルセーナはだらしない表情でメイの胸に顔を埋めている。
「ちょっと! どさくさにまぎれて何してんのよ! 早くどいてよ! っもう!」
倒れた姿勢のままウルセーナを押し出し、尻を蹴るメイ。
「いってーな! ちょっとくらい大目に見てくれてもいいだろ。初心者の街出てからずっと張り詰めた気持ちだったんだからさあ」
「ずっとってアンタ、まだ街を出てから三日目よ。そんなんじゃこれから先が思いやられるわね、ホント……」
メイは立ち上がりお尻の砂埃を払う。
「ええ……まだ三日しか経ってねえんだ……。ナビ、元気にしてっかなあ……」
ウルセーナは通って来た道を振り返り、遠い目をした。
メイは傷心させる隙を与えぬように、ウルセーナの背中を前に押し出す。
「余計なこと考えてないで、ほらっ、歩いて歩いて!」
「ああ、分かってるって……」
首をだらんと垂らし、とぼとぼと歩くウルセーナ。
気の入らないウルセーナを見てため息をつくメイ。
「しっかりしなさいよ! 早く歩かないと、こうよっ!」
メイはウルセーナの尻を思い切り蹴り上げる。
「ぐが! いってええなあ! 何すんだよ、この怪力クソババア!」
振り向き、牙をむくウルセーナだったが、メイの真顔を見てその表情は凍りついた。
「ああん? クソババア? アンタ、私を怒らせたいようね……。もう一回言えるもんなら言ってみなさいよ、クソババってねえ! でぇいあああ――!」
メイのつま先は、ウルセーナの尻の割れ目に吸い込まれるように鋭く突き刺さった。
「ぐっ――! ぐギャアアア――……!」
ともあれウルセーナとメイは、険しい山道を抜け、仲良く街へと向かって行った。
ウルセーナとメイの二人は、初心者の街を旅立ち、中級者の街へと向かう途中だった。
行く道の周囲は無骨な岩山に囲まれており、草木が点々と生えているだけの殺風景な山岳地帯。
道に面した急な斜面からは、時折ぱらぱらと石が転げ落ち、落石した岩が堂々と道の真ん中に佇む。
それは、ここから先の道が過酷なことを示唆し、警告しているようにも見える。
しかし二人は、そんな険しい道を戸惑いもせず歩き進んだ。ひたすらに。
そして、歩き始めて二日を過ぎた頃、いくつにも重なる岩肌から、開けた景色が覗き始める。
「メイ、ようやくこの道を抜けそうだぞ。はぁ長かった……」
「ええ、ここを抜ければ中級者の街は目前よ」
ウルセーナとメイは、道を無事に通過できたことを確認するように、お互いの目を見て頷いた。
しかし、その緩む心の隙を突くように、二人の目の前を槍が掠め、地面に突き刺さる。
「――――ちっ、待ち伏せね。趣味悪い奴等。パンツ、アンタは危ないから変身してて」
「わ、分かった――!」
メイは、ウルセーナが変身したパンティを手にすると、胸の谷間に挟んだ。
その間に岩肌から躯の群れがぞくぞくと出て来る。
そして剣、斧、槍を構えた躯系モンスター十数体が道を塞ぐ。
「おいメイ、こいつら中級エリアのモンスターじゃねえか? 隙を見てパンツ穿いとけよ」
ウルセーナは、メイの胸の谷間に挟まれながらも冷静に意見した。
メイは口の端をくいっと上げた。
「ふっ、全く問題ないわ。私たちが何のために初心者エリアで粘ってたと思ってんのよ。もう中級モンスターなんて、目じゃないほどにレベルは上がってるわ。そこで大人しく見てなさい」
メイは大剣を両手で握り、剣先が左後方に向くように手首をひるがえすと、右足を前に出し踏ん張った。
そのすぐ後、躯達がメイに向かって一斉に襲い掛かる――――。
「『大輪斬空刃』」
両手で持つ大剣に細い光の線が集まってくる。メイはそれを解き放つように大剣を真横に振り抜いた――――。
すると剣に充満していた光が一気に扇状の閃光となり放たれる。空を切り裂く音を立てながら閃光は波紋のように広がり、躯達の上体を突き抜け、木っ端微塵に粉砕した。
そして上体を失った躯達の下半身は、地面に膝を突き砕け散った。
「ふふ、どうよ?」
余裕の笑みを浮かべるメイ。
「瞬殺かよ、すげえな。お前短期間でこんなに強くなってたのか」
「初心者エリアでこれを手に入れたからね。苦労したかいがあったわ。ちなみに今の交戦でも2レベル上がってるのよ」
メイはそう言うと、首にぶら下げた琥珀石の首飾りを手にした。
古代魔蟻女王の琥珀の首飾り……初心者エリアでしか入手できないユニークアイテム。古代に生息していたと云われる魔蟻の女王が、姿をそのままにして琥珀に閉じ込められており、強力な魔力が今だに宿っている。身に着けた者はその恩恵により取得経験値が通常の数倍になる。
「私のレベルをある程度上げたらアンタにこれを渡すからね」
「ああ、どのくらい成長してんのか、ちょっと能力見てみるか『能力鑑定(身体測定抜き)』」
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【名前】メイ
【レベル】48
【冒険者ランク】D
【職業】戦士
【スキル】
・プロボーク LV5MAX 1080秒間自身のヘイト(敵視)値が上昇する
・ダメージリダクション LV5MAX 1080秒間物理ダメージを一定値軽減する
・エンハンスストレングス LV5MAX 1080秒間筋力が上昇する
・ナチュラルヒーリング LV5MAX 1080秒間自然治癒力が大幅上昇する
・マジックレジスト LV5MAX 1080秒間魔法耐性が上昇する
・チャージ LV5MAX 10秒間力を溜め、直後の一撃のダメージが大幅上昇する
・斬空刃 LV5MAX 剣の衝撃波で20m以内の敵を攻撃する
・バーサーク LV5MAX 30秒間身体能力を大幅強化する
・大輪斬空刃 LV4 剣の衝撃波で周囲8m以内の敵を攻撃する
・ダイレクト LV3 3秒間防御無視の属性を武器に付与する
【ユニークアビリティ】
チョU輪ェネ…セィ??ゥ △ケゥ果ッ・キ◆ヲ持〇イキ??※??
【名前】ウルセーナ
【レベル】35
【冒険者ランク】D
【職業】サポーター
【ユニークスキル】
トランスフォーム:パンティ LV5MAX
LV1~4 パンティ各色:綿100% 心地よい柔らかな肌触り
LV2 カラス:綿50%、カラスの素50% ごわごわした肌触り、微妙に強くなる
LV3 ヘビ:綿50%、ヘビの素50% もちもちした肌触り、ごく僅かに強くなる
LV4 サメ:綿50%、サメの素50% ざらざらした肌触り、ほんの少し強くなる
LV5 布おむつ:綿100% 漏れても安心
LV5 モンスター:モンスターの素100% モンスターに応じた能力が備わる
【スキル】
・能力鑑定(身体測定付き・抜き)
・反射鏡(手) 手の平が鏡になる
・反射鏡(足) 足の甲が鏡になる
・遠見 手で輪を作り覗き込むと遠くが見れる
・探知 スキルを使用した周囲の気配を感じとる
・盗撮 スキルを使用した地点の映像・音声情報を継続的に得られる
・透過 物体を透過して景色を見れる
----------------------------------------------------
「いつの間にかメイにレベル追い抜かされてんのか。つうかメイと違って俺のスキル、変態チックなのしかねえな。手や足を鏡にしてどうすんだよ……。こんなのでスキルの枠潰してんじゃねえっての」
メイは胸にしまったパンティ(ウルセーナ)をつんつんする。
「パンツ、前を見て、街が見えたわよ」
「――うおっ、遂に来たか! リリース!」
メイの胸元で、ウルセーナはパンティから人の姿へと戻った。
「――わっ! ちょっと、コラっ! わあああ!」
メイは突然出現したウルセーナの下敷きとなり、地面にしりもちをつく。
「……もう、痛いわねえ。ちょっとアンタ! 急に変身解かないでよ、危ないじゃないの」
「へへへ、悪い悪い。へっへ……」
ウルセーナはだらしない表情でメイの胸に顔を埋めている。
「ちょっと! どさくさにまぎれて何してんのよ! 早くどいてよ! っもう!」
倒れた姿勢のままウルセーナを押し出し、尻を蹴るメイ。
「いってーな! ちょっとくらい大目に見てくれてもいいだろ。初心者の街出てからずっと張り詰めた気持ちだったんだからさあ」
「ずっとってアンタ、まだ街を出てから三日目よ。そんなんじゃこれから先が思いやられるわね、ホント……」
メイは立ち上がりお尻の砂埃を払う。
「ええ……まだ三日しか経ってねえんだ……。ナビ、元気にしてっかなあ……」
ウルセーナは通って来た道を振り返り、遠い目をした。
メイは傷心させる隙を与えぬように、ウルセーナの背中を前に押し出す。
「余計なこと考えてないで、ほらっ、歩いて歩いて!」
「ああ、分かってるって……」
首をだらんと垂らし、とぼとぼと歩くウルセーナ。
気の入らないウルセーナを見てため息をつくメイ。
「しっかりしなさいよ! 早く歩かないと、こうよっ!」
メイはウルセーナの尻を思い切り蹴り上げる。
「ぐが! いってええなあ! 何すんだよ、この怪力クソババア!」
振り向き、牙をむくウルセーナだったが、メイの真顔を見てその表情は凍りついた。
「ああん? クソババア? アンタ、私を怒らせたいようね……。もう一回言えるもんなら言ってみなさいよ、クソババってねえ! でぇいあああ――!」
メイのつま先は、ウルセーナの尻の割れ目に吸い込まれるように鋭く突き刺さった。
「ぐっ――! ぐギャアアア――……!」
ともあれウルセーナとメイは、険しい山道を抜け、仲良く街へと向かって行った。
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